公務員の面接…
ココで合否が決まります!
公務員試験には市役所や県庁などの地方公務員試験や、国家一般職や国税専門官などの国家公務員試験がありますが、どの試験でも
”合否の80%が面接によって決められてしまう”といっても過言ではないくらい面接試験というものは重要です!
冗談抜きで面接対策というのはめちゃくちゃ重要なので、「何から始めればいいのかわからない」「正しい対策方法が知りたい」という方のために、
このページで公務員の面接対策のポイントを徹底解説していきたいと思います!
このページを見れば、【これから自分がやらなければいけないこと】が明確になると思います!


(やべぇ…勉強ばかりやって面接のこと何にも考えてなかった…!!!)

もちろん、筆記試験である程度の得点を稼ぐことが出来なければ、面接試験を受けることができませんから、筆記試験対策も重要にはなってくるのですが、対策のバランスや時間の使い方は意識しておきたいですよね!
目次
【公務員の面接対策】何から始めればいいのか?
まずは【正しい対策方法を知る】ことから始めるべきだと思います!
⇒この根本部分の理解がきちんとできているかいないかが勝負のカギを握ると思います。
そこで皆さんには「【なぜ】面接対策をするのか」という点について考えてみてほしいなと思います。

ここがきちんと理解できている方は面接でも高評価がもらいやすいですし、面接対策もスムーズに行えると思います。
【公務員】何のために面接対策をするのか?
「目的」と「手段」を意識すればすぐに答えはわかりますよね!
- 【最終目的】
公務員試験に合格する
⇒面接で高評価をもらわないといけない - 【目的】
面接試験で面接官にいい印象を与えて、高評価をもらう
⇒そのためには準備しないといけない - 【手段】
模擬面接をしたり、面接カードを入念に作ったりと面接対策を行う
当たり前のことだとは思いますが、この部分がきちんと理解できていると自然と今から何をすればいいのかイメージがつかめると思います。
じゃあ「どんな対策が正しいのか」という話に移ります。

でも舐めていると痛い目にあうのはわかり切ったことですから、きちんと対策していきたいですね!(実際に舐めてかかって落ちる人もたくさんいます)
【公務員】正しい面接対策方法とは?
ただ、がむしゃらに頑張るのではなく、『実際に高評価を取って合格した人たちがどんなところを意識して普段対策に励んでいたのか』『合格者は何をどんなペースで対策していたのか』等と【合格者を目標】にすることが大切だと思います。
⇒自分もその姿になれるように練習するというイメージ!
目標が明確になれば、『自分に何が足りないか』わかりますよね!

【公務員】面接対策をして目指すべき受験生像(目標)
「公務員になりたい」という人はごまんといるのに対し、採用される人の数(枠)は決まっています。
⇒皆さんは自分を選んでもらえるように面接試験で自分をアピールする必要があるわけですよね!
- 【聞き取りやすさ(聴覚)】
・話の流れや声のトーン、話す速度等を意識して、面接官が聞き取りやすい話し方ができる - 【見た目が与える影響(視覚)】
・元気にハキハキ話したり、笑顔や真剣な眼差しを大事にしたりと、見た目部分も意識しながら回答できる
・文章構成や話の流れ、表現の仕方等が上手で読みやく、丁寧な字の面接カードが作れる
・服装やお辞儀の仕方等のマナー部分で良い印象を与えることができる - 【良い印象を与える(内容)】
・面接官の質問に対して、良い印象を与える回答ができる
・面接カードを見たときに「今後、活躍してくれそう」「公務員に向いていそう」等と思ってもらえるような面接カードができている - 【言葉のキャッチボール(注意点)】
・面接官と『会話』をする(問われたことに答える) - 【全体】
・面接カードから面接試験終了までのやり取りで、『この人と一緒に働きたい』『今後、職員として活躍してくれそう』と思ってもらえるようなアピールができる
上記の5つが完璧にできる受験生になることが皆さんの対策の目標ということになります!
対策の根本部分は『面接官に良い印象を与えるため』で、その工夫の仕方を勉強・練習していくという形になりますよね!
また、④の「問われたことに答える」というのは失敗してしまいやすい人に多い共通している部分です!ここを勘違いしてしまうと痛い目にあってしまいやすいので、以下の記事も要チェックです!

では、次に「面接対策の種類」について簡単に紹介しておきます!
【公務員の面接】大きく分けて3つの対策が必要です!
- 【インプット(勉強)】
・面接の基礎知識を学ぶ
・面接カードのポイントを把握
・自己分析する
・自治体・省庁研究をする(仕事の勉強等)
・毎日ニュースをチェックする
・公務員の頻出質問を調べる
・入退室のマナーを学ぶ
・先輩の合格体験記(面接でされた質問やアドバイス等)を読む…等 - 【★アウトプット(実践)】
・模擬面接をして、実際に評価してもらう
・面接カードを作成し、実際に評価してもらう(添削指導)
・頻出質問に対する自分なりの回答を用意する(想定問答集作成)…等 - 【経験】
・アルバイトを経験
・ボランティアにチャレンジ
・大学で一生懸命勉強
・役所訪問に挑戦して、仕事内容の勉強
・先輩職員や知り合い公務員から直接仕事内容を教えてもらう
・インターンシップや説明会等のイベントに参加…等
面接でいい評価をもらうために、大きく3つの側面から対策を行う必要があると思います!
中でも特に【★アウトプット】が重要なのですが、この対策をサボってインプットばかりやってしまう人がいます。

経験は別として、時間のかけ方は【インプット3:アウトプット7】くらいの気持ちでOKです!
さすがにアウトプット7は多すぎるかもしれませんが、それくらいアウトプットが大事だということは伝えておきます。
皆さんの「目指すべき姿(目標)」と「やるべきこと」が明確になったところで、「面接対策のSTEP」の話に移りたいと思います。

【公務員の面接】9つの対策STEPで効率よく合格を目指そう!
- 【面接対策STEP1】
主に大学3年までの間に、アルバイトやボランティアを経験したり、自治体・省庁が行うイベントに積極的に参加したりと色々な経験を積んでおきたい。
また、ニュースをチェックする癖をつけておきたい。 - 【面接対策STEP2】
受験先ごとの面接の形式や面接のルール、どんな質問がくるか、どんな対策が正しいか等と、面接の基礎知識を勉強する。 - 【面接対策STEP3】
「自治体・省庁研究」や「自己分析」など、仕事についての勉強・分析と自分についての勉強・分析を入念に行っておきたい。(ココ超大事)
また、面接カードを書く前に「説明会」や「役所訪問」等の行動を起こしておきたい。 - 【面接対策STEP4】
面接カードのポイント等を勉強しながら、受験先ごとに面接カードを作ってみる。
そして、第三者(講師やアドバイザー等)に添削してもらう。 - 【面接対策STEP5】
頻出質問や面接カードの突込みポイントを勉強して、よくある質問に対する自分の回答を用意してみる。(想定問答集作成)
そして、自分の回答を整理するだけではなく、『伝える練習』『話す練習』を大事にする。 - 【面接対策STEP6】
模擬面接!!!実戦練習を行わないといつまでたっても上達しません。
いろんな講師に模擬面接をお願いして、良かった点や悪かった点を教えてもらってください。 - 【面接対策STEP7】
模擬面接でいただいたアドバイスをもとに、回答や発言内容を修正・整理し、もう一度『伝える練習』や『話す練習』を大事にする。
また、表情やお礼の仕方等の見た目が与える印象部分の反省も大事にしていきましょう! - 【面接対策STEP8】
前回の反省点を大事にして再度、模擬面接!!!
STEP6~7を繰り返すようなイメージ。『面接カードから面接試験終了までのやり取りで、面接官に「この人と一緒に働きたい」「今後、職員として活躍してくれそう」』と思ってもらえるレベルまで一生懸命練習する! - 【面接対策STEP9】
+αということで、友達と面接練習をしたり、自分の面接カードを友人や両親等に見せて突っ込みポイントを教えてもらったりしたい!
上記の面接対策STEPはとある受験生のもの(例)だと思ってください!
多少前後するものもありますが、今回このページでは上記のSTEPごとにポイントを紹介していきます!
【面接対策STEP1】まずは経験と行動!
やっぱりまずは『学生生活をエンジョイすること』と『新しいことに挑戦すること』が大切だと思います。
⇒毎日、一生懸命勉強したり、スポーツしたり、いろんなことに挑戦してみたり、アルバイトやボランティア等に力を入れたりって、こういう部分を大事にしていきたいですよね!

【面接対策STEP2】基礎部分を勉強する!
- この記事を読むことも基礎部分の勉強!
- 【100%聞かれる頻出質問】回答ポイント・回答例も紹介!
- 【面接カードの書き方・コツ】ココが合格への分岐点!
- 【合格体験記まとめ】受験先ごとに面接の形式、質問内容、先輩からのアドバイス等を紹介!
- 【面接記事まとめ】コンピテンシー評価型面接、面接のマナー、志望動機の作り方等、面接関係の記事をまとめています。
ほとんどの方が『面接試験』というものを体験するのは初めてだと思います!
あっても、高校入試やアルバイトの面接レベルですよね。
何も知らずに面接を受けても失敗するのは分かり切ったことですから、「公務員の面接」がどんなものなのか、どんな質問がくるか、どんな答え方をしたらいいのか…等の基礎部分を勉強していきましょう!

【面接対策STEP3】自治体・省庁研究と自己分析!
- 受験先のHPをチェックする(重点施策、計画、現状、課題、取組等)
- ニュースをチェックする(職員視点を意識する)
- 役所訪問に挑戦して、仕事内容の勉強
- 先輩職員や知り合い公務員から直接仕事内容を教えてもらう
- インターンシップや説明会等のイベントに参加
- 自己分析(補足説明します)
※目的は「自分が活躍するビジョンを見るため」です。
「自治体・省庁研究」や「自己分析」など、仕事・自分についての勉強・分析はめちゃくちゃ大事です!
⇒公務員(受験先)の仕事内容や役割がわかっていて、尚且つ自分の強みや性格ががきちんと把握できているからこそ【自分が活躍するビジョン】が見えると思います!

【補足】自己分析について
まずは仕事内容を勉強して、その中で活かせそうな自分の本当の性格や自分の本当の強み、過去の経験などを整理しておきましょう!
そして、『面接カードを作成しながら(STEP4)』『面接の頻出質問の回答を用意しながら(STEP5)』自分の過去について振り返るのが一番効率がいいと思います!

もちろん、できればガッツリ『自分史』的なものを作っておきたいところです。
また、面接カードを書く前に「説明会」や「役所訪問」等の行動を起こしておくと、志望動機や挑戦したい仕事でいい印象が与えやすくなると思います!
【面接対策STEP4】面接カードを作るぞ~!!
- 【★面接カードのポイント】基礎が一番重要です。
- 【面接カードの書き方・コツ】主要8項目について徹底解説!
- 【★市役所・県庁の面接カード】書き方・コツを徹底解説!
- 【特別区の面接カード】書き方・コツを徹底解説!
- 【国家一般職の面接カード】書き方・コツを徹底解説!
- 【国税専門官の面接カード】書き方・コツを徹底解説!
- 【労働基準監督官の面接カード】書き方・コツを徹底解説!
- 【財務専門官の面接カード】書き方・コツを徹底解説!
- 【国家総合職の面接カード】書き方・コツを徹底解説!
- 【面接の評定項目】面接官の視点を把握!
- 【100%聞かれる頻出質問】回答ポイント・回答例も紹介!
- 【★面接カードの質問ポイント】自己分析に最適!
自己分析もかねて、面接官へ与える印象が良い面接カードを作っていきます!
上記のページですべて解説していますので、有効活用してみて下さい(^^)
また、★部分の3つの記事を読んでおけばとりあえずコツはつかめると思います!
【補足①】自己分析のやり方について
まずは自分の本当の強み(性格)を知ることが大事です。
自己分析のやり方はこちらの記事を参考にしてみてください!
⇒公務員の自己分析
- 面接カードの項目について、印象の良い回答を用意する
- 面接カードごとの突っ込みポイントについて、印象の良い回答を用意する
- 頻出質問の回答について、印象の良い回答を用意する
あとは、上記の3つの工程を行ってみて下さい!

突っ込みポイントは優秀なので、回答を用意するという行為が自然と自分の過去の経験の振り返り(自己分析)になると思います。
【補足②】面接カードの添削指導について
面接カードが完成したら、第三者(講師やアドバイザー等)に添削してもらいましょう!
自分の面接カードを客観的に評価してもらうというのは非常に大切なことなので、これをやらないというのは絶対に辞めてください。
また、講師等のレベルはまちまちなので、自分と考え方の合う良い講師を見つけてみて下さい!
【面接対策STEP5】想定問答集を作ろう!
- 【★100%聞かれる頻出質問】回答ポイント・回答例も紹介!
- 【★面接カードの質問ポイント】自己分析に最適!
先ほどSTEP4の自己分析の項でも触れましたが、頻出質問や面接カードの突込みポイントを勉強して、よくある質問に対する自分の回答を用意することが大切です!(想定問答集作成)

多くの合格者たちは『Word』に文章をまとめているようですね。
スマホの『メモ』等でも構いませんので、質問に対して、自分なりに印象が良いと思う回答を用意してみて下さい!
想定問答集作成の注意点
面接というのは『会話』です!
当たり前だと思っていても、面接という特殊な環境下ではこの根本部分の理解を間違えてしまう人が多いです。
⇒想定問答集を作るのはめちゃくちゃ大事ですが、あくまでも回答の資料なので、文章を暗記するのは絶対に辞めてください。
想定問答集のポイント
想定質問に対して、自分なりの回答を用意したら【★文章の流れ】と【★キーワード】を覚えておくことが大切です。
〇志望動機を1分程度でお願いします。
- 【①まずきっかけ】
★父親が公務員ということもあって~職員の仕事に興味を持った。 - 【②次に行動+感想】
そして、仕事内容について深く勉強するために、★インターンシップへ参加した。
インターンシップでは~特に★〇〇という仕事・役割に魅力を感じた。 - 【③今後の意気込み】
大学で培った★〇〇という経験・強みを活かして、~こういうまちづくりに貢献していきたいと思ったので、志望しました。
頭の中:『①きっかけ②行動と感想③今後の意気込みの流れで話そう』『①は★父親の話から』『②は…等と骨組みのみ暗記しておくことが大切です!

※ただ、志望動機についても『志望したきっかけを教えてくれ』『志望理由を教えてくれ』『志望動機を2分くらいでお願い』などと、面接官によっても知りたいポイントが異なります。
⇒例えば、きっかけを聞かれたのであれば、きっかけのみ答えておけばOKです!「会話である」ということは絶対に忘れないようにしましょう!
想定問答集を作って満足するな!
想定問答集を作って満足してしまう方がいます。
⇒目的は『本番で面接官に良い印象を与えること』ですから、自分の回答を整理するだけではなく、『伝える練習』や『話す練習』等を大事にしなければいけません。

家で鏡を見ながらでも練習はできますので、失敗したくない受験生は絶対に実施してください!
【面接対策STEP6】模擬面接が一番大事!
模擬面接は一番大事です!
やっぱり実戦練習を行わないといつまでたっても上達しません。
いろんな講師に模擬面接をお願いして、良かった点や悪かった点を教えてもらってください。

実戦練習は特に大事にしてみて下さい!
【補足】模擬面接について
「ハローワーク」や「ジョブカフェ」等を利用すれば、無料で模擬面接を受けることができます!
面接のマナーや姿勢、目のやり場、回答の内容等と面接試験の出来についてアドバイスいただけるので、皆さんも積極的に利用してみて下さい!
【面接対策STEP7】悪かった部分を修正する!
模擬面接を行えば基本的には悪かったところや印象が悪いところ等を教えてもらうことができます。
⇒このアドバイスを大切にして、回答内容や表情、回答の長さ等の悪かったところを修正していきます!
答えられなかった質問は回答を考えて発声練習してみたり、表情が硬かったら和らげる工夫をしてみたりと、『伝える練習』や『話す練習』を大事にしてみて下さい!

また、表情やお礼の仕方等の『見た目が与える印象部分』の反省も大事にしていきましょう!
【補足】模擬面接の反省点について
合格しやすい受験生は『鏡』や『スマホの録画・録音機能』を上手に利用して、自分の発言・表情等に対する客観的な視点を大事にしています!
皆さんも実践してみて下さい!
【面接対策STEP8】反省点が克服出来たら再度実践練習!!
前回の反省点を大事にして再度、模擬面接をしていきます!
STEP6~7を繰り返すようなイメージですね!
この時に面接官に『前回ご指摘いただいた〇〇と△△を修正して、練習してきました。特にこの点についてチェックしていただけると嬉しいです』などとお願いしておくことが大切だと思います。

『面接カードから面接試験終了までのやり取りで、面接官に「この人と一緒に働きたい」「今後、職員として活躍してくれそう」』と思ってもらえるレベルに到達するまで一生懸命練習していきましょう!
⇒いろいろな講師にお願いして、全員からこのように思ってもらえれば合格はすぐそこです!

中々ここまで完璧にできる受験生はいないが、皆もココを目指してみてくれ。ほっほ。
【面接対策STEP9】上達に向けての+α練習法
- 【友人と面接練習】
片方が面接官役で、面接カードを見ながら友達に質問を投げかけ、その回答を面接官の立場で評価してみましょう!この対策は本当におススメです! - 【ビデオ撮影】
頻出質問等に対して、自分が発言している内容をビデオで撮影し、あとで振り返ります。合格者はコレやってる人多いです! - 【面接カードの突っ込みポイントを知る】
自分の面接カードを友人や親等に見せてみて、どこが気になるか聞いてみましょう!
意外と素朴な疑問が出てきたりして面白いですよ。この手の疑問は実際に面接官から突っ込まれる可能性があるということですね!
特に①の友人との練習は、面接の合格率UPにつながると思います!
受験生×受験生なので、片方は『面接官役』をやる必要がありますよね!
⇒この面接官役が非常に大事で、これをやることで『面接官の視点』を知ることが出来ます。

本当にこの手の対策はめちゃくちゃ重要です!
【公務員の面接対策】合格率UPの秘訣!
面接試験は一発勝負ですが、戦略次第で合格率は変わってきます。
⇒そこで皆さんには面接対策として何か【行動】を起こしてほしいなと思います。
【面接対策Point①】経験からものを伝える
例えば、以下の2つの文章があったとします。
- 【意見のみ】
A:「こういう課題解決に貢献することができる県庁職員の仕事に魅力を感じました」
A:「〇〇区(特別区)はこういうところが魅力的だと感じました」 - 【経験+意見】
B:「インターンシップへ参加して、こういう課題解決に貢献することができる県庁職員の仕事に魅力を感じました」
B:「23区すべて訪問しましたが、〇〇区(特別区)はこういうところが魅力的だと感じました」
A君とB君が同じ主張をしたとしたら、経験からものを伝えているB君の方が印象が良いですし、説得力がありますよね!

それに「インターンシップへ参加した」「23区すべて訪問した」等と伝えるだけで、やる気や意欲、積極性、行動力、主体性…等と色々良いイメージが伝わりますよね!
面接対策のポイント
意見部分がアピールになるのではなく
経験部分がアピールになるということです!

⇒『活躍するために一生懸命頑張ったこと』を述べることで、間接的に『やる気』や『意欲』等が面接官に伝わるということですね!
これから『経験』を大事にして対策してみて下さい!
そこで皆さんは、面接カードや想定問答集の作成を頑張るだけでなく、
実際に色々な【行動】を起こしてみてほしいなと思います。
【面接対策Point②】実際に働いている職員に話を聞く
やっぱり実際に働いている職員から話を伺うのが一番効果的です!
そこで、皆さんには是非、以下のような【経験(イベント)】に積極的にチャレンジしてみてほしいなと思います。
- 説明会(座談会)に参加して、積極的に質問する
- インターンシップに参加して、仕事内容を学ぶ
- 先輩職員・知り合い公務員に連絡して、個人的に色々教えてもらう
- 個人的に役所訪問を行い、興味のある部署の方からお話を聞かせてもらう(※)
- 国税専門官⇒税務署訪問、労働基準監督官⇒労基署訪問等を行い、仕事内容を教えてもらったり、職場見学をさせてもらったりする(※)
- 自治体・省庁が開催しているセミナー等のイベントに積極的に参加する…等
何といっても実際に自分が体験したことから、自分の意見主張することが出来ると印象が良いのは間違いないですからね!
体験したら終わりじゃダメ
インターンシップやセミナー等についてですが、当然ただ単に行動すればいいという話ではありません。
⇒そこで『何を感じたのか』が大事なわけですよね!
面接本番でも実際に以下のような質問が飛んでくるので、イベントに参加したら絶対に振り返りを大事にするようにしましょう!

- 説明会ではどんな分野の仕事に興味を持った?
- その仕事のどういう部分が魅力的だった?
- 職員とはどんなことを話した?
- 職員にどんなイメージを持った?
- イベントではどんなことを学べた?…等
ノート等にメモしておくのをおススメします。
職員に試験のことを聞くのもアリ!
例えば、とある自治体の説明会に参加したとすると、『先輩職員との座談会』を実施してくれている場合が多いと思います。
仕事内容や役割、普段の雰囲気等について質問するのももちろん大事なのですが、『試験のこと』について質問するのも全然OKです!

その職員は実際に試験に合格した先輩ですから、チャンスがあれば『集団討論の形式』『小論文の対策方法』等、自治体ごとに出題形式や対策方法が異なる試験科目について質問してみましょう!
(この手の座談会は若手職員が対応することが多い)
【補足】役所訪問・税務(労基)署訪問について
皆さんには是非実践していただきたいのが『職場訪問』です!
⇒電話で個人的にアポをとることで、実際に職場を見学させてくれたり、担当部署の職員が個別説明をしてくれる場合があります。
合格率を飛躍的に上昇させる『秘訣』ですよ!

『職場訪問』は公務員の知り合いが誰もいない…という方にもオススメです!
また、私も合格者たちと協力して『LINEの情報共有オープンチャット』を設置しています。
興味がある方は私のTwitterをチェックしてみて下さい!
【補足】職場訪問の流れ
- やることとしては、まず受験先の興味のある部署の施策や仕事内容を思いっきり勉強する。
- 次にその興味のある部署に「仕事内容等に興味があります。もしよかったら個人的にお伺いさせていただき、業務内容を直接教えていただくことはできないでしょうか?」という旨を電話で伝える。(※もちろん、断られてしまうこともありますが、それが印象の低下につながることはありません。)
- アポが取れたら、直接職場に訪問して施策や仕事内容について、実際に働いている職員から教えてもらう。
- そして、面接カードにこの『職場訪問』のネタを仕込んでおく…
これが一連の流れとなります。
ココロにささる志望動機の作り方のページでも紹介しましたが、パワーワードを使って『やる気』『熱意』を間接的に伝えるのがポイントになります!
そこでこの『職場訪問』というのは、面接官のココロに効果抜群というわけですね!

志望度の強さもアピールしやすいですし、面接官へ与える印象も最強なので、高評価を狙う方は直接受験先の興味がある部署に連絡してみるのが良いでしょう!
【補足】職場訪問の注意点2つ
- 『アポなし』訪問はNG!
- 訪問する時期に注意
注意点が2つありまして、まず1つ目ですが、『アポなし』で訪問しちゃう受験生がいます。
⇒コレをやってしまうと逆にウザがられてしまう+印象が悪いので気を付けましょう!
もう1つは、訪問する時期です。試験シーズンに訪問すると、採用側も訪問させてくれない可能性があるので、筆記試験が始まる前には訪問しておくようにしましょう!

『職場訪問するような受験生』
⇒きちんと仕事内容・役割も理解できていて、やる気も行動力もあって…コイツは活躍してくれそう!って思えますよね!
【面接対策Point③】自ら足を運ぶことが大切
『この町の魅力は?』『この自治体の悪いところはどこだと思う?』等の質問がくることもあります。
⇒この手の質問に対しても、ただ単に答えを用意するだけでなく、自分の経験から意見を述べることができると印象が良いです!

先ほど、冒頭でも伝えましたが、例えば、『23区すべてのまちを徘徊しましたが、他の区に比べて〇〇なところが少し課題なのかなと思いました』等と、アピールできる経験から意見を伝えることで、面接官へ与える印象が良くなります。
⇒今後、活躍してくれそうと思ってもらいやすいですよね!

息抜きに街歩きしてくるわ~!
【面接対策Point④】求める人物像を把握する
『どんな人間が活躍できるのか』『どんな職員が求められているのか』など
求める人物像を把握して、できるだけその人物に自分を寄せていくことが大切ですよね!
例えば、チャレンジ精神旺盛な受験生を求めると豪語している自治体を受けるとして、短所が『臆病なところ』じゃあ色んな意味でミスマッチを引き起こしてしまっているかもしれませんよね。

面接というのはマッチングの場ですから、できるだけ採用側の求めている人物像に沿って自分をうまくアピールしていきたいところです。
⇒求めている人物像の重要性
【面接対策Point⑤】自治体・省庁研究のやり方
自治体・省庁研究というのはめちゃくちゃ大事なのですが、『何をやればいいかわからない』『HPのどこをチェックすればいいのかわからない』等の質問をよくいただきます。
この手の質問をしてしまうということは、仕事について勉強する『理由(目的)』が理解できていない可能性が高いです。
⇒簡単に言ってしまえば、「活躍できる職員になるために勉強する」ということになります。
- 【社会事情・地域事情】
社会問題や時事ニュース、地域のニュースや地域の事情に詳しい - 【課題】
地域の様々な分野の課題をきちんと把握している - 【取組】
様々な分野の課題に対して、どんな取組を行えばいいか把握できている - 【役割】
様々な分野の課題に対して、国・県・政令市・市町村が担う仕事がきちんと理解できている - 【日頃の業務】
部署ごとに日頃行う仕事内容やどんな事業を担当しているか把握できている…等
他にもあると思いますが、中心部分はこんなところでしょう。
コレが理解できていれば、何を勉強すればいいか明確になると思います。

どうしてもわからないところは説明会等で『直接』職員に聞けばOKです!
【面接対策Point⑥】面接官の視点を大事にする!
- 面接官の視点で面接カードをチェックしてみる
- 面接官の視点で自分の面接風景をチェックしてみる
- 面接官の視点で自分に質問してみる
面接が上手な人は【自分を客観視】することが出来ています。
そこで皆さんには上記の3点を意識して、面接対策に励んでほしいなと思います。
面接官の視点で面接カードをチェックしてみる
自分が作った面接カードを【面接官の視点】で見てみてください。
印象のいいネタであるか、良い人柄が伝わりやすいか、公務員に向いていそうか、今後も活躍してくれそうか…等、総合的に印象が良い面接カードであるかチェックしてみましょう!

できるだけ「印象の良いネタ」を仕込んでおきたいところです。
面接官の視点で自分の面接風景をチェックしてみる
「自分の面接をビデオで撮る・録音する」
⇒これはめちゃくちゃ大事です!
- 家で「志望動機」や「自己PR」等の質問が来たと仮定して、ビデオの前で回答
- 録画・録音したものを後で振り返ってみて、その時の【反省点】を大事にする
- 悪かったところは修正・改善する
- ①~③を繰り返し行う
この繰り返しを行うことで、家でも一人で面接練習ができます!一応、鏡でもOKです。
ちなみに、合格者に話を伺うと、この対策法は実践してたと答える人が多いですね!


【反省点】
- 「ダラダラしゃべってて伝わりにくいな」
- 「一文一文が長いかな?」
- 「抽象的に結論を先に言わないと伝わりづらい…」
- 「声も小さいし表情も硬い」…等
こういう反省点を大事にするんじゃぞ。ほっほ。
面接官の視点で自分に質問してみる
自分の書いた面接カードや自分の履歴書等を見て、どこが気になるか考えてみます。
例えば、面接カードの中に【挑戦したい仕事はUIJターン・移住促進事業(1)です。実際にUターン促進イベントに参加(2)し、人口減少の中、過疎化を防ぐための取組みとして重要性を感じました。】という一文があったとします。
- (1)なぜUIJターン・移住促進事業に興味を持ったの?
- (1)具体的にはどんなところに興味を持ったの?
- (2)なぜUターンイベントには参加してみようと思ったの?
- (2)Uターンイベントではどんなことが学べた?(感想)
- (2)職員とは話した?
- (2)職員にどんなイメージを持った?…等
上記のように、自分の面接カードの気になるところに線でも引っ張っておいて、想定される質問を用意してみましょう!
自分だけじゃなくて、友達や両親などにも見せてみるとおもしろいと思います!

【面接対策ポイント】まとめ
- 面接官に良い印象を与えるためにはどうすればいいか
- 面接官に「コイツは活躍してくれそう」「一緒に働きたい」と思ってもらうためにはどうすればいいか…等
面接カードを作る時も、質問の回答を用意する時にも、何をするにも上記のような『根本部分』を意識して、面接対策に励んでみて下さい!

⇒こんな人物だと思ってもらうためにはどんな発言をすればいいか、どんな回答が良いか、面接カードにどんなネタを書いておいたら印象が良いか…等と意識して面接対策していきましょう!
では、これで面接対策の記事はおわりです!
おつかれさまでした!
【最強の”自己分析”で面接A評価を狙え!】
この記事を書いた人

実は私もその中の一人でした。