市役所・県庁の面接質問集!
地方公務員志望の方必見!
こんにちは!ましゅーです!
Follow @koumuin_adviser
市役所や県庁の職員に求められている人物像はある程度共通していますから、面接官が受験生に対してする質問には傾向があります。
そこで、今回はこの記事で、市役所・県庁(地方上級)の面接試験の頻出質問をまとめて紹介したいと思います。
また、質問集というだけでは雰囲気だけしかつかめないと思うので、回答方法(質問の意図)も併せて紹介していきたいと思います!
これを知っているだけで他の受験者より有利になりますし、実際の面接のときにも想定外の質問にあたふたせずにすみますよね!
▼100%聞かれる面接質問集!
★「市役所」の面接質問集!
▼「特別区」の面接質問集!
▼「国家一般職」の面接質問集!
▼「国家総合職」の面接質問集!
▼「国税専門官」の面接質問集!
▼「労働基準監督官」の面接質問集!
今回は「市役所・県庁編」です!
さっそく、頻出質問について解説していこうと思います!
目次
【市役所・県庁の質問集】地上の面接試験前に知っておきたい重要ポイント
面接試験というのは、根本(基礎部分)の理解を間違えてしまうと痛い目にあってしまいやすいので、まずは基礎部分のポイントから紹介したいと思います。
【市役所・県庁の質問集】面接試験はマッチングの場
面接はマッチングの場所です!
⇒採用側は今後職員として活躍してくれそうな人を求めています。また、市役所・県庁職員に向いているかどうか等の職務適性も見られます。
ただ公務員になりたいという一方的な想いだけでは、面接官に振られてしまうことも多いです。
そこで皆さんは、「職務適性はある」「市役所・県庁職員として活躍できる」という部分を面接官に伝えるために質問に対して印象のいい回答を考えていく、ということになります。
【市役所・県庁の質問集】参考資料として面接カードが使われる
今後、市役所・県庁職員として活躍してくれる人物かどうかを見抜きたい…そこで、参考資料とされるのが「面接カード」です!
(面接カード:エントリシートや履歴書、自己紹介シート等のこと)
面接カードに書いてある内容をもとに、色々な角度から質問して、受験生の皆さんの人柄や行動特性をチェックしたり、ストレス耐性や社会性をチェックしたりするわけです。
【市役所・県庁の質問集】コンピテンシー型の面接試験とは?
また、公務員の面接は、コンピテンシー評価型の面接手法が採用されています。
ぺらぺら話すだけではなく、受験者がある壁にぶつかったときどのように考え、どのように行動してきたのか、また、どのように改善することができたのかなどを聞かれる受験者の行動特性を見られる面接試験のことです。
例えば、「部活でキャプテンをしていた」というひとつの発言に対して、面接官が「なぜキャプテンになったの?」「何か辛いことはあった?」「キャプテンとして工夫したことは?」などと、受験生の発言したエピソードについて深く突っ込んで、受験生の行動特性を探る面接手法のことをコンピテンシー評価型面接といいます。
要は面接カードに書いてある内容を深堀していき、どんな行動をしてきたのかというエピソードを聞かれるということです。
【コンピテンシー評価型面接】について把握するのは非常に重要なので、別ページで解説してます!
【市役所・県庁の質問集】結局は面接官が主観的に評価!
ただ、いくらコンピテンシー評価型とはいえ、
面接官が主観的に
「コイツと一緒に働きたい」って思う受験生を選ぶわけですから
当然すべてマニュアル通りというわけではありません。
面接官の視点を大事にしよう!
自分が面接官の視点に立ってみたときに、
「コイツと一緒に働けるか」「今後活躍してくれそうか」「笑顔でハキハキ話せて、今後も周りの人とうまく付き合ってくれそうだな」などと思ってもらえるように、話し方であったり、回答の内容だったりを意識しなければいけません。
そこで、自分だったらどんな人と一緒に働きたいと思うか考えてみましょう!
自分だったらどんな人と一緒に働きたいと思うか
- 世の中の社会事情や課題等をきちんと把握していて
- 市役所・県庁職員の役割(仕事)がきちんと把握できていて
- 職員として課題解決に貢献(活躍)したいという思いが強くて
- 周りの人とうまくコミュニケーションが取れる方…等
もちろんこれ以外にもたくさんありますが、基本的な部分はこんなところでしょう。
面接カードや面接試験を通して、自分はそういう人間だと思ってもらえるように面接対策に励むということになります。
まぁ求める人物像を意識するのも大切なのですが、性格は人それぞれなので、自分の強みや性格を活かしつつ、この人と一緒に働きたいと思ってもらえるように面接でのネタ等を考えていきたいところです。
【市役所・県庁の質問集】先輩の体験談を参考にしよう!
今から市役所・県庁職員の頻出質問について、色々紹介していきたいなとは思うのですが、
結局のところ受験生ごとにされる質問は全然違ってくるので、過去の先輩の体験談・アドバイスを参考にするのが一番だと思います!
質問内容や質問のされ方、面接の雰囲気等を実際の合格者たちが紹介してくれているので、受験生の皆さんは要チェック!
- 【★市役所・県庁の合格体験記まとめ】
面接で聞かれたことや勉強方法等、先輩から後輩へアドバイス!
面接の基礎についてじゃが、
表情や話し方、服装等の見た目が与える印象が一番大事じゃ。
次いで声のトーンや話す速度。
その次に話の内容が大事というイメージとなるぞぃ!
【市役所・県庁】面接の質問のされ方
話をまとめると、市役所・県庁の面接では、大きく分けて3つの側面から色々な質問がくるということですね!
- 市役所・県庁職員としての素質を見抜く質問
⇒市役所・県庁(公務員)の面接の頻出質問
- 面接カードからの質問
⇒人柄や行動特性等を見抜くため、気になった点を突っ込む
- 条件の確認系の質問
⇒残業や転勤、異動等の勤務条件の確認
【市役所・県庁】公務員としての素質を見抜く質問
当然、面接カードに書いてあること以外からも質問がきます。
公務員の面接で頻出の質問
「長所と短所」「苦手な人との付き合い方」「上司と意見が対立したら?」など、公務員としての素質を見抜く頻出質問があるので、頻出質問とその回答ポイントの把握も必要不可欠です!
県庁や市役所の面接で頻出の質問
実は市役所特有の質問や、県庁特有の質問も存在します。
- 市の掲げるスローガンを知ってるか
- この地域は雪がすごいが大丈夫か
- ライバルの市はどこだと思うか
- ウチで活躍できる理想の職員はどんな職員だと思うか
- 人口減少を食い止めるためにはどんな取組を行えばいいと思うか…等
上記のように、受験先の自治体が気にしている課題や掲げる目標等について突っ込まれることもあります。
【市役所・県庁】面接カードからの質問
人柄や行動特性を見抜くということで、
こちらも今後、市役所・県庁として活躍してくれそうかを見抜きたいという根本部分は同じなのですが、面接カードに沿って気になるポイントを面接官がバシバシ聞いていきます。
人柄や行動特性系の質問
主にコンピテンシー評価系の質問のことですね!
アルバイトやボランティア、学生時代に力を入れたこと等について、
なぜそれに取り組もうと思ったのか、どんな立ち位置でいることが多いか、その経験を通してどんなことを学べたか、学べたことを今後の仕事にどう活かすか…等と、こんな感じの質問です。
性格や人柄は人それぞれで、それが皆さんの良さでもあると思います。
リーダーで他を導いていくタイプの人や、他の人をサポートするのが向いている人、他の人とかかわるのが好きな人等、性格は皆違うと思います。これらを見抜くために色々な角度から皆さんに質問を投げかけます。
気になる部分を突っ込む
- 面接カードに書いてある〇〇って何?
- どうして留年してしまったの?
- 何でこんなに転職が多いの?
- 大学卒業して1年間(空白期間)は何をしてたの?…等
あとは単純に面接官が受験生について気になったことを突っ込んだりもします。
面接官の視点で自分の面接カードを見てみて、どこが突っ込みポイントかあらかじめ探しておく必要があると思います。
軽く勤務条件の確認質問に触れてから、『地方上級の面接カード』を見ていきたいと思います。
【市役所・県庁】条件の確認系の質問
- 残業の量
- 土日祝日出勤
- 転勤・異動の条件
- 健康状態の確認…等
採用側が提供できる勤務条件と、受験生側が職場に求める条件がマッチしているかの確認ですね。
これらの質問については、変に意識せずに「大丈夫」と答えておけばOKです。
【市役所の質問集】面接カードの記入事項とは?
市役所・県庁の試験で共通の面接カードが無いので、せんせいオリジナルを用意しました!
(自治体ごとに面接カードの項目や提出時期、文字数制限など、何もかもが違います)
【地方上級】面接カードの頻出記入項目まとめ
そこで全国の地上の面接カードを平均して、重要な項目をまとめると以下の8点があげられます。
- 【志望・受験動機】
- 【希望する仕事】
- 【自己PR】
- 【学生時代に力を入れて取り組んだこと】
- 【卒業論文のテーマ・専攻分野等】
- 【趣味・特技等】
- 【長所・短所】
- 【最近関心があるニュース等】
※本当に地方公務員の面接カードは自治体ごとに形式等が全然違いますので、参考程度にしてみて下さい。
自治体によっては、面接カードが無い場合もありますが、
基本的には上記の8点については、すべて質問が来ても回答を用意しておくべきです!
市役所・県庁の面接カードの書き方について知りたい方はこちらのページ(↓)を見てください!
▼「地上」面接カードの書き方・コツを紹介!
だらだらと説明をしてしまいましたが、本題はここからです!
【市役所・県庁】の面接でよくある質問と回答方法
この記事では主に「面接カードの頻出項目」の頻出質問・突っ込みポイントについて紹介していきます!
ではさっそくいきますね!
【志望・受験動機】 についての頻出質問
市役所・県庁の面接では志望動機に関しては突っ込まれるポイントがある程度決まっています。
- ★志望理由を教えて下さい。
- ★市役所・県庁職員を志望したきっかけは?
- いつから公務員を目指したのか?
- ★他の地域ではなくこの地域を選んだ理由?(地元でなくてウチを受けた理由等)
- 市役所(県庁)ではなく県庁(市役所)の理由
- ★民間ではなく公務員を志望した理由
- 自分のどんな性格が公務員に向いていると思うか?
- 市役所・県庁職員の仕事内容はどうやって勉強した?
- どうやって情報収集したか?
- ★説明会やセミナー等、何かイベントには参加した?
- イベントで学んだこと・感想
- 市役所・県庁職員とはどんなことを話したか
- 市役所・県庁職員(公務員)のイメージ・印象
- ★併願先と志望順位+理由
- 市役所・県庁職員のどこが魅力だったのか?
- 市役所・県庁職員としてどんな仕事がしてみたい?
- なぜその仕事に興味を持ったのか?
- 仕事→具体的に今後のビジョンはつかめているか
- 業務内容はきちんと把握できているか?
- 職員としてどのように活躍してくれるの?…等
主に上記のような質問があります。
他ではなくココを選んだ理由を聞かれる
結局のところ、民間企業や市役所職員、県庁職員、国家公務員等、色々選択肢がある中で『なぜ』うちの市役所・県庁を受けたのかという『理由』を知りたいんですよね!
志望動機というのはこれに尽きると思います。
求めている人物像とマッチしているか
また、ウチが求めている人物像とその受験生はマッチしているかってところもポイントだと思います。
→志望動機の段階でミスマッチを引き起こしてしまう受験生も多い。
志望動機は合否にも影響するくらい大事なので、私も別の記事で回答ポイントを力説しています。志望動機でいい印象を与えたい方はこちらの記事をまずはチェックしてみて下さい!
→面接官のココロにささる志望動機の作り方!
志望動機の回答例
では実際に志望動機に対する質問(例)を1つ紹介したいと思います!
4年間地元を離れ生活しており、○○市に帰省するたびに自然環境や~~など、魅力が多いまちだと思っていました。しかしその反面、〇〇や□□等、実際に市民として不便に感じる点もありました。この不便な点を自分が解決できないかと考えた時、市の職員の仕事をしりました。そこで説明会に参加してみたところ、◇◇や××等(細かい仕事内容)、仕事内容が私としては非常に魅力的に感じるものばかりでした。さらに自分で細かく調べてみたところ、◇◇等の仕事で私が大学で勉強してきた~という知識を活かしていけると感じました。地元の人のために働きたいという思いと、◇◇等の仕事を通して市民が暮らしやすいまちづくりに貢献していきたいという思いで志望いたしました。
ある程度抽象的でも、とりあえずはこのレベルのものが話せればOKだと思います。
志望動機をうまく伝えるポイント
志望動機を上手く伝えるポイントは「仕事内容・役割の把握」「魅力」「貢献」この3つだと思います!
余裕がある人は「求める人物像」と「自分の理想」をうまくマッチさせてみると成功しやすいと思います。
志望動機の回答フォーマット
回答方法のフォーマットを紹介します。
- 【実体験+感想】
説明会に参加し(実体験)、市役所・県庁職員の~こういうところが魅力的だと思いました(素直な感想) - 【自分の強み+貢献】
私の強みである〇〇を活かして、~こういう風に貢献していきたいと思ったので、志望しました。
この①~②の中に『説明会やインターンシップ』などの『具体例+感想』を入れて話すと説得力UPです!
「自分(強みや経験)がどのように貢献していけるのか」というのをうまく伝えることができると、「コイツを雇ったらウチで活躍してくれそうだな」って思ってもらいやすいですよね!
あとは「仕事や役割をきちんと理解しているんだぞ」ってところをうまく伝えていけると高評価間違いなしだと思います。
▼県庁首席合格者の志望動機はこちら
自治体研究と自己分析は超重要です!
特に仕事内容・職員の役割をきちんと把握しているのかは非常に重要になってきます。
→ココが理解できてないとミスマッチを引き起こしてしまい、一発アウトも夢じゃない!
職員の仕事内容・役割も勤務条件も把握している、そんな中で私はこの市の~という点に魅力を感じ、この市のために貢献していきたいと思った~って伝えていきたいですよね!
→なぜその市が良いのか、市の職員の仕事の魅力は何なのか、どんなきっかけがあったのか、自分の強みは公務員の仕事にどう活かせるのか…等、きちんと自己分析しておく必要があると思います!
【希望する仕事】についての頻出質問
市役所・県庁=仕事なので、希望する仕事については、質問ポイントが志望動機と似ています。
- ★市役所・県庁職員のどんな業務に興味があるか
- ★なぜそれに興味を持ったのか
- その分野の課題は何だと思うか?
- 今後はどのように取り組めばいいと思うか?
- 具体的な取り組みのビジョンを教えて
- それ以外で興味を持った業務は
- 職員としてどんな仕事にチャレンジしたいか
- 興味がある政策は?
- その分野のこの地域の課題は何だと思うか
- 今後、職員はどのように取り組むべきだと思うか?
- ★どの部署で働きたいか(部署名)+理由
- ★希望以外の部署でも大丈夫か?
- 逆にやりたくない仕事はあるか?
- この地域の魅力・良いところ3つ
- この地域の課題・悪いところ3つ
- 市役所・県庁職員の仕事内容はどうやって勉強した?
- どうやって情報収集したか?
- ★説明会やセミナー等、何かイベントには参加した?
- イベントで学んだこと・感想
- 市役所・県庁職員とはどんなことを話したか
- 市役所・県庁職員(公務員)のイメージ・印象
- 市役所・県庁職員の仕事のどこが魅力だったのか?
- 市役所・県庁職員として、今後どのように活躍したいか
- 5年後、10年後のビジョン
希望する仕事、興味がある仕事、挑戦してみたい仕事等については、上記のような質問があります。
働くビジョンが見えている受験生は優秀!
- 仕事内容・職員の役割をきちんと理解しているのか
- 将来のビジョンが見えているか
この2つが明確にわかり、将来の配属先の参考にもされると思います。
→ココでミスマッチを引き起こしてしまう方もいる
働くビジョンが見えている受験生は優秀!
職員となった自分の姿がきちんと見えているのかどうかを見抜かれるいうような質問が多くあります。
→これらの質問をすることで、ただただ公務員になれればいいやって方と、公務員の仕事を理解したうえで活躍していきたいんだって受験生をふるい分けできますよね!
公務員という職業自体が仕事ですから、志望動機ともつながってきますよね!
受験生の時から【職員の自覚】をもって、自治体研究やニュースのチェック等、面接対策に励むことができる人が受かりやすいと思います!
【挑戦したい仕事】県庁主席の回答例
県庁に首席で合格した受験生の回答を例として紹介しますね!
- 【抽象的な結論】
挑戦したい仕事はUIJターン・移住促進事業です。
- 【実体験+感想(意見)】
実際にUターン促進イベントに参加し、人口減少の中、過疎化を防ぐための取組みとして重要性を感じました。今後、県ならではの多様な魅力を効果的にアピールするため、イベントでVRや試食コーナー等を通して五感を使って伝えるのが効果的だと思いました。 - 【今後の意気込み】
ここで、私の強みである「要望を把握して答える力」を活かし、今後さらにUIJターンと移住を促進させていけるように貢献していきたいです。
実際にイベントに参加してるということで、イベントに参加してない人よりも「熱意」が伝わりやすいですし、採用側が求めている人物像と受験生の理想とのミスマッチを引き起こしにくいという安定感も伝わります!
実際の仕事や事業が分かっているっていう安定感も伝わるもんね!
【自己PR】についての頻出質問
- ★自己PR・セールスポイントは?
- どんな経験から強みが身に付いたか
- ★その強みは今後どのように活かせそうか?
- ★友人からはどんな人といわれることが多い?
- なぜそう思われていると思うか(理由)
- ★あなたの長所は?
- 長所が活かされたエピソード
- その長所は今後どう活かせるか
- ★あなたの短所は?
- 短所を克服しようと日々意識していることは?
- あなたの短所が原因でなにか失敗してしまった経験やトラブルになった経験はありますか?
- そのときどう行動しましたか?
- 何でも話せる友人の数
- ★友人間や集団ではどんな立ち位置でいることが多いか
- 友人や周りからはどんな人だといわれるか
- なぜそのように思われるのか
- それ(周りの人からの評価)について自分はどう思うか
- ★1分くらいで自己PRをお願い…等
自己PR(長所や人柄)についての質問ポイントは上記の通りです。
自己PRの回答ポイント
自分の本当の強みや性格が公務にどう活かせるか考えてみる
これがすごく大事だと思います。
受験生の方で多いのが、「求める人物像」「好まれる性格」等を意識しすぎて自分を見失ってしまうパターンです。
自分の持ち味でない強みや性格をアピールしてしまうと失敗してしまいやすいですから、気を付けて下さい。
このように良い自己PRを作るためには「自己分析」が非常に重要です!
周りの情報(人)に合わせて自己PRを作るのではなく、自分の本当の強みを軸にして、エピソードを用意したり、活かしたい仕事につなげたりするのが非常に大事なので、”自己PRで失敗したくない方”はこのページをチェックしてみてください
⇒自己分析をしよう!
1分PRは用意しておこう!
たまに県庁や市役所の面接でも聞かれます!
これは用意しておかないとグダグダになってしまいますから、あらかじめ用意しておいて下さい。
- まず強みを主張
- エピソードの概要(話す内容)
- 目標・目的は何か
- 目標に対して努力・工夫したこと
- 挫折ポイント・問題点は何か(壁)
- その壁をどう工夫して乗り越えてきたか!
- その結果どうだったのか
- 今後の業務でどう活かせるか(しゃべるときは具体的に)
このようなリズムでしゃべっていくのがいいかと思います。
簡単に言うと、『強み⇒活かせた経験⇒今後はどう活かせるか』と3段で伝えているだけです。
自己PRの回答例
では実際に自己PRの例を1つ挙げて、それに対する質問を紹介していきたいと思います。
私の強みはリーダーシップ力です。卒業研究のグループリーダーを任されていました。~~という目標を達成するためにはチーム力が大事であると考え、週一回の朝ミーティングを企画し、コミュニケーションが取れる場を設けました。とくに目標や方針を決定する際はメンバー全員の意見を取り入れられるよう心がけました。これにより、時間の有効活用や、サポート体制の効率化を図ることができ、目標を超える~~という結果を得ることができました。リーダーの大変さを知るとともにチームワークの大切さを学びました。この経験と強みを、課題解決に向けてチームで仕事に取り組む、県(市)職員の業務で活かしていきたいと思っています。
- リーダーには自分で立候補したの?それとも推薦?
- なぜリーダーに立候補しようと思ったの?
- その目標というのはどれくらい難しいの?
- あなたが企画したミーティング等で、嫌がる人はいなかった?
- リーダーをしていて失敗したこと・つらかったことはあるか?
- 失敗・辛いことに対して自分はどう考え、どう乗り越えて(行動して)きたか。
- 結果に自分は満足しているか?
- 反省点はあるか?
- 他人と意見が食い違った時あなたはどうしますか?
- 今後は具体的にどのような業務でこの力が活かせると思うか?
【学生時代に力を入れて取り組んだこと】についての頻出質問
卒業論文や学業(職務)の面で頑張ったこと、アルバイトや部活についてのネタで勝負する人が多いですね。もちろん、それ以外で力を入れて取り組んだことがある人はそれをネタにしていきましょう!
『卒業論文や学業(職務)などの目標に向かって頑張るもの』と
『アルバイトや部活動などのグループの中で頑張るもの』の2つに分けて頻出ポイントを説明しますね!
卒業論文や学業などについて回答する場合
- 大学、ゼミ、研究室では具体的にどんなことを学んでいるか
- なぜその学部、ゼミ、研究室を選んだか
- 特にどんなことに力を入れていたか
- ★大変・困難だったことはあったか
- 成果を残すために工夫していたことはあるか
- どんなことが学べたか
- ★この経験・知識を今後の仕事でどう活かすか
- ★卒論・研究の内容を中学生でもわかるように簡単に教えていただけますか?
- なぜそのテーマ(卒論)を選んだのか?
- 研究は順調に進んでいるのか?
- その研究はどういう目的があるのでしょう?
- その研究が成功すると、どのような効果が期待できるのでしょうか?
- 研究は個人?グループ?
- ★グループの場合はどんな役割だったか(立ち位置)
- 問題やトラブルはなかったか
- 成果を残すために意識・工夫していたこと
- この経験を通してどんなことを学んだか
- 卒業研究を通して学んだことは、今後の仕事でどのように活かせるか?…等
アルバイトや部活などについて回答する場合
アルバイトや部活動などのグループ活動について話すと、次のような質問が投げかけられることが多いです。
- 過去に集団で取り組んだこと
- ★学生時代に力を入れて取り組んだこと
- なぜ〇〇をやろうと思ったの?
- 具体的にどんなことをやっていたのか、内容説明
- どれくらいの期間やっていたの?
- 目標や目的、問題点などはあったか?
- 集団活動での立ち位置・役職
- 目的・目標達成や、問題解決に向けてどのように取り組んでいたか
- (役職をこなす中で)大変・困難だったこと
- 役職をこなすうえで心掛けていたことはあるか
- リーダーや部長等は立候補?他薦?
- リーダー系の仕事は得意?
- 大変・困難だったこと
- どのように工夫してそれを乗り越えてきたか
- ★〇〇で失敗・トラブルになった経験
- どう対処したか
- その失敗等から学んだことはある?
- 〇〇の経験を通してどんなことが学べたか?
- なぜその力が身に付いたのか
- この経験を今後の仕事でどう活かすか?
- 〇〇では人間関係はどうだった?
- ★苦手な方や、嫌だなと思う人はどんな人?
- なぜ苦手なんですか?
- どういったところが苦手か
- うまく付き合うために、日頃からなにか意識してたことはある?
- 尊敬できる人はいるか?
- どういったところが尊敬できますか?
- ★他人と意見が食い違ったことはあるか?
- そのときはどうしたか?
- 意見を提示して納得してくれない時はどうするか…等
このようなグループにおける受験者の立ち位置や行動特性を見られる質問が多いです。
行動特性に関する突っ込みポイント
- 具体的にどんなことをしてたのか(エピソードの概要について)
- なぜそれに取り組もうと思ったのか
- 目標・目的・問題等はあったか
- ③を達成(改善)するために工夫して行動・努力した点はなにか(重要)
- つらかったこと・失敗したことはあるか
- ⑤のときどう対処・行動したか
- これらの経験を通してどんな力が身に付いたか(学んだこと)
- 得た力を今後どのように活かせるか
【+自分の立ち位置系質問】
- 自分のポジション、役割、役職
- 部長やリーダーは立候補か、他薦か
- その役割等で大変だったこと
- その役割をこなす中で心掛けていたこと
- その役職を通して学んだこと
部活やアルバイト、アルバイトやサークル活動等のネタを話すと上記のようなポイントが突っ込まれやすいです。
これは絶対に覚えておいてください!
【趣味・特技など】についての頻出質問
- 趣味・特技についての説明
- どれくらいの頻度で、だれと楽しむか
- なぜその趣味等をしようと思ったのか
- いつからやってる?
- つらかったことはある?
- どんなところが魅力なのか
- 趣味等から学んだことはあるか
- 趣味を通して成長したところは
- 昔部活をやってたのか?
- その時はどういう役割だった?
- その役割で心掛けていたことは?
- 〇〇(スポーツ等)の魅力は
- ★ストレスはどんな時にたまる?
- ★ストレス解消法は?
- 取得した資格の中で最も大変だったものはどれか
- なぜ資格を取ろうと思ったのか
- 取得に向けて工夫したこと
- 今後取得したい取得・目標
- 趣味・特技を通して印象に残っている人…等
趣味特技は変に意識するところは少ないですが、ストレス解消につながる趣味等は最低1つは用意しておいてください。
コンピテンシー系の質問がくることも
市役所の試験では趣味や特技などに関しても行動特性を見られるような質問をされることがあります。
例えば面接カードに「特技は10年間続けたバスケットボール」と書き、自己PRの欄に「リーダーシップ力」と書いたとします。
- 高校の時はキャプテンとかやってたの?
- なんでキャプテンやろうと思ったの?
- どんなことを目標にやってたの?
- 部活の中でなにか大変だったことはある?
- 最近はどのくらいの頻度でやるの?
- バスケットボールの魅力を説明してもらえる?
このような感じでポンポン質問がとんできます。
結構当たり前のように中学高校の時の部活動のことなどは聞かれます。
また、自分がどのように行動してきたのかといったところまで深く掘り下げられるような質問が多いです。
自分が楽しく話せる趣味で、かつ会話が盛り上がりそうな趣味を選択!
自分が楽しくて話しやすいネタ、かつ面接官との会話自体が盛り上がりそうなネタが好ましいですよね!
具体的に言うと、主にはスポーツや文化芸術といったところでしょうか。
普段自分がやっている本当の趣味や、過去に力を入れていた部活のことならエピソードなんかも話やすいですよね!
趣味や特技はある程度のことなら幅広く書けるので、自分が話しやすい趣味や特技を選んで気楽に回答していきましょう!
ここら辺の面接カード作成も戦略が大事だと思います!
→面接カードにパワーワードを仕込むと印象UP?
【長所・短所(自覚している性格)など】についての頻出質問
- ★友人からはどんな人といわれることが多い?
- なぜそう思われていると思うか(理由)
- ★あなたの長所は?
- 長所が活かされたエピソード
- その長所は今後どう活かせるか
- ★あなたの短所は?
- 短所を克服しようと日々意識していることは?
- あなたの短所が原因でなにか失敗してしまった経験やトラブルになった経験はありますか?
- そのときどう行動しましたか?
- 何でも話せる友人の数
- ★友人間や集団ではどんな立ち位置でいることが多いか
- 友人や周りからはどんな人だといわれるか
- なぜそのように思われるのか
- それ(周りの人からの評価)について自分はどう思うか
- リーダーとサポート役はどちらが向いているか
- 今後はリーダー的な役職をする機会もあるけど、大丈夫か…等
自己PRの項で紹介したものとほとんど同じです。
- 自己PRは強みや経験を公務にどう活かすか
- 長所は性格や人柄を公務にどう活かすか
こんなニュアンスで回答を考えてみましょう!
【最近関心があるニュース等】についての頻出質問
- ★なにか関心があるニュースはありますか?
- 具体的にどういったところに興味がある?
- なぜそのニュースに興味を持ってるか
- ★そのニュースに対するあなたの意見を聞かせて
- 現状についてどう思う?どこが課題だと思う?
- 今後は行政はどのように取り組むべきだと思う?
- ★この地域のニュースで興味があるものは?
- なぜそれに興味があるの?
- それについてにあなたの意見を聞かせて
- ★〇〇というニュース(面接官指定)に対するあなたの意見を聞かせて…等
面接官指定で聞いてくるニュースは、自治体が特に力を入れている分野のものであったり、女性の社会進出(女性管理職等)であったり、コロナであったりするわけですよね。
ニュースを話すときのコツ
簡単にニュースを話すコツだけ紹介しておきますね!
- 【抽象的な結論】
~のニュースに関心があります - 【具体的な説明(理由や意見等)】
~こうこうこういうところに関心を持っています。 - 【★自分自身の考え・意見】
私は~だと思います!
ニュースで大事なのはこの3つで
とくに大事なのが3つ目の『自分自身の考え・見解』です!
ここでオリジナルの意見を言えるか、それともどっかの他人が言った意見をそのままコピペ(丸写し)しただけのものを話してしまうか、ここに大きな違いがあるんですね。
自分の意見を持って、それを話せるというのは、非常に大事なことなのですが、想像以上に難しいので、日頃からニュースを見て自分の意見を持つように心がけてみて下さい!
関心のあるニュースの回答例
参考程度に回答例を1つ紹介しますね!
【抽象的な結論】
福岡市が行った『LINE上で粗大ごみの受付から支払いまで可能にする』というニュースに興味を持ちました。
【具体的な説明(意見・感想)】
手数料支払いのためにコンビニなどに行く手間等が省けるので、手続きの簡略化・効率化につながると思います。また、住民満足度や利便性の向上だけでなく、行政事務の効率化も図れる点が素晴らしいと思いました。この取り組みのように、時代の変化に伴って、新たな行政サービスを企画・展開していく姿勢が今後も大切になってくると思います。私も職員(公務員)となった暁には、柔軟な発想を持って仕事に取り組みたいと思います。」
とりあえずこのように概要+自分の意見が言えていればOKです!
ネタは地元のニュースでもOKなので、何か明るい話題のニュースがあったらそれをチョイスして、
地元のトークで面接を盛り上げていきましょう!
毎年2月に速攻の時事という時事問題対策本が発売されるので、その中から明るいニュースを探すのもひとつの手です。
まぁだいたいが『公務員の社会事情ネタ(小論文のテーマ系)』じゃがな。ほっほ。
【市役所・県庁の面接】過去にされた質問集を大公開!
これから受けるみなさんのために、実際に私がされた質問や、受験生に教えてもらったものを整理して紹介したいと思います!
実際の面接前などに読んでおくと、’’想定外の質問というのを減らせる”と思いますので、短くてもよいので回答を用意しておきましょう!
一覧でズラッと紹介していきます!
[メジャー]
- 志望動機
- なぜ民間でなくて公務員なのか?
- なぜこの市・県なのか?
- なぜ地元ではなくこの市・県なのか?
- 志望しようと思ったきっかけを教えて
- この市・県の課題について
- この市・県が取り組んでいる施策で意外だったものはあるか?
- ○○市・県の良くない点は?改善点はあるか?
- ○○市・県の強みと弱みは何か
- 市長の名前は?(都道府県知事)
- 一般会計予算はいくらか?
- 理想の職員像は?あなたはどう?
- あなたのどういった性格が市の職員に向いていると思うか?
- 市・県の職員のイメージ(いい点悪い点)
- 併願状況
- 他に受けた自治体の良い点悪い点
- 自己PR
- 自分の強みを仕事でどう活かせるか
- これだけは誰にも負けないという点はあるか
- 学生時代に頑張ったことは?
- 学生時代にやり遂げられなかったことは?それはなぜ?
- 卒論のテーマについて教えて
- ゼミナールで学んでいることを教えて
- 最近気になったニュースは?
- なぜそのニュースに興味を持ったのか
- あなたの長所
- あなたの短所
- ストレス解消法は?
- あなたはストレスを感じやすい方か?
- どんなときにストレスがたまるか?
- 人間関係でストレスを感じる方か?
- 苦手な人はどんな人?
- 苦手な人との付き合い方
- 上司と意見が食い違った時、あなたはどうするか?
- 上司と性格が合わなかったらどうするか?
- 自分の意見を主張する方か、人に流される方か
- 自分の意見を言える方か
- 今までで一番失敗したと思う事
- 今までで一番困難だと思った事
- 仕事をするうえで困難なことに直面したり、壁にぶつかったらどうするか?
- これだけはやりたくないという仕事はあるか?
- 市・県民のクレームにはどう対応するか?
- クレーム対応できちんと説明しているのに相手が納得してくれないときどう対処するか?
- 職員になってどんな仕事をやってみたいか?
- 市・県の職員としてどういった目標や意識をもって働きたいか
- なんでも話せる友人の人数は?
- 友人からはどう思われているか?(理由込み)
- 友人からの評価に満足しているか
- 緊張しているか、その時はどう対処するか
- やってみたい仕事
- 運動は好きか
- 最近読んだ本を教えて
- 〇〇局と△△局、仕事内容が違うけどどう携わりたいか
- インターンシップに参加した理由
- 〇〇(スポーツ)でつらかったことはあるか
- 趣味(スポーツ)はどれくらいの頻度でやるか
- 趣味(スポーツ)から得られたものは
- 趣味(スポーツ)で得た力は仕事で活かせるか
- 趣味(スポーツ)の魅力は何か
- アルバイトを通して学んだことは?
- サークルでの役割について
- ボランティアに参加した理由
- 面接への意気込み
- 待ち時間は何をしていたか
- 大学を選んだ理由
- 社会人になる上でどんなことが大事だと思うか
[マイナー]
- 公文書管理についてあなたの意見を述べよ
- 待機児童対策についてあなたの意見を述べよ
- あなたは運がいいほうか
- 自分の喜怒哀楽の割合に順位をつけると?理由も
- 面白い話をして
全然まとまってないよって話ですが、まぁ参考程度ということでお願いします(笑)
これはあくまでかき集めた質問であって、基本的には面接カードに書いた事、そのエピソードにそって聞かれます!
とくに市役所や県庁等の試験は人物試験の重要度が高く、面接で合否が決まってしまう場合が多いです。
人物試験の対策は入念に行っていきましょう!
- なぜアルバイトを転々としてたの?
- なぜこの学問に興味を持ったの?
- なぜその趣味をやろうと思ったの?
- なぜアルバイトでは教育係をやらなかったの?…etc
今の自分の意見を求められるだけじゃなくて、行動特性を見られる質問も多いから要注意じゃ。ほっほ。
これで市役所・県庁の頻出質問の説明は終わりです。
ながながとおつかれさまでした!
100%聞かれる質問の回答方法を紹介したページは絶対に見てね!!
この記事を書いた人
地上の面接カードについてまとめたページを先に読んでいただけると、この記事がスムーズに読めると思います。
▼「地上」の面接カード
公務員試験に共通してよくある質問集もまとめて紹介してるので、こちらも併せてお読みください。
▼100%聞かれる面接質問集!