技術職の合格体験記!
説明会への参加が内定のカギ?
今回は国家一般職「技術職」の体験談です!
官庁訪問のスケジュールや概要についてまとめたページがあるので、まだチェックしてないよって方は先に読んでいただけると嬉しいです!
→官庁訪問のポイントまとめ
「筆記試験(1次)」「面接試験」「説明会2つ(重要)」「官庁訪問」
内容としては、この4パートを紹介していきたいと思います!
【技術職】
クリックすれば読みたい部分の体験記が見れます!
- 「1次(筆記)試験」に関する記事では、実際の試験日の雰囲気や私が受験した感想などを紹介していけたらかと思います。
- 「人物(面接・性格)試験」に関する記事では、面接試験と性格検査の雰囲気や私の体験談・感想を書いていけたらかと思います。
- 「説明会」に関する記事では、国家一般職で合格を勝ち取るために重要な「官庁合同業務説明会」と「個別業務説明会」の雰囲気について紹介していきますね!
- 「官庁訪問」に関する記事では、実際に私が受けた「○○地方整備局」の官庁訪問の雰囲気や感想などを体験談として書いていきたいと思います。
【※先輩たちからアドバイス】
各官庁ごとに官庁訪問(採用面接)の内容も選考基準も何もかもが違うので、全国各地の受験生にお願いして体験談を募集しました!
- 【★官庁訪問の合格体験記まとめ】
官庁訪問の流れ、雰囲気、聞かれたこと等を受験生が官庁ごとに紹介! - 【★国家一般職の合格体験記まとめ】
人事院面接で聞かれたことや勉強方法等、先輩から後輩へアドバイス! - 【官庁訪問のポイント】
初心者向けに基礎情報をまとめました - 【個別業務説明会のポイント】
参加する前にやるべきこと&気を付けることを紹介!
自分が受験する官庁の官庁訪問(選考)の内容はできれば把握しておきたいところです!
年度・地区ごとにも内容は違いますが、実際に受けた方の体験談は参考になると思いますので、是非チェックしてみて下さい↑
目次
【国家一般職の体験記(技術職)】筆記試験日の雰囲気と私の感想
この記事を読んで実際の試験日の雰囲気をつかんでいきましょう!
【国家一般職の体験記(技術職)】試験開始前の出来事
国家一般職の試験は近くの大学が試験会場となっていたので、車で30分の場所にある大学で受験することができました。
今回は私も国家一般職を志望している友人と一緒に会場に向かいました。
国家一般職は会場が近くで助かった!
朝7時20分くらいに車で家を出発してだいたい8時前に試験会場の大学に到着しました。
周りの人は友人などと一緒に来ている人が多く、緊張していない人が意外に多かったように感じました。
国家一般職は人気の試験で人が多かった
ただ人気の試験というだけあって人はめちゃくちゃ多かったです。
受付は受験区分関係なしで行われるので、受付までに人がすごいたくさん並んでいましたね。
そんな私はというと「土木区分」でこの国家一般職を受験しました。
試験会場は技術系で受験者がまとめられているようでした。
上から目線的な言い方で申し訳ないんですが、国家一般職は落とすわけにはいかない試験だと思っていたので、気合いが入っていました。
教養⇒論文(専門記述)⇒専門択一
既に総合職と労基の試験を受けているので、試験会場の雰囲気には慣れてきていましたね。
ここまでは注意する点はありませんが
国家一般職の日程は午前中が教養試験、午後の最初が専門試験記述式(※小論文)、午後の最後が専門試験多肢式となっているので、試験科目の順番だけ注意ですね!
では次に実際受けてみた感想を書いていきたいと思います。
【国家一般職の体験記(技術職)】教養試験の感想と反省点
もともと教養が身についていない私にとっては教養試験が一番難しい試験でしたね。
教養試験に関しては総合職や労働基準監督官の時と同じような感想でした。
教養試験は2時間20分(140分)で40問を解く
国家総合職は30問で対策もしやすかったのですが、
国家一般職の教養試験は2時間20分(140分)で40問を解くといったシステムなんですね。
時間配分はめちゃくちゃ大事だった!
合格へのカギは”時間配分”だなと思いました!
教養試験の目安は5割でした
この40問の中の世界史や地理、政治経済などの一般知識と呼ばれる問題は時事以外一切対策していません。
13問分はすべて適当にマークしました。
配点の高い専門択一で点を取る算段だったので、教養試験の目標は5割でした。
時間戦略は大事!
今回も総合職の試験と同様、時間ごと決め打ちして問題を解いていきました。
その時間戦略(プラン)がこちらです。
- 開始~50分:現代文の6問
- 50~60分:時事の3問
- 2.3分で勉強してない科目を適当にマーク
- 63~80分:資料解釈3問
- 60~140分:数的・判断推理
50問も「現代文」に使うなんて馬鹿じゃねえか!と思われる方も多いかもしれませんが、一般知識をほとんど対策してない私にとって、これが国家一般職の教養試験を攻略するために残された最後の選択肢でした。
現代文は予定通り満点
「現代文」はかなり難易度が低いので、焦らずに時間を使えば確実に正解の選択肢にたどり着けると自分は思っていました。
なので、文章をすべて読んで私は50分くらいかけて慎重に6点を取りに行きました(笑)
国語が得意な人なら30分もかからずに全問正解できると思います。
結果的に現代文では6点きっちり取ることができましたね。
勉強してない科目はサッと見て適当にマーク
そして簡単に時事問題に手を付けた後、勉強していない問題をすべて適当にマークしていきました。
勉強してないからどうせ読んでも読まなくても一緒ですからね。
(あり得ない選択肢やヤバいものだけは外した方がいいと思います)
資料解釈は点の稼ぎどころ
そしてもう一つ確実に点が取れるのが「資料解釈」という科目です。
これも選択肢をチェックしていくだけなので、ある程度安定して点が取れると思います!
資料解釈に関しては選択肢⑤から④、③、②、①と順番にチェックしていくことが早く解くコツです。
計算は好きなので15分くらいかけて確実に3問をとりにいきました。
残りは得意の数的・判断に全振り
そして残りは得意の数的・判断推理に時間をすべてつかいました。
時間配分を少しだけミスったので、数的・判断推理に関しては7割くらいしかできませんでした。
色々ミスもあったけど、目標の5割は超えることができた
適当にマークしていたところが全然当たっていませんでしたが、結果的に目標の5割は取ることができました。
大学の入試などで真面目に勉強してきた人にとっては参考にならないかもしれませんが、ゼロからスタートした私のような人には参考になるんじゃないかな~と思います。
ちなみに鉛筆を使う必要はなく、すべてシャープペンでOKです!
教養試験は時間配分が非常に重要です!
得意な科目から攻めてもいいし、時間がかかりそうな科目から解くのもOKです!
自分なりの戦略を立てて試験に臨みましょう!!
【国家一般職の体験記(技術職)】専門試験[記述式]の感想と反省点
私は土木区分で受験したので、土木系に関する問題でした。
小論文のようなものを1時間(60分)かけて書いていくといったシステムです。
当時は文章が苦手でしたが、うまくかけた
文章系は苦手なんですが、文章よりも自分の考えを書くだけでOKの問題なので、ほぼ対策なしで何とかなりました。
なんとかなるというよりも、そこそこうまく書けた自信があります。
土木の専門記述出題例
画像までは載せられませんがH29の問題はこんな感じでした。
- (1) A市は現在「災害に強いまちづくり」を方針として掲げ、今後、中長期的なスパンでインフラの整備を行っていく。
A市において、あなたが行政に携わる土木技術者として防災・減災により水害から守るべきであると考えられるものを自由に述べよ。 - (2) 今後A市が「災害に強いまちづくり」を実現していく中で、(1)で挙げたものを守るために有効であると考える対策について、我が国の行政に携わる土木技術者の観点からあなたの考えを自由に述べよ。
なお、必要に応じて以下のキーワードを用いてもよい
[ キーワード: ネットワーク、土地利用計画、ソフト対策、ICT、資産価値 ]
受けてみて思ったのは、「日頃の土木系に関するニュースなどに対して自分の意見をもっているか?」というようなものを問われている感じでしたね。
職員として活躍してくれそうかどうかを判断している
そして「自分が公務員となったらどのように行動するのか」といった問題が多いように感じます。
私は総合職の試験の対策の時に説明会や資料、白書やインターネットなどを通して土木に関してはかなり詳しくなっていたので、思っていたよりもスラスラかけました。
受験先の職員としての自覚を持ってニュース等をチェックするべき!
小論文の書き方を勉強するというよりも”土木の仕事に関する知識を身に着ける”という方が大事だと感じました。
不安な人は過去問を申請して解いてみるのがいいかもしれませんね!
過去問の申請方法はこちらです!
では次は一番重要な専門試験多肢式の試験についての感想や反省点を書いていきたいと思います!
【国家一般職の体験記(技術職)】専門試験[多肢式]の感想
専門試験多肢式は3時間(180分)で40問を解くといったシステムです。
この専門試験多肢式で高得点をとることが国家一般職合格への近道なので、気合いを入れて試験に臨みました!
時間はたっぷりあるので、普通に1番から順に解いていきました。
前半20問は工学の基礎
私は土木区分での受験なので数学・物理(20問)からのスタートでした。
私はもともと数学は得意だったので数学では点を稼げるよう頑張りました。
国家総合職の時の専門試験多肢式における失敗を糧に、見直しもきちんとしました(笑)
私は実は物理を習ったことがありません
物理は高校でも大学でもほぼ習っていないので、取れる問題を確実に解くといったスタンスで臨みました。
少しミスはしていたものの結果的に数学と物理併せて6割強取れたので、まぁまぁの出来でした。
土木のハード系はほぼ完ぺきに解けた
ミスったのは土木(20問)です。
私は3力と呼ばれる「構造力学」「水理学」「土質力学」はめちゃくちゃ勉強していて得意でした。
いわゆるハード系と呼ばれるこれらの3力の問題10点中、わからない問題が1問だけの9点をとることができました。
選択土木の問題はかなりミスった…
ここまではOKなんですけど、ソフト系(知識問題)の問題10問で、最後の選択肢が切ることができなくて、2点くらいしか取れませんでした…(笑)
模試とか過去問などの本番形式の試験でもこんなにひどい点を取ったことが無かったのに、完全に本番でやらかしました。
自信がある問題が2問+その他の問題もすべて2択に絞れてたのに…
確実に取れた問題が2問あって、それ以外の問題もすべて2択まで絞れていたのに、すべて外しました(笑)
冗談抜きで7~7.5割くらいできたと思っていた。
まぁこれも最後まで選択肢を絞り切れない私の実力不足なんですが、あまりにもセンスがなさ過ぎましたね。(冗談抜きで試験が終わった後は7割~7割5分くらいはできたかなって感じでした)
皆さんは私と同じミスはしないでくださいね!
このソフト系(知識問題)に関しては過去問だけですがかなり勉強していたので、そこそこはできると思っていたんですが、やはりそれだけでは選択肢を絞ることしかできませんでした。
結果的にトータルで6割くらいとれたのでまぁまぁなんですが、最低でも7割は取りたかったので残念でした。
読んでくださる皆さんは詰めが甘い私のようにならないように気を付けてください!!!!
こちらも鉛筆を使う必要はなく、すべてシャープペンでOKです!
【国家一般職の体験記(技術職)】面接試験の雰囲気と私の感想
【国家一般職の体験記(技術職)】面接試験日までの前置き
国家一般職の面接試験は7月の終わり~8月の頭くらいで行われます!
1次試験を合格した人に合格通知(ハガキ)が届くのですが、その合格通知に面接試験の日程・会場が記載されています。
ちなみに、私は7月後半に面接を受けました。
【国家一般職の体験記(技術職)】面接試験の概要や服装、持ち物など
面接試験を始める前に、まずは性格検査が行われます。
これは単純に人間として正常な考え方をしているか、といっただけの試験ですので気楽に受けて大丈夫です。
性格検査
- 試験時間 15分
- 質問数 100問(全問必須回答)
- 内容は性格を判断するもの
不安な方は私が練習問題なども用意していますので性格検査についてまとめたページ(↓)を見てみてください!
⇨【性格検査の例題30問】不安な人だけやってみよう!
次は面接試験の概要について簡単にまとめて紹介します。
面接試験
そして肝心の面接試験はこちらです。
- ひとり当たり約15分
- 面接官は3人
- 面接カードに沿って質問される
次に簡単に服装と持ち物についてまとめておきます。
服装や持ち物について
[服装] スーツ(夏服でOK)
[持ち物]
1次試験合格通知書
面接カードや採用志望カードなど指定された書類
カバン
シャープペン(又は鉛筆)
とくに持ち物や服装で注意する点はないです。
夏なのでタオルやハンカチに加えてうちわなんかを持っていくといいかもしれませんね。
それではこれから実際の試験日の雰囲気を私の体験談として書いていきたいと思います。
面接試験配点は2/9、筆記試験の配点は7/9だから、筆記試験で点がとれていれば面接試験は普通にこなすだけでも合格することができます!
【国家一般職の体験記(技術職)】面接で聞かれたことや当日の雰囲気・感想
私の面接開始時間は2時半くらいで、集合は1時でした。
集合が12時のグループ、集合が2時のグループなど、グループごとに性格検査や面接試験の説明の時間がわけられているようです。
面接会場も遠かった~!
面接試験の会場も車で約2時間半くらいかかる場所にあったため、余裕をもって会場(庁舎)に足を運びました。
待合室はこんな感じ!
到着して待機室的な部屋(↓)に向かいました。
他の受験生もいたのですが、9割以上の方が夏服のスーツ(クールビズ)でしたね。
性格検査⇒面接の説明⇒面接
そして時間がきて、まずは性格検査の説明から始まりました。
本番の性格検査もサクっと終わらせ、次は面接についての説明が始まりました。
面接を行う部屋の場所やルールについての細かい説明をしてもらい、面接試験が始まりました。
私の場合は6人グループでした
同じ机の6人がグループとなっていて、左の人から順に面接を行うシステムでした。
私はその組で1番目に面接をしました!
私は1番左の席だったので面接が1番目でした!
まぁ早めに終わらせてしまった方が気楽でいいですよね!
終わった人から帰宅してOKだったのでさらにありがたかったです。
面接室の構図
面接を行った部屋はこんな感じでした。
先ほど説明を受けた部屋にカバンを置いてもよいとのことだったので、カバンはその待機室的な部屋においておきました。カバンは面接の部屋にもっていかない方がいいと思います。
ボーダーラインの関係で面接は落ち着いて受けられた
私は筆記試験の方がそこそこできていたので、面接試験は普通にこなせば受かると思い、少しは気楽に受けることができました。
国家総合職と労働基準監督官の本番面接をすでにこなしているので、少しだけ面接に慣れている感覚もありました。
質問はほぼ面接カードに書いたことからでした!
そして質問内容に関してですが、ほとんどの質問が面接カードに書いたことからでした。
面接カード以外からの質問はコレ
- 「最近読んだ本は?」
- 「家族以外で尊敬できる人はいる?」
面接カードに書いたこと以外ではこのような質問をされました。
国家一般職の面接の質問集というページを作っているので、面接の答え方や頻出の質問が気になる方はそちらもチェックしてみてください!
当時の私は、尊敬できる人は「野球選手のイチローです。努力がなんちゃら~で~だからです。」みたいな感じで答えました(笑)
本に関しては「昔はよく読んでいたのですが、最近は忙しくて本を読めていません。」と普通に答えてしまいました。
私はこういった想定外の質問にうまく対応することができないようです。
落ち着いて考えればうまい答えなんていくらでも出てきそうなもんですが、本番では少し焦ってしまいますからね~。
実際に人事院面接だけじゃなくて、官庁訪問でも↓この質問集から多く聞かれているから、こっちも要チェックです!!
100聞かれる面接質問集&回答ポイント
【国家一般職の体験記(技術職)】官庁合同業務説明会の雰囲気と私の感想
官庁合同業務説明会の概要や服装、持ち物など
7月中旬に行われる国家一般職の官庁合同業務説明会は1次試験合格者のみ参加することができます!
(普通の説明会はだれでも参加できます)
そして全国を9ブロックに分けて、地域ごとに説明会が開催されています。
官庁合同業務説明会の持ち物と服装
まずは簡単に服装と持ち物についてまとめておきます。
[服装] スーツ(夏服でOK)
[持ち物]
1次試験合格通知書
カバン(パンフレットをたくさんもらいます)
とくに持ち物や服装で注意する点はないです。
1次試験合格通知書は合格発表の2、3日後に合格者の手元に届きます。
夏なのでタオルやハンカチに加えてうちわなんかを持っていくといいかもしれませんね。
行政は朝から夕方、技術は午後から夕方
そして時間としては基本的には行政職の場合は朝から夕方まで、行政職以外は昼から夕方までの開催となっているようです。
実際に僕が参加したときも行政職は朝10時頃~17時で行政職以外は13時頃~17時の開催でした。
開催場所は地域(9ブロック)ごとにことなるようです。
大学が会場となっていたり、合同庁舎で開催されたり、セレモニーホール的な場所が会場となっていたりもします。
受験している区分ごとに採用枠が違う
注意しなければならないことは、自分が受験している区分の採用枠がない省庁の説明を聞いても意味がないということです。
どういうことかと言いますと、例えば以下の3人が説明会に参加したとします。
- 行政区分で受験しているA君
- 土木区分で受験しているB君
- 機械区分で受験しているC君
例を2個ほど挙げていきますね。
例1:労働局の説明会に参加したとします。
これは少し大袈裟ですが、労働局の採用は行政区分のみとなっているので、B君とC君は説明を聞いても採用枠が無いので、絶対に合格することはできません。
例2:農林水産省/農政局の説明会に参加したとします。
これは行政区分と機械区分での採用はありますが、土木区分での採用はないので、B君は説明を聞いても採用枠が無いので、絶対に合格することはできません。
ちょっと興味があるから覗いてみよう~ってノリではダメなんですね。
まぁただ説明を聞きたいだけ、来年は別の区分で受験するから、などの理由なら参加してもよいと思いますが、基本的には無駄足となってしまいます。
採用枠があるかないか確認しておこう!
採用枠をきちんとチェックしていないと説明会に参加しても意味がないという事になってしまいますので、きちんと調べてから説明会に参加しましょう!
とはいっても、案内係の人が「受験区分はどこですか~?」って聞いてくれるので、実際は大丈夫だと思います。
人事院のHPに地域ごとにまとめられているPDFがあるので、目を通しておくと良いと思います。
⇒人事院が公表している【採用予定枠一覧】
例えば「○○地方整備局 採用情報]などと調べれば、毎年どれくらいの人が合格しているのかが出てくるところもあります!もちろん見れない省庁もありますが…
官庁合同業務説明会の雰囲気と感想
私は○○地方整備局にしか興味がなかったので、12:45の受付に間に合うように会場に向かいました。
夏は暑いぞ~!
駅から会場までかなり遠く、結構歩いたのでめちゃくちゃ暑かったです。
汗をかきたくない人はタクシーを利用するといいかもしれません。(会場が駅から遠い場合)
採用側も受験生を囲い込みたい!
受付を終えた後、私は真っ先に○○地方整備局の説明をしている部屋まで向かいました。
「こちら○○整備局です。どこの区分ですか~?」などと歩くたびに色々な省庁の係りの人から声をかけてくれました!
どこの省庁も優秀でやる気がある受験生に合格してもらいたので、争奪戦じゃあないですけど、そんな感じで活気がありました。
整備局の説明会に参加
そして○○整備局の部屋につきました。
時間ごとに数回に分けられていて、さらに1回の説明会では10人ほど、などと人数に決まりがあるようです。
なので、整理券をもらって1回目の説明が終わるのを部屋の外で待った後、業務について説明をしてもらいました。
説明会の会場の構図
会場の雰囲気はこんな感じ(↓)でした。
道路・河川は確実に覚えているのですが、港湾関係(建築系もあったかも)は見ていないので、たぶんこんな感じだったというものです。
パンフレットもらうの忘れて恥ずかしかった
私はてっきり説明をしている部屋の中でパンフレットがもらえるものだと勘違いしていて、パンフレットや資料をとるのを忘れてしまったんですね。
もちろん、○○地方整備局の資料も部屋でもらえたのですが、受付の近くにあったパンフレット置き場のパンフレットを使って説明をする機会が多かったです。
まぁ資料をスクリーンに映して説明してくれたので、なくてもなんとかはなりましたが、不便でした(笑)
官庁合同業務説明会のポイント
そんなことは置いておいて、重要なのポイントだと感じる点は主に2つありました。
- 説明をしてくれる方は採用担当
- 個別業務説明会の予約をする
本当に超重要だと思いますので、簡単に解説したいと思います。
①説明をしてくれる方は採用担当
まずは①についてですが、説明会を開催してくれる方たちは企画部と呼ばれる部署の方たちで、採用関係の仕事全般を行っています!
ということで…
説明会で説明してくれる省庁の方が面接官となる可能性があるということです!
実際に私が受けた時も、
道路関係と河川関係で1人ずつ説明をしてくれたのですが…
その説明をしてくれた2人が官庁訪問の面接官でした!
顔を覚えてもらうのはめちゃくちゃ大事!
説明会でやる気があるアピールをすることで、顔を覚えてもらえるかもしれませんよね!
私も質問を用意していたので、実際に質問タイムで聞いてみました。
積極的に質問するべき!
私は「道路や河川関係の仕事を行う上で身に着けておいた方がいいことや知識などはありますか?」といった内容の質問をした覚えがあります。
説明会に行く前になにか質問を用意しておくといいと思います!
②個別業務説明会の予約をする
そして②についてですが、先ほどの図のピンク色の部分で「個別業務説明会」と「現場見学会」の予約ができました。(整備局の場合)
合格したいなら絶対に”個別業務説明会”の予約を忘れないように!!!
見学会の方はどうでもいいといったら失礼ですが、参加してもしなくてもどっちでもOKだと思います!
(もちろん、参加した方が後で色々有利に働くと思います。)
個別業務説明会は第一の官庁訪問!
個別業務説明会はやる気のアピールチャンスであり、面接チャンスです。
自分の都合に合わせて日にちを決定できるので、絶対に参加してください!
(参加しない=面接のチャンスを1つドブに捨てているようなもの)
ネットでも予約できます!
合同業務説明会に参加できなかった方も、インターネットで予約ができます。
インターネット予約の場合、7月の頭からできる場合もあるので、自分が興味がある官庁のHPをチェックしておくと良いかもしれませんね。
それでは次にこの超重要な個別業務説明会の雰囲気などについて私の経験を踏まえながら紹介していきたいと思います。
【国家一般職の体験記(技術職)】個別業務説明会の雰囲気と私の感想
※昔と今とで官庁訪問の日程が異なります。(昔は8月下旬の最終合格発表日以降から官庁訪問)
ご理解の上読んでいただければ幸いです。
※話す相手は基本的に採用担当者ですから、個別業務説明会での会話内容や自分の雰囲気は内定にも影響すると思っておいた方がいいです。(※当然、違う場合もあります。)
個別業務説明会の概要や服装、持ち物など
個別業務説明会の会場はもちろん、自分が希望する官庁の庁舎です。
この個別業務説明会では官庁の方と1対1で説明をしてもらうことができます。
私が訪問した整備局は、2人がペアとなっていたようで、私のほかにもう1人同じ時間帯で予約をしていた人がいました。
道路と河川関係の説明で分けられているので、交互に説明を受けるような仕組みになっているようです。
個別業務説明会はフライング官庁訪問
1つの持ち時間は30分でした。それを道路と河川で1回ずつ行うといった感じです。
ということで、実は個別業務説明会は最初の”官庁訪問(採用面接)”なんです!
これは絶対に覚えておいてくださいね!
個別業務説明会の持ち物と服装
まずは簡単に服装と持ち物について紹介します。
[服装] スーツ(夏服でOK)
[持ち物]
1次試験合格通知書or学生所
受付カード(予約したときにもらえます)
カバン
新幹線の都合で予定より早く着いてしまった
あたりまえのことですが、予約した時間より早く庁舎についていなければいけません。
私は田舎出身なので庁舎まで新幹線を使う必要があり、余裕をもって向かったら庁舎には1時間も早くついてしまったんですね。
同じように待機している受験生と雑談してました
それでも中で待機しようと思い、庁舎の中で係の人に案内してもらって自動販売機の前のベンチで待機していました。
同じように早く来ていた女の人が2人いて、暇だったので雑談して過ごしました。
そして時間が来て係りの人が案内してくれて、個別業務説明会が始まりました。
昔は7月中旬に官庁訪問をやっていました。
採用側もやる気のある受験生を採りたかったから早めに官庁訪問をしてたのですが、この行為が禁止となってしまいました!
そこで今は”個別業務説明会という名目”で採用面接(官庁訪問)をしています。
個別業務説明会の雰囲気と感想
予想していなかったのですが、まず最初に履歴書のようなものを書くように指示がありました。
⇒ここで『この説明会は本当に採用面接でもあるんだ…』と実感しました。
まず港湾への採用を希望するか聞かれる
そして係りの人から入念に「港湾関係への採用を希望しますか?」と聞かれました。
私とペアだった受験生は港湾関係も志望していたようですが、私は港湾に興味がなかったので、希望しませんと答えました。(これに関しては志望度の強さが伝わってよかったんじゃないかな?と思います)
個別業務説明会(1:1)の構図
実際の部屋はシンプルですがこんな感じ(↓)でした。
雑談と質問タイムが主でした!
個別業務説明会は30分でしたが、説明は10~15分くらいであらかた終わり、残りは雑談と質問タイムといった感じでした。
履歴書に書いたことについていくつか質問されたり、普通に趣味の話をしたり、大学の話をしたりと普通に会話をしていました。
逆質問は用意しておこう!
それに加え「何か質問はありますか?」と絶対に聞かれるので、これは準備しておいた方がいいと思います!
道路の時に
- 「私は土木系の学科出身ではないので、道路関係の仕事を快適にこなすために学生のうちに身に着けておいた方がいい知識や経験はありますか?」
- 「道路関係の仕事のやりがいを感じるのはどんな時でしょうか?」
河川の時には
- 「採用された後、配属先はどのようになりますか?」
- 「○○さんは初めから河川希望だったのですか?」
仕事に対する意欲のアピールと、単純に気になっていた配属先(転勤地)について質問しました。
絶対に聞かれることなので、もう少ししっかりとした質問を用意しておけばよかったと思います。
なんとなく雰囲気は伝わりましたかね?
重要すぎてまたダラダラ書いてしまいそうなので、ここらへんで説明会の雰囲気については終わりにしたいと思います。(以下の記事でポイントを解説しています!)
最後に、『終わってから気づいた重要なポイントだった出来事』を簡単におまけ(余談)として書いていきますね!
【個別業務説明会の重要な話】受付のお姉さんについて
先ほど庁舎に早めに到着してしまったという話をしましたが、係りのお姉さんが私にすごい親切にしてくれたんですね。
私が気楽に「ここが第一志望で」「出身が○○なので、余裕を持ってきました」なんて話していて、大学の話なんかもしていました。
係のお姉さんと年齢が同じだった
話の内容的にそのお姉さんと私の年齢が同じであることに気づいて親近感がわいたのか少し雑談に付き合ってくれたんですね。(私は大学院生でお姉さんは高専卒でした)
雑談の重要性
そして私のバッグのわきに「タバコ」が入っていたんですけど、それがたまたまお姉さんに見えてしまったんですね。
- 姉「タバコ吸うんだね~なんか意外!」
- 私「タバコってコミュニケーションが取れる場でもあるんですよ!仕事してても話せるきっかけになったりして、仲良くなったりもできますし!」
- 姉「そうだよね!うち(整備局内)でも、タバコがきっかけで仲良くなった部署もあったし」
- 私「そういえば!この間の官庁合同説明会でも、終わった後、喫煙所でたまたま○○さん(説明会で説明してくれた人)に会いましたよ!挨拶しただけでしたけど!」
意外とそれがお姉さんにもいい印象を与えたようで(笑)
そのあと少し雑談してから業務があるといって帰っていきました。
話す人は全員採用関係者だと思ってください!
なぜこんな話が重要なのかというと、
お姉さんも、”企画部(採用関係)の人’’だからです!
私が結構特徴的な人生を歩んでいたうえ、そのお姉さんと色々な話をしすぎて、官庁訪問の前にあだなをつけられる始末でした…!!
間接的に評価が伝わる!
そうなんです!お姉さんに話したことが採用担当者に伝わっていたんですね~!
後日談ですが、本当の官庁訪問の時にもそんな話ばかりをしていた覚えがあります!
私が言いたい「意外とタバコが武器になった話」は以上です!
大人になった現在はもうタバコは吸っていません(笑)
【技術職の官庁訪問体験記】本番の雰囲気と私の感想
はじめに言っておくと、私の体験談はあまり参考にならないかもしれません。
理由①:個別業務説明会後に内々定をもらうことができ、官庁訪問はただの作業だったから
理由②:昔と今とで官庁訪問のルールや日程が違うから。
【※先輩たちからアドバイス】
各官庁ごとに官庁訪問(採用面接)の内容も選考基準も何もかもが違うので、全国各地の受験生にお願いして体験談を募集しました!
- 【★官庁訪問の合格体験記まとめ】
官庁訪問の流れ、雰囲気、聞かれたこと等を受験生が官庁ごとに紹介! - 【★国家一般職の合格体験記まとめ】
人事院面接で聞かれたことや勉強方法等、先輩から後輩へアドバイス! - 【官庁訪問のポイント】
初心者向けに基礎情報をまとめました - 【個別業務説明会のポイント】
参加する前にやるべきこと&気を付けることを紹介!
自分が受験する官庁の官庁訪問(選考)の内容はできれば把握しておきたいところです!
年度・地区ごとにも内容は違いますが、実際に受けた方の体験談は参考になると思いますので、是非チェックしてみて下さい↑
【技術職の官庁訪問体験記】アポイントメントについて
国家一般職は2次面接をクリアして最終合格をもらいますが、最終合格=採用というわけではありません。
官庁訪問と呼ばれる採用面接を突破してようやく就職先がきまります。
昔は8月の頭くらいから官庁訪問の予約ができた
8月の頭くらいに官庁訪問の予約が始まります。
そう、この官庁訪問は希望する官庁にアポイントメントをとって面接を受けるんですね!
官庁訪問の予約開始日の朝9:00に自分が興味のある官庁の予約を取ってください!
(メールか電話か等と予約システムは官庁ごとに違う)
官庁訪問は最終合格発表日以降に解禁
そして官庁訪問は最終合格発表日から開始となっています。
(※2020年等は1次合格発表日の翌日から官庁訪問解禁)
官庁訪問の予約が取れるか取れないかは超重要!
この官庁訪問解禁日に採用面接のアポが取れるか取れないかが合格へもかなり影響します。
私は○○地方整備局以外は興味が無くて受けるつもりがなかったので、○○地方整備局の面接のアポを取りました。そして、私はその初日のアポが取れたということですね!
官庁訪問のポイントはこちらのページ
官庁訪問のポイントについて徹底的にまとめたページも用意しているので、官庁訪問のポイントが知りたい方はチェックしてみてくださいね!
私は官庁の採用担当から初日に面接に来てくださいって逆にアポをとられたぞ!
大きい声では言えないけどね。
【技術職の官庁訪問体験記】訪問初日の雰囲気と感想
私は実家の近くの○○地方整備局を受けようと思ったわけですが、田舎に住んでいるのでその整備局まで新幹線で1時間くらいかかりました。
あまり都会が好きではないので、新幹線や駅のホームなどの人の多さに試験前から疲れましたね。
新幹線の都合でまたもや早く会場に到着
説明会に続き今回も余裕をもって40分くらい前に官庁についてしまったわけですが、階段を上っていると、たまたま個別業務説明会の時にお世話になったお姉さんと再会しました。
係のお姉さんが待機室まで案内してくれました
先ほど、このお姉さんのおかげで合格することができたという重要な話をしましたね。
ありがたいことに軽く雑談をしながら待機室まで案内してくれました。
予定を変更してくれて、すぐに面接が始まった
それでも予定時間まであと30分くらい時間があったので、採用担当の方に連絡してみてくれたみたいで、時間を変更してもらって到着してすぐに面接試験が始まりました。
面接部屋の構図
面接の部屋は個別業務説明会の時と同じでした。
まずは道路関係の採用担当者
個別業務説明会の時にかなり私のことを高く評価してくれてたみたいで、初めの数分くらい志望動機などを聞かれただけであとは雑談をして1人目の面接(道路)は終わりました。
次に河川関係の採用担当者
次に河川関係の担当をしている方との面接が始まりました。
こちらも個別業務説明会の時と一緒の方で、簡単に面接試験をした後は雑談をしただけでした。
この2人の面接で採用試験は終わりました。
正確な時間はわかりませんが、1人あたりだいたい10~15分程度だったと思います。
無事内定を獲得!
そして無事、この官庁訪問の日に内定をいただくことができました。
あまり大きい声では言えませんが、実は官庁訪問前に内々定の電話があったり・・・なかったり・・・しました!(さっきもちらっと言いましたが)
説明会から受験生に目をつけているんだ!
何が言いたいのかというと、私は能天気に個別業務説明会に参加しましたが、
”個別業務説明会で内定が決まる”と言っても過言ではないくらい説明会への参加が重要ということです。
実際に終わった後の感想ですが、個別業務説明会が第1の官庁訪問で、今回のこの記事で書いている本来の官庁訪問は第2の官庁訪問だと思いました。
もちろん、個別業務説明会であまりうまくアピールできなくても、官庁訪問でうまく話せればOKです。
あまり参考にならないかもしれないですけど、私の官庁訪問体験談は以上です。
ありがとうございました!
▼「内々定」の辞退方法はこちら
▼官庁訪問のポイントはこちら
【技術職の官庁訪問体験記】諦めたらそこで試合終了だ!
この官庁訪問と呼ばれる試験を乗り越えるためには、根気も必要です!
ひとつやふたつ受けてみて受からなかったら諦める、なんてのはせっかく最終合格をしたのにもったいないと思います。
官庁訪問は粘り強さが大事!
実際に私の友人も粘りに粘ってようやく合格をもらうことができた人がいます。
その合格をもらった理由が、「前に内定を出していた人が5人ほどその内定を蹴ったから」とのこと。
12月1月まで粘ってようやく内定をもらうことができたという受験生もたくさんいます!
皆さんも粘り強さは大事にしてみて下さい!
採用側も働いてくれる人が欲しい!!
官庁側も人が欲しくて採用面接をしているわけですから、内定を出した人に辞退されてはこまりますよね!
例えば、もともと10人採用を予定している官庁なら、人が足りないから10人くらい一緒に働いてくれる人がほしいということです。
辞退者は基本的にはいる!
そして、基本的に辞退者はでてきます。
先に採用した人が来てくれないということは、今まで訪問してくれた方を繰り上げ合格にするか新たな受験生に声をかけるかして、新たに働いてくれる人を確保しなければいけないということになります。
諦めなかった人にチャンスが!
それで今まで何個も落ちたけど諦めずに官庁訪問をしていた受験生が合格できたりもするということですね!
「諦める=合格できるチャンスを捨てている」ということですよ!
逆に言えば官庁訪問なんて自分でアポが取れるんだから、どれだけ官庁訪問での採用面接というチャンスを作れるかというのがポイントなわけです。
官庁側から電話がかかってくることも
官庁の方から電話がかかってきて、「○○省ですけど~といった仕事に興味はありませんか?」などと官庁訪問の予約を催促されることもあります。
実際に私もまったく興味のない官庁から2~3回そういった電話がかかってきました。
(翌年の2月まで採用希望のまま意向届を提出し続けていれば、基本的に10~20個くらいからの官庁からお誘いの電話がきます)
こういった状況を見越して、いくつか採用枠のある官庁の説明会に参加しておくのもよいかもしれませんね。
諦めたらダメよ!
諦めたらそこで試合終了
これが言いたかったために書いた余談でした。
内定をもらうまでの辛抱ですから、それまでは諦めずに官庁訪問がんばっていきましょう!
長々と呼んでいただきありがとうございました。
【※先輩たちからアドバイス】
各官庁ごとに官庁訪問(採用面接)の内容も選考基準も何もかもが違うので、全国各地の受験生にお願いして体験談を募集しました!
- 【★官庁訪問の合格体験記まとめ】
官庁訪問の流れ、雰囲気、聞かれたこと等を受験生が官庁ごとに紹介! - 【★国家一般職の合格体験記まとめ】
人事院面接で聞かれたことや勉強方法等、先輩から後輩へアドバイス! - 【官庁訪問のポイント】
初心者向けに基礎情報をまとめました - 【個別業務説明会のポイント】
参加する前にやるべきこと&気を付けることを紹介!
自分が受験する官庁の官庁訪問(選考)の内容はできれば把握しておきたいところです!
年度・地区ごとにも内容は違いますが、実際に受けた方の体験談は参考になると思いますので、是非チェックしてみて下さい↑
この記事を書いた人
面接はマッチングの場なので、良い受験生に目星をつけておくことが当然の話になってきます。