公務員試験では「時事」の出題数がかなり多いです!
時事を極めるものは公務員試験を制すと言っても過言ではないくらい『重要な科目』となります。
実は出題数以上に重要度が高いんですね!
この記事では時事問題に関する6つのポイントを紹介していきたいと思います!
ではさっそくまいりましょう!


このページを読んでポイントをきちんと把握しておこう!


以下のページを1日1回更新します!(※2021年度は未定)
目次
【公務員試験の時事対策】出題数まとめ
基本的に公務員の教養試験では「時事問題」の出題数がかなり多いです。
試験ごとにまとめてみるとこんな感じ!
※地方公務員の試験は自治体ごとに出題数が異なります。表は地方上級「全国型」と市役所「A日程」の一般的なものを参考にしています。
国家一般職や国税専門官など、国家公務員の試験では3問しか出題されないのに対し
県庁や市役所、特別区などの試験では4問出題、都庁では40題中5題も出題されています!
さらに、公務員の試験というもののは「時事問題」と密接にかかわっている科目・試験が多数あります。
→時事という基盤をきちんとおさえておくことで、他の科目等も勉強しやすくなります!
向き合い方としては、
国家公務員を志望する場合、時事対策もほどほどに、
地方公務員を志望する受験生はある程度気合を入れて対策していきたいって感じですね!


実は出題数以上に時事対策というのは重要なんだ!
【公務員試験の時事対策】どんな問題が出るの?
時事問題って言われても「どんな問題が出題されるんだ?」って話ですよね!
ということで1問例題を載せておきます!
コレは特別区の令和元年度の問題ですね!
→答えは『5』です。
「む、難しい…」って思うかもしれませんが、コレって公務員試験の時事対策本に出題されやすいポイントとして載っているので、きちんと対策した方は余裕で解けちゃうと思います!
逆にニュースをチェックしただけ~とかだと、こういった問題って解きにくいと思うんですよね!
→公務員試験の時事対策本を使って対策するのが一番効率がイイ!
公務員試験の時事の「出題範囲」は?
基本的に試験日~試験日の1年前までのニュースが出題されます!
ココをおさえておけばOKということですね!
後で紹介しますが、時事対策本というのは毎年2月に発売されます。
よく受験生に「本発売~試験日までのニュースはどうしたらいいんですか?」って聞かれるんですけど、無理に対策する必要はないと思います。
→他の受験生もほとんどが対策してませんし、範囲も特定しずらいので非効率的です。
→変なことは考えずに、時事対策本だけやっとけば問題ありません!

公務員試験の時事の「目標点数」は?
時事問題というのは範囲がめちゃくちゃ広いです!
単純に1年の間に起ったニュースって山ほどありますからね!
→時事で満点を取るというのは至難の業です。
じゃあ何点を目指せばいいのかというと
「目標は7割前後」だと思います!
3問あったら2問くらい
4問あったら3問くらいは正解したいってこんなイメージですね!
【公務員試験の時事対策】なぜ出題数が多いのか?
公務員という職業柄、社会事情には敏感に反応しなければいけませんよね!
「コロナウイルス?なんじゃそりゃ?」なんて言ってるようじゃ一発不合格も夢ではありません!
世の中の社会事情や自治体が抱える課題に向き合っていくのが公務員の役割でもありますから、『時事問題』の重要性は極めて高いと言えます。
時事に関心があって、その課題を解決するための自分の意見があって、課題に対する行政の取り組み方についてもきちんと把握できている受験生は『公務員の適性アリ』とみなされるわけですね!
→時事以外のことでも、物事の変化に柔軟に対応できる思考力がある方は公務員に向いていると私は思います!
時事の知識は「面接・討論・論文」など様々なところで活躍!
時事問題の出題数が多いと言っても全体の10%前後とめちゃくちゃ比重が大きいわけではありません。
「大して重要じゃないじゃんか」って思ったあなたは要注意です(笑)
基本的に筆記試験では「事務処理能力」や「論理的思考力」「一般教養の有無」をチェックする目的の方が大きいので、数的処理などの科目の方が出題数が多くなってるんですね!
→時事問題に関心があって、それについての意見を持っているか、今後の取り組み方について理解できているか…等は他の試験できちんとチェックしたいわけですよ!
→その試験が「小論文」や「面接」「集団討論」というわけですね!
だから面接試験でも「年金問題についてどう思う?」なんて聞かれちゃったりします。
社会事情に対する自分の意見、行政サイドの意見というのが求めれられているんですね~!
「年金問題?知りませ~ん」なんて言ってるようじゃ公務員に向いてないとみなされてしまいます。
(もちろん、うまく答えなかったから一発不合格というわけではありませんよ)
論文試験でも同じですよね!
自治体が実際に抱えている課題(社会事情)に対して、
ありきたりな薄っぺらい内容の解決策、取り組みしか書けない受験生よりも
きちんと調べなければわからない自治体の施策や今の現状を書いたり、その課題の背景として自分が調べたデータを少し書いておいたりできると評価も高くなりやすいです!

攻めの論文ではなく守りの論文
そう、文章構成を『パターン化』させて万人受けする論文を書くのがベストだと思います!
→気になる方は【小論文の書き方・コツ】を参考にしてみてください!
【公務員試験の時事】対策方法&オススメ参考書を紹介!
時事対策がどれだけ大事か少しはわかっていただけましたか?
時事の対策をしないということは、公務員になれる可能性を大幅に低下させてしまうことになるわけですよね!
でも、「時事になんて興味ないよ」っていうのが受験生の皆さんの本音なんじゃないでしょうか?
私もね、当時はニュースになんてまったく興味がありませんでした!
公務員にはなりたいけど、時事には興味がない…不安しかないですよね(笑)
でも安心してください!
正しく勉強できれば平均7割くらいなら取れると思いますよ!
では今から私が考える4つの時事の対策方法について、それぞれ詳しくお話させていただきますね!
時事の勉強方法1:公務員の時事対策本を使う!

※令和3年度版を購入してください!
私がオススメする参考書はこの3つです!
どんな方にオススメなのか、どのようにオススメなのかという点を少し紹介させてください。
速攻の時事
公務員試験の時事対策といったらコレという王道の参考書だと思います!
独学の方だけでなく、公務員講座などでも「速攻の時事」を受験生に配っているパターンが多いと思います。
皆がコレを読んで合格している!
→自分もこれを読んで合格しようって感じですね!
実際に私が受験生だった時も
この2冊しか対策していないまま色々な試験に挑みましたが、
結果として時事で3問中2問は正解の選択肢を選べました!
(→試験トータルで7割正解くらいでした)

東京都・特別区のパーフェクト時事
コイツは『都庁』と『特別区』の時事問題に特化した参考書です。
→都庁・特別区志望者は絶対にコレで対策していきましょう!
なんといっても都庁・特別区の時事というのは出題のされ方が特徴的だったり、頻出テーマなどがあったりと、対策しやすくなってます。
→受験先ごとの特徴は後程紹介します!
頻出のポイントだけが記載されているのではなく、予想模擬問題もついているのでコレ1冊完璧に仕上げるだけで合格率が大幅に上がると私は思います!
→目標の7割はコレ1冊で達成できると私は思います!
みんなの時事テキスト
※最新版が出たら買ってください。
最近、人気急上昇中のエクシア出版さんが出版している時事対策本です!
正直、受験生の時は「数的・判断ザベストプラス」以外エクシア出版さんの本はノータッチでしたが、私も「みんなの時事テキスト」を読んでみてオススメできるなと思いました!
まず、パッと中身をみた時にスッキリしていて読みやすいと感じた点がイイ!
→コレって結構大事なポイントだと私は思うんですよね。
次に「C」を「C」だと伝えない点が良いなと思いました!
意味わかんないですよね(笑)
「A」があって「B」があるから「C」がある、次は…「D」がある!って、読んでいるだけで背景等の流れをうまくつかめて知識を吸収しやすいと感じました!
→面接、論文対策にも利用できる!
やっぱり何といっても「動画」とうまく連携している点が一番評価が高いです。
→興味がある方はエクシア出版さんのHPをチェックしてみて下さい!


時事の勉強方法2:ニュース・新聞をチェックする!
もちろん、ニュースや新聞のチェックというのは大事なんですが、時事問題対策という括りで言うならあまりオススメとは言えません。
面接や小論文対策としてはやっぱりニュースや新聞のチェックは大事ですけどね!
それも、ただチェックするだけじゃなくて、そのニュースに対する「自分の意見」と「行政サイドの取り組み方」についての意見(考え)を持っておくといいと思います。
最近はスマホのアプリで「スマートニュース」というものがあります。
→皆さんご存じかもしれないですが、こういうツールを使って社会事情についてチェックしておく癖をつけるのもアリだと思います!
時事の勉強方法3:Twitterを使う!
私も昔は時事に興味がありませんでしたが、今は受験生の皆さんに有益な情報を届けたいという想いで、時事についてチェックしたり、受験生の皆さん以上に公務員試験の時事対策本で勉強しております。
公務員試験に出そうな時事について今年もTwitterでつぶやいていきますので、良かったらチェックしてみて下さい!
ありがたいことに昨年はたくさんの受験生に見ていただくことができて私としても非常にやりがいを感じております(^o^)/
もちろん、私以外にも時事についてツイートしてくれている方もいますので、そういったツールをうまく利用して効率よく対策していきましょう!
なんせTwitterをフォローするのなんてタダですからね!
時事の勉強方法4:白書を読む?
ホントに余裕がある方以外白書なんて勉強しなくてOKです!
→基本的には合格できる他の受験生と同じ対策をするっていう考え方が大事!
どうしても読みたいという方のみ図書館などにおいてある色々な種類の白書を読んでみて下さい。

全部読むのはさすがに非効率的だなと思います。
【公務員試験の時事】勉強方法を紹介!
対策方法としては4つあると言いましたが、
結局のところ「公務員試験の時事対策本」を中心に勉強を進めていくのが一番です!
→今回は「速攻の時事」をつかった勉強の仕方を紹介したいと思います!
個人的には「1冊丸々暗記してやるぞ」ってくらいの意気込みで臨むべきなんじゃないかなぁと思ってます。
→パラパラ読んでいるだけでもOKですが、その知識を実際に使えないと勉強した意味がないですし、
→時事についてきちんと勉強しておくことで、面接や小論文の時にもその知識が活きてきますからね!
【公務員試験の時事】参考書の使い方その1
速攻の時事というのは全部で12章で構成されていますので
「1日1章は読む」って決めて、
進めていくのが良いのかなと思います。
→隙間時間や寝る前などの時間を有効活用するのがオススメ!
1章読んで、章終わりにある「穴埋めチェック」で重要なポイントを簡単に振り返っておくって感じですね!
→見るだけじゃなくて「音読」するのが個人的にはオススメです!
とりあえずコレを何周かやってみて、知識を定着させていきます。
→太文字は重要な部分なので、ココの数字とか表とか覚えた方が良いなと思うところは、ノートにまとめてみたりするといいと思います。
(例えば、「2018年の働き方改革関連法は、残業時間の上限を月45時間、年360時間を原則とすると定めた」とかですね)
そして、ある程度基礎知識が身に付いたと思ったら「速攻の時事 実践トレーニング編」の問題に自分でチャレンジしてみます。
この問題というのは、本番レベルを想定した問題なのでかなり参考になります!
→実際に解けなかったら、「どの知識が足りなかったのか」「どういう知識があれば正答を選べるのか」という反省を大事にして、必要な知識をノートにまとめてみたりするといいかもしれません。
また暇な時に「速攻の時事」を読んでみて、「実践トレーニング編」の問題に挑戦してみて~って繰り返しやって本番で使える知識を身に着けていくのがいいんじゃないかなと思ってます。
【公務員試験の時事】参考書の使い方その2
一緒に公務員試験を受ける友達がいれば、「友達と問題を出し合う」っていうのがオススメですよ!
A君「2018年の合計特殊出生率はいくつでしょう~?」
B君「1.42!!じゃあ2019年に世界文化遺産に登録された大阪府の古墳群はなんて名前でしょう?」
A君「百舌鳥・古市古墳群!!」
こんな具合ですね(笑)
【公務員試験の時事】参考書の使い方その3
小論文や集団討論試験で出題されるテーマって「時事問題」とかかわりのあるものの場合が多いんですよね!
実際に小論文の対策をしていて、課題の背景を述べる中で「日本の今の現状」であったり「問題点」であったり、こういうものをデータ込みで具体的に示しておくと説得力がありますよね!
例えば、少子高齢化であったら「合計特殊出生率が〇〇」、子供の貧困であったら「子供の貧困率は〇〇%」といった具合ですね!
「速攻の時事」や「みんなの時事テキスト」といった参考書には、数字もきちんと記載されていますし、課題の背景も記述されています。
小論文の対策を行う中で、必要な知識や使いたいデータを「時事の本」から探すことができるわけですね!
→現状ある課題にはどういう背景があって、どういう流れで今に至るのか、今はどういう現状なのか、今後はどうなっていくのか、それに今後はどのように取り組まなければいけないのか…って一連の流れを述べるのに必要な情報が時事本につまっている!
もちろん、時事本には具体的な取り組みなどは記載されていないですが、
時事の知識は論文の導入部分(課題背景)なんかで応用することができちゃうわけですよね!

【公務員試験の時事】受験先ごとの出題傾向&頻出テーマを紹介!
最後にサクッと時事の頻出テーマと出題傾向について紹介してこのページは終わりです!※みんなの公務員試験チャンネルより抜粋
この出題テーマ表をパッと見ただけでも特徴があるのがわかりますよね!
頻出テーマだけじゃなくて、出題のされ方にも特徴があったりするので、さっそく試験ごとに考察していきたいと思います!
【国家系】時事の頻出テーマ&特徴
(※)国家総合職、国家一般職、国税専門官、労働基準監督官…
国家系の試験というのは特徴が同じなのでまとめて紹介したいと思います!
さっきの表を見てもわかる通り、BとかCとかばっかりなわけですよ。
→対策しにくいですよね!
どういうことかというと、
コレ過去問を見てみるとわかるんですけど、
例えば国家一般職だったら1問の選択肢の中でテーマがわかれているということが多いんですね!
参考として私が試験後に作った解答をちょっと紹介しますね!



この3問の選択肢の内容ってバラバラですよね(汗)
パリ協定の話をしてると思ったらドローン、宇宙開発関連…って
ある程度まとまりこそあるものの、いろんなテーマから出題されています。
また、時期に関してもまばら、コレが国家系の時事の特徴ですね!
時事の本も幅広く、有名なニュースや一般常識も教養としておさえておけって感じですかね。

【地方上級・市役所】時事の頻出テーマ&特徴
ぶっちゃけ地上・市役所の試験って過去問が公開されてないので、受験生の声だのみです(笑)
テーマが専門試験や社会科学と被っているものもあり、時事問題の難易度はさほど高くないと言われています。
また、自治体が独自で試験を行っている場合は、地方のニュースが問題として出題されたりもしますので、その点にも注意が必要です。

やさしい受験生の方お声かけお待ちしております(笑)
情報交換すればお互いwinwinですよ~!
【都庁】時事の頻出テーマ&特徴
都庁は出題テーマが読みやすいと思います。
実際に過去問を見てみるとわかるのですが、
- 白書
- 法律・法改正系
- 国際会議系
- 国際事情
この4つから毎年のように出題されてて、あと1問は「最高裁判判決」「政治・政策系」などから出てるイメージです!
ホントにこのテーマだけおさえておけって言うのが明確なんですよね。
しかも、出題のされ方にも特徴があるので、過去問の「言い回し」を研究してみると皆さんも正答できる確率が上がるかもしれません。
まぁこの手の頻出テーマについては、東京都・特別区パーフェクト時事の中でも記載されてますので、都庁志望者はこの参考書は買った方がいいと思います!
【特別区】時事の頻出テーマ&特徴
特別区も都庁ほどではないにしろ
出題テーマが読みやすいと思います!
実際に過去問を見てみるとわかるのですが、テーマとして多いのが↓
- 法律・法改正系
- 国際会議系
- 国際経済・国際事情系
- 政治・政策系
- 科学・文化系(ノーベル賞・世界遺産)
この辺りのテーマが頻出です!
新法や改正法は絶対におさえておくべき!
また、国際関係のお題が多い印象ですね!
都庁も特別区もグローバルな視点をもった受験生を好んでいるのでしょう(笑)
あとはノーベル賞・世界遺産系の出題も過去に何度か見られていますので、ココもおさえておくべきだと思います!
逆に白書はココ最近一度も出題されてなかったり、国内経済も出てなかったりします。
狙って得点しやすいのが都庁や特別区の特徴でもありますから、うまく対策して4問中3問以上正解を目指していきましょう!
(都庁の場合は5問中4問が目標!)
じゃあこれで公務員試験の時事対策の記事は終わりです!
長々とお疲れさまでした!

今年も受験生と仲良くやっていきたいと思いますので、気軽に話しかけてください(笑)

俺なんてため口だからな、あはは(笑)

とりあえず今年もTwitterで時事のツイートするからみんなフォローしてね~!
どうやって対策すればいいかサッパリわからんわ!