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【国家一般職の時事】過去問分析!頻出テーマ!

 

こんにちは😊公務員のライトのましゅーです!
 

今回は、国家一般職における時事について、紹介していきます。

国家一般職の時事の特徴や出題数、頻出テーマ、出題予想、こういったものを詳しく紹介していきます!
よろしくお願いいたします🙇

 

【国家一般職】時事の出題数は?

国家一般職では、教養試験で時事が3問出題されています。ただ、専門試験の選択科目の中に『財政学・経済事情』という科目があります。こちらの科目は、『財政学1問、財政事情1問、経済事情3問』と事情系の問題が多くなっています。

経済事情の分析はこちら

 

国家一般職の出題例・問われ方の特徴

国家公務員の時事はかなり特徴的で、まず抽象的な1つの分野が与えられて、5つの肢がそれぞれ違うテーマになっていることが多いです。
そして、かなり複雑な問題も多く、近年は「用語の定義+最新事情」が問われることもあります。

また、例えば、2022年の時事の出題で2019年の事情が出題されたりと、出題される年度の範囲が他の試験よりも広い傾向にあります。

では、実際の出題例を確認していきましょう!

 

【2022年度の国家一般職】No.28(答え:①)

近年の科学技術等に関する記述として最も妥当なものはどれか。

  1. 米国では、民間企業による宇宙旅行事業が行われている。2021年には、乗客が宇宙船に搭乗して宇宙空間に到達し、その模様はインターネットで中継された。また、自社で宇宙船を開発し、国際宇宙ステーション(ISS)へ日本人宇宙飛行士を送ったり、乗客を乗せて地球周回ツアーを行ったりした企業がある。
  2. 近年、世界では米国のGPSなど、地上からの電波によって位置情報を計算する「衛星測位システム」が実用化されている。しかし、2021年現在、我が国は同様のシステムを保有していないため、新たに「きらめき」を開発することとなった。「きらめき」は、測位の誤差が数メートルであり、GPSの情報で補完することで、自動車の運転支援などへの適用が期待されている。
  3. IoTとは、Information of Technologyの略称であり、インターネット上に公開されたプログラムを基に有志がソフトウェアを作り上げるための枠組みのことである。大量の知識データに対して、高度な推論を的確に行うことを目指す人工知能(AI)の対義語として用いられている。この枠組みを用いて、新型コロナウイルス接触確認アプリが開発された。
  4. 2020年、スーパーコンピュータの計算速度世界ランキングにおいて、前回まで1位であった我が国の「地球シミュレータ」が、1位の中国、2位の米国、3位のドイツに次いで4位となった。この結果を受けて、これまで我が国独自で行う予定であった次世代のスーパーコンピュータ「京」の開発を、国際共同開発に移行する方針が打ち出された。
  5. 近年、各種の技術革新により膨大なデータの収集、管理等を行うシステムを開発する「データサイエンティスト」という職種が求められるようになった。これを受けて、2021年、デジタル庁は、情報通信業を営む事業者に対して、政令で定める規模の事業所ごとにデータサイエンティストを置き、その者にソフトウェアの品質管理を行わせることとした。
実際に抽象的なテーマ+5つの肢で別々の細かい知識が問われています。また、③の肢のように、用語の定義+最新事情が問われるものもあります。

 

【2022年度の国家一般職】No.29(答え:④)

近年の我が国の教育等に関する記述として最も妥当なものはどれか。

  1. 2019年、幼児教育・保育の無償化が開始され、住民税非課税世帯であるか否かを問わず、0歳から5歳までの全ての子どもたちを対象に、幼稚園、保育所、認定こども園などの利用料が全額無償化された。一方、認可外保育施設については、0歳から5歳までの全ての子どもたちが無償化の対象外となった。
  2. 従前、小学校では学級担任が全教科を教える学級担任制が採られていたが、2021年、授業の質の向上などを目的に、教科ごとに専門性をもった教員が教える教科担任制を採ることが、小学校の全学年において義務付けられた。また、特定教科については、実務の経験を5年以上有した実務家教員が授業を担当することが義務付けられた。
  3. 2021年、文部科学省は新たに「GIGA スクール構想」を打ち出し、小中学校における1クラス1台端末の実現と校内通信ネットワークの整備に向けた取組を開始した。これによってオンライン授業の環境整備を進める狙いがあるが、全国の公立小中学校における端末の整備率は2021年7月末時点で約60%にとどまっており、文部科学省は更なる普及に努めている。
  4. 教科・科目構成の見直し等が行われた最新の高等学校学習指導要領が、2022年度から順次実施されることとなった。同指導要領では、地理歴史については必修科目として「地理総合」と「歴史総合」が、公民については必修科目として「公共」がそれぞれ新設され、さらに、情報についてはプログラミングやデータベースの基礎等の内容を含む「情報Ⅰ」が必修科目として設けられている。
  5. 近年、STEM教育が注目を集めている。STEMとは、Statistics(統計学)、Technology
    (技術)、Ecology(生態学)、Medicine(医学)の頭文字を取ったものであり、STEM教育は、科学技術に特化した人材の育成を目的としている。我が国では、STEM教育の促進のため、中学校において理科と数学を総合的に学習する「理数探究」が選択教科として設けられている。
こちらは2022年度の問題なのですが、「2019年の幼児教育・保育の無償化」における変更点が出題されています。このようなところが、国家一般職の時事の特徴として挙げられます。

 

【2022年度の国家一般職】No.30(答え:③)

近年の我が国の社会に関する記述として最も妥当なものはどれか。

  1. フリーランスの立場で、インターネットを利用してその都度、単発又は短期の仕事を受注するという働き方や、これによって成り立つ経済の仕組みを「シェアリングエコノミー」という。これに対して、テレワークを通じて顧客から継続的に業務を請け負う個人事業主のことを「ギグワーカー」といい、安定した雇用形態の一つとして注目されている。
  2. 「巣ごもり消費」とは、インターネット通販などによる、外出が困難な環境下で家の中で生活するための必要最低限な消費を指し、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛に伴い、初めて使われるようになった。巣ごもり消費の影響の例として、2020年の百貨店及び家電大型専門店の販売額が前年を下回ったことが挙げられる。
  3. 近年、「お試し無料」、「初回○円」などをうたい、実際は定期購入を条件とした契約を締結させるといった、定期購入に関する消費生活相談件数が増加している。これを受けて、2021年、詐欺的な定期購入の取引に対する厳罰化などが盛り込まれた、特定商取引法の改正法が成立した。
  4. 新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛に伴い、2020年、我が国の家庭用専用ゲーム機のゲームソフト売上高が、スマートフォン上のゲームアプリのそれを初めて上回った。こうした家庭内でのゲームの利用拡大を受け、国は、18歳未満の子どものゲーム利用を、平日1日に60分、休日は90分以下とするよう保護者に義務付ける方針を打ち出した。
  5. 仮想移動体通信事業者(MVNO)とは、移動通信サービスに係る無線局を開設・運用している事業者の通信設備を使用せず、インターネット上の仮想的な通信回線による移動通信サービスを提供する事業者のことである。2020年、国は、MVNOを増やし携帯電話等の利用料金を下げるため、事業に必要な国への届出を廃止し、新規参入を容易にした。

こちらは国家一般職の時事の過去問です。

では、次は出題傾向を紹介していきます!

 

【国家一般職の時事】分野・テーマ(出題分析)

※5択ではなく、A,B,C等の問題が一部あるため、合計が15にならない場合があります。

こちらは、国家一般職の時事における出題の詳細分析です。肢ごとにどのテーマから出題されたのか、表にまとめています。

  1. デジタル・科学技術関係
  2. 国際情勢関係
  3. 社会保障(健康政策・医療関係)

国家一般職の時事は、近年は、これらの分野からの出題が多くなっており、環境も非常に多いです。
特に、世界情勢や、ドローン、AI、宇宙開発などの科学技術関係のテーマが多い傾向にあります。

では次は、出題テーマ一覧を見ていきましょう!

 

【国家一般職の時事】出題テーマ一覧

こちらが国家一般職の時事の出題テーマ一覧表(肢ごとの分析)になります。

 

 

【国家一般職の時事】対策方法・勉強難易度・コスパ

では次は対策方法の話をしていきたいと思います。

総論でも伝えましたが、問題をあえて複雑にしているという現状にあるので、市販の対策本を1冊読んでいるだけで満点を狙うというのは少し難易度が高いです。

では、どう対策すればいいのかということですが、要は『国家公務員としての視点』が求められているので、日頃から国家公務員としての自覚をもってニュース等をチェックしていくことが大切です。

ニュースを見る際、『文科省はこんな政策を行ってるのか~』『災害時に国家公務員はこういう風に対応しなければいけないのか~』等
この手の視点が大事ということですね!

 

国家一般職の時事の対策方法まとめ

そこで、対策方法をまとめてみると、こちらのようになります。

国家一般職の時事の対策方法
  1. 日頃から国家公務員の視点を意識しながらニュース・新聞をチェックする
  2. 時事の対策本を使って、主要テーマの知識を固めておく
  3. (余裕がある方)各府省庁が出している『白書』の『概要』だけサラッと目を通しておく
    (これは面接・官庁訪問対策にもなる)

国家一般職の時事問題では、幅広い知識が問われているわけですから、ニュースも幅広くチェックするよう心がけてみて下さい!

また、用語の定義が出題されることもあるので、ニュースや白書、参考書等で出てきた用語の意味までしっかりと理解しておいた方がいいです。

ただし、おさえておくポイントもしっかりありますので、今からそれを紹介します。

 

【国家一般職の時事】おさえておくべきポイント

  1. デジタル・科学技術関係
    →マイナンバー、デジタル庁、宇宙開発(ロケット)、量子もつれ(2022年のノーベル賞)、AI、キャッシュレス、コンピュータ関係…等
  2. 国際情勢関係
    →ロシア・ウクライナ情勢、各国の政権交代…等
  3. 社会保障(健康政策・医療関係)
    →医療保険制度(後期高齢者の窓口負担割合)、年金制度、2025問題、健康寿命の延伸…等

また、コロナウイルス対策、刑法改正、子ども家庭庁、男性の育休(国家公務員が特に力を入れている)、地球温暖化、エネルギー政策、プラ新法等もおさえておいた方がいいです!

ただし、テーマが特定しづらい試験でもあるので、基本的にはバランスよく様々な分野を対策するのが大切です。

では、まとめにいく前に、受験テクニックを紹介します。

 

【公務員試験の時事】受験テクニック

国家の問題は少し複雑だとお伝えしましたが、ちょっと冷静に考えれば切れるような肢があったりします。

そこで皆さんに2つの受験テクニックを紹介します!

 

受験テクニック①

2013年に閣議決定された「宇宙基本計画」の中で、同年は「宇宙開発民営化元年」と位置付けられ、民間企業による宇宙ビジネスへの参入を促進することとされた。イプシロンロケットは、ベンチャー企業が開発中の低コストで高機能のロケットで、2015年9月に初の打ち上げを予定している。

少し古い問題ではありますが、こちら国家総合職の2015年の問題です。
当時の筆記試験日は2015年の5月下旬です。

ロケットの予定日というのは変更になる可能性もありますし、試験問題というのは当然、試験日の1週間前などに作るわけではありません。余裕を持って3~6ヵ月前には基本的なものは完成します。そして、問題作成側はミスが許されません。また、批判的なコメントが来ないように問題を作成します。
そこで、こちらの問題のように、流動的な要素が強いものは正答になりにくい傾向にあります。当然、この手の肢が正解になることもあるのですが、可能性は低くなってきます。
こういう視点を大切にして、問題をチェックしてもらうだけでも、変な肢が切れたりもしますので、皆さん知っておいてください。実際にこの記述は誤りです。

 

受験テクニック②

新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛に伴い、2020年、我が国の家庭用専用ゲーム機のゲームソフト売上高が、スマートフォン上のゲームアプリのそれを初めて上回った。こうした家庭内でのゲームの利用拡大を受け、国は、18歳未満の子どものゲーム利用を、平日1日に60分、休日は90分以下とするよう保護者に義務付ける方針を打ち出した。

これは、2022年度の国家一般職の問題です。

こちらは、かなり過激な記述になるかなと思います。ゲームの利用時間を義務付けるというものですね。確かに、香川県などが条例で定めたりしてはいるのですが、冷静に考えれば批判的な意見が殺到するのはわかり切ったことだと思います。また、様々なものが多様化する昨今、eスポーツと地域活性化をつなげるような自治体等も増えてきていますので、こういった時代背景から考えても、この記述が不適切であるのは容易に判断できるかなと思います。

 

 

【国家一般職の時事】対策ポイントまとめ

  1. 教養時事の問題は、全部で3問です。
  2. 専門の時事関係の出題で主なものは、財政事情1問、経済事情3問になります。
  3. 教養時事は、デジタル・科学技術関、国際情勢関係、社会保障(健康政策・医療)関係の問題が多くなっています。ただし、まんべんなく出題されます。
  4. 「用語の定義+最新事情」が問われることも多く、また、例えば、2022年の時事の出題で2019年の事情が出題されたりと、出題される年度の範囲が他の試験よりも広い傾向にあります。

教養については、時事で得点するというよりは、「3問中2問は死守する」、「肢が5個あったら3個は切れるようにする」などと、保守的な考え方が重要になってきます。

その分、出題数の多い、数的処理や文章理解で点を稼ぐこと、また専門試験の配点が教養の2倍ありますので、専門試験でしっかり点を稼ぐことが大事です。
このような考え方で試験対策頑張っていきましょう🔥

では、国家一般職の時事の記事はこれで、終わりです。
ありがとうございました。

 

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