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【労働基準監督官の知恵袋Q&A】気になる疑問を私が解決します!受験生からよくある質問に対して『事実』をもとに回答!

    労働基準監督官のQ&A
    よくある質問に答えます!

    労働基準監督官、特に社会人に人気の試験ですね!
    個人的に労基の受験生は特に応援してますので、頼ってくれる受験生も多く、その分質問も多くいただきます。
    ⇒質問が多いということは、それだけわからないこと(不安)が多いということ。

    そして、らないというのは恐ろしいことで、知らないまま試験を受けてしまうとしてしまうこともあります!
    皆さんは労働基準監督官の試験を他の人より利に試験を進めていきたいですよね!

     

    そこで、私が実際に受験生の方からいただいた質問・疑問をまとめ、その回答をそれぞれ紹介していきたいと思います!
    俗に言う【質問・回答コーナー】【Q&Aコーナー】のことですね!

     

    では、さっそく始めていきたいと思います!

     

    試験を有利に進めていただくために、この記事を通して皆さんの【労働基準監督官試験の疑問】を解決していきます。

     

     

    目次

    ①労働基準監督官になるにはどうすればいい?

    回答(結論)
    1. まず人事院が実施する労働基準監督官の試験に合格する必要があります。
    2. ①の最終合格者が各労働局の採用面接を受け、合格した人が採用されます。

    それぞれ内容と流れを簡単に紹介します。

     

    労働基準監督官になるための試験

    【①まずは労働基準監督官の試験】

    • 教養試験(択一)
    • 専門試験択一式
    • 専門試験記述式
    • 個別面接試験

    上記の3つ(筆記)試験を6月上旬に行い、7月中旬に個別面接試験があります。
    (一応、2次試験に身体検査と性格検査もありますが、これは対策は必要ありません)

     

    労働局ごとの採用面接

    【②労働局の採用面接】

    基本的には、個別面接のみ
    ほぼ人事院面接と雰囲気等は同じですが、形式は労働局ごとに異なる

    そして、労働基準監督官の試験に合格した人のみが、各都道府県の採用面接を受けることができます。
    この採用面接に合格することで、自分の就職先が決まります。

    労働基準監督官の試験内容や内定までの流れについては『受験案内』を読んで、きちんと把握しておくようにしましょう!

    【労働基準監督官】試験内容や試験の流れを詳しく知りたい方はこちら

     

     

    ②労働基準監督官の試験では学歴は関係あるか?

    回答(結論)

    学歴が直接的に合否に影響を及ぼすことはありませんが、間接的に影響を及ぼすことはあると思います。
    先ほど紹介した「労働基準監督官の試験」では学歴は一切影響しませんが、「採用面接」の際には多少影響があると思います。

    基本的には学歴が良いから有利というほどの差はないと思います。

     

    【労働基準監督官】学歴は試験には関係ない

    労働基準監督官の試験は学歴を伏せるよう指示があります。
    ⇒最終合格をするまでは、学歴を見られる機会が一切ありませんので、学歴と合否はまったく影響がありません。

    面接試験も学歴はかくして行われます。

     

    【労働基準監督官】採用面接では多少学歴も影響はある

    履歴書に学歴を記載する場合、面接試験の際に学歴が面接官へ与える影響というのは少なからずあると思います。
    例えば、『東京大学』と書いてあった受験生がいたら、それだけで印象はめちゃくちゃ良くなりますからね。

    このように面接試験で面接官へ与える印象が違う以上は100%関係ないとは言い切れないと思いますが、気にするレベルではないです。

     

    学歴は基本的に気にしなくてOKだと思います!
    そんなものよりも【職務適性】の方が大事なので、しっかりと面接対策をすれば合格できると思います!
    【学歴が関係ない理由】大事なのは職務適性!

     

     

    ③労働基準監督官のオススメ併願先は?

    回答(結論)

    少し個人的な意見となってしますが、国家一般職の試験がオススメです。

    理由を簡単に述べますね!

     

    労働基準監督官A区分(法文系)のオススメ併願先

    行政職の場合は、国家一般職の試験で労働局を志望&労働基準監督官の試験として労働局を志望する方が多いです。筆記試験対策も重複している科目が多いため、併願先としてはおススメです。

    将来的な部分も加味しています。
    労基という専門的な仕事を好む人は、市役所等の行政職の方はどちらかというと仕事の面でマッチしていないのかなと思っています。
    どちらかといえば、警察官とかの方が併願先としてはいいかもしれませんね!
    もちろん、自分が興味があるならどこを受けてもOKです!

     

    労働基準監督官B区分(理工系)のオススメ併願先

    理系でB区分を受ける方も、国家一般職の技術系が併願先としておススメです。

    理系の場合は一応、専門科目の勉強を増やさないといけないですが、別に増やさなくても対応できてしまうくらい国家一般職はボーダーラインが低くなっています。

     

    公務員試験の併願スケジュール(行政職・例)

    【併願スケジュール(例)】

    • 4月中旬:地上特別枠(人物重視)
    • 4月下旬:国家総合職
    • 5月上旬:特別区or都庁(同日)
    • 5月中旬:裁判所事務官
    • 6月上旬:労働基準監督官
    • 6月中旬:国家一般職
    • 6月下旬:地方上級・市役所A日程
    • 7月上旬:大学職員
    • 7月中旬:市役所B日程
    • 9月中旬:市役所C日程…等

    文系の方(法文系)でメインの試験を挙げるとこんなところかなと思います。
    基本的には日程さえかぶらなければ、試験は何個受けてもOKです!

     

    【公務員試験の併願】試験日が被ったら?

    ただ、よくあるのが、『面接試験日が被ってしまう』『面接試験日と他の筆記試験日が被ってしまう』というパターンパターンです!
    ⇒このように被ってしまった場合は、当然どちらか1つを諦めなければいけないので、スケジュールは入念にチェックしておいた方がいいかなと思います。
    (面接日等の細かい日程は採用側からの通知が来ないとわからりません)

     

     

    ④高卒だけど大卒の試験を受けることができるのか?

    回答(結論)

    受験資格を満たしていれば、『大学卒業』の資格は必要ないので、高卒の方も受けることができます。

    実際に大卒程度の試験で、高卒の方も受かっていたりします。
    本人の努力次第なので、学歴は気にしなくていいと思います!

    ちなみに、受験資格の中で意識しなければいけないのは、年齢要件だけです。
    2020年現在、労基の場合は21~29歳が試験の対象となっています。

     

    例えば、高卒で4年働いている22歳の方は労働基準監督官の試験を受けることができます!

     

     

    ⑤労働基準監督官の試験の配点は?

    回答(結論)
    • 教養試験:2/7
    • 専門択一:3/7
    • 専門記述:2/7
    • 面接試験:合否のみ
    • 採用面接:合否のみ

    労働基準監督官の配点は上記の通りです!

    何と言っても労働基準監督官の試験は【★人物重視】なので、皆さんも対策される際は重要度を見極めて対策のバランスを意識してみて下さい。

    人物重視ですが、筆記試験である程度得点(ボーダー点)を取らないと面接は受けられませんので、まずは筆記試験の対策が重要です!
    ボーダー点は後程紹介。

     

     

    ⑥労働基準監督官の筆記試験の難易度はどれくらいか?

    回答(結論)

    一概に難易度を伝えるのは難しいですが、教養試験は中~高校の基礎知識レベル、専門試験は大学の専門分野の基礎レベルといったようなイメージです。
    問題自体の難易度はそこまで高くないですが、幅広い分野(たくさんの科目)の勉強をしなければいけないという部分で難易度の高さがあるかもしれません。

    実際に本屋に行けば、過去問等が閲覧できますので、まずはそのあたりをチェックしてみて下さい!

    • 教養試験はセンター試験よりもちょっと難易度が低いくらいのものになります。
    • 専門択一は一番難易度は高いです。ココの対策が一番重要かなと思います。
    • 専門記述は記述式なので難しそうに聞こえますが、実は問題自体は難易度が低いです。

     

     

    ⑦労働基準監督官の筆記試験のボーダー点はどれくらいか?

    回答(結論)

    ボーダー点というのは試験倍率のことなので、毎年違ってきます
    基本的には「受験者数」と「採用予定者数」によって決るので、この辺りの情報は要チェック!

    一応、一つの目安として過去のボーダー点を一覧で紹介しておきます。

     

    【労基】筆記試験のボーダー(目安)

    とりあえずは過去の実際のボーダー点を目安にしてみて下さい。
    教養も専門択一も40点満点です!

     

    ボーダーや倍率については、以下の記事で詳しく解説していますので、安定した合格を狙いたい方はチェックしてみて下さい!
    【労基のボーダー】合格ビジョンを見せます!!

     

     

    ⑧労働基準監督官の筆記試験の過去問はどこにある?

    回答(結論)
    • 教養と専門択一(法文系)、専門記述(法文系)は本屋に行けば手に入ります。
    • 専門択一(理工系)、専門記述(理工系)は入手困難ですが、人事院に対して過去問開示請求を行うと試験データが入手できます(解説無し)

    AとBで過去問の充実度が違います。
    労基Aは過去問の解析が進んでいますが、労基Bの方は需要が無さすぎて、過去問が出回っていません。

    理系の方は開示請求を行うか、もしくは予備校の対策資料等をメルカリ等で入手するかして、対策していきたいところです。

    国家公務員試験の過去問入手方法

     

     

    ⑨労働基準監督官の専門試験記述式の対策方法は?

    回答(結論)
    1. まずは択一の対策を頑張る
    2. 2月から時事対策を頑張る
      (労働関係のニュースも要チェック!また、日頃から自分の意見を持つように意識することが大切)
    3. 労働経済白書と厚生労働白書を読む
      (概要だけでもOK!最近は厚労省がYouTubeに動画をUPしているのでそれを見るのもアリ!)
    4. 先輩の体験談・アドバイスを参考にする
    5. 過去問を実際に解いてみる
    6. 模試を受け、第三者に評価(添削)してもらう

    専門記述の対策方法をまとめると上記の6つがポイントとして挙げられるかなと思います。

    これまたA区分とB区分で対策方法が少し違います!
    まぁ対策方法に大差があるわけではないですが、そもそもの試験内容が違うので要注意です。

     

    【労基A(法文系)】個人的な専門試験記述式の対策方法

    【専門記述対策(A)】

    • 労働法については、まず択一の勉強を一生懸命やって、次に実際の問題(過去問)にチャレンジしてみる。実際に自分の言葉で書くことができるように練習しておきたい。
    • 労働事情については、2月から時事の対策をまず一生懸命やって、次に労働経済白書と厚生労働白書の概要を読む。重要そうだと思う部分については、普通に白書を読む。
    • できれば模試等を受け、第三者の評価を大切にしたい
      (模試の復習等も重要になってきます)

    とりあえず過去問を見て、問題内容や問われ方等を把握しておきたいところです。

     

    【労基B(理工系)】個人的な専門試験記述式の対策方法

    【専門記述対策(B)】

    • 工業事情については、日頃から労働関係のニュースをチェックして、それに対して自分の意見を持っておくことが大切かなと思います。
    • 選択科目については、択一の勉強をきちんとしていれば解ける問題が多いのかなと思いますので、択一の勉強を一生懸命やることがまず大事。そして、過去問を見て実際に自力で解いて、復習を大事にすること。オススメは力学です。

    B区分の方も、過去問演習が中心になってくると思います!
    とりあえず問題内容や問われ方等を把握しておきたいところです。

     

    問題レベルは高校の知識があればある程度解ける、といったイメージです!

     

    【労基】専門試験記述式の対策方法

    私がこうしろというアドバイスよりも、実際に合格された方たちのアドバイスを聞くのが一番だと思います。
    体験談・アドバイスは以下のページの【労働基準監督官】の項で閲覧できますので、良かったらチェックしてみて下さい!

    公務員試験の合格体験記まとめ

     

     

    ⑩労働基準監督官の筆記試験はスーツで行くべき?

    回答(結論)

    私服でOKです!

    労基の試験はスーツでいく人はかなり少ないと思います。

     

     

    ⑪労働基準監督官の面接試験ではどんなことが聞かれるか?

    回答(結論)

    主に『労働基準監督官の職務適性』が見られる質問と『人柄や行動特性』が見られる質問に分かれると思います。結局は、適性や人柄、行動特性などを含めて『今後労働基準監督官として活躍してくれるか』どうかを見抜くための質問が投げかけられます。
    基本的には、2次試験日に提出する『面接カード』をもとに、面接官が気になるところを突っ込んでいきます。

    具体的な質問については、当然受験先の面接官のみぞ知る世界となりますが、労働基準監督官の面接は過去問が充実しているので、傾向がつかみやすいです。

     

    また、面接カードからの質問についても、突っ込みポイントに傾向がありますので、質問内容については以下のページをチェックしてみて下さい!

     

     

    ⑫労働基準監督官の採用面接って何?

    回答(結論)

    最終合格発表日の翌日からある希望の労働局とのマッチング面接のことです!
    このマッチング面接で合格をもらうことで、ようやく自分の就職先が決まります。
    反対に採用面接で内定がもらえないと、最終合格発したのに自分の就職先が無い…⇒採用漏れとなってしまうということです。

     

    【労基の採用面接】形式は労働局ごとに違う

    そして、労基の採用面接は労働局ごとに形式(面接時間や質問内容、面接官の数等)が違います

    受験生に協力してもらって情報を集めましたので、これから労働基準監督官の試験を受ける皆さんは絶対にチェックしておいてください!
    【労基の採用面接】労働局ごとの情報を共有!

     

    【労基の採用面接】昔は全国転勤アリだった

    実は、昔は労働基準監督官の試験は全国転勤アリだったので、採用面接も雑ではあったのですが、「全国転勤アリ」のせいで受験者が減ってしまっているということで、近年「労働局ごとの採用」に条件が切り替えられました。

    多少県外転勤もありますが、都道府県ごとの採用になったので、
    例えば静岡労働局から内定をいただくことができれば、基本的には静岡県内の労働基準監督署の異動のみとなるということですね!

     

     

    ⑬労働基準監督官の試験は独学でも大丈夫か?

    回答(結論)

    独学でいいかどうかは受験生の状況ごとに違うと思います。
    併願先や自分の実力、大学で学んだこと、試験までの時間等、受験生ごとに状況は全然違いますから、独学が必要な人もいればそうでない人もいると思います。

    また、独学が向いている性格の人もいればそうでない人もいると思います。

    そして、労基等の試験は情報を知らないというのは本当に恐ろしいことになってしまいます。

     

    【労基】独学かどうかは自分次第

    予備校等に頼る【目的】は【公務員試験に合格して内定をもらうこと】で、これが自分1人でできそうなら独学でもOKだと思います。
    反対に勉強や面接対策等、1人で対策するのが難しそうだと思うなら独学で合格率を高めるというのは全然アリだと思います。

     

    【労基】筆記が向いている性格か

    勉強も自分でコツコツやるのが好きな人もいれば、誰かにポイントだけ教えてもらった方が楽だと思う人もいると思います。
    過去の大学受験の経験や中学受験の経験等があるかないかというのも一つの目安になるのかなと思います。

     

    【労基】面接はどうしても第三者の協力が必要

    面接はどうしても第三者の力が必要になってくると思います。

    特に労働基準監督官の試験では、面接試験が合格・内定のカギなのは間違いないですから、うまく対策していきたいですよね!
    ハローワーク等を利用して独学で挑むのもありですが、面接だけは予備校等を利用するというのも一つの手だと思います。

     

    【労基】情報は命

    例えば、こちらは実際に合格された方からのアドバイスですが、
    説明会の時から目をつけていた】と言われて内定をいただいています。

    説明会が採用面接の合否(内定)に影響するというのを知っていないと、もしかしたら「面倒くさいから説明会は参加しなくていいや~」ってなっちゃうかもしれませんよね!
    また、独学では説明会がいつあるのかというような情報にも疎くなってしまいがちです。

     

    当ブログでは、合格者の体験談やアドバイス、試験の内容解説等、色々なコンテンツを紹介していますので、この辺りをチェックして自分が独学でもやっていけそうか判断してみるのもアリかもしれません。
    あとは私のTwitterでも色々情報発信していますので、良かったらフォローしていってください!
    他の受験生は皆フォローしてくれていますよ~(笑)
     

     

     

    ⑭地方と労働基準監督官どちらを選ぶか?

    回答(結論)

    自分次第だと思います。
    価値観や仕事に求めるものも人それぞれ違いますから、仕事を通して自分の人生の「幸福度」が高いと思う就職先を選んでみて下さい!

    例えば、市役所と労働基準監督官で迷っている人がいたとします。
    市役所と労働基準監督官では、勤務条件も仕事内容も全然違いますから、メリットとデメリットができてきますよね!

    転勤がある、仕事内容が面白そう、給料が少し多い、残業が多い、友達がたくさんいる…等、色々あると思いますので、
    メリットやデメリットを比較して、自分が一番幸せに過ごせそうな就職先を選んでみて下さい(^^)

     

     

    ⑮労働基準監督官に採用漏れはあるか?

    回答(結論)

    あります。
    労働基準監督官等の試験は「最終合格≠内定」です。
    先ほど伝えたように、採用面接で合格をもらわないと就職先が無いことになります。

    実際に漏れてしまう方もいますが、漏れてしまう人はそこまで多くないと思われます。

    労働基準監督官の採用漏れについて

    ただ、志望の労働局の内定が欲しいとなると、そう簡単にはいきませんので、面接対策等の事前準備がめちゃくちゃ大切になってくると思います。

     

     

    ⑯労働基準監督官の給料・休暇等の待遇について

    回答(結論)

    全体的な待遇は良いと思います。
    給料についてはどちらかといえば微妙だという意見が多く、休暇は充実していると思います。

    福利厚生や給料については、以下の記事をチェックしてみてください!

    【福利厚生】公務員は充実しすぎ?
    【労働基準監督官の給料】

     

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