「公務員の中でも高水準!」
過去の給与を参考に”労働基準監督官の給料・年収・ボーナス”について書いていきたいと思います。
解説していくのはこの4項目です!
細かい数字を書いても見にくくなるだけだと思いますので、ざっくり紹介していきたいと思います!
最後にまとめて紹介しますので、時間がない方などは最後のまとめの部分だけ見てみてください。
ではいきますね!


このページで気になる給料事情を全部教えてあげる!
目次
労働基準監督官の給料・年収・ボーナスをまとめて紹介!
労働基準監督官って労働分野の警察(特別司法警察職員)なんですが、
給料は警察官ではなく、国家公務員の行政職俸給表(一)が適用されます。
ようは給料自体は国家公務員(総合職や一般職等)と同じ扱いということです!
ただ昇給スピードが国家一般職なんかに比べると少し早めです。
最終的には変わらないんですけどね!
まぁそんなわけで、労基の給料事情をチェックしていきましょう!
【労働基準監督官の初任給】手取り額は17万円?
令和元年度の給与を参考にすると
- 大卒:18万2400円 + 手当
国家公務員の手当てについて
手当については以下のようなものがあります。
- 地域手当…特別区は俸給の20%等
- 扶養手当…配偶者6500円等
- 住居手当…MAX27000円
- 通勤手当
- 時間外勤務手当
- 期末手当+勤勉手当(ボーナス)…など
ちなみに受験案内等に記載されている金額は(俸給+地域手当20%)の合計金額となっています。
勝手に地域手当が20%上乗せされているので、例えば田舎に配属されたら地域手当がゼロになります。
初任給の手取り額について
そしてきになる手取り額ですが、簡単にいえば(額面)×0.8くらいがもらえます。
[大卒]
基本給+手当で額面が21.5万円とすると
初任給の手取り額は、だいたい17万円前後
※手当が地域手当10%(18,240円)、住居手当10,000円、通勤手当4,200円、残業等他の手当無しと仮定してます。
もちろん地域手当や超過通勤手当などによってことなりますので、参考程度ということでお願いいたします。


ちなみに国家一般職は「1級第25号」からスタート
労基は「1級第26号」からスタート
実は俸給が1700円多いんだ!
【労働基準監督官のボーナス】平均は約166万円!
労働基準監督官(国家公務員の一般行政職)の2019年(R1年度)の夏と冬のボーナスの合計額はこちらです。
平均年齢:43.5歳
165万9436円
計算式:(329845+43062+0)×4.45
期末手当と勤勉手当の合計をボーナスと言います。

計算式の下線部分が年度ごとにかわってきます。
【労働基準監督官のボーナス】手取り額は?
手取り額はだいたいこの額の0.8倍です!
166万×0.8=133万円
この値は総合職の方も含めての値ですが、一般職の職員の絶対数が多いのでだいたいこれくらいだと思ってもらえればかと思います。
管理職になれば当然もっとボーナスも高くなってきますから、皆さんも一生懸命働いて上を目指していきましょう!
1年目のボーナス合計

※扶養手当ナシ、ボーナスを4.5カ月と仮定。
1年目のボーナス夏・冬
- 夏:約13.5万円
- 冬:約45万円
- 合計:約58.5万円
- 手取り:約47万円
ちなみに新卒の場合、夏のボーナスはMAXの0.3倍くらいもらえるから地域手当10%のところに努めた場合、約13.5万円。
冬は約45万円、合計で58.5万円もらえることになります!
58.5万円×0.8で
手取りはだいたい47万円くらいになると思います。
年代別ボーナス額
また、労基は他の公務員(一般職等)に比べて出世が少しだけ早いです!
- 20代:平均90~120万円
- 30代:平均120~170万円
- 40代:平均170~190万円
- 50代:平均190~210万円
年代ごとにはこのようにわけられました。
【労働基準監督官の平均給与月額】公開されてる値は残業代が含まれてません!

※人事院の発表資料「平成30年国家公務員給与等実態調査の結果概要」残業代が入ってません。
国家公務員全体の平均
官僚や特別職を除く一般職(全体)の平均給与月額はこちら。
- 平均年齢:43.5歳
- 俸給:329,845円
- 手当:81,095円
- 残業:56,537円(※)
【合計】46万7478円
(※)残業は国家公務員の平均が年235時間、俸給と地域手当は平均を用い、補正係数を1.3(基本は125/100)と仮定して算出
((329845+43062)×12/2015×235×1.3/12)

労働基準監督官単体の平均(予想)
労働基準監督官の場合、府県単位期間という部分に属すると思います。
労働局ごとの採用ですからね!
ここら辺の状況を加味して、労基単体での平均値を予想してみました!
平均年齢:45.1歳
給与:39万4697円
残業:27,417円(※1)
【合計】42万2114円
※1:残業は月約9.5時間(※2資料参照)、俸給と地域手当は平均を用い、補正係数を1.3(基本は125/100)と仮定して算出
((329845+43062)×12/2015×230×1.3/12)
ちなみに残業の時給は2220円が平均となります。これが1年、114時間分ということですね!(32.9万円)

※2:第2回「労働基準監督業務の民間活用タスクフォース」厚生労働省説明資料より
あくまで一例ですが、労働基準監督官の残業時間は1人当たり月約9.5時間みたいですね!

▼公務員の残業の「闇」が見たい方
年代別の平均給与額

- 20代:23万~31万円前後
- 30代:32万~40万円前後
- 40代:42万~50万円前後
- 50代:51万~54万円前後
ちょっと残業代を低めに見てる可能性がありますが、一応こんな感じです!
【労働基準監督官の年収】残業を少なめに考慮!

推定される労働基準監督官の年収はこちら
- 平均年齢:45.1歳
- 基本給 :506万5368円
- ボーナス:165万9436円
【合計】672万4804円
※この数値は残業代込みです!
国家一般職(約720万円)とかに比べて残業代を低く見積もっているので、672万円という結果になりました!
手当や役職によっても全然違うので、あくまで参考程度でお願いします。

【労働基準監督官の年収】給料事情まとめ
労働基準監督官の給料事情をまとめて紹介しますね!
- 大卒:18万2400円 + 手当
- 平均年齢:45.1歳
- 給料月額:42万2114円
- ボーナス:165万9436円
- 年 収:672万4804円
- 地域手当…本府省は俸給の20%等
- 扶養手当…配偶者6500円等
- 住居手当…MAX27000円
- 通勤手当
- 時間外勤務手当
- 期末手当+勤勉手当(ボーナス)…など
- 夏:約13.5万円
- 冬:約45万円
- 合計:約58.5万円
- 手取り:約47万円
転勤が無かったら就職先を労基にしようかと思ってたくらい、私も労基というのは個人的に好きです。
試験前にはダンダリンというドラマを2回も見ましたからね(笑)
今回の結果を見てもわかると思いますが、給料や福利厚生はやはり安定していますよね。
個人の残業等の手当によって年収や月給というのは全然違ってきますので、あくまで平均ということで参考程度に見てもらえたらかと思います。
これで労基の給料事情の記事は終わりです。
ありがとうございました!

労基に友人がいるが、コツコツ貯めているみたいだ。
忙しくて使い道がないっていうのもあるが、基本的には土日祝日休みだからな。
残業はあるみたいだけどね。

なるほどな!
とりあえず今は勉強頑張っとくわ!
この記事を書いた人
給料教えてくれ!