「試験に合格できる人と落ちてしまう人の考え方の違いとは」
コレが今回の記事のテーマです。
勉強が苦手な方・公務員試験をはじめて受ける方向けです!
公務員試験の合格率を大幅に上げるために重要なのは”試験に対する考え方”なんですね!
この考え方ひとつが勉強の質につながり、合否に大きく影響してきます!
一般的には公務員の試験に必要な勉強時間は1000~1500時間などと言われていると思います。
まずは教養科目の日本史から手を付けて、次は英語を….その次は理系科目に手を出して…….など
もちろん、コツコツと勉強するのも素晴らしいことですが…
そんなに長々とやってられるか!!
って話ですよね。
ではさっそく、効率よく勉強、そして合格するために必要な勉強に対する考え方を3つのポイントにわけて紹介していきたいと思います!
目次
公務員試験合格者の勉強Point①:周りに流されるな!
まず念頭に置いておいてほしいのは公務員試験は
『周りを気にする必要が無い』ということです。
そして一番重要なのが”倍率”についての考え方です。
公務員試験は実力試験!
公務員試験は実力勝負の世界です!
試験対策をバッチリ行ってきた実力MAXの人は100%合格できますし、試験対策を全くしていない人は合格率が極端に低くなります。
⇒実力があれば倍率に関係なく合格できますし、実力がなければ倍率が1.0を切っていても合格できません。
競争試験なので実力があれば倍率に関係なく受かる!
わかりやすく説明するために一つ例を挙げてみたいと思います。
○○市役所を受けるとして、筆記+面接試験で1000点満点。
例年のボーダーラインが600点前後で推移している試験があり、採用予定人数が1人、応募者数が10人だったとします。
3人は筆記と面接試験を終え、受験者それぞれの点数は以下の通りでした。
- A君1000点
- B君850点
- C君950点
- 3人以外の平均点500点
とりあえず実力MAXのA君は合格濃厚でしょう!
他の受験生は皆落ちる?
基本的には募集枠が1人なのであれば、他の9人の受験生は皆不合格です。
ただ、受かるのはA君だけで確定かというと、というとそうではないんですね!
優秀ならチャンスはある!
ボーダーは600点の試験だったのでみなさんとても優秀です!
採用側も優秀な人材を求めています!
この試験、A君、B君、自分の3人とも合格&採用の可能性があります!
(※予算の関係もあるので当然、A君だけ合格という場合もあります)
全員実力不足なら、全員不合格!
逆にこの3人がA君450点、B君300点、自分350点だったとしたら、ほぼ100%全員不合格ですね!
周りを気にせず自分磨きができるかが大事!
試験を受けていると周りに優秀な人もいれば全然できない人もいます。
⇒そういう周りの状況に惑わされず、マイペースで試験及び試験対策をしていくことが大事というわけです。
特に公務員志望の人は周りに流される人が多い!
公務員になりたいという人の多くが周りに合わせようという傾向が強いですからね。
「周りが英語勉強してるから俺も勉強しよう~」とか、「一緒に受ける友達は毎日1時間しか勉強してないのか~じゃあ俺もそんくらい勉強しておけばいいか」なんてのは本当に良くありません。
もちろん合格された先輩などに勉強方法のアドバイスをもらって勉強する、なんてのはOKです。
採用予定人数(あくまで予定)なので!
つまりどの自治体も優秀な人材は確保しておきたいってことです!
公務員試験合格者の勉強Point②:まずは過去問を見ること
試験に向けてまず最初にやらなければいけないのは”過去問をチェックすること”です!
次年度の試験で合格を狙うとしたら、今年度の試験を受けてみるのもアリです。
(※年齢等の受験条件を満たしていれば受けれる)
過去問チェックは何より重要!
効率よく勉強&確実に合格したいなら、まずは実際にどのような問題が出題されていて、どの程度の難易度なのかということを把握しておかなければいけません。
最終的にこれらの問題で平均点くらいは取れるようになっておかなければいけないわけです。
最初は解けないのが当たり前
最初の段階では勉強もせずに過去問・試験の問題を解いてみようとしても解けないのが当たり前です。
ただ、ここでどれくらいできないのかという自分の実力をきちんと把握しておいてください!
実際に解いてみることで自分の実力がわかりますし、得るものもあると思います。
※当然、いきなり過去問を解けというわけではありません。
※あくまで過去問のチェックです!
軽く解いてみて、「あ~こういう問題が出題されるのね」って程度でOKです!
公務員試験合格者の勉強Point③:合格から逆算すること
実はこの記事の一番重要なポイントは③です!
記事タイトルの○○にはPoint③が入ります。
公務員試験に合格している自分を想像してみてください。
~教養試験で6割とって、専門試験で6割、面接対策も十分で面接もなんなくクリア。~
今の自分では過去問を解いたところでチンプンカンプン、教養1割、専門試験0割(0点)、面接なんて自己PRすらしゃべれない、なんて状況はあたりまえのことです。
合格するために自分は何をすればいいのか考えてみよう!
ここで大事なのが
「合格するために何をすればいいのか考えてみること」です。
筆記で6割取らなければいけない
過去の試験の平均点なんかを参考にしてみると
公務員試験のほとんどは、教養試験で6割、専門試験も6割取れれば筆記試験は十分合格できると思います!(※当然受験先ごとにボーダーラインは異なる)
面接もスムーズにこなさなければいけない
面接では面接官の質問にうまく受け答えしなければいません。
面接対策もできる限り早く始めていきたいところですが、まぁ試験の3カ月も前からやっておけば仕上げられそうですよね。(個人的な意見ですが)
目標をどのように達成するか考えてみよう!
これらを最終目標として、次にこれらを
「どのように達成するか考えること」が大事です。
特に教養試験は戦略を大事にしよう!
教養試験は数的で○○点取って、現代文で△△点、英語は苦手だから捨て科目にして~…などとこの段階でプランを立てておくといいと思います。
目標を達成するために必要な科目を選んで、それ以外は勉強しなくても別にOKなんです。
点の取り方は何だっていい!
大事なのは『戦略』ですからね!
本番のテストで大事なのは結果!
同じ24点ならどんな過程(取り方)でもOKということです!
得点戦略を練ろう!
「日本史が好きなら日本史の問題は絶対に落とさないように過去問を抑えておいて、数的は重要だからきちんと勉強して7割取れるように勉強する。英語は嫌いだし効率悪いから捨て科目として…等」
要は最初のこの段階で目標を細かく設定しておくということです!
- 「数的で13点中8点は取る」
- 「現代文は3問中2問は取る」
- 「日本史は絶対に1問は取る」
- 「時事問題は3問中2問は取る」etc…
こんな感じ(↑)で具体的に目標を決めておきましょう!
専門試験や面接試験も同様に決めておきます。
これが一段階目の目標ってわけです。
捨て科目もうまく見極めよう!
教養試験の捨て科目戦略については、別ページで徹底解説してますので、こちらをご覧ください。
→【教養試験の捨て科目戦略】勉強しすぎは時間の無駄だ!
※要領もわからずに、いきなり点数を設定するのはナンセンスです。
過去問等をチェックしてみて、ここは自分は解けそうだなとか、
出題数が多い科目は嫌でも対策しないとなとか
このような感じである程度、科目や試験の知識がついた段階で戦略を練るのがベストです。
ただ、英語や物理等と拒絶反応を示している科目については、最初から捨て科目に設定して、他の科目でカバーするという考え方でも全然OKだと思います!
40点満点なら26点ですね💡
戦略を立てたら後は実行するだけ!
それを達成するために必要な勉強をしていけばいいだけ!
教養科目は17種類もあるし…とりあえず~から手を付けてみようかな…などと、
目の前の事しか見えていない人は合格できる確率が低い傾向にあります!
自分の得意・不得意に合わせてOK!
公務員試験の勉強は広く浅くなどと言っている人もいますが、別にこれが100%正しいわけではありません。
(※もちろん、ベストなのは全科目勉強することですし、私も出来る事ならまんべんなく対策してほしいなとは思います。)
苦手な科目は他でフォローしてもいい!
極端な話ですが、17科目まんべんなく勉強するよりも半分の8科目(科目数は自分で決める)を集中的に勉強した方が効率が良く(勉強の質が良い)、安定した点を狙うことができます。
勉強しなければいけない科目や範囲が広いと、”わからない問題をわからないままにしてしまう”という一番やってはいけないことをやってしまいがちです。
もちろん、広くまんべんなくやるのが性に合っているならそのやり方でも構いません!
苦手な科目があったら、『頻出単元だけやっておく』というのも私はアリだと思います!
結果が伴えば過程はどうだっていい!
大事なのは結果!
→点の取り方・過程は問わない!
教養科目で6割取ると決めたら、6割取るための必要最低限の勉強をすればOKです!
取り方はオリジナルで自分の好きなように科目を決めればいいですし、勉強しなければいけない科目が少なければ自然に勉強の質もあがってきますからね!
結果がすべて!
17科目まんべんなく勉強して取った6割と、8科目しか勉強してないのに取った6割は結果同じですよね!
どれだけ時間をかけて一生懸命やったとしても結果は同じなんです。
実力勝負の公務員試験では結果がすべてです。
厳しいことをいうと6割取るまでの過程なんてどうだっていいんですね~!
自分の受験先の試験の出題科目を知りたい
合格者の目標点・ビジョンを参考にしたい
という方はこちらのページをご覧ください(^^)/
- 【地方上級】の目標点・出題科目
- 【特別区】の目標点・出題科目
- 【国家一般職】の目標点・出題科目
- 【国家総合職】の目標点・出題科目
- 【労働基準監督官】の目標点・出題科目
- 【国税専門官】の目標点・出題科目
- 【土木公務員】の目標点・出題科目
試験ごとにかなり詳しく解説しております!
ボーダー点についてはYoutubeの動画で超分かりやすく伝えています!
合格ビジョンが見える=合格率があがるということですので、是非チェックしていただければと思います。
それはやったことないからわからないことだよ💡
6割も取れる自信がない人も多いかもしれません。
でも、公務員試験の問題は勉強した人には簡単に、勉強してない人には難しく見えるようにできているんです!要は頑張った人が報われる試験ってことになります!
公務員試験合格者の勉強Pointまとめ
公務員試験に受かりやすい人の考え方
受かる人の特徴
- 合格している姿が見えている
- その姿(目標)から逆算して何が必要かを判断できている
- 目標を達成するために必要な勉強を行っている(質が高い)
同じ勉強時間だったとしても、受かる人は目的をもって質の高い勉強を行ってるってことです!
最初の考え方がだいじになります!
公務員試験に落ちやすい人の考え方
落ちる人の特徴
- 周りに流されて勉強している
- とりあえず手を付けてみるという考え方で勉強している(質が悪い)
- コツコツ勉強したとしても結局、目の前のことしか見えていない
- わかない部分をわからないままにしておく
逆にコツコツ勉強したとしても、目の前のことで精一杯な人は落ちてしまう人が多い傾向にあります。
もちろんコツコツ勉強することも大事ですけどね!
次の試験のために合格から逆算して考えて勉強をしてみてください!
公務員試験に落ちやすい人と受かりやすい人の考え方・行動特性の違い
Twitterでも紹介しましたが、公務員試験で大事なのは受験生の皆さんの『行動特性』です。
公務員の面接試験はコンピテンシー評価型面接なので
コレが重視されているイメージがありますが
実は筆記試験の前からコレはチェックされています。
まぁ単純に優秀な受験生の行動特性を持ち合わせてないということになりますからね!
とある受験生からの相談内容をもとに
図を作成してみました!
みなさんは優秀?それとも…
【独学で公務員試験】
- 独学で「地方上級」を目指す!
- 独学で「特別区」を目指す!
- 独学で「国家一般職」を目指す!
- 独学で「国家総合職」を目指す!
- 独学で「労働基準監督官」を目指す!
- 独学で「国税専門官」を目指す!
- 独学で「土木公務員」を目指す!
【出題数を知らないまま勉強したら効率悪い!】
この記事を書いた人
これからその考え方を紹介していきます!