「悪役で高評価を狙うってどういうこと?」
皆さんに”集団討論の秘策”を伝授!
こんにちは!ましゅーです!
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今回は、公務員試験の中でも主に都道府県庁や市役所等の採用試験で課されている『集団討論』について、流れやポイント、対策方法、評価ポイント等を徹底解説していきたいと思います。
⇒集団討論の体験談はこちら
最近は勉強よりも人物に重点を置いて採用試験を行う自治体が増えているため集団討論のような人物がみられる試験が”急増”しています。
ということでこの集団討論、重要度がかなり高いです!
きちんと対策して本番に臨みたいですよね!
ではさっそくまいりましょう!
実際の合格者たちからのアドバイスは貴重じゃから、こっちも要チェックじゃ。ほっほ。
⇒【皆の集団討論 体験談】先輩方からのアドバイスまとめ!
目次
【公務員試験】集団討論(グループディスカッション)とは
集団討論試験とは『5~10人程度の受験生を同じ部屋に集め、一つのテーマについて討論をさせる試験のこと』です!この討論の様子が試験官によって評価されます。
【公務員の集団討論】受験先ごとに形式は異なる
私は現在、全国の受験生を相手に活動させていただいておりますが、やはり「集団討論」というのは受験先によって形式が全然違ったりします。
何が言いたいのかというと、「公務員の集団討論はコレ」と断言することが出来ないということです。
【公務員の集団討論】一般的な試験の形式
- 【試験人数】
⇒5~10人程度 - 【試験時間】
⇒30~90分(60分前後で行われることが多い) - 【試験官】
⇒3~5人程度 - 【テーマ】
⇒自治体ごとに話し合いのテーマは異なるが、テーマとなる項目は大体決まっている
自治体・省庁によって異なりますが、大体どこもこのような形式で行われています。
【お願い】できればまず実践して欲しいこと
公務員試験は『情報』が命ですから、できれば自分が受ける自治体等の集団討論の形式(流れ等)は把握しておきたいですよね!
【お願い】オープンチャットもうまく活用してみて
また、最近はインターネット文化が発達しているので、SNS等を駆使して情報を集めるのもアリです!最近私も受験生×受験生(合格者)の情報交換用にLINEで気軽(匿名)に参加できる『オープンチャット』を始めたので、皆さんも有効活用してみて下さい。
この手の方はまず、【集団討論の基礎部分】をきちんと把握しておくようにしましょう!
【公務員の集団討論】大きく異なるのは「テーマ」の出し方
- テーマを試験前に把握することが出来るパターン
- 試験当日にならないとテーマがわからないパターン
テーマについては①事前に知らされるパターンと②試験直前に知らされるパターンの2パターンがあります。
①事前に知らされるパターン
事前にテーマを教えてもらえるので、そのテーマについて一生懸命勉強して、知識補充することが出来ます。
どちらかと言えば、事前に知らされるパターンの方が珍しいです。
②試験当日に知らされるパターン
試験当日にならないとテーマがわからないので、テーマが発表されたら考える時間が10分程度与えられることが多いです。
このパターンが一番メジャーかなと思います。
そこで、次は【集団討論の流れ】について紹介していきたいと思います!
最低でも、全体の動きや流れは把握しておいてください!
【公務員試験】集団討論(グループディスカッション)の流れ
では、集団討論の流れについて詳しく説明しますね!
今回この記事では、【②試験当日に知らされるパターン】で試験人数が6人、試験時間が75分(討論60分)の試験を例として一連の流れを紹介していきます。
【公務員試験】集団討論の流れ(一例)
- 【入室】
アルファベット等で割り振られた自分の席に座る。 - 【ルール説明】
集団討論のルールを面接官が説明してくれます。 - 【テーマ発表】
テーマが配布されます。ここで試験開始。 - 【自分の意見を考える(例:10分)】
レジュメやメモ等に自分の意見をまとめる。 - 【自分の意見を発表(例:1人1分)】
まとめた意見を1人ずつ発表。 - 【★討論開始(例:60分)】
テーマ(課題解決等)について、皆で討論をします。 - 【自分の意見を発表(例:1人1分)】
討論で出た意見等を踏まえて、再度まとめた意見を1人ずつ発表。
当然、流れも受験先ごとに違うのですが、上記のような流れで行われることが多いです。
次は【⑥★討論の進め方】について説明していきますね!
【公務員試験】集団討論(グループディスカッション)の進め方
今から討論部分の進め方について紹介していきますが、討論の進め方というのは【グループごとに】異なります。
とあるグループの例ということで、参考程度に見ていただければと思います。
【公務員試験】集団討論の進め方(一例)
- 【役割決定】
まずは役割分担を決める。
(役割を決めるよう指示がある場合と、そうでない場合はある) - 【時間配分を決める】
時間は限られているので、話し合うテーマと使う時間を決める
(例:①テーマ・時間決め、②原因について、③解決策・取組について、④メリット・デメリットについて、⑤結論まとめ等) - 【原因・問題提起】
基本的には何かの課題がテーマなので、その課題が起こる原因について話し合う。 - 【解決策・取組】
原因について、どんな解決策・取組が有効か話し合う。 - 【メリット・デメリット】
解決策・取組についてのメリットとデメリットを話し合う。 - 【結論まとめ】
話し合いの結果を踏まえて、テーマに対する回答を話し合い、まとめていく。
上記のような流れで進めたらスムーズにテーマに対する答え(解決策)を導き出せそうですよね!
良い討論というのは上記のように流れがきちんとしていますので、これから受ける皆さんも参考にしてみて下さい。
【公務員試験】集団討論をスムーズに進めるために
討論が始まる前に他の受験生と話せる機会があるなら、その時に「役割分担」や「時間配分」について予め話し合ってみて下さい。
他の受験生と仲良くなっていた方が、討論はスムーズ進められると思います。
では、次は【集団討論の評価ポイント】について説明していきますね!
【公務員試験】集団討論(グループディスカッション)の評価ポイント
集団討論試験では、どの点が評価されるのか皆さんも気になりますよね!
まず、なぜ集団討論のようなめんどくさい試験を課しているのかというと、
実際の人物像が目に見てわかるからなんです。
【公務員試験】集団討論は仕事のシミュレーション
要はこれから公務員として行う仕事のシミュレーションでもあるということですね!
テーマも公務員の仕事に関係のあるお題であることが多いですから、面接官は【コイツは今後、職員として活躍してくれそうかな】っていう視点で受験生のことを見ています。
【公務員試験】集団討論では実際の人物像がわかる
それに、個別面接ではいくらでもエピソードを捏造して自分を飾ることができますが、集団討論ではそうはいきません。
本当の人柄・立ち位置がわかる
例えば「リーダーシップがあります」と個別面接でアピールしたとしても本当にリーダーシップ力があるのかということはわからないですよね。
簡単にいえば”集団討論では嘘が通用しない”ということです。
【公務員試験】集団討論の評価ポイントまとめ
そんな集団討論の評価ポイントをまとめるとこのようになります。
- 貢献度
- 社会性
- 指導制
評価ポイントは、『貢献度』『社会性』『指導性』この3つです!
【評価ポイント】①貢献度
- 「その課題を解決するために積極的に発言しているか~」
- 「課題解決等に向けて有益な情報を提供しているか~」
- 「自分の役割を把握して、チームに貢献できているか~」…等
集団討論というのはチームで1つの課題に取り組むわけですが、『①貢献度』という面で、このようなポイントを面接官がチェックしています。
【評価ポイント】②社会性
やはり社会性が無い人間は公務員どころか社会人になれません。
- 「与えられた課題を解決するために他のメンバーと協力して解決していこっていう姿勢が見られるか~」
- 「組織の中でもうまくやっていけそうか~」
- 「自分の役割を把握して、チームに貢献しようとしているか~」…等
そこで、『②社会性』という面で、このようなポイントを面接官がチェックしています。
【評価ポイント】③指導性
- 「その集団を引っ張っていく力があるかどうか~」
- 「計画的に物事を進行させる力があるか~」
- 「意見を調整し、まとめる能力があるか~」…等
これは得意不得意もあるとは思いますが、指導性があるかどうかもチェックされています。
大事なのは”貢献”すること!
自分に向いている役職や立ち位置があるハズなので、本番試験でも無理に苦手な役職を引き受ける必要はありません。
大事なのは、自分の立ち位置をきちんとわきまえて、課題解決等に向けて『貢献すること』ですからね~!
グループでレベルの高い討論を行うのが高得点のコツじゃ!
ときには対策をしてこない人もいるが、このような受験生に対してもうまく討論に参加してもらえるようにきちんと配慮することも大切じゃぞ。ほっほ。
【公務員試験】集団討論(グループディスカッション)の出題テーマ
実際の試験で出題されるテーマは、『公務員の仕事と関係のあるもの』の可能性が極めて高いです。
要は少子高齢化やワークライフバランス、働き方改革、防災、環境問題…等と公務員が普段行う仕事(役割)がテーマになっているということです!
【公務員試験】集団討論の頻出テーマ
ということで…
全国的にみた頻出テーマをまとめてみました。
- 〇〇県(市)の課題
- 地域活性化
- 観光
- 防災
- 環境問題
- 少子化関係
- 高齢化関係
- 人口減少問題
- ワークライフバランス
- コロナウイルス
集団討論のテーマについては重要過ぎてこちらのページで徹底解説してますので受験予定の方は要チェック!
とくに自治体が抱えている問題などはきちんとチェックしておくようにね!
じゃあきちんと『小論文対策』をしていれば集団討論も対応できるってことだね!
特に課題に対して、自治体が実際に取り組んでいることを調べておくのが大事じゃぞぃ。
『自治体研究』は超大切じゃ。ほっほ。
【公務員試験】集団討論の役割は大きく分けて3つ!
- グループリーダー(司会)
- 書記
- タイムキーパー…等
集団討論の中ではなどの役割があるんですね!
細かくわけるとアイディアマンや発表する人、一般人などにわけられますが大きくは上の3つです。
例えば、6人で討論をする場合、1人が司会、1人が書記、1人がタイムキーパー、残りの3人が一般人となります。
【公務員試験】集団討論の役割は決める場合と決めない場合がある
- 役割を決めるよう指示されるパターン
- 何も言われないパターン
後者の場合、基本的には討論の進行の仕方も受験生たちに任せるということですね!
⇒役割等について話し合わずに、司会っぽい人が2人いてもいいですし、役割を振り分けてもOKです。
基本的には何も言われないことの方が多いと思います。
どの役割も最低一度は練習しておこう!
本番までに一度はどの役職も経験しておきたいところです。
自分に向いている役職もあれば向いていない役職もありますからね~!
⇒予備校や公務員講座で「集団討論」だけはお金を払って見てもらうのはアリだと思います。
俺は書記とか向いていない気がする。
きちんと準備しておこう!
ではグループリーダーと書記、そしてタイムキーパーの役割とコツについて細かく説明していくね!
【集団討論の役割】司会のポイント
司会の役割と司会のコツについて紹介していきます。
司会の役割
司会は『討論の流れ・雰囲気を作る』のが一番の役割です!
うまく討論の流れを作ることができれば自分の評価も上がりますし、討論自体もスムーズに行うことができるので全体の評価も上がりやすいです。
司会の仕事
とりあえず司会がやるべきことをまとめてみました。
- ★討論の流れを作る
- 節目節目で論点や話をまとめていく
- あまり発言できていない受験生に配慮してうまく話をふる
- 論点がずれていた時に軌道修正する
- 結論をまとめていく
先ほども言いましたが、司会進行役の一番の役割は討論の流れを作ることですよね!
立場が偉くなったわけではないので、その点は勘違いしないように気をつけてください。
では次に司会のコツについて詳しく説明していきますね!
司会のコツ
重要で一番難しそうに見える司会ですが、練習すればだれでもこなすことができます!
司会のコツというと説明するのが難しいですが、課題解決等に向けて、検討するべきテーマはある程度決まっているわけですから、『流れに沿ったセリフを覚えてしまう』という”決め打ち作戦”が私の考えた司会のコツです。
どういうことかというと、あらかじめセリフを決めておいて、タイミングを見計らってそのセリフを使い、討論の流れを作るということです。
司会は討論の流れ・雰囲気を作る!
- 【まず初めに】
⇒「私に司会を任せてもらってもいいですか?」 - 【書記とタイムキーパーをお願い】
⇒「ありがとうございます。書記とタイムキーパーをどなたかやってもらえませんか?」 - 【時間割決めを提案】
⇒「討論を計画的に行うために大まかな時間割を決めませんか?」 - 【時間割決め】
⇒「最初の2分程度で話し合うテーマと時間割について明確にしませんか?」
⇒「私は課題が起きてしまう原因について話し合う時間と、課題を解決するための取組について話し合う時間、その取り組みのメリットやデメリットについて話し合う時間、結論をまとめていく時間が必要だと思うのですが、皆さんはどう思いますか?」
⇒「今、話し合いのテーマと時間割を決めるのに2分くらい使ったので、次の10分程度で課題(テーマ)が起きてしまう原因・問題点について話し合い、次の15分程度で解決策や取組を考えていき、次は10分程度でメリット・デメリットについて話し合い、最後の10分で結論をまとめていくというのはどうでしょう?」
⇒「話し合いが長引くかもしれないので、余分な時間も設けておきました。タイムキーパーの方、時間の管理、よろしくお願いします。」 - 【発言回数が少ない人がいた時】
⇒「私は~なので○○という意見に賛成ですが、△△さんはどうですか?」
※発言できていない人にはYes/Noで答えられるような質問を投げかけてあげるのがポイントです! - 【話がズレた時】
⇒「少し論点がずれてしまっているように感じるので、ここでいったん話を整理しませんか?」 - 【話を移す時】
⇒「書記の方(〇〇さん)、解決策・取組の話のまとめを簡単に話してもらうことはできますか?」 - 【発言する人がいない時】
⇒「今、~こういう意見が出ていて、課題解決に最適な取組は「〇〇」ということででまとまりそうですが、何か意見のある方はいますか?」
⇒「話がまとまったようなので、少し時間は早いですが、次の「テーマ(メリット・デメリット等)」について意見を出し合いましょう!」 - 【時間が来そうな時】
⇒「時間も限られているので、そろそろ〇〇についてまとめていきましょう」…等
上記のようなセリフを使って、討論の流れ・雰囲気を作っていけば、司会の仕事も簡単にこなすことができます!
上記のようなセリフも練習の際に意識して使ってみましょう!
周りがダメでも自分の役割は全うする
そしてもうひとつポイントですが、まわりがダメな受験者ばかりだとしても自分の役割をまっとうしましょう!
良い方向にもっていこうとする姿勢が大事です。
⇒目的は討論をして、課題解決に最適な取組等の意見をまとめることで、もっと言うと課題を解決することが目的ですよね!
⇒役に立たない人がいたとしても、それはもう仕方ありません。そんな人に時間を使いすぎて意見がまとまらなかったら大変です。
とりあえずは小論文対策(自治体研究)を頑張って知識を補充しておくわ!
【集団討論の役割】書記のポイント
書記の役割と書記のコツについて紹介していきます。
書記の役割
書記も名前の通り、討論で出た意見などをまとめる役割です。
発言する機会が少なくなってしまうため個人的には一番難しい役割だと思います。
節目節目で話を整理したり、論点がズレないようにしたりする時に書記のメモが使われます。
書記の仕事
そんな書記の仕事をまとめるとこんな感じです。
- ★討論で出た意見をメモ&まとめる
- 節目節目でまとめた意見を振り返る
- 話し合うべき論点やポイントを提案する
やっぱり討論の中で出た意見をメモ等にまとめていくのが書記の最大の役目ですよね!
でも嫌だからやらないってわけにもいかないのできちんと準備はしておきましょう!
では書記のコツについて紹介します!
書記のコツ
書記は得意な人、不得意な人が明確に表れる役職です。
どちらかと言えば難しい役職なので苦手な人は無理に引き受けないようにしましょう!
※ただ、万が一の時に備えて練習しておく必要はあります。
今回は書記をうまくこなすポイントについて説明していきますね!
- 書くことばかりに集中しないこと(自分も討論に参加する)
- メモは要点だけまとめて書く!
- 節目節目でまとめたものを発言すること
要点を簡潔にまとめつつ、きちんと討論にも参加することが書記のコツかなと思います。
書記は書くことで精一杯にならないように注意!
「①書くことばかりに集中しないこと」は書くことに精一杯で全然発言できないのは良くないよってことです。
他の受験者の発言をメモすることは大事ですが、「②箇条書きなどで簡潔にポイントだけまとめておけばOK」です!(自分がわかればいいので)
書記も討論には参加しましょう!
- 「いいと思います」
- 「私もその意見に賛成です」
- 「私はその意見について~だと思いますが、反対の人はどう思いますか?」
などと積極的に討論に参加している姿勢をアピールをしていきましょう!
書記には書記の役割がある!!!
「③節目節目でまとめたものを発言すること」に関しては、書記の仕事ぶりをアピールすることができます。
話し合っているテーマについて色々な意見が出てきたら、一旦、まとめたものを整理しようと提案するのも書記の役割の1つと言えます。
- 「解決策も様々な意見があるので、ここで一旦整理しませんか?」
- 「時間も限られているので、ここで一旦話を整理しませんか?
- 「話の論点がズレてしまっているようなので、ここで一旦話を整理しませんか?」…等
上記のような提案をしたり、まとめを発表したりして、
書記として討論をスムーズに進められるように貢献していきましょう!
書記は話をまとめることでチームに”貢献”
また、討論に参加するのは良いことですが書記の役割を忘れないように気をつけてください。
- 発言に夢中になりすぎてメモを忘れてしまう
- メモに夢中になりすぎて自分の意見を伝えることができない…等
上記のようなポイントがよくある書記の評価ダウンポイントです。
書記⇒貢献、一員⇒貢献
- 【書記⇒組織に貢献】
- 【一員⇒課題解決に貢献】
これはどの役職を任されても一緒なのですが、役職(書記)ごとの仕事と、討論の一員としての頑張りが求められるのでどちらか片方だけになってしまわないように気を付けていきましょう!
万が一に備えて一度は練習しておくよ!
もちろん討論にもきちんと参加するようにするんじゃぞ。
【集団討論の役割】タイムキーパーのポイント
タイムキーパーの役割とタイムキーパーのコツについて紹介していきます。
タイムキーパーの役割
タイムキーパーも名前の通り時間を管理する役割です。
始めに司会が提案した討論の時間配分どおりに討論を進められるようにチェックしていく必要があります。
タイムキーパーの仕事
- ★時間を適正に管理する
- 節目節目で話の流れを崩さないように発言する
まぁ時間を管理しつつ発言するだけですから一番おいしい役職だといわれています。
⇒役職は基本1つですから、タイムキーパーをやれば司会や書記になることはありません。
タイムキーパーのコツ
- 提案された時間割に沿ってスムーズに討論が行えるように討議の中で時間を報告すること
- 時間に縛られすぎないこと
- 一般人と同じように討論に参加すること
タイムキーパーを行うポイントは3つあります。
時間を管理するのがタイムキーパーの一番の役割
まずは「①の時間割通りに討論を行うように管理すること」
これはタイムキーパーの一番の役割です。
「そろそろ時間がせまってきているので、解決策について話し合いませんか?」など適性に時間を管理し、スムーズに討論が行えるように貢献していきましょう!
時間に執着しすぎないように!
タイムキーパーだから時間厳守というわけではありませんので、「②時間に執着しすぎないことが大切」です。
タイムキーパーも討論には参加しましょう!
- 「いいと思います」
- 「私もその意見に賛成です」
- 「私はその意見について~だと思いますが、反対の人はどう思いますか?」
タイムキーパーといっても一般人とほぼ変わりありませんので、上記のように積極的に討論に参加(自分の意見を発言)していきましょう!
なにより書記にならなくてすむのがでかいわ!
司会や書記になる確率をゼロにするためにタイムキーパーに立候補するのもひとつの手だよ!
【集団討論の役割】一般人のポイント
- 【役職⇒組織に貢献】
- 【一員⇒課題解決に貢献】
目的は【チームで課題解決に向けた解決策を用意する】ということで、何か1つの目的を達成するために、チームを組んでいるわけで、他の受験生は敵ではなく味方(仲間)です!
一般人の役割とは
一般人の皆さんも、言ってしまえば一般人という役職があるわけで、
これは『役職がある人をサポートする役職』だと言うこともできると思います。
特に書記は一人ですべての発言を取るのは大変ですよね。
周りが討論しやすい環境を作る!
役職がある人が大変だというのは分かり切っていることですから、一般人の皆さんも司会をフォローしてあげたり、メモを取ってあげたり、時間を管理してあげたりと色々サポートしてあげることが大切だと思います。
一般人は積極的に発言しよう!
そして、なんといっても一般人の方が課題解決に必要な知識や意見を積極的に発言していきたいですよね!
次は【集団討論のコツ】について紹介していきたいと思います!
【集団討論のコツ】チームで高い評価を目指そう!
- 同じグループのメンバーと仲良くなること
- 試験前に役割分担・時間配分を決めておくこと
- 明るい表情で討論に参加すること
- 発言機会が少ない人に配慮して話を振ること
- 自分の意見はきちんと伝えること
- 意見のぶつかり合いも大事にすること
- 指摘する勇気を大事にすること
集団討論は個人の試験というよりもチーム一丸となって高い評価をとろう!って感じの試験なんですね。
⇒出しゃばりすぎもダメですし、他の受験者を批判するような発言も当然NGです!
【集団討論のコツ①】他の受験生は”仲間”だ!
何度も言っていますが、集団討論というのは公務員の仕事のシミュレーションですから、他の受験生はライバルではなく仲間です!
協力的な姿勢を大事にしてみてください。
【集団討論のコツ②】役割・時間配分を決めておく
テーマがわからないと時間配分を決めるのは難しいと思いますが、大体テーマとなるお題は決まっているので討論の流れも毎回同じようなものになると思います。
控室等で他の受験生とコミュニケーションが取れそうなら、予め役職や大体の時間配分を決めておいてください。
⇒きっと討論自体が和やかな雰囲気でスムーズに進むと思います。
【集団討論のコツ③】明るい表情で討論に参加する
皆さんはどんな職員と一緒に働きたいと思いますか?
⇒例えば、ライバル感バチバチの怖い受験生(職員)や仏頂面の受験生(職員)等とは一緒に働きたくないですよね!
討論はチームワークが大切ですから、討論の間は明るい表情で和やかな雰囲気を保ちましょう!
他のひとの意見も「いいと思います!」「同感です!」など明るく笑顔であいづちをうつことが大切です。
【集団討論のコツ④】発言機会が少ない人に話を振る
発言できていない人がいたら、気軽に答えられる質問を振ってあげましょう!
【集団討論のコツ⑤】自分の意見はきちんと伝える
もしも自分の意見がまとまらないときは他の人の意見に乗っかるのも一つの手です。
- 【結論(賛成反対等)】
その意見に私も賛成です。 - 【★自分の意見】
⇒~メリットもあって、~効果的だと思います。
※ただ、その時は自分の意見・考えを付け加えて話すのがポイントです!
わからない時は他の人に頼るのもアリ
また、「その意見の~なところが理解できなかったので、もう少し詳しく話してもらえますか?」「私はテーマについてこの部分が理解できないのですが、わかる方教えてもらえますか?」などもOKです。
⇒『課題解決に貢献したいから、今一生懸命知識を吸収して自分の意見を伝える』という姿勢はめちゃくちゃ大事です!
【集団討論のコツ⑥】悪役で高評価?苦手な方に”秘策”を伝授…!!
私の元に集団討論が苦手、集団討論で落ちてしまった、そういう相談が多く寄せられています。
受験生に詳しく実際の雰囲気を聞いてみると、「みんな意見が同じでそれについてまとめてた」というパターンが圧倒的に多いですね。
意見がぶつかり合っていい案が生まれる!
皆さんは「意見のぶつかり合い」に対してどういう印象をもちますか?
実は課題解決に向けて、それぞれの意見がぶつかり合うことによっていい案が生まれるんですね!
周りに合わせすぎて自分の意見が言えないのはNG!
でも、協調性協調性って周りに合わせようとしすぎてしまって、自分の意見が全く言えてないという人は思っている以上に多いです。
そもそも討論とはテーマの問題に対して”意見を闘わせること”を言います!
課題解決に向けて自分の意見は主張するようにしましょう!
基本的にスムーズに進むことはあり得ない
皆さん何か意見を主張すると思いますが、その意見にはメリットだけでなくデメリットもつきものです。実際に取組を実現させるためには細かいところまできちんと配慮して計画を立てなければいけません。
⇒ここをスルーしてしまい、協調性協調性とテーマについてまとめているだけでは、全体的な評価はガクッと下がってしまうと思います。
【集団討論のコツ⑦】指摘する勇気を大事にする!
正直この集団討論と呼ばれる試験、運も大事です。
グループ試験なので、ほかの受験生のレベルによっても当然討論の盛り上がり方が変わってきますからね!
ほかの受験生が協調性協調性って、メリットばかりを指摘するだけの人だったら…討論にならない!
…もう皆さんが起爆剤になるしかないわけです!
それぞれが意見を主張できる場を設ける
そんな皆さんが実践するポイントはこちら!
- 自分以外がA案だといったら自分はB案だと言う
- 自分の意見を言う
- ここでA案を支持している方のそれぞれの意見を聞く
- 「A案の方の意見を聞いて私も少し意見が変わりました」とA案に寄せたC案を提供する
- だいたい話がまとまったということで次に進む
受験生それぞれが意見を話すのが大事だと思います。
面接官も意見を話してくれない受験生は評価のしようがありませんからね!
問題点やデメリットを指摘する勇気が大事!
あえてちょっと違う意見を言ってみるというのも討論を成功に導く秘訣だと思います。
(賛否両論ある主張は控える)
チームの評価をよくするためにこのような工夫ができることが”真の協調性”なのではないでしょうか。
例えば、『少子化対策→待機児童解消→保育所の増設』と話が進んでいたとするぞ。
『保育所の増設』は確かに重要なことじゃが、そんな簡単に増設できるなら苦労はしないんじゃ。
絶対に『問題点』『デメリット』があるわけじゃから、ここをきちんと指摘してあげないとお話にならないぞぃ。ほっほ。
【集団討論の対策方法】実は公務員試験は…
公務員試験ではこの集団討論という試験が課されている場合が多いですが
どう対策していいかわからないよ…
っていう方がほとんどだと思います。
何といったって1人で対策できないですからね!
【集団討論の対策方法】実際に皆さんがやることはこの2つ!
では具体的にはどんな対策をすればいいのかというと2つの側面があると私は思います。
- 集団討論の流れや役割、評価ポイント等の『集団討論の基礎部分』きちんと理解する
- 小論文や面接対策と併せて『自治体研究』をきちんと行う
この2つがきちんとできていれば、恐れることはなにもありません!
このページをココまできちんと読んでくれた皆さんはそれだけで①は対策済みですよね!
ただ、重要なのは②の方なので、こちらの対策は力を入れて取り組んでおきたいところです。
自治体研究は超重要!
皆さんも恐らく小論文や面接対策として、社会事情、現状、背景、課題、取組、事業…等について一生懸命勉強すると思いますが、これらがきちんとできていれば集団討論の対策もカバーできていることになります。
⇒特に小論文対策が効果的!
予備校等の集団討論に参加するのもアリ
もちろん、集団討論の雰囲気を味わうということであれば
大学生なら民間用の大学の就職支援活動的なものを利用するのも効果的だと思いますし
お金を払って予備校等が開催している模擬集団討論に参加するのもアリだと思います。
ただ、私は別にそこまでする必要はないんじゃないかなと思ってます。
【集団討論の対策方法】実はネガティブチェック
実はこの集団討論って『ネガティブチェック』みたいなものなんですね!
ネガティブチェック(悪い人を落とす)
配点もめちゃくちゃ高いわけではないので、変な人や全く公務員の仕事の知識が無い人、知識が無いのに適当な発言をしてしまう人などが落とされて、それ以外の普通の人間は合格できるってそんなイメージの試験となります。
現にほとんどの受験生は本番練習無しで受験していると思いますが、ほとんどの方が受かっていますよね!
良い討論をするために『面接官の視点』を大事にしてみて!
- どんな人間と一緒に働きたいと思うか
- どんな人間が今後活躍してくれそうか…等
こういう点をみているわけだから、明るい表情であったり、一生懸命課題解決に貢献しようとする姿勢等はめちゃくちゃ評価されるぞ。ほっほ。
集団討論というのは普段の仕事のシミュレーションだもんな!
とりあえずこのページをきちんと読み返すことと、自治体研究は頑張って行うよ!
ではこれで集団討論の流れ・コツの説明を終わります!
ながながとお疲れさまでした(^^)
この記事を書いた人