岩手県庁の公務員採用試験について
”初心者にもわかりやすく”届けます。
合格率を上げる戦略や試験のコツを紹介します!
こんにちは!受験生からの信頼の厚さだけがアピールポイントの『せんせい(@koumuin_adviser)』です(笑)
では、『岩手県庁』の採用情報(公式)をかみ砕いて紹介していきますね!
目次
【岩手県庁】試験申し込みから採用までの流れを徹底解説!
※岩手県庁は『行政職』と『技術系職種』で試験内容や配点、試験の流れが全然違うので、注意が必要です。
※ちなみに行政は3次試験までありますが、技術は2次試験までです。
【岩手県庁】対策~合格までやるべきことを紹介!
最初に全体の試験の流れ、スケジュールをざっくりと紹介します!
①試験内容確認:今
まず公式の受験案内を参考にして、『試験内容』の確認を行ってください!
(公式のHPから昨年度の受験案内は見れます)
今からこの記事でも詳しく紹介していきますが、
公務員試験といっても受験先によって試験内容は異なりますから、
『1次試験の内容』や『教養試験の内容』、『試験配点』等、細かくチェックしておきましょう!
②試験対策:~6月末
試験内容が確認出来たら6月の試験日まではとりあえず試験対策をしますよね!
筆記、面接、小論文と色々対策頑張っていきましょう!!!
勉強ばっかりやっていてはダメじゃぞ。ほっほ。
③申込・書類提出:~5月末
岩手県庁の場合は、5月中旬~下旬が試験の申し込み期間となってます。
- 証明写真を用意する
- 5月中旬に試験申し込む(基本的には電子申請)
- 6月頭に受験票作成
提出・準備しなければいけないことはコレです。
申込の方法や受験票の作り方については、公式のHPを参照してください。
④1次試験:6月末
- 教養・専門試験
- 論文試験(※)
論文試験は1次試験日に実施しますが、
※行政職は2次試験の評定科目となります。
→教養と専門の結果で1次合格者を決める
→論文は1次合格者を対象に採点
→2次試験の合否は①教養+専門、②論文+GW+面接の合計点で決める
※技術系職種は1次試験の評定科目となります。
→教養と専門と論文の結果で1次合格者を決める
⑤1次合格発表:7月頭
行政職は、7月上旬に1次合格者が発表されます。
HPで合否の確認ができますが、一応合格通知も自宅に届きます。
合格通知が家に届いたタイミングで、2次試験の試験日程がわかります。
※技術系職種は行政職の発表の1週間後に1次合格発表があります。
⑥2次試験:7月中旬
- 個別面接
- グループワーク
- 適性検査
- 身体検査
適性検査や身体検査は特別な対策は必要ないです。
とりあえずは個別面接とGW頑張って下さい!
※技術系職種は7月下旬に個別面接2回、適性検査、身体検査があります。
※技術系職種はグループワークはなくなりました。
⑦2次合格発表:7月末
行政職は、7月下旬に2次合格者が発表されます。
HPで合否の確認ができますが、一応合格通知も自宅に届きます。
合格通知が家に届いたタイミングで、3次試験の試験日程がわかります。
⑧3次試験:8月頭
- 個別面接
行政職の方のみ、3次試験として個別面接があります。
⑨最終合格発表:8月半ば
8月中旬、いよいよ合格発表です!(行政)
※技術系職種は8月上旬に発表
⑩採用候補者名簿に登載:8月半ば
合格すると合格通知が家に届きます!
そして、採用候補者名簿に登載されます!
⑪内定!
基本的には『最終合格≒内定』です!
意向確認(面接や電話連絡)を行い、正式な内定となります!
【岩手県庁】試験職種(採用予定人数)・受験資格について
【岩手県庁】試験職種(採用予定人数)
- 一般行政A:61
- 一般行政B:7
- 社会福祉:13
- 心理:3
- 農学:15
- 畜産:2
- 林学:4
- 水産 2
- 総合土木A:22
- 総合土木B:4
- 建築:3
- 機械:1
- 電気:3
- 総合化学:6
公務員試験は競争試験なので、需要(採用予定者数)と供給(受験者数)の関係は非常に重要なのですが、年度ごとに違うので、最新の情報は公式の更新を待っておきましょう!
(一応、毎年だいたい同じくらいです)
【岩手県庁】受験資格
『大卒程度』と書かれていますが、大卒の資格は必要ありません。
基本的には年齢要件をクリアしていればOK!!
大学中退した方やニート、フリーター、資格を満たしていれば皆平等に試験は受けられます。
ただ、専門職系の区分(福祉や心理、保健師)は基本的に学歴や資格等の条件があるので、そのあたりは公式の受験案内をチェックしておいてください!
- 注意点①
同時に2つの試験職種は申し込めない! - 注意点②
申込受付期間が過ぎたら変更ができない! - 注意点③
岩手県職員採用試験(大卒程度、社会人枠)とは併願できない!
【岩手県庁の試験の内容】を知っておこう
- 教養試験
- 専門試験
【2次試験の内容】
- 論文試験(※1)
- 適性検査
- 個別面接(※2)
- グループワーク(※3)
※1:技術は論文が1次試験の評定項目
※2:技術は個別面接2回
※3:技術はGW無し
【3次試験の内容】
- 個別面接(※4)
※4:技術は3次試験無し
【岩手県庁】試験の特徴は?
- 教養は50問→40問選択解答式
- 専門は10問必須解答+40問→30問選択解答式(計40問解答)
- 教養と専門は配点比率が200:300
- 筆記、論文、討論(GW)、個別面接2回とオーソドックスな試験タイプ
- 筆記のボーダーが低い→面接重視
公式のHPで数問紹介してくれていますので、まずはこれを見て雰囲気をつかんでおきましょう!
(教養、専門だけでなく、論文や討論のテーマも見れます)
一次試験の出題分野【教養試験】
知能分野 | 文章理解、判断推理、数的推理、 資料解釈など |
知識分野 | 社会科学、人文科学、自然科学など |
現代文や英語、日本史や世界史、物理、生物…等、幅広い科目から40問が出題されます。
高校生の時に習った科目が多く、
「一般教養があるのか」という部分が問われます!
一次試験の出題分野【専門試験】
名前の通り、専門分野からの出題です!
内容のレベルは大学程度となります。
★必須解答10問
行政学、行政法、民法、経済学、財政学
●選択解答40問→30問
政治学、行政学、憲法、行政法、民法、刑法、労働法、経済学、財政学、社会政策、国際関係
行政区分や土木区分等、区分ごとに内容が全然違うので、公式の受験案内を見て細かい出題科目はチェックしておきましょう!
ちなみに、行政なら憲法や民法、行政法、経済学、財政学…等ってまだまだ色々ありますが、まぁこれはご自身で調べてみて下さい↓
- 【専門試験の内訳】出題数・重要科目チェック!
二次試験の試験内容【論文試験】
記述試験。問いに対する自分の意見・考えを論理的に述べる試験ですよね!
基本的には現状ある行政課題に対して、職員はこれからどう取り組めばいいのかといったテーマが多くなっています。
論理性や思考力、国語力が試されていますが、重要なのは内容で、
主に職員としての自覚があるのかという部分が見られています。
岩手県の場合は800字を1時間で書きます。
(一次試験日に実施する、合格者だけ採点されるシステム)
- 【小論文の書き方・コツ】合格答案の作り方解説!
【出題例(大卒・R1)】
本県では、「東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」を基本目標に、今年度から10年間を計画期間とする「いわて県民計画(2019~2028)」を策定し、岩手の未来のあるべき姿を実現するための施策を展開しています。
そこで、現在の県政課題を1つ挙げ、その課題の 10 年後における望ましい姿を述べるとともに、そのために必要な取組について具体的に論じなさい。
二次試験の試験内容【グループワーク】
グループワークは皆さんご存じの通りで、ある課題が与えられて、その課題解決に向けて皆で話し合おうっていう試験です!
要は県職員の普段の仕事のシミュレーションでもあるわけですよね!
グループワークも論文と同じで、主に職員としての自覚があるのかという部分が見られています。
これから働く仲間を選ぶ試験が採用試験ですからね~!
- 【集団討論のコツ】真の協調性とは何か?
【出題例(大卒・R1)】
- ○ “いい岩手”教えて広めてキャンペーンのPRについて
- ○ アール・ブリュットに対する県民への理解増進について
- ○ 自然環境保全意識の啓発活動について
- ○ 三陸ジオパークのPRについて
- ○ フードツーリズムの定着について
- ○ 子どもの読書への関心を高める取組について
- ○ 「いわてマンガプロジェクト」の取組について
二次試験の試験内容【適性検査】
公務員として職務遂行に必要な適性についての検査があります。
特別な対策は必要ないです。
必要最低限の事務処理能力と、性格が読み取られる検査ですね!
- 【公務員の適性試験】※参考の記事です
※内田クレペリン検査、ベンダー・ゲシュタルト検査等自治体ごとに仕組みは違います。
二次・三次試験の試験内容【個別面接】
これは皆さんイメージしやすいと思います!
面接カード(履歴書・自己紹介シート)に沿って、面接官が皆さんに質問を投げかけるので、それに答えていくものですね!
一応は試験なので、皆さんの受け答えや印象等を見て、それを得点化します。
一番配点の高い重要な試験なので、最も力を入れて取り組んでほしいところです。
- 【面接カードの基礎知識】
- 【面接カードの書き方・コツ】項目ごとに紹介!!!
- 【面接対策記事まとめ】何から始めればいいのか…!!!
- 【合格体験記まとめ】先輩が聞かれた質問最新版!
※先輩たちの体験談のページから、先輩が実際に聞かれた質問が見れます。
【岩手県庁の試験配点】合格者の決定方法
試験配点や合格者の決定方法は超大事です!
ココの理解を間違えてしまい、対策時間のバランスを間違えて痛い目にあう受験生もいるので紹介しておきます!
岩手県庁の試験配点
1次試験、2次試験とも500点満点、
3次試験は300点満点ですね!
表のとおりで、やっぱり他の受験生と差がつくのは『面接試験』です!
また、1次試験は技術職や専門職の方は行政職の方と配点が違うので要注意。
(教養200、専門300、論文100、面接2回650点(計1250点))
勉強もがんばろっと。
一次試験合格者の決定方法
合格者は、
『教養』と『専門』の合計得点の高い順に決定します。
でも、
「各試験種目の得点が合格基準に達しない場合」
これは原則不合格。
気をつけましょう!
(例:①教養25専門25→合格、②教養10(足切り一発アウト)専門40→不合格)
二次試験合格者の決定方法
合格者は、
一次試験科目である『教養』と『専門』の得点に加え
二次試験科目である『論文』『GW+面接』の得点を合計して高い順に決定します。
でも、
「各試験種目の得点が合格基準に達しない場合」
これは原則不合格。
気をつけましょう!
(例:教養満点、専門満点、人物最高評価、だけど論文が全く書けてない(足切り)→一発不合格)
最終合格者の決定方法
最終合格者は
各試験種目の合格基準(足切り以上の点数)を満たす者に限り
一次試験と二次試験、三次試験の総合得点の順位で決める
”一次試験”と”二次試験”と”三次試験”の「合計1300点」で決まるということですね!
特に配点の大きい面接試験は対策必須!
ブログ、Twitter、YouTube等で様々な「面接体験談記事」や「面接攻略記事」を書いているので、合格率UPに向けてこのあたりもチェックしてみて下さい(^^)
- 【面接対策記事まとめ】
面接カードのコツ、頻出質問、対策方法等の面接関係の記事が見れます! - 【2020年度の体験談まとめ】
先輩のアドバイスが一番参考になる!!!
私のコンテンツを参考にしてくれて、合格できたたくさんの方に書いてもらいました(^^) - 【YouTube】
動画&ライブ配信で公務員試験の不安解消!!!
岩手県庁の求める人物像
- 県民本位
常に県民の視点、立場に立ち、現在、そして未来の「県民全体の利益」を考え、行動します。 - 能力向上
創意工夫を凝らし、柔軟な発想で、「新たな課題に果敢に挑戦」します。 - 明朗快活
職員間の自由なコミュニケーションを通じ、「明るくいきいきとした職場」をつくります。 - 法令遵守
「規律」を重んじ、県民から信頼されるよう、「公正、公平」に職務を遂行します。 - 地域意識
地域社会の一員としての「自覚」と県職員としての「誇り」をもって、「誠実」に行動します。
※岩手県庁HPより
意識しすぎもよくないですが、求めている人材と自分はできるだけマッチしていると、面接官に思わせていきたいですよね!
→【求める人物像の重要性】ココが理解できていないと…
【岩手県職員採用上級試験の倍率】
一般行政Aは例年筆記倍率が2~2.5倍くらいで推移していましたが
令和2年度は約1.5倍でした…
試験内容の変更点等から、どんどん人物重視型にシフトしているのが目に見えてわかります。
筆記のボーダーが緩く、面接で少し厳しく、これが岩手県庁の特徴ですね!
少し厳しいといっても、2次試験は例年2倍前後です。
【岩手県庁】令和3年度倍率一覧
【岩手県庁】令和2年度倍率一覧
【岩手県庁】令和1年度倍率一覧
※岩手県職員上級採用試験についての表が見えにくい人はPC表示を推奨します。
【岩手県庁のボーダー】筆記試験の合格点は○○!!!
岩手県庁(行政)の筆記の倍率は近年1.5~2.5倍前後!
ブレが大きいので2倍と仮定した場合のボーダーを紹介します。
岩手県は50問→40問を選んで解答できるので、
必須解答式に比べると平均点が少し高め。
ということで私の経験をもとに推測すると
- 【 教養:6割 】
- 【 専門:5.5割~6割 】
これくらい取らないと一次試験は突破できない!
とりあえず筆記試験は6割くらいは取らないと突破できないのね!
じゃあ『面接』や『論文』、『討論(GW)』はどうなの??
面接カードに沿って面接が行われるからきちんと準備していけば合格できるよ!
まずは自己分析を入念に行って
面接カードを上手く作っていくんじゃ。
- 【面接カードの基礎知識】
- 【面接カードの書き方・コツ】項目ごとに紹介!!!
あとは合格者の対策方法をまねしちゃえばOKじゃぞ。ほっほ。
模擬面接や添削指導等、第三者の視点を大事にすることは忘れるんじゃないぞ。
倍率的に偏差値45~53くらいが合格ラインかなと言ったところ。
高く見積もって偏差値50というのは、
平均点の点数
平均点は教養が24点、専門が22点と(仮定)すると
偏差値50というのはこの点数ということ。
→ここら辺がボーダー点前後かな~と言ったところです。
(※当然、平均点や標準偏差は年によって違う)
皆も自分で考察してみてね!
【岩手県庁の合格ビジョン】スケジュールを調整しよう!
岩手県庁の試験では大体何点くらいとれば合格できそうか、そのビジョンはつかめましたか?
また、目標は最終合格することですから、小論文や集団討論、個別面接の対策も必須ですよね!
公務員には『バランス力』が求められているため、やらなきゃいけないことが多くて本当に大変だと思います。
合格できる人はやるべきことをきちんとやってくるので、自分も負けじと対策は頑張らないといけないですよね!そこで重要になってくるのが『対策スケジュール』だと思います。
【岩手県庁】対策スケジュールは超重要です!
実はこのスケジュールをうまく作れるか、
それとも見切り発車してしまうかで
合格率が大きく違ってきてしまうんですね!
- 【勉強スケジュールのポイント(重要)】絶対に合格率が上がります!!
- 【3ヵ月で合格を目指す方のスケジュール(例)】
- 【小論文の対策スケジュール】
- 【集団討論の対策方法について】
- 【個別面接の対策スケジュール】有利に進めるコツあり!(出遅れ注意)
- 【合格者からのアドバイス】先輩の反省点、失敗談、改善点を自分のものに!
どんな流れで対策すれば筆記で合格点を取れそうか、どんなスケジュールで取り組めば自分の実力を合格レベルまで上げられそうか、このあたりをよく考えてみましょう!
大事なのは周りとの比較ではなく『自分磨き』だというところは勘違いしないように気を付けて下さい。
【岩手県庁の採用試験のまとめ】せんせいからのアドバイス
◆採用試験の流れをしっかりと把握しておこう!
◆最終的な合否は一次試験と二次試験と三次試験の合計点で決まる!
◆筆記のボーダーは低いけど、重要度は高め!
→全体の配点の500/1300(約38%)をしめる。
◆配点の大きい面接対策はしっかりとやろう!
◆スケジュールをうまく立ててバランスよく、そして効率よく対策しよう!
- まずは筆記の実力を6割にあげるところからスタート!
できれば教養も専門も6割5分くらい(26問/40問)を安定して取るということを目標にしておきたいところです。 - 筆記ボーダーは低めですが、筆記は1次、2次、3次の合否に影響する!
→ココで高得点を取っておくのもひとつの手です。教養+専門で計500点、全体1300点の38%もありますからね!
(ほかの自治体と比較すると、筆記の配点比率は高めです) - 実力試験です!きちんと対策して試験に臨めば、それが結果となって現れますので、1次2次対策それぞれ頑張っていきましょう!
- 特に個別面接は一番配点が高いので、ココでうまくアピールすることが大切です。説明会やセミナー、インターンシップ等のイベントを通して職員の仕事内容や役割をきちんと把握しておくと、それが2次試験で生きてきます!知り合いの先輩職員などにコンタクトを取って教えてもらうのも有効!こういった努力を積み重ねて職員としての自覚を持てるようにしましょう!
- 論文や討論(GW)も平均点くらい取れていればOKですが、1次の合格者はレベルが高い人の集まりです。平均点を取るのも簡単ではないので、1次対策だけでなく2次試験の対策もバランスよく行っていきましょう!
公務員の面接は勉強すれば勉強した分だけ、練習したら練習した分だけ上達します!
配点が高いということで、重要過ぎるので、私も面接対策の記事をたくさん紹介しています。
合格したい皆さんは絶対にチェックしてください!
- 【面接対策記事まとめ】
面接カードのコツ、頻出質問、対策方法等の面接関係の記事が見れます! - 【2020年度の体験談まとめ】
先輩のアドバイスが一番参考になる!!!
私のコンテンツを参考にしてくれて、合格できたたくさんの方に書いてもらいました(^^) - 【YouTube】
動画&ライブ配信で公務員試験の不安解消!!! - 【小論文の書き方・コツ】合格答案が簡単に作れちゃう!!!
【岩手県庁】の採用試験の情報や合格までのコツが掴めるぞ!
急ぎの人は知りたい情報だけ見てくれればOKじゃ。ほっほ