足切り答案と高評価答案の特徴!
先輩たちの体験談・アドバイスまとめ!
- 論文の足切りに怯える人のために足切り答案の特徴を伝えたい
- 論文苦手な方が合格できるように高評価の答案・対策方法や特徴を伝えたい
(※)本記事は国家一般職の記事ですが、地方公務員志望の方が見てもきっと参考になると思います。
こんにちは!ましゅーです!
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今回は国家一般職の論文試験についてです。
コレ不安になる人が多いんですよね(笑)
実際に私も『論文の足切りが怖すぎる』という相談を今年何百回されたかわかりません。
まぁボーダーぎりぎりの人は論文が3点か4点かで必要な面接の評価も変わってきますし
2点以下を取ってしまうと一発不合格ということで、不安になるのも無理はないと思います。
そこで今回私は、実際に高評価を取った方と、足切り点を取ってしまった方に土下座してお願いして、答案の特徴やアドバイスなどを教えてもらいました。
⇒『どういう答案が足切り・高評価なのか』というのは、皆さん気になるところだと思います。
また本記事は、論文が苦手という人や今年落ちてしまった人で
『どこをどう改善したら高評価になるのか』、イメージできない人もきっと参考になると思います。
2021/9/8:【採点は本当に甘いのか?】国家の人事院面接・論文(記述)試験!皆の体験談まとめ!記事作成
目次
【国家一般職の論文足切り・高評価】2020年度のテーマ
【★2020年度の論文テーマ】
我が国では,2040年頃には,いわゆる団塊ジュニア世代が高齢者となり,高齢者人口がピークを迎える一方,現役世代が急速に減少する。そこで,2018年10月に設置された「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」の取りまとめにおいて,「健康寿命延伸プラン」が作成され,2016年時点において男性では72.14年,女性では74.79年となっている健康寿命を,2040年までに男女ともに3年以上延伸し,75年以上にすることが目標として掲げられた。なお,健康寿命とは,平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間である。
このような状況に関して,以下の(※)図①,②,③を参考にしながら,次の(1),(2)の問いに答えなさい。
(1) 我が国が健康寿命の延伸に取り組む必要性について,あなたの考えを述べなさい。
(2) 健康寿命の延伸を阻害する要因は何か,また,健康寿命を延伸するために国としてどのような取組が必要となるか。あなたの考えを具体的に述べなさい。
(※)本記事では図は省略しています。
では今からズラッと紹介していきますね!
【国家一般職】論文足切りの答案の特徴・反省点まとめ
まずは足切り答案の特徴について紹介します。
足切り(2点以下)だった方は、主に『答案の特徴』や『落ちてしまった原因・反省点』について教えてもらいました。
ではまいります!
【国家一般職】実際に論文足切り点(2点以下)だった方からのアドバイス
(昨年論文落ち⇒今年克服して合格)
ーー昨年論文落ちした原因ーー
- 【独創的な論文になっていた】
国家一般の論文については、あくまで聞かれた設問に対してその「答え」を論文で表現することが大切。
落ちた論文は、聞かれてないところまで踏み込んで書いており、設問との趣旨がずれていた。
→大切なのは「聞かれた設問に、忠実に答える」のが最低限落ちないポイント - 【字が汚い】
国家一般は制限時間1hという時間のない中、構成を考えて急いで書く必要がある。しかし、自分は論文の「慣れ」が足りず焦って殴り書きの汚い字になってしまった。(普段綺麗な字の人でも危険です)
→特に大切なのは「慣れ」と「焦らない」ことです。文字数は特に800ー1000字ほどで大丈夫なので、字数より、内容や字を丁寧に書くことを心がけてたら大丈夫です👌
国家一般職 論文足切り2点
端的に分かりやすく表現しようと心がけ、文字数は600字足らずくらいで終わってしまいました。
少子高齢化について、健康寿命を延ばすにはというテーマでしたが、私が書いた対策は今考えると地方っぽかったのかも?と感じるかもしれないです。高齢者の方たちの社会参加の一環として、経験や知識を活かした小学校や中学校への教育現場での活躍を対策として記述した覚えがあります。。
図を用いて答えた大問1は、複数の図を利用して回答しました。
文章構成は、日本が抱えている少子高齢化の状況から始まり、問題の提示、対策という風な流れで書いたと思います!
こっぱん論文足切り(2点)
前例の(あまり)ない取り組みを解決策としてあげてしまったことが大きいと思います。
⇒一種の政府批判になってしまったのではないかと思います。
また、構成の若干のばらつきが改善点だと思います
国家一般職の論文足切り点でした。
論文に関しては、書く分量が3分の2くらいだったので、まず書く分量を増やすことが大事だと思いました。また、内容に関しては問われたことに答えることを意識しましたが、持っている知識が浅かったこともあり説得力が乏しかったのが敗因と思いました。
国家一般職の論文足切り
小論文足切りの原因は大きく二つあると思います。
- 一つ目は文字数が少なすぎたことです。用紙の半分も書けていませんでした。
- もう一つは問われている課題の対策として、現実的でない対策を論じてしまった点だと思います。
いずれも問題文に書いてあった日本の課題に対して、何ができるか、どのように書けばいいか分からなかったので、時間だけが過ぎてしまいました。
【国家一般職の論文】足切り答案についての考察
論文で足切りになってしまう方の特徴について、特に気になる点について自分なりにまとめてみました。
- 問われたことに答えられてない
⇒回答のズレ - 賛否両論ある主張をしてしまう
(独創的な取り組みや現実的でない対策…等) - 文字数が少なすぎる(量・バランス)
⇒論文なので論理的に述べる必要がある
足切りになってしまう理由トップ3が↑かなと思います。
①問われたことに答える
『問われたことに答える』、基礎中の基礎。皆さんはコレできていますか?
当たり前にできていることかと思いきや、論文という特殊な環境下においては、できなくなってしまう方が目立ちます。
これは小論文だけじゃなくて、面接カードを書く時や面接試験で質問に答える時にも一番大事な部分だと自分は思います。
自分がYouTubeやTwitter等でうるさいように『問われたことに答える』、これは絶対意識しようといってきましたが、やっぱりコレができなかった人の多くが実際に面接のネガティブチェックに引っかかったり、論文の足切りに引っかかったりしてしまっていると思います。
⇒足切り系の一番の原因だと思っています。
⇒意思の疎通がはかれないというのは一番やばいですから、大幅な印象ダウンにつながってしまうと思います。
⇒回答のズレが無いかどうかは意識しよう!!
地方の対策をしすぎてしまって、用意した『型』や『知識』をぶち込むという方もおるぞ。
型も大事じゃが、型というのは『問いに答える』という基礎部分をおさえなければ『回答のズレ』を招くだけじゃ。
でも、国家一般職は問い方や図の有無等、問題形式が毎年違うため型を意識しすぎると失敗しやすい。
②賛否両論ある主張をしてしまう
これは言わずもがなだと思います。
論文の足切りというのは、ネガティブチェック(悪い人を落とす)のためにあります。
過激な思考をしている人や思考が偏っている人、公務員としてあるまじき考え方をしている人、聞いたことを違う答えが返ってくる人…等、何か問題がある人を落とすために設けられた制度です。
⇒平凡な内容でも構わないので、賛否両論がなるべく無い意見を主張することが大事かなと。
また、①とも重複する部分ではありますが、的外れな内容を主張してしまうとこれまた印象がめちゃくちゃ悪いと思います。
⇒的外れすぎて『コイツは合格にしてはいけない』と判断されてしまうこともあると思います。
③文字数が少なすぎる(量・バランス)
論文試験というのは、問いに対する答えを論理的に述べる必要があります。
⇒やはり論理的に述べることができていない以上は、形式的に一発アウトとなってしまう可能性もあると思います。
また、文字量のバランスがおかしい人もマイナスの印象を与えてしまうと思います。
⇒変な話、導入部分を長く書きすぎて、取組み部分が一言だけ…等とバランスがおかしすぎるのは良くないですよね。
文字の量やバランスも足切りに大きく影響してしまうと思います。
思っている以上に複雑な知識や能力は求められていないと思います。
論文はシンプルイズベスト、それが私の考えです。
きれいな字で読みやすいように、聞かれたことに答える、内容もシンプルに的外れなことを言わない、論理的に述べる(文章構成)…等
基本的なことを意識していれば、論文で足切りになることはまぁないと思います。
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【国家一般職】論文高評価の答案の特徴・アドバイスまとめ
次は高評価の答案の特徴について紹介します。
高評価(5点以上)だった方は、以下の4点について教えてもらいました。
- 受験先と結果
- 論文試験のコツ・アドバイス
- 自分の論文の特徴(文字数や文章構成、本番意識していたこと等)
- 論文の対策方法(時期や教材、勉強の仕方等)
※①~④まで、すべて回答してくれたわけではないのですが、『答案の特徴』『本番意識していたこと』『文章構成』『アドバイス』等はほとんどの方に回答いただけました。
絶対に参考になる貴重な情報ばかりなので、さっそく紹介していきます!
【国家一般職】実際に論文高評価(5点以上)だった方からのアドバイス
このテーマに対して、高評価がもらえた受験生はどんなところを意識して、どんな文章構成で書いたのか、またどんな対策をしていたのか等をチェックしていただければと思います。
【★2020年度の論文テーマ】
我が国では,2040年頃には,いわゆる団塊ジュニア世代が高齢者となり,高齢者人口がピークを迎える一方,現役世代が急速に減少する。そこで,2018年10月に設置された「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」の取りまとめにおいて,「健康寿命延伸プラン」が作成され,2016年時点において男性では72.14年,女性では74.79年となっている健康寿命を,2040年までに男女ともに3年以上延伸し,75年以上にすることが目標として掲げられた。なお,健康寿命とは,平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間である。
このような状況に関して,以下の(※)図①,②,③を参考にしながら,次の(1),(2)の問いに答えなさい。
(1) 我が国が健康寿命の延伸に取り組む必要性について,あなたの考えを述べなさい。
(2) 健康寿命の延伸を阻害する要因は何か,また,健康寿命を延伸するために国としてどのような取組が必要となるか。あなたの考えを具体的に述べなさい。
(※)本記事では図は省略しています。
- 国家一般職論文5点
- 文字数は1000字程度だったと思います。答案用紙の裏面半分くらいまで書きました。
とにかく、参考書に書かれているような型を大事にしました。 - 内容はある程度暗記する必要はあると思います。有名な問題(ex.少子高齢化,ワークライフバランスなど)を10個前後できるようにしておけば対応できると思います。
- 時期は1.2月くらいから始めました。本格的に書き始めたのは、3月とかだったと思います。添削は必ず有料でもしてもらうべきだと思います。
- 【結果】
論文6点でした! - 【意識していたこと】
強いて言うなら『質問からズレないように回答した』ことくらいでしょうか?「要因がコレ→その解決の為の取組」と流れを意識しました。
また、1問目の回答と2問目の回答が繋がるように気をつけました - 【文章構成や特徴等】
一応こんな感じ↓の内容を書きました!
(1)
・今後少子高齢化に伴う労働力不足が見込まれる為、高齢者も元気に生きて労働力になってもらわないと困るから
・現在、医療費の〇%を〇歳以上の高齢者が使っており、やたらと病院にかかられると国家財政を圧迫するから - (2)
(要因1)仕事を退職して引きこもるとボケやすくなる
⇒認知症防止のためにも働いて貰う必要あり
(取組1)高齢者が無理なく働ける環境整備をするべし。具体的には、リカレント教育の整備・高齢者のパートタイマーには休憩時間の基準を変えるなど(普通は6Hで15min、8Hで1Hだが、増やす)
(要因2)体力的に弱ると怪我をしやすくなる
⇒怪我をしない身体づくりが必要
(取組2)高齢者におすすめのエクササイズ教室など、運動の機会を行政が提供するべし
国般の成績開示を行いました!
- 【結果】
論文6、面接A評価でした😳
自分でもびっくりです。笑 - 【試験後の手ごたえ】
論文に関しては、受けた試験の中で1番上手く書けなかったので足切りに怯えていました😅 - 【体験談・アドバイス】
以下体験談です↓(来年以降の参考になれば幸いです。)
・本来なら書き出しは1マス空けなければいけませんが、1行目の1マス目に(1)と書いてそのまま文章を書き出したので、実質1マス目を空けるの忘れていた気がします。(その後の段落分けは普通に1マスあけました。)
・いつもは三段構成で書きますが、時間が足りず最後の結論(したがって〜○○。みたいな文章)が書けませんでした。(結論無し)
※文章の途中で終わったのではなく、自分の考えた政策自体の文章は完結させました。
・文章量は裏面の5.6行目くらいまでいきましたが最後の方は字が汚くなりましたし、書き直しをしてマス目が合わなくなってしまった部分がありました。
・内容に関しても、資料から読み取って考えたことを書いただけの中学生でも書けるようなものでした。 - 【感想】
形式面でいろいろやらかした感ありましが、6点だったので形式面でミス(大きなミスは除きます。)をしても足切りまで心配する必要はほぼないと思います。
内容に関しても、問題文と資料に沿って忠実に書いていけさえすれば足切りはないと思います。 - 【後輩たちへ一言】
小さなミスでさえ足切りが気になりますが、過度に心配することはないと来年以降の受験生に伝えたいです!(結果待ちの間は私もそうでした)
国家一般職 論文5点
- 【論文のコツ】
・最初に現在考えられる課題を書いて、それに対する解決策という流れで書いていく
・国家一般職では問題用紙に図表が示されているが、答案用紙にはどの図表に基づいて意見を述べているのかを明確に書く - 【答案の特徴】
・課題と解決策が何かを明確にした
・裏面の上5行ぐらいまで書いた - 【試験の時に意識していたこと】
・先入観にとらわれすぎずに、図表を落ち着いて見た上で、示されているデータに基づいて意見を述べる - 【アドバイス】
本番当日、お昼休憩の後すぐに論文だとは知らずに論文試験が始まり非常に焦りました!
教養→休憩→論文→専門(論文と専門の間に休憩なし)の順番を知っておくだけでもだいぶ余裕ができると思います!
- 【結果】
論文6点 - 【対策方法】
自分の場合論文対策は過去の論文テーマを見てイメージするくらいしかしていませんでした。 - 【自分の答案の特徴】
文章構成は一般的な構成だと思います。
①問題提起、解決策の提案
↓
②問題が何故問題なのかの説明
↓
③それに対して原因の追及どんな政策が打てるか、
↓
④その政策に対しての批判と弁護
↓
⑤政策実行時の注意点の列挙
といった構成です。 - 【意識していたこと】
特に下3つ(③~⑤)は資料を効果的に使いながら繰り返しました。
注意していたのは資料から「読み取れる事実」と「推察されること(自分の想像)」を明確に区別して書くことです。
また、今回の論文のお題的に、介護や地域コミュニティといった地方自治体が本来主体となるべき課題なので、地方自治体と国のやるべき事の違いについては強く言及しています。
国と地方の役割が違うこと、国は大きな方針を決める役割で、自治体が最前線で動いてくれる、細かいフォローをしてくれること、地方自治法にある通り、国と自治体が対等の立場で相互協力をしていかなくてはならないという旨を書きました。 - 【文字数】
文字数については裏面8割程度埋めています。プロットを書く余裕がないので、構成を考えながら書く感じです。 - 【感想・アドバイス】
論文の対策方法としては自分はあまり対策していませんが、大学院で日頃から論文を読み書きしまくっていることが高得点に繋がったと思います。(論理的文章に多く触れること)
あとは、普段の勉強をしっかりすることではないでしょうか。色々な知識を蓄えられて、多角的に物事を見る力が養われます。
また、法律は論理学に近い感じを受けたので、論理的思考力も高められると思います。
今回の自分が高評価をいただけたポイントは、国と地方の関係性に言及できたことかなと思います。
- 【結果】
国家一般職小論文5点 - 【小論文で意識したこと】
寺本先生の本を使った場合、データ(2019年の○○は28.3%など)はしっかり覚え、提起した問題への対策はうろ覚えで臨むということです。
何故かというと、課題への対策まで丸暗記してしまうと問われていることと少しずれてしまうからです。
⇒例えそれを理解し問に答えようとしても、覚えていない対策をその場で考えるのは困難なことだと思います。 - 【対策方法】
勉強は1月からで、寺本先生の本を週一で丸々書き写しながら構成を理解していました。内容は、小論文用の新しいノートを用意し、テーマ毎に覚えなければならないデータ、対策などをまとめていました。試験日までに5回、本番形式で本などを見ずに自分で書くようにしていました。 - 【論文足切りの人へ】
『しっかり書いたのに足切りだった』という人は、小論文の参考書の問題とその対策を丸暗記し、試験で同じような問題が出た際そのまま書き写し、問いと答えがずれてしまっていたのではないかと思います。 - 【アドバイス】
まとめると、以下の4点をおさえて挑むのがオススメです。
①普段からニュースに対して関心を持ち、
②偏りのない対策を自分なりに考え、
③寺本本のデータはしっかりと覚えておき、
④対策はうろ覚えで臨む。 - 【注意点】
⚠️書き終え、見直しをする際、必ず名前を書き忘れていないかどうかを確認し記憶しておいて下さい。
私は、名前を書いた記憶が一切なく1ヶ月間常に名前を書いたか書いていないか不安になり続け精神的にキツかったです。
- 論文5点
- 論文の書き方のルールを間違えてしまった時、それだけで足切りか不安でネットの掲示板でも、みんなの不安を煽ってくるような発言ばかりだったけど気にし過ぎても無駄だと思いました。
- 【結果】
小論文5点 - 【対策方法】
論文に関しては、「頻出テーマのまとめ方」という本を直前期に半分くらい読みました。
かなりためになる内容でした!
また、3年生になってからは極力毎日新聞を読み、重要そうな記事や自分の受ける自治体・省庁に関連する記事はスマホで写真に残し、アルバムを作っていつでも見返すことができるようにしていました。 - 【一言アドバイス】
論文や面接には、日々の小さな積み重ねが大きく役に立つと思います。
国家一般職小論5点
論文は、近年のデータやニュースになった語句を頭に入れて臨むように心がけていました!お題が健康寿命についてで見慣れないものでしたが、少子高齢化のテーマの知識を使って書きました!!
〈 国家一般職論文6点のコツ〉
- 【☆構成の字数のバランスを意識!】
試験開始前、解答用紙が配られたらまず1行が何文字か目で数えて、「導入部分」「取組み①」「取組み②」「取組み③」「まとめ」をそれぞれ何行目まで書くか決めます。そのために、それぞれの部分の字数(小論のテキストに載っている答案例を参考にすれば良いと思います)を事前に決めておきます。試験開始したら、まずその行数のところに印をして、この字数のバランスを目安に書き進めます。 - 【☆最初に大まかに書くことを決める!】
構成のそれぞれの部分に書く内容を何となく決めてから書き始めるとスムーズ。結構焦ると思うので、どうしても思いつかない時は時間をかけすぎずに、書き始めてしまっていいと思います。 - 【☆知識のインプットに使う材料】
Twitter等のSNSで小論や面接のテーマになりそうな最近のニュースを発信してくれているアカウントが多数あるので、いいなと思ったものをピックアップしてまとめ、頭に入れておくと便利です! - 【☆6点をとるための+α】
書くことはだいたい普通の人が思いつくようなありきたりな内容を押さえておけばOKだと思います。
ただ、取組みの中の1つにはテキストに載っていないような自分で調べて発見したものや、少し視点を変えたものを入れるとさらに高評価になるのではないかと思います。(※あくまで1つです)
⇒例えば、2020年度の国家一般職では、健康寿命の延伸のために必要な取組みが問われました。生活習慣病を防ぐための取組みなどの「こうすれば健康寿命を延伸できる」という回答が一般的だと思いますが、私は視点を変えて、「どうしたら健康寿命を延伸したくなるか」を考え、新たなライフステージの構築の手助け(退職後の楽しみ・生きがいの創出)についての取組みを書きました。
以上が私が論文で意識していたことです。
【国家一般職の論文】高評価答案についての考察
論文で高評価を取れる方の特徴については、↑受験生のアドバイス通りだと思います。
バーっと呼んでいると高評価を取れる人の書き方や意識していることが共通しているのに気づきますよね!
その中でも特に大事なのが以下の3点だと思います。
- 問いにきちんと答えられている
⇒回答のズレが無い
- 公務員として必要な知識・思考を持ち合わせている
⇒そしてそれをアピールできている
⇒内容はありきたりでも良い - 論理的に述べることができている
⇒全体・構成ごとの文字数のバランスがしっかりしている
簡単に言ってしまえば、足切りになってしまう方の答案の反対ですよね!
①問いにきちんと答えられている
高評価の方はまずコレが絶対にできていると思います。
さっき足切りのところでも説明したので細かい説明はしません。
『問いに答える』『指示の通りに回答する』、これ超大事です!
②公務員として必要な知識・思考を持ち合わせている
高評価の方は(国家)公務員としての自覚があると思います。
(現状把握、公務員に求められていることの把握…等がきちんとできている)
例えば6点の方の(1)我が国が健康寿命の延伸に取り組む必要性の回答↓
・今後少子高齢化に伴う労働力不足が見込まれる為、高齢者も元気に生きて労働力になってもらわないと困るから。
・現在、医療費の〇%を〇歳以上の高齢者が使っており、やたらと病院にかかられると国家財政を圧迫するから。
⇒現状をきちんと把握できていて、公務員としての自覚があるな~今後公務員として活躍してくれそうだな~って、そんな風に思いませんか?
内容も特徴的な主張というわけではなく、『ありきたりな主張』、ですよね!
⇒やっぱり日頃からニュースを見たり、ニュース(課題・取組等)についての自分の意見を持つようにしたりと、日々の積み重ねが大事かなと思います。
例えば、少子化対策?じゃあ待機児童解消に向けて保育所等を整備しまくればいいじゃん!
⇒その主張は間違ってないけど、デメリットが確実に存在するはず。
⇒そこまできちんと指摘してあげると高評価になりやすいです。
⇒ただ、問いに答えることの方が大事なので意識しすぎは厳禁
③論理的に述べることができている
『どういう構成で書いたら説得力があるかな…』
説得力のある答案を作るために、皆さんも文章構成をどうしようか考えると思います。
【☆構成の字数のバランスを意識!】
試験開始前、解答用紙が配られたらまず1行が何文字か目で数えて、「導入部分」「取組み①」「取組み②」「取組み③」「まとめ」をそれぞれ何行目まで書くか決めます。そのために、それぞれの部分の字数(小論のテキストに載っている答案例を参考にすれば良いと思います)を事前に決めておきます。試験開始したら、まずその行数のところに印をして、この字数のバランスを目安に書き進めます。
【☆最初に大まかに書くことを決める!】
構成のそれぞれの部分に書く内容を何となく決めてから書き始めるとスムーズ。結構焦ると思うので、どうしても思いつかない時は時間をかけすぎずに、書き始めてしまっていいと思います。
⇒この方のアドバイスのようにまず、大体どんなことを書こうか頭の中で整理してから、そして大体どれくらいの文字数で書こうか予め考えておいてから書き始めるとスムーズに書けると自分は思います。
また、文字量のバランスも上手な方が多いと思います。
文章構成等については、やっぱり上手な人のものを参考にするのが一番だと思いますので、『寺本康之の小論文バイブル』等、模範解答がたくさん載っている人のものを参考にしてみて下さい。
【オススメ】Youtubeを見れば誰でも絶対に合格論文が書けるようになります!
→【初心者向け】論文が超簡単に見える…!?書き方・コツを紹介!
一気に小論文が楽勝♪になりますので、良かったらチェックしてみて下さい(^^)
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【国家一般職】教養論文のオススメ講座
この記事を書いた人
たくさんの受験生に協力いただき、感謝しかないです。
本当にありがとうございました(^^)