一緒に良い面接カードを書こう!
初心者向けにやさしく解説!
【面接カードの基礎編】でも紹介しましたが、面接カードが面接官へ与える印象というのはめちゃくちゃ大きいです。
既に面接官は皆さんの面接カードを見て、ある程度『めぼし』を付けていたりもします。
…自分が面接官に期待されるような状態でありたい、自分は有利に面接試験を進めていきたいですよね!!!
どんな面接カードを目指せば面接官への印象が良くなるのか、
さっそく公務員試験の面接カードの書き方・コツを紹介していきたいと思います!
今回は公務員試験の『面接カードの書き方・コツ編』、以前紹介した基礎部分の続きとなります。 基礎が超重要になってくるので、↑の記事をまだ見てない方は見ていただけると合格率も格段に上がると思います! 文字を読むのがめんどくさい人は動画版をご覧ください(^^) ※Youtubeに飛びます
市役所とか県庁とかの対策をしておけば、国家の方も自然と対策できちゃいます!
目次
- 1 【公務員試験の面接カード】8つの主要項目の書き方・コツを紹介!
- 2 【①志望動機】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
- 3 【②挑戦したい仕事】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
- 4 【③自己PR】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
- 5 【④学生時代に最も力を入れて取り組んだこと】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
- 6 【⑤卒論・研究室・ゼミなどの学業系】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
- 7 【⑥関心のあるニュース】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
- 8 【⑦趣味・特技】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
- 9 【⑧長所・短所(自覚している性格)】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
- 10 【公務員試験の面接カード】まとめ&コメント
【公務員試験の面接カード】8つの主要項目の書き方・コツを紹介!
この動画では面接カードの8つの主要テーマについて、書き方・コツを紹介していきます。
よく見る項目ばかりですよね!
そして、面接本番で【やっぱりこの人を雇えば組織の利益になる】【今後活躍してくれそう】【一緒に働いて楽しそうだ】とか自分を雇うことのメリットを感じさせたいわけで、そのための資料となるのが面接カードですよね!
【面接カードの書き方・コツ】まずちょっと注意点
メリットメリットって難しそうに聞こえるかもしれないですけど、基本的に公務員の面接では普通の人が好まれるので、面接カードに書く内容も変に突出したネタである必要はまったくありません。
普段やっている何気ない日常の出来事を自分の強みを裏付けるエピソードとして話すと、面接官は勝手にメリットを感じてくれるものです。
公務員の普段の仕事というのも何気ないものが多かったりするじゃないですか。
まぁでも、話の内容はなんでもいいというわけでもないですから、面接官にメリットを感じてもらえるように個性を大切にして一生懸命面接カードを作ることが大事だと自分は思います。
ただ、一応注意点として紹介しますが、当然面接官のやさしさは受験先ごとに違いますよね!
国家一般職とかこの辺りの面接官はメリットを感じるハードルが極めて低いですけど、例えば、政令市の社会人枠の面接なんて言ったら基本的にハードルが高かったりしますよね!
この辺りの面接難易度に関しては、受験先の面接倍率を参考にしていただければと思います。
まぁでも書き方・コツが違うわけではありませんので、その点はご安心ください。
【面接カードの書き方・コツ】この記事では4つのポイントを紹介!
タダこの書き方がオススメって言っても説得力がないと思いますし、どんな面接カードを目指せばいいのかわからないと皆さんも書きづらいと思いますので、本記事の方は主要項目ごとにこちらの4つについて、詳しく紹介していきたいと思います!
ではさっそくはじめていきたいと思います!
※回答例は試験先ごとに別ページ(まとめページの下部分)で紹介しているので、このページでは面接カードの文章構成と書く時に意識する点について紹介していきます。
【①志望動機】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
まず大前提の話なのですが、志望動機というのは受験しようと思った『理由』のことです。
ポイントは聞かれたことに答えることですから、『~こういう理由で志望しました』『~というきっかけがあったので、志望ました』という点をベースにしないといけないですよね!
プラスアルファとして、『今後の意気込み』『自分の想い・熱意』を伝えていきたいところです。
【①志望動機】面接官に与えたい印象(目標)
- 面接官を『納得』させたい(理由)
- 仕事内容を理解しているという『安心感』を与えたい
- 今後も『活躍・貢献』してくれそうだと思わせたい
- +αで良い印象(素直さや熱意、意欲等)を与えたい
まず面接カードの目指すところから紹介すると↑こんなところですよね!
はっきり言って、これらの目標を達成できる志望動機ならどんな型でも構いません!
志望動機というものは十人十色ですから、自分が書きたいように素直に書けばOKですからね!
では、面接カードにどんなことを書けば面接官に良い印象を与えることができるのか、そのポイントを紹介したいと思います。
【①志望動機】面接官に良い印象を与えるためのポイント
- 『自分の理想+素直な想い』
- 『実体験+素直な意見・感想』
- 『素直なきっかけ』
- 『地域・仕事の魅力』
- 『今後の意気込み』
- 『パワーワード(※)』
できればこの辺りの情報を面接カードに詰め込みたいなってところです。
もちろん、受験先ごとに面接カードの志望動機の枠の大きさが違うので、すべて入れろというわけではありません。
(※残りの7項目も同様に、すべて入れろというわけではありません)
基本的には『実体験+素直な意見・感想』をベースにして、意見や感想の部分で『自分の理想・想い』や『今後の意気込み』、『魅力』などを素直に伝えるのが一番だと思います!
- 『私が高校生の時に〇〇地震があり、様々な人に助けられた経験があります。その時から「自分も将来は地域や他の人のために働きたい」という想いがありました。』
- 『大学生の時に参加した〇〇ボランティアで地域に貢献することの素晴らしさを体感し…』
- 『大学3年時に参加した体感セミナーで、県全体を考えて中心的に魅力をあげ、発信することが役割だと気付きました。そこで私は県職員として、また一県民として、誇りある〇〇の魅力を引き出したいと考えました。』
- 『インターンシップでは、多くの主体とかかわる事業を拝見し、活躍したい気持ちがより強まりました。』
こんな感じで『実際に行動したこと(実体験)』とその感想や意見を伝えると、面接官も納得してくれやすいですし、今後も活躍してくれそう…ってこういうメリットも感じてくれやすいと思います!
そして、(※)部分の『パワーワード』というのは、面接官に良い印象を与える単語のことですね!
例えば、インターンシップとか説明会とか職場訪問とか、こういった実体験等のことです!
インターンシップという8文字を面接カードに入れておくだけで、やる気や熱意、安心感などといった良い印象が一発で伝わりますよね!
このようなパワーワードは面接カードの中に忍ばせておきたいところです。
次は面接官を納得させやすい文章構成について次は紹介していきます。
【①志望動機】面接官を納得させやすい文章構成
志望動機に関しては、あまり文章構成についてうるさく言うつもりはありません。
結局は自分の想いを素直に書けばそれでOKだからです。
色々型があると思いますが、自分がいいと思うものは以下の2つです!
志望動機の文章構成『オススメの型』
コレは相手を納得させやすい文章構成です。
まず初めに自分の理想や想いを抽象的に述べておいて、次に自分の理想や想いの裏付けを『実体験(具体例・きっかけ)』で行い、最後に自分の強みを生かして活躍したい等と今後の意気込みを気持ち程度に沿えて面接官にメリットを感じてもらえるようアピールするというものです。
やっぱりこの型も大事なのは赤文字のきっかけ部分で、自分の意見や想いを伝えるときは、絶対に理由を付け加えなければいけません。
そりゃ高齢者支援の仕事に興味があったので志望しました~で終わりじゃ弱すぎますからね!
ということで、『実体験+素直な意見・感想』を伝えると印象がめちゃくちゃいいです!
→例えば、『インターンシップで~職員の仕事に魅力を感じた』、『説明会で~ということを知って自分は~したいと思った』ってこんな感じですね!
実体験も感想も意見もオリジナルのもので攻めましょう!
もちろん、最初の抽象的な理想や想い部分にもきっかけ(実体験)を添えて話すと説得力があがります!
→例えば、『私が高校生の時に〇〇地震があり、様々な人に助けられた経験があります(実体験)その時から「自分も将来は地域や他の人のために働きたい」という想いがありました(想い・理想)』って先ほどポイント部分で紹介したものですね!
→『そこでインターンシップに参加し~』って感じでつなげるといい文章ができそうですよね!
志望動機の文章構成『理由が複数あるパターン』
理由がいくつかある場合は、このようにまとめて書くと非常に見栄えもよく、読みやすいと思います。
基本的にはちょっと文章の流れが違うだけで、ポイントは先ほど紹介したものと同じです。
理由を抽象的に答えておいて、その意見の裏付けとして『実体験+素直な意見・感想』を伝えるというやり方ですね!
意見や感想の部分で『今後の意気込み』、『魅力』などを自由に伝えられるので、その点がかなりいいなと思います。
※他の7つの項目についても、面接官に与えたい印象(目標)、ポイント、文章構成と、こんな流れで進めていきたいと思います。
市役所の試験を受けるとして、『その市である理由』と『仕事』は別で用意してもOKです!
例えばその市である理由が『結婚』、公務員・市の職員である理由が防災とか高齢者支援とかの『仕事内容』
→だから〇〇市を受けている(防災×その市である理由)
【②挑戦したい仕事】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
挑戦したい仕事のネタについては、実際に職員になってからできることならどんなことでも構いません。
ただ、その仕事に挑戦したい理由やその仕事に興味がある理由については、きちんと根拠等を示してあげることが大事だと思います。
【②挑戦したい仕事】面接官に与えたい印象(目標)
- 仕事内容を理解しているという『安心感』を与えたい
- 今後も『活躍・貢献』してくれそうだと思わせたい
- その仕事がしたい理由について、面接官を『納得』させたい
- +αで良い印象(素直さや熱意、意欲等)を与えたい
そもそも公務員というのは仕事ですから、志望動機とポイント等はほとんど同じです!
挑戦したい仕事については、この人を雇えば、【組織の仕事がラクになりそう】【将来活躍してくれそう】って、このような印象を与えることが目標だと思います!
実際に自分が面接官で、仲間を選ぶとしたら、雇って活躍してくれそうな人を選びますよね!
この理由は、その人が一番メリットを感じるからですよね!
【②挑戦したい仕事】面接官に良い印象を与えるためのポイント
- 『自分の理想+素直な想い』
- 『実体験+素直な意見・感想』
- 『素直なきっかけ』
- 『受験先が抱える課題+自分の意見』
- 『今後の意気込み』
- 『パワーワード(※)』
当然、全部入れろというわけではありません。
挑戦したい仕事で良い印象を与えるためには、自分の理想(仕事)を書くのはもちろんのこと、その理由を実体験で裏付けできたら説得力が増すと思います。
そして、なぜ公務員がいて仕事があるのかというと、それは課題や問題など、ニーズがあるからですよね!
例えば、地域の人口減少っていう問題があるから、職員がその問題解決に取り組んでいかなければいけないわけです。
だから、自分が挑戦したい仕事をただ書くんじゃなくて、その課題を解決するために自分がどのように貢献していけるのかっていう『今後の意気込み』部分を伝えておくことが大事だと思います。
【②挑戦したい仕事】面接官を納得させやすい文章構成
挑戦したい仕事についても、自分の想いを素直に書けばそれでOKですから、あまり文章構成についてうるさく言うつもりはありませんが、やっぱり説得力のある文章構成というものも存在します。
自分が良いなと思う型はコレです↓
文章構成についてもポイントは志望動機と同じで、『実体験+素直な意見・感想』の部分が大事だと思います!
- 挑戦したい仕事はUIJターン・移住促進事業です。(抽象的理想)
- 実際にUターン促進イベント(※パワーワード)に参加し、人口減少の中、過疎化(課題)を防ぐための取組みとして重要性を感じました。今後、県ならではの多様な魅力を効果的にアピールするため、イベントでVRや試食コーナー等を通して五感を使って伝えるのが効果的だと思いました。(実体験+自分の意見・感想)
- ここで、私の強みである「要望を把握して答える力」を活かし、今後さらにUIJターンと移住を促進させていけるように貢献していきたいです。(今後の意気込み)
例えば↑の文章は県庁に首席で合格した受験生の挑戦したい仕事の記入例です。
この文章を読んだ面接官はきっと『この子良いな…!!』『この人は今後活躍してくれそう…!!』って思うはずです(笑)
こんな感じで読み手に期待感やメリットを感じさせる文章を作っていきたいところですよね!
【③自己PR】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
自己PRというのは、自分の強みが組織にどう役立つかをアピールするものです。
自慢話や見当違いの強みをアピールしても、採用側はメリットを感じてくれませんよね!
常に採用側の視点を大事にして、自分の本当の強みがどのように貢献できるか考えていきましょう!
ちょっと強調しましたが、大事なのは自分の『本当の強み』をアピールすることです!
持ち味でない強みを面接カードに書くと失敗してしまいやすいので注意!
【③自己PR】面接官に与えたい印象(目標)
- 今後も『活躍・貢献』してくれそうだと思わせたい
- +αで良い印象を与えたい
基本的には、この人を雇えば組織のメリットとなるって思わせなければいけませんよね!
課題がある→公務員が課題解決に取り組む→日頃の業務がある→ココ
皆さんは日頃の業務でどのように貢献できるのか、将来は根本の課題解決に向けてどのように活躍していけそうなのか、その可能性を面接カードで提示してあげないといけないですよね!
そして、面接官というのもその人(自治体・職種・区分)ごとに悩みが違いますよね!
例えば、体重を気にしている面接官に糖質オフのヨーグルトを売り込めば買ってもらえる可能性が高くなりますし、おなかの調子を気にしている面接官には整腸作用があるヨーグルトを売り込めば買ってもらえる可能性が高くなると思います。
それは悩み(需要)を解決してくれる商品を提供(供給)できているからです!
そう、面接官は『メリット』を感じているんですね!
なんでこんな話をするのかというと、公務員といっても職種や区分ごとに『求める人物像』が違うからですよね!
受験先の自治体等がどんな人物を求めているのか、受験先の職員はどんな人物が活躍できるのかという点は絶対に把握しておいてください!
極端な話、消防士の面接では『体力がある』ってアピールしてもいいですけど、事務職の面接ではコレはあまり響きませんよね。
面接官のツボをある程度把握して、面接官に『この人は将来活躍してくれそう』って思わせられるよう、自分の強みの中でも受験先の仕事内容で活かしていけそうなものを選んでいきましょう!
【③自己PR】面接官に良い印象を与えるためのポイント
- 『実体験+工夫したこと』
- 『今後の意気込み』
- 『今後どのようなところで自分の強みが活かせるのか』
- 結果や成果の部分で『他人からの評価』を入れるのもアリ(説得力UP)
過去のエピソード(実体験)で自分がチームにどのように貢献しようと頑張ったかって部分が個人的には大事だと思います!
(チームのネタじゃない場合は、目標達成に向けて試行錯誤した点をアピールしたいところです)
この部分を面接カードに書いておくと、面接官がそれを見て『目標達成に向かってただ取り組むだけじゃなくて、~こうやって工夫して頑張っていける人なんだ』『将来も主体的に行動して、課題解決に貢献してくれそうだな』って思うと思います。
なので過去のエピソードに加えて、目標達成や課題解決に向けて自分が努力・工夫した点を面接カードに書いておきたいところです。
当然、今後の意気込みや、今後どのようなところで自分の強みが活かせるのかという文章は絶対に入れておきましょう!
今後の意気込みを入れないと、ただの自慢話で文章が終わってしまう場合もありますからね!
【③自己PR】オススメの文章構成
こんな文章構成で、『自分は公務員として活躍できるんだぞ』ってそういう部分をアピールしていきたいですよね!
でも基本的には面接カードの枠は①~⑧までかけないことが多いです。
この手の面接カードは①②③④⑧だけまとめて書けばOKだと思います。
- ①私は~ができます(強み)
- ②大学2年生の時から始めたアルバイトでは(舞台)
- ③~来客者を増やすため(目標・目的・課題)
- ④~してました。私は~だと思い、こういう工夫をしていました(オリジナルの工夫点)
- ⑧今後もこの力を活かして~していきたい(今後の抱負)
よくあるのが『相手の立場に立って物事を考えることができる』とか『状況を見極めて柔軟に物事に対応できる』というのがありますが、この辺りの強みって公務員の仕事でも色んなところで使えますから、物凄く良いですよね!
面接カードは伝えたいポイント部分だけ書いておけばOKですが、話す時用に1分間程度で話せるものを用意しておくべきだと思います。
ココまで用意しておけば、『1分間で自己PRしてください』と言われたときにも対応できますし、面接官にエピソードの部分で突っ込まれたときにも対応できますからね!
自己PRはやはり重要項目なので、回答例や自己診断のページも参考にしてみて下さい(^^)
【④学生時代に最も力を入れて取り組んだこと】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
学生時代に最も力を入れて打ち込んだこと(以下ガクチカ)のネタについても、自分が本当に頑張ったことならアルバイトでも部活でもサークルでもなんでも構いません!
たまに『バンド活動』を頑張ったっていうのはアリかどうか聞かれることがあるのですが、全然書いてOKだと思います。
当然、印象の面で言うと賛否両論あるとは思いますが、大事なのは自分が本当に頑張ったことを素直に話すことだと私は思います!
本当に頑張ったことだからこそ、得たものがたくさんあると思いますし、面接官に突っ込まれて回答した時にも、自然と良い印象が伝わりやすいと思います!
【④学生時代に最も力を入れて取り組んだこと】面接官に与えたい印象(目標)
- 課題があっても試行錯誤できる『粘り強さ』
- 目標達成に向けて『コツコツ頑張れる』姿勢
- 何かに『一生懸命』になれる姿勢
- 自分の立ち位置で『チームに貢献する』姿勢
- 今後も『活躍・貢献』してくれそうだと思わせたい
- +αで良い印象(真面目さやチャレンジ意欲、課題発見能力等)を与えたい
特に公務員の仕事というのは5年10年と長期で行うものが多いです。
課題解決に向けて事業を進めていく中で、確実に問題点が出てきます。
問題点があったら「はい諦めます」じゃあ困りますよね!
ガクチカのエピソードを通して、目標に向かってコツコツ頑張れる姿勢や、課題があってもその都度解決に向けて試行錯誤できる粘り強さはアピールしていきたいところです。
また、最近はやっぱり『チャレンジ精神旺盛』な受験生を求めている自治体等が多いので、最初の舞台設定の段階で『力を入れたこと=チャレンジしたこと』として、この辺りもできればアピールしておきたいところです。
【④学生時代に最も力を入れて取り組んだこと】面接官に良い印象を与えるためのポイント
- 『力を入れたこと=チャレンジしたこと』
- 『高い目標(目的)』
- 『自分の立ち位置』
- 『挫折点』
- 『自分が工夫・努力・行動した点』
- 『成果・結果』
個人的には『目標・目的』を入れると説得力が増して、文章的にもまとまりが出てくると思います!
そして、挫折点を用意しておくことで、その後の自分の行動をアピールしやすくなると思います!
ベースはやっぱり、『自分が行動した点』ですね!
グループ系のエピソードの場合、どんなに些細な事でも構わないので、自分の立ち位置(リーダーや調整役等)で、チームにどう貢献しようと頑張ったのかっていう点が大事だと思います!
【④学生時代に最も力を入れて取り組んだこと】オススメの文章構成
ただ、コツコツ頑張ったというのも確かに魅力的ですが、ダラダラしたエピソードじゃなくて、『目標達成には大きな壁があったけど、負けずにコツコツ頑張って自分はこんなにも大きく成長できたんだ』って、こういうドラマチックなエピソードを用意しておくと自分の良い印象が伝わりやすいと思います!
面接カードの枠に余裕がある場合は、『自分としてはこうこうこういう風に成長できた。この経験で身に付いた~を活かして今後も頑張っていきたい!』って一言付け加えてもいいかもしれません!
(聞かれたことに答えるという点は守りつつ)
ちょっと難しく聞こえたかもしれませんが、これはあくまで文章構成の話なので、舞台や結果がすごいかというのは重要ではありません!
皆さんが普段頑張っている何気ない日常の中にもアピールできることはきっとありますので、自分が課題解決や目的達成に向けて工夫・行動した点を見つけてみて下さい!
本当に些細な事でもOKです!
【⑤卒論・研究室・ゼミなどの学業系】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
面接官も卒論・ゼミの細かい内容には興味がないので、内容は『中学生でも理解できるように』説明できるよう準備しておくことが大事だと思います!
(ただ、国家総合職や国家一般職等の採用面接等では研究の目的や研究・学んだことの活かし方等も聞かれることがあります)
基本的には研究室やゼミという舞台での出来事(エピソード)重視でOKだと思います。
また、卒論・研究室・ゼミなどを経験してない人に関しては、『得意科目や学部・学科』で全然OKです!
【⑤卒論・研究室・ゼミなどの学業系】面接官に与えたい印象(目標)
- 『説明能力』の高さ
- 目標達成に向けて『コツコツ頑張れる』姿勢
- 何かに『一生懸命』になれる姿勢
- 仕事を任せても大丈夫という『信頼感』
- +αで良い印象を与えたい
大学での授業や卒論等というのは『専門的な分野』なので、ある程度深く勉強することになりますよね。
ということで、ガクチカと同様にある目標達成に向けてコツコツ頑張れる姿勢や、ある一つのことに一生懸命になれる姿勢をアピールできたら印象がいいんじゃないかなと思います。
それで、当然公務員という仕事には『事務作業』が存在しますよね!
個人的にはこの辺りで事務処理能力をアピールするのがいいんじゃないかなと思ってます。
大学でのレポート作成やゼミ・研究室での資料作成って、皆さん何気なくやっていることだと思いますが、公務員になってからこのような能力というのはきっと活かせると思います。
だからあまり深いことは考えずに、面接で自分をアピールする時は『教授からお願いされた資料作りについて、それをわかりやすくする努力をした』とかそういうネタで攻めれば全然OKだと思います!
【⑤卒論・研究室・ゼミなどの学業系】面接官に良い印象を与えるためのポイント
- 自分が学んできたことや専攻分野の内容を素直に書いておけばOK!(※問い次第)
※基本的には面接カードの問いに素直に答えておけばOKです!
例えば、学業系で頑張ったことなら頑張ったことを書かなければいけませんし、勉強した内容を説明するだけで良いなら内容を素直に書けばOKです!
面接カードには面接官が知りたい情報だけ書いておいて、先ほど紹介した事務処理能力等については、本番でアピールするようなイメージですね!
ということでオススメの文章構成は特にありません。
なぜその分野・卒論に興味を持ったのか、研究室・ゼミでの自分の立ち位置、苦労したこと、目標達成に向けて自分なりに工夫した点、改善できたと思う点…等、この辺りは突っ込まれても答えられるよう自己分析をきちんとしておきましょう!
【⑥関心のあるニュース】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
個人的には本当に興味のあるニュースの中でも明るい話題のものをチョイスすればいいと思いますが、無難に攻めるなら『公務員の社会事情ネタ』ですよね。
特に小論文や教養の時事と内容が被っているものを選んでおくと、一石二鳥、いや三鳥くらいはいける気がします(笑)
例えば、個人的に2020年以降の試験で熱いと思っている『海洋プラごみ問題(Youtubeで資料公開)』について超詳しく勉強しておけば、その知識は教養でも小論文でも面接でも使えるということになります。
そして、基本的には『公務員一般の社会事情』に関するニュース(働き方改革や海洋プラごみ問題等)を最低1つ以上、『受験先の自治体等』と関係のあるニュース(市役所関係のニュースや受験先の地域のニュースなど)を最低1つ以上はそれぞれ用意しておくべきだと思います。
【⑥関心のあるニュース】面接官に与えたい印象(目標)
- 『社会事情に関心がある』と思ってもらいたい
- 『自分の意見』を伝える力がある
- 今後も『活躍・貢献』してくれそうだと思わせたい
- +αで良い印象を与えたい
公務員の仕事というのは『社会事情』に密接にかかわってきますよね!
社会事情に興味がないと『公務員の仕事に興味がない』って面接官に思われてしまうこともあります。
そりゃ『少子高齢化なんじゃそりゃ』って言ってるようじゃ悪い印象しか与えられませんからね。
きちんとニュースに対する自分の意見・考えを述べて、将来公務員になったら活躍してくれそうだなって思ってもらいたいところです。
まぁでもニュースが苦手な人は、自分の得意分野の明るい話題のニュースについて書いて、本番で面接官に良い印象を与えることが目標でOKだと思います!
ただ、えげつないことに面接官がニュースを指定してくることも当たり前にあるので、やはりニュースのチェックや小論文の対策は怠れません。
【⑥関心のあるニュース】面接官に良い印象を与えるためのポイント
まずはニュース選びの注意点から紹介します。
これらの④つのポイントをおさえて自分が興味あるニュースをチョイスする必要があります!
- 『興味のあるニュース』
- 『理由』
- 『自分の意見・考え』
- 『今後の行政の向き合い方』
そして、大事なのは『自分の意見・考え』をきちんと言えるかどうかですが、意外にコレが難しいんですよね。
そもそもニュースに対する正しい知識理解が必要ですし、今後の動向や行政の取り組み方等も勉強しておかなければいけませんから、
日頃からニュースをチェックして、そのニュースに対する自分の意見と、行政(職員)の今後の向き合い方について考える癖をつけていくことが大事だと思います!
ニュースが苦手な方は毎年2月に発売される速攻の時事や寺本康之先生の小論文バイブルを使って、時事・論文対策には特に力を入れて、自分の得意テーマを2~3個用意しておくべきだと思います。
【⑥関心のあるニュース】オススメの文章構成
ニュースはシンプルにこんな型で大丈夫です!
もし、面接カードの枠が小さいようなら『ニュース+自分の意見・考え』のみでOKです!
【⑦趣味・特技】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
変にアピールしようとかそういうことは考えなくてOKだと思います!
何といったって聞かれているのはタダの『趣味特技』ですから、面接カードに『趣味特技を通して~〇〇を学びました。今後は~×』などと書いてしまうのはNGです。
これでは面接官が知りたいことと、面接カードの回答がズレてしまっていますよね!
自分が普段やっている自分の本当の趣味や、本当に得意なことを面接カードに素直に書いていきましょう!
本当の趣味を書けば、本番で趣味の魅力や趣味の頻度、趣味から得られたことなどについて聞かれたとしても返事がしやすいですよね!!
【⑦趣味・特技】面接官に与えたい印象(目標)
- 良い印象を与えたい
- +αで『ストレス耐性』『自己統制力』
『楽しくしゃべって面接官へ明るい良い印象を与えたい!』これに付きます。
自分が楽しくしゃべれる趣味を選んでおけば、本番でも自分が楽しく話すことができますから、見ている面接官への印象というのも自然とよくなりますよね!
ただ、趣味は何でもいいと言いましたが、賛否両論あるものは控えるべきです。
例えば、パチンコとか競馬とか、スマホのゲームとかこういうものですね。
この辺りの『面接官へ与える印象がいいかどうか』という点については、ご自身で判断していただければと思います。
また、最近は『ストレス耐性』がめちゃくちゃ重要視されています!
ストレス解消につながる趣味や日課などは、本番で話せるように準備しておくべきだと思います!
【⑦趣味・特技】面接官に良い印象を与えるためのポイント
- 『伝わりやすいように自由に書けばOK』
聞かれたことに答えていればどんな文章でもOKです。
マイナーな趣味・特技を選ぶ場合も面接カードにはそのまま書いておけばOKですが、本番では内容を『中学生でも理解できるように』準備しておきましょう!
【⑦趣味・特技】オススメの文章構成
こんな感じで、書き方も個数も自由です。
趣味だけ書いても良いですし、特技だけ書いても問題ないと思います。
問いが『ストレス解消法』で、ある程度面接カードの枠が大きく設定されている場合は、『実際にストレスを感じていた体験+その都度解消しているエピソード』を書いておけばOKです!
【⑧長所・短所(自覚している性格)】公務員試験の面接カードの書き方・コツ
長所というのは他の人と比較して秀でていると思う性格・人柄のことで、短所はその反対ですね!
この長所短所というのは、テクニックやポイントが結構多く、知っているか知らないかで印象が全然違ってきてしまうと思います!
皆さんには是非うまくアピールして欲しい…ということでさっそく色々紹介していきたいと思います!
【⑧長所・短所(自覚している性格)】面接官に与えたい印象(目標)
- 『自分を客観視』できていると思ってもらいたい
- 『公務員に向いている』と思ってもらいたい
- +αで良い印象(素直さ真面目さ等)を与えたい
赤文字部分の2つが重要かなと個人的には思います。
長所短所というのは自分の人柄や性格ですから、公務員の適性とマッチさせていきたいですよね!
だから短所に関しては、公務員の適正とマッチしていないモノはNGだと思います。
例えば、自分勝手、忘れっぽい、飽きっぽいとか、こんな短所じゃ仕事に支障が出てきますよね!
今後公務員・社会人となってから役に立つ長所・短所、人柄をアピールしていきたいところです。
【⑧長所・短所(自覚している性格)】面接官に良い印象を与えるためのポイント
- 『客観的な評価』
- 『理由』
- 『意識・工夫している点』
- 『具体例(エピソード)』
- 『長所を活かして活躍』
この項目で良い評価を与える一番簡単な方法は『周りの人の評価として伝えること』です!
『私の長所は〇〇です。(自慢)』
『友人からは〇〇だと言われます。(評価)』
同じような2つの文章ですが、この時点で明らかに説得力が違いますよね!
※基本的には長所は自分の意見として書くものなので、評価は本番で話す時に二言目に伝えるのが一番!
そして、長所をただ伝えるのではなく、その長所を活かすために日頃意識・工夫している点を伝えておくと印象がいいんじゃないかなと思います。
ヨーグルト1つ売るにしても、食べたらおなかの調子がくなるって伝えるんじゃなくて、実際に食べた方は皆おなかの調子が良くなったと、このように言ってくれてますって紹介すると説得力が全然違うじゃないですか~!言葉って面白いですよね!
では次短所のポイントです。
- 『意識・工夫している点』
- 『今後も気を付ける意思』
面接というのは自分をアピールする場なので、例えば『自覚している性格』という項目があったら、長所の文字量を多めに、短所を気持ち程度に書いておきたいところです。
ただ、短所を書かなかったり、短所が無いというのは印象が悪いので、コレはやめたほうがいいと思います。
面接カードの枠が大きい場合は、短所克服に向けて日頃意識・工夫していることや、短所はあっても工夫して生活できるという点を書いておきましょう!
【⑧長所・短所(自覚している性格)】ワンランク上のテクニック
テクニックは2つあって、まず①つ目は『面接官に「それ長所でもあるよね?」と思わせるような短所を選ぶこと』です!
「集中しすぎる」⇨「集中力が高い」
「責任感が強すぎる」⇨「責任感が強い」
このようにとりあえず『長所+~すぎる』という言い回しを使っておけば、それは短所の中でもいいイメージを与えることができます。
ただ、短所はアピールするものではないので、『長所+~すぎる』を使ったとしても、それが原因で失敗してしまったことや、困難だったことにつながるような、そんな本当の短所にしていきましょう。
※間違っても『責任感が強いところが私の短所です』などと書いてはいけません。
「長所が粘り強い / 短所があきらめが悪い」
「長所が思いやりがある / 短所がお節介」
②つ目のテクニックは『長所と短所に一貫性を持たせる』というものです。
粘り強い人間ってあきらめが悪いとも言えますよね?
思いやりがある人間というのも見方を変えるとお節介だと言うこともできると思います。
このように長所と短所で一貫性のあるものを選んでおくと、自分の性格や人柄が伝わりやすくなりますが、当然無理にこのようなテクニックを使う必要はありません。
【⑧長所・短所(自覚している性格)】面接官を納得させやすい文章構成
基本的には↑こんな文章構成で、長所・短所に加えて、日頃工夫・意識している点だけ書いておけばOKです。
【長所】
- コミュニケーション能力が高いといわれます。(長所)
- 元々人と話すことが好きで、様々な年代の方とでも自然に会話している私の姿が印象に残っているのだと思います。(理由)
- 私自身、いろいろな人の考え方や意見を聞き、自分の世界観を広げたいという思いがあるので、普段から積極的に話しかけるよう意識しています。(工夫・意識している点)
- 仕事でもプライベートでも、この力を活かして、人とのつながりを大切にしていきたいと考えています。(今後の意気込み)
【短所】
- ただ、馴れ馴れしいと言われてしまうこともあるので(短所)、
- 迷惑にならないよう相手への気遣いは普段から特に意識して生活しています。(工夫・意識している点)
- 例えば、地域の〇〇ボランティアに参加した際~(具体例・エピソード)
今回はこんな感じで、ポイント部分をすべて入れて紹介しましたが、基本的に長所短所の枠は小さいことが多いので無理に入れる必要はありません。
このような面接カードには、『長所は〇〇、短所は〇〇です』ってシンプルに書いておけばOKです!
ちょっとだけ枠が大きい時は、『長所+長所を活かすために日頃工夫・意識していること+短所』を書いておけばOKだと思います!
ただ、本番で聞かれたときのために具体的な出来事(エピソード)は長所も短所もどちらも用意しておくようにしましょう!
【公務員試験の面接カード】まとめ&コメント
長々とお疲れさまでした!
何となく自分がどんな面接カードを作れば良いのかイメージがつかめましたか?(^^)
基本的には面接カードというのは自分の想いや経験を素直に書くのが一番だと思います。
素直に書くことで自然と一貫性のある面接カードができると思います。
よく、周りに流されて自分の持ち味でない強みを書いたり、面接カードを完璧にするのが目的になってしまっていたりと、本質を見失ってしまっている人がいます。
究極な話、面接カードを綺麗に作るだけだったらうまい人のものをパクればそれで終わりですよね!
でも本番では商品(自分)の良さを伝えるだけじゃなくて、相手の質問に全部返していかなければいけないんです。
嘘や持ち味でない強みをアピールしてしまったら説明なんてできないですよね!
人間というのは個性があって、それぞれ考え方や性格が違うじゃないですか?実はこの個性ってものすごく価値があるものなんですね!
世の中色んな性格の人がいるから面白くて、うまく回っていると思います。
公務員と言っても色々な部署があって色々な性格の人間が求められていますよね!
交渉能力が高い人間が求められている仕事もあれば、リーダー的な人間が求められている仕事もあって、事務処理能力が高い人が輝ける部署もあると思います。
あの性格も良い、この性格も良いって思って面接カードに強みを盛り込みすぎてしまうと、面接官もその受験生がどんな人物なのかイメージがつかめないですし、メリットを感じることができないと思います。
飲むヨーグルトというのは『飲む』っていう個性があるから価値があって、普通のプレーンタイプのヨーグルトは『普通』であることに価値があるんですよね!
きちんと自己分析して自分の本当の強みや本当の経験を売りにするからこそ、買い手側にメリットを与えることができると私は思います!
そして、基本的に面接官というのは組織の内情に詳しい人間がなるものです。
そんな面接官は面接カードの段階でもある程度皆さんの個性や特徴を見極めて、きっと『この受験生は〇〇課で輝いてくれそうだな~』『〇〇課でいい仕事してくれそうだな』ってそう思ってくれていると思います。
だからこの自己分析と面接カード作成のところでどれだけ試験を有利に進められるかが合否の分かれ目でもあると思います。
初心者向けに自治体研究と自己分析のやり方についての動画もUPしているので、面接カードを書き始める前にこちらの動画もチェックしてみて下さい(^^)
初心者でも動画を見ればきっとうまく自己分析できると思います!
(※Youtubeに飛びます)
【受験先ごとの面接カード】書き方・コツをそれぞれ紹介してます!
※受験先ごとにも書き方・コツを紹介していますので、こちらもどうぞ(^^)
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基礎が理解できてないと良いものは絶対にできない!
主要8項目ごとに徹底解説!