「失敗してからじゃ遅いぞ!」
公務員の筆記試験で高得点を取るためのコツについて紹介していきたいと思います!
実は公務員試験は、本番で100%の力を発揮できる人間は一握りしかいません。
実力の80%を出せれば優秀だといわれています。
自分の実力を最大限に引き出すためには
直前期・本番の時間の使い方がめちゃくちゃ重要になってきます!
こんな面白い話があります。
実力で100点取れるA君と実力だけでは90点しか取れないB君がいました。
本番の試験の結果は
・
・
・
A君が70点、B君が80点とB君の方が点が高かったんですね!
でもA君は普通に試験を受けていただけなんです。
ではなぜB君の方が点が高かったと思いますか?
⇒その理由は簡単で、B君は受験のコツを知っていたからなんですね!
目次
【直前期の筆記試験対策】ココで得点が大きく変わる!
- 【3ヵ月前~試験日】
過去問演習(アウトプット)中心! - 【1ヵ月前~試験日】
暗記系科目(一般知識や専門科目等)を総復習!
※あくまで目安です。
人によって「直前期」の捉え方は違うと思いますが、私が今から紹介する勉強方法はできるだけ早くから取り組んだ方がいいと思います!
【直前期の筆記試験対策】①アウトプットが中心!
参考書を回して、知識を補充する時間(インプット)はもう終わりです!
身についた知識を使いこなせることができるかチェック(アウトプット)していかないと、本番の試験で思ったように点が取れないと思います。
参考書を使う理由
そこでちょっと皆さんに1つ質問です。
「参考書って何のために使ってますか?」
…そんなの試験で点を取るためだよ!
って当たり前の話ですよね!
参考書の問題を繰り返すことが目的になってる人がいる
でも、「参考書を解くことが目的」になってしまっている受験生が意外に多いんですね!
どういうことかというと
「参考書を解く=ゴール(合格)」だと勘違いしてしまっている人が多いということです!
公務員試験に合格するために『目的と手段』について触れながら直前期の勉強方法を紹介していきますね!
【目的と手段】当たり前の話をします
本番の問題を自分の力だけで解かなければいけない
→そのために参考書を使って実力をつける
当たり前の話ですよね!
参考書を繰り返すのはなぜ?
「公務員試験の問題を自力で解く実力」というのは、基本的に参考書を1周しただけではつきませんよね~!
→参考書を繰り返して解法や知識を定着(インプット)させていく必要があります!
参考書をまわす=合格ではない!
「1か月で参考書を2周するぞ」などと、目標を立てるのはめちゃくちゃ大事ですが
→目的は「本番の問題を解く実力を身につけること」なのですから、これで満足してはいけませんよね!
勉強した知識はホントに使いこなせる?
これまで参考書をまわして身にいた知識が使いこなせるか確認しなければいけません!
模試を受けてみたり、今まで解いたことのない過去問(新しい問題)に挑戦したりしてみて、自分の力だけで問題が解けるのか確かめる必要があります。
→この実力チェックの部分が出来てない受験生が非常に多いです!
実際の本番形式で問題を解いてみて、ダメだったところは反省→復習!
こんな感じで本番で使える力を養っていくのが大事になります!
【直前期の勉強方法】参考書の問題が解けて満足してはいけない!
予備校の講師もよく言うと思いますが、一発目の試験がぶっつけ本番というのは非常によろしくないです!
→模試や自宅で本番形式で過去問を解いてみる等と、本番を想定した演習が超大事!
志望度が低いから試験を受けない~じゃなくて、
「特別区の試験を練習として受けてみる」など
本番形式の試験を経験していると第一志望の合格率も上がると思います!
【直前期の勉強方法】②知識を詰め込もう!
例えば、日本史や地理などの科目は、計算問題や頭を働かせて解く問題というのは基本的に出ないと思います。
この手の科目、いわゆる『暗記系科目』というのは、
本番試験の時にのみ知識が定着していればいいわけですから、最後の詰め込みはめちゃくちゃ大事です!
例えば、生物の知識なんて、はっきり言って公務員になって知らなくても何にも困らないですからね~!
【直前期の勉強方法】まとめ
- 過去問演習が中心!
- 本番を想定した問題にチャレンジ!
- 新しい問題を解いてみる!
- 反省→復習を大事に!
- 暗記系科目の知識を総復習!
10個のあやふやな知識よりも、3個の使いこなせる知識の方が価値があると私は思います!
過去問演習が中心!
広い範囲の勉強をするのももちろん大事なのですが、その知識を使いこなせるように過去問演習を大事にしていただけたらなと思います!
本番形式で新たな過去問に挑戦!
特に有効なのが、「今まで解いたことのない年度の過去問を本番形式(時間や環境等)で解いてみる」ということです!
→自宅でも図書館でも構わないので、時間や環境も本番と同じで自分の実力だけで問題にチャレンジしてみましょう!
難易度が高すぎる問題は飛ばしてOK!
注意点ですが、「公務員試験は満点を取る試験ではない」ですから、皆が解けなさそうな難しい問題は飛ばしてOK&復習も必要ないです。
→難しい問題が多くても変に落ち込む必要はありませんので、トータルの点数を意識しましょう!
なるべく早めにこのステップに上がって過去問中心の勉強を行っていきたいところ!
【直前期の勉強方法】頻出テーマを中心に演習(おまけ)
受験先ごとに出題のされ方に特徴がありますから、
毎年出題されている頻出単元(テーマ)は直前期に復習しておきたいですよね!
↑このページでは受験先ごとに出題傾向や頻出テーマを紹介していますので、効率よく対策したい方は要チェック!
(※上記以外の科目は更新中)
【公務員の教養試験のコツ】時間を有効に使おう!
教養試験はとくに差がでてしまいます。
その理由は簡単で、
教養試験は
”時間との勝負”だからです。
【直前対策】時間戦略が重要になってきます!
実は1問に使える時間って非常に少ないんですよね!
40問を120分で解くという一般的なシステムの試験を受けたとすると、1問あたり3分で解いていかなければいけないということになります。
(国家公務員の試験では1問3分30秒が一般的)
数的処理なんかのややこしい問題や、現代文の長文もさくっと解かなければいけないわけです!
1番目の問題から順番に・・・なんてやっていたら本番でえらい目にあってしまいます。
【直前対策】得点を最大化に向けて、時間の使い方を練習しておこう!
本番でつらい思いをしないためにも時間の使い方は絶対に意識しておく必要があります!
⇒過去問を本番の時間通りに本番形式で解いてみて、『数的から解いた方がいいか』『現代文英文やって知識に行った方がいいかも』などと、自分にあった時間の使い方を絶対に探しておいてください!
【直前対策】受験のコツは絶対に把握しておこう!
受験のコツを知らないというのは本当に損しかしないので、皆さんは絶対に受験のコツは把握してから試験に臨んでください!
例として2つほど、テクニックを紹介しておきますね!
①資料解釈・数的推理は選択肢5からチェックする
資料解釈や数的数理の問題って5つの選択肢の中に絶対に答えがあります。
ということはローラー作戦といいますか、
ひとつずつ順番に選択肢の値を当てはめていけば答えを見つけることができるわけです!
(数的推理はローラーで探せないものも多い)
- 選択肢①が12%
- 選択肢②が17%
- 選択肢③が22%
- 選択肢④が22%
- 選択肢⑤が27%
※とある予備校講師が教えてくれた統計データ
資料解釈の問題は選択肢を5、4、3、2、1って順番で解いていくだけです。
これぞ受験のコツって感じですよね!
正解の肢を見つけた瞬間その問題は終了なので、資料解釈の問題で時間短縮をしていきたいですよね!
心理的なムラというのも面白いですよね!
私が問題作成者だったら確かに①を正解にしたくないですね…(笑)
②感覚を大事にする!
こちらは実際に2019年度の東京都特別区(大卒)の教養試験で出題された問題です。
実は冷静になって考えてみると、答えは④だとちょっと考えるだけで答えを選ぶことができちゃうんですね~!
少なくともあり得ない肢は選ばずに済みます。
⇒この手の問題は2020年度の試験でも出題されているので、コツは把握しておきたいところです。
どうやって解いているかって、感覚で大体の面積を計算しているだけです!
⇒面積は144よりちょっと大きいくらいかな~って。
詳しく知りたい方は★YouTubeの動画をご覧ください。
選択肢3をチェックしてみてうまくいかなかったとしても、選択肢3の値より高いか低いかはわかるからね!
高い値っぽかったら選択肢4、5をチェックすればいいし、低い値っぽかったら2、1をチェックすればいい!
【専門試験のコツ】ミスを少なくすることが高得点へのカギ!
専門試験は教養試験とは異なり、時間がたくさんある場合が多いです。
他えば、国家一般職の専門試験は、40問を3時間で解くという形式で、かなり時間に余裕ができると思います。
地方上級試験の場合は2時間で40問解答するタイプが一般的ですね。
専門試験はどれだけミスを減らせるかが勝負のカギ!
- 見直しをきちんとすること
- ミスを極力減らすよう努めること
私も本番の試験を受けてミスを連発し、終わった後に後悔することがよくありました。
【専門試験のコツ】①見直しをきちんとすること
見直しがめちゃくちゃ大事です。
「解法がパッと頭に浮かんだ問題はサクッと解いて、解法がわからない問題は後回しにする。」
もちろん、これでOKなんですが、サクッと解けた問題って基本的には自信がある問題ですよね!
読み間違えはホントにもったいない!
このような自信がある問題って意外に”問題を読み間違えてしまっている”などのミスが多いもんなんですね!
読み間違えると無勉強の人よりもひどい結果に
なんの知識もない幼稚園児が同じ問題を解いたとしても、5択のマーク試験なので5人に1人、約20%の人は正解の選択肢を選ぶことができますから、ミスした時点で問題を理解できていない人にも負けてしまうということになります。
こんなの本当に悔しいですよね!
読み間違えると無勉強の人よりもひどい結果に
しかもそういったミスが予測されて選択肢が作られているんですよね!
さらに見直しをしなかった時間で他の難しい問題に手をつけ、時間だけ使い間違えて、とかなり痛い思いをしてしまいました。
【専門試験のコツ】②ミスを極力減らすよう努めること
地方上級で専門試験の時間が2時間(120分)だったとしても、問題をパッと見て解法が頭に浮かぶ問題とそうでない問題とで分けて解いていけば、見直しに使える時間が十分にあります。
ミスがないかまずは確認しよう!
思い込みは本当に危険なので、一度解いた問題をきちんと見直し、それから手が付けられなかった問題を解いていくというやり方が高得点を取るポイントだと思います!
マークシートの記入ミスにも気を付けて!
名前を書いていない、マークしたところが一行ズレている…等
このようなミスをしてしまうと今までの努力が水の泡です!
マークシートの記入ミスは超絶に危険なので、これは絶対にないように意識してみて下さい!
(できれば自己採点ミスもないように)
パッと見て手が付けられなかった問題を考えてみるのは後回しだ。
- 一通り問題を解く
- サクッと解けた問題を見直し
- わからなかった問題に手を付けてみる
このような順番で解いていくといいと思います!
【公務員試験突破のポイント】コンディションを整えて本番で100%の実力を発揮しよう!
本番の試験日って人生を左右するかもしれない超重要な日ってことになりますよね!
重要な試験日とだけあって「不安」や「緊張」って絶対にあると思います。
これは他の受験者もみんな同じです。
筆記試験日当日のコンディションは超大事!
このような「不安」や「緊張」の何が良くないのかというと、”体にストレスを貯めてしまうこと”なんですね!
このストレスによって体調を崩したり、おなかが痛くなったりと、不調につながってしまいます。
そんな大事な日に最悪のコンディションで力が出し切れなかった、なんてことになってしまうと後悔してもしきれませんよね!
自己管理も実力のうち!
でも、コンディションが整えられないことも実力のうちです。
本番の試験ではいかに自分の持っている力を引き出して勝負できるか、これが大事なんですね!
『この日どうすれば自分の力を最大限に発揮できるか』という思考が重要になってきます!
前日と当日の過ごし方や考え方というのは、試験を合格するためにめちゃくちゃ重要になってくるので、別ページで解説しています!
興味がある方はチェックしてみて下さい(^^)
【筆記試験前日&当日の過ごし方】絶対に〇〇だけはするな!
この記事を書いた人
ぜひ、参考にしてみてください👍