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【2023年最新時事】SDGs①の出題ポイント解説【公務員のライト】

    こんにちは😊公務員のライトです!
       

    今回は、公務員試験の最新時事:SDGs①について、ポイントを解説していきます。

     

    【公務員試験の最新時事】SDGsとは

    はじめに

    近年、環境分野で最も注目されているといっても過言ではないのが、SDGsです。SDGsは日本だけではなく国際的にも大きく注目されています。今後の公務員試験でも、頻出となる可能性が高いので、必ず勉強しておきましょう。

     

    SDGsの定義

    SDGs(持続可能な開発目標)は、「2030アジェンダ」に記載されている「2030年までに取り組む世界的な目標」のことです。2015年の国連サミットにて採択されました。SDGsは全17分野目標169ターゲットが設定されています。

     

    SDGsの理念

    SDGsは「地球上の誰一人として取り残さない」ことを理念とし、貧困や人権、地球環境など、世界が抱えているさまざまな課題解決に向け、先進国を含むすべての国連加盟国(全193ヵ国)が取り組むユニバーサル(普遍的)なものです。日本でも積極的に取り組んでいます。

     

     

    【公務員試験の最新時事】SDGsと5つのP

    SDGsで設定されている17の目標は、People(人間)Prosperity(繁栄)Planet(地
    球)Peace(平和)Partnership(パートナーシップ)の「5つのP」に分類することができます。

    17の目標はそれぞれ目的が違うのですね。

     

    People(人間)

    (出典:国際連合広報センターHP)

    「People」には、ゴール1からゴール6までが該当します。ここでは、これらのゴールを通して、すべての人が人間としての尊厳を持ち、健全な環境で生活することが目指しています。

     

    Prosperity(豊かさ)

    (出典:国際連合広報センターHP)

    「Prosperity」には、ゴール7からゴール11までが該当します。すべての人が安心して豊かな生活を送れるように、自然と調和した経済や社会、技術の進展が目指します。

     

    Planet(地球)

    (出典:国際連合広報センターHP)

    「Planet」には、ゴール12からゴール15までが該当します。限りある資源に責任をもち、自然と共存して地球環境を守ることが目指しています。

     

    Peace(平和)

    (出典:国際連合広報センターHP)

    「Peace」には、ゴール16が該当します。恐怖や暴力のない、すべての人が平等に参画できる社会が目指します。

     

    Partnership(パートナーシップ)

    (出典:国際連合広報センターHP)

    「Partnership」には、ゴール17が該当します。世界に多く残された課題に対して、国家や市民など、さまざまなコミュニティが協力関係によって解決へ歩むことが目指します。

     

     

    【公務員試験の最新時事】SDGSの成り立ち

    SDGsは、MDGs(ミレニアム開発目標)リオ+20(国連持続可能な開発会議)という2つの大きな流れが融合するような形で生まれました。それぞれを以下で紹介します。

     

    MDGsとは

    2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、1つの共通枠組みとしてまとめたれたものです。MDGsには以下の8つのゴールが設定されています。

     

    リオ+20

    リオ+20は、1992年に開催された地球サミット(国連環境開発会議)から20年後に、同じブラジル・リオデジャネイロで改めて私たちが望む世界について議論したフォローアップ会議です。「地球サミット」では、「環境と開発に関するリオ宣言」とそれを実現するための行動計画「アジェンダ21」が採択されました。

     

     

    【公務員試験の最新時事】SDGsの特徴

    SDGsはMDGsからの流れで一般的には途上国開発の目標だと思われがちですが、SDGs経済環境社会の諸課題を包括的に扱い、17のゴール、169のターゲットが設定されていることが特徴です。

    すべての国で取り組む課題です。

     

     

    【公務員試験の最新時事】世界のSDGs達成度ランキング

    (出典:NHKHP)

    2022年6月、「SDGs報告書2022年度版」が公表されました。結果として日本SDGs達成度19位(163カ国中)でした。前年の18位(165カ国中)から1ランク下がり、3年連続ランクダウンとなりました。

     

     

    【公務員試験の最新時事】 SDGs:日本の現状

    日本現状をみてみると、報告書では17の目標ごとに「達成済み」、「課題が残る」、「重要な課題がある」、「深刻な課題がある」の段階で評価しています。日本は、目標④「教育」や⑨「産業・技術」、⑯「平和と公正」の3つは「達成済み」という最高評価でした。しかし、目標⑤「ジェンダー平等」や⑫「つくる責任つかう責任(消費・生産)」、⑬「気候変動」など6つ目標については、「深刻な課題がある」という最低評価でした。なお、「深刻な課題がある」とされる目標は、前年比で1つ(目標⑫)増え、合計6つとなってしまいました。

     

     

    【SDGs①】出題ポイントまとめ

    • SDGs(持続可能な開発目標)は、「2030アジェンダ」に記載されている「2030年までに取り組む世界的な目標」のことです。
    • SDGsは「地球上の誰一人として取り残さない」ことを理念としています。
    • SDGsで設定されている17の目標は、People(人間)Prosperity(繁栄)Planet(地
      球)Peace(平和)Partnership(パートナーシップ)の「5つのP」に分類されます。
    • SDGsは一般的には途上国開発の目標だと思われがちですが、SDGs経済環境社会の諸課題を包括的に扱い、17のゴール169のターゲットが設定されていることが特徴です。
    • 日本は、目標④「教育」や⑨「産業・技術」、⑯「平和と公正」の3つは「達成済み」という最高評価でしたが、目標⑤「ジェンダー平等」や⑫「つくる責任つかう責任(消費・生産)」、⑬「気候変動」など6つの目標については、「深刻な課題がある」という最低評価でした。

     

     

    【SDGs①】過去の出題例

    2018年・国家総合職大卒

    国連ではいくつかの開発目標が策定されている。先進国については、ミレニアム開発目標(MDGs)が達成されたことから、その後継として、貧困削減や不平等の是正など、2030年までに先進国が取り組むべき課題である持続可能な開発目標(SDGs)が策定された。日本では、2016年にSDGsの実施指針を決定し、子どもの貧困などに対処している。一方、開発途上国については、MDGsが未達成のため、達成目標年を2030年として延長されることとなった。(×)

     

    2020年・警視庁Ⅰ類

    次に記述中の空所に当てはまる語句として、最も妥当なものはどれか。

    ( )とは、狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会を指すもので、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会である。

    1. FinTech
    2. IoT
    3. SaaS
    4. SDGs
    5. Society5.0

     

    2019年・警視庁Ⅰ類

    次の説明文にあてはまる欧文略語として、最も妥当なものはどれか。

    2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標のこと。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っている。発展途上国のみならず、先進国自身が取り組む普遍的なものであり、日本も積極的に取り組んでいる。

    1. BRICS(×)
    2. NIES(×)
    3. NISA(×)
    4. SDGs(〇)
    5. UNDP(×)

     

     

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