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【2023年最新時事】宇宙開発の出題ポイント解説【公務員のライト】

    こんにちは😊公務員のライトです!
       

    今回は、公務員試験の最新時事:宇宙開発について、ポイントを解説していきます。

     

    【公務員試験の最新時事】宇宙開発とは?

    「宇宙開発」と聞くと、ロケットの打ち上げや、宇宙ステーションなどの取り組みを思い浮かべる人が多くいます。しかし、宇宙開発は、これらの取り組みだけではありません。宇宙開発の理念は広く、宇宙空間を人類のために役立てる活動全般が含まれています。通信放送、人工衛星、ロケットの開発や、それに伴う技術も宇宙開発の一部です。

     

     

    【公務員試験の最新時事】宇宙開発のメリットとデメリット

    一般的に、宇宙開発は主にメリットが注目されていますが、デメリットも存在します。宇宙開発のメリット・デメリットの両方を知ることが大切です。

     

    宇宙開発のメリット

    宇宙開発は、科学的技術や知識の向上が期待でき、人類の生活に活用できる点がメリットです。また、宇宙開発事業が盛んに行われることで、経済的効果や雇用の増大などにもつながります。宇宙開発は大型公共事業としての働きも持ち、携帯電話などの社会インフラの提供に貢献できるのも利点です。

     

    宇宙開発のデメリット

    宇宙開発には、研究にはコストがかかり、研究期間も長くなるため、たびたび資金がネックになります。莫大な公的資金を投入したとしても、期待通りの成果を得られるかどうかもわかりません。また、宇宙にロケットや人工衛星を飛ばすことで、「スペースデブリ」と呼ばれる宇宙ゴミの増加も問題視されています。さらに、宇宙飛行士の健康被害の問題もあります。

     

     

    【公務員試験の最新時事】宇宙基本計画

    (出典:最強の時事)

    2008年に成立した宇宙基本法に基づき、2020年に新しい宇宙基本計画を閣議決定しました。今後の宇宙基本計画では、自立した宇宙利用大国の実現を重視しています。

    宇宙基本計画は試験で頻出です。

     

    H3ロケット

    JAXAが種子島宇宙センターから試験機1号機の打上げを予定している、液体水素を燃料とする次世代の大型ロケットです。宇宙へ衛星や探査機を輸送するために、現在運用中のH-IIAロケットの後継機として開発されています。

     

    イプシロンSロケット

    JAXAが開発したイプシロンSロケットは、イプシロンロケットに続く第2段階として、打上げコスト低減と基幹ロケットとしての高い信頼性との両立により国際競争力を強化することを目的としています。これにより、民間事業者による小型・超小型衛星の打上げ市場への本格参入を目指しています。

    上記の2つは特に力をいれているプロジェクトですので、覚えておきましょう。

     

     

    【公務員試験の最新時事】国際宇宙ステーション(ISS)協力計画

    国際宇宙ステーション(ISS)協力計画とは、高度約400キロメートルの地球周回軌道上に常時有人の民生用国際宇宙基地を構築し、宇宙環境を利用した実験、地球・天体観測を行う計画です。

     

    ISSで活躍する日本人

    2014年に若田光一宇宙飛行士が日本人初の船長を務め、日本実験棟「きぼう」に搭乗、国際宇宙ステーションに188日滞在しました。

     

    国際宇宙ステーションへの送迎方法

    地球と国際宇宙ステーションとの移動手段としてアメリカの民間企業が開発したクルードラゴンとロシアのソユーズの宇宙船があります。今後は、国際宇宙ステーションへの物資輸送を行ってきたJAXAの無人補給機のHTV(こうのとり)に代わり、HTV-Xに移行する予定です。

     

     

    【公務員試験の最新時事】惑星探査機

    はやぶさ

    2010年、小惑星探査機はやぶさは、小惑星イトカワの表面物質搭載カプセルを地球に持ち帰ることに成功し、その運用が終了しました。

     

    はやぶさ2

    JAXAは2014年に、はやぶさの後継機であるはやぶさ2を打ち上げました。はやぶさ2は2019年に目的地である小惑星リュウグウに着地し、土壌サンプルの採取に成功し、2020年12月に帰還し土壌サンプルの入ったカプセルを地球に届けました。なお、はやぶさ2は燃料が半分ほど残っているため、小惑星1998 KY26へ向かっており、2031年7月に到着する予定です。

     

    はやぶさ2の功績

    はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの土壌サンプルから、46億年前の太陽系誕生以前のガス(ヘリウムやネオンなど)が含まれていたとする分析結果が発表され、リュウグウが比較的地球に近い今の位置に来たのは500万年前と考えられることがわかりました。また、土壌サンプルから生命に必要なアミノ酸が検出されたことも発表されました。

    はやぶさ2の功績は要チェックです!

     

    木星探査機ジュノー

    NASAの木星探査機ジュノーは、木星を調査するために2011年に打ち上げられました。2016年7月に木星の周回軌道に入り、今もなお観測を続けていおり、2022年9月に木星の衛星エウロパに接近し、その表面の高解像度画像を撮影しました。

     

    火星衛星探査計画

    JAXAは2024年に、世界初となる火星衛星サンプルリターンミッションの打上げを計画しています。2022年10月にオーストラリアのパースで行われた日豪首脳会談にて、カプセルのオーストラリア着陸を支援することが確認されました。

     

     

    【宇宙開発】出題ポイントまとめ

    • 2008年に成立した宇宙基本法に基づき、2020年に新しい宇宙基本計画を閣議決定しました。今後の宇宙基本計画では、自立した宇宙利用大国の実現を重視しています。
    •  H3ロケットは、JAXAが種子島宇宙センターから試験機1号機の打上げを予定している、液体水素を燃料とする次世代の大型ロケットです。
    • JAXAが開発したイプシロンSロケットは、イプシロンロケットに続く第2段階として、打上げコスト低減と基幹ロケットとしての高い信頼性との両立により国際競争力を強化することを目的としています。
    • JAXAは2014年に、はやぶさの後継機であるはやぶさ2を打ち上げ、2019年に目的地である小惑星リュウグウに着地し、土壌サンプルの採取に成功しました。

     

     

    【宇宙開発】過去の出題例

    2022年・国家総合職大卒

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機の「はやぶさ2」は、小惑星のイトカワの岩石を採取後、地球へ向けて進路を取り、地球上空の国際宇宙ステーション(ISS)にて岩石のサンプルを受け渡した。「はやぶさ2」は地球に帰還することなく、火星の衛星の探査のため、再び地球を離れた。2021年末現在、「はやぶさ2」は太陽電池を主電源とし、スイングバイ航行を利用して、火星へ向けて航行している。(×)

     

    2019年・国家一般職大卒

    イプシロンロケットは、日本の民間企業が単独で開発・生産を行ったロケットで、従来のH−IIAロケットと比べ、打ち上げのコストが低く抑えられている。2018年には、水星磁気圏探査機「みお」の打ち上げに使用されるなど、実績を重ねている。(×)

     

    2017年・国税・財務

    宇宙に関する近年の科学技術の記述として最も妥当なものはどれか。

    1. アルマ望遠鏡は、標高4200mのハワイ島マウナケア山頂にある望遠鏡であり、可視光しか観測できないハッブル宇宙望遠鏡とは異なり、赤外線も観測することができる。アルマ望遠鏡では、ニュートリノとよばれる放射性元素などの観測も行われ、原始銀河の形成や、惑星系の誕生などについて、解明が進められている。(×)
    2. 国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約5000km上空に建設された巨大な有人実験施設であり、米国、ロシア、日本の3か国による国際協力プロジェクトである。日本は、「きぼう」日本実験棟および宇宙ステーション補給機「はやぶさ2」を通じて、ISSの運用に協力しているが、ISSは、2020年を目途に運用を終了することが予定されている。(×)
    3. 準天頂衛星システムは、全地球測位システム(GPS)に代わる新たな衛星測位システムであり、スマートフォンやカーナビゲーションなどの発する電波を受信し、位置情報をフィードバックしている。準天頂衛星「みちびき」は、現在6機が運用されているが、安定した高精度測位を行うため、2018年には、8機体制とし、GPS衛星は運用を終了することが予定されている。(×)
    4. 2016年、アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機ニューホライズンズが、木星の衛星エウロパに接近し、エウロパの表面から水が噴き上がる現象を観測した。エウロパは、太陽系の衛星の中で最大であり、また、表面は多数のクレーターに覆われている。NASAには、2020年代に再びエウロパに探査機を送り、生命の存在の可能性を調べる計画がある。(×)
    5. 重力波の存在はアインシュタインによって予言され、これまでは間接的な証拠のみが見付かっていたが、2015年、二つのブラックホールの合体によって発せられた重力波が米国の重力波望遠鏡によって検出された。日本では、超高感度の重力波検出器を建設し、観測を行う大型低温重力波望遠鏡KAGRAプロジェクトが進められている。(〇)

     

     

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