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【公務員の役職】偉いのは誰だ!恥をかく前に覚えておこう!

     

    「私は入庁当初、上司を〇〇さんと呼んで注意されたことがあります」

    すぐに謝りに行きましたけど、まぁ気にしてない様子でしたね😂

     

    ということで、今回のテーマは公務員の役職です!

    知らないまま社会人になって私みたいに怒られないように

    今のうちに把握しておきましょう!

    ではいきます!

     

    「〇〇さんじゃダメなのか」と思う人もいますよね
    〇〇さんもある役職まではOKになります!
    それらについてこれから紹介していきますね!

     

     

    【公務員】「役職」と「階級」があります。

    じつは公務員には「役職」「階級」の2つがあるんですね。

    【役職とは】
    名前の通り、「部長」や「課長」など、これらのことを指します。

    【階級とは】
    まぁ簡単に言うと「給料のランク」ですね。

    まぁ基本的には役職だけ意識していればOKです。

    上司の名前を呼ぶときも、〇〇課長や〇〇主幹など、このように呼ぶのが一般的ですからね。

     

    ということで、国家公務員と地方公務員に分けて、役職と階級をそれぞれ紹介していきます!

     

     

    国家公務員の階級について

    ※「困難」とは、当該標準的職務のうち、困難な業務を処理、分掌又は所掌する職務を示す。
    ※「重要」とは、当該標準的職務のうち、重要な業務を所掌する職務を示す。

    この表を見てもらえばわかると思いますが、地方の出先機関と本省とで比べると、かなり階級に違いがありますよね!

    それに国家総合職と国家一般職等によっても昇給スピードは違ったりします。

    ではもう少し細かく役職について紹介していきますね!

     

     

    国家公務員の『役職』まとめ

    国家公務員といっても厚生労働省だったり地方の法務局だったり、それに加えて国税専門官や労働基準監督官などもありますから

    一概に役職というのは難しいですが、階級的なところで順番に並べるとこんな感じです。

    【国家公務員の役職】

    • 係員
    • 主任
    • 係長・主査
    • 課長補佐・専門官
    • 室長・調査官
    • 課長・参事官
    • 次長・審議官
    • 部長・総括審議官
    • 官房長・局長・政策統括官
    • 省名審議官
    • 事務次官

    まぁこれだけ見てもわけわかりませんよね!

    ということで「国家総合職」と「国家一般職」のキャリアパスをちょっと見てみましょう!

     

    「国家総合職の役職」キャリアパスを見てみよう!

    この図はちょっと古いものになりますが、人事院が公表している資料に記載されているものなので信ぴょう性は高いです。

    国家総合職として採用され、事務次官になるまでの道のりという事になりますね。

     

    基本的には2~3年は「係員」クラス、4~7年目で「係長」クラス、8年目~で「課長補佐」クラスとなるみたいですね。

    それ以降は自分の活躍次第という事になります。

     

    この図の例では、7年目に地方公共団体へ出向していますが、現在でもこのように県庁や民間企業など、外部団体へ出向することはあります。

     

    例えば課長補佐といっても、総括補佐や中堅補佐などそれぞれランクはあります。

     

    「国家一般職の役職」キャリアパスを見てみよう!

    こちらの図も総合職同様に古いものとはなりますが、人事院の公表資料なので信ぴょう性は高いです。

    総合職を見た後に一般職を見ると、昇給が遅いじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、これが普通です。

    おかしいのは総合職の昇給スピードだと思ってください。

     

    国家一般職の場合、「係長」クラスへの昇進が10年目くらい、「課長補佐」クラスである管区専門官への昇進が21年目くらいとなります。

    基本的に課長補佐クラス以降は、自分の力量次第なので、課長になれる人もいれば慣れない人もいます。

    あくまで一例なので、まぁ目安程度ということでお願いします。

     

     

    地方公務員の階級について

    こちらは「階級」の例ということで、地方公共団体の平均みたなイメージになります。

    例えばさいたま市は8級まで、名古屋市は9級まで、札幌市は10級まであります。

    都道府県庁の課長なら大体6級くらいだよ、といった具合に見ていただけるとありがたいです。

     

    先ほども簡単に説明しましたが、階級とは基本的に給料の基準くらいなものです。

    これだけじゃ全然イメージできないと思いますので、

    「役職」について細かく見ていきましょう!

     

     

    地方公務員の『役職』まとめ

    ※「困難」とは、当該標準的職務のうち、困難な業務を処理、分掌又は所掌する職務を示す。
    ※「重要」とは、当該標準的職務のうち、重要な業務を所掌する職務を示す。

    これは総務省が発表した過去の資料ですが、見てもらえばわかる通り、自治体ごとに役職も異なるんですね!

    例えば静岡市では「主幹」といえば4級になりますが、神戸市では「主幹」が6級になります。

    また、名前は「主幹」と言うけれど、45歳でなれる主幹と、52歳すぎてなれる主幹(課長級)など、自治体ごとに意味が違ったりもします。

     

    今回は様々な自治体を例として、「どんな役職なのか」、「何歳くらいでなれるのか」という点をざっくり紹介していきたいと思います。

    ではいきます!

     

    地方公務員の役職①:係員級

    簡単に言うと平社員ですよね!

    階級で言うと1級と2級の人がこの「係員」クラスとなります。

    22歳で入庁したとすると、だいたい平均して12~13年くらいはこの「係員」クラスという事になりますね。

    ようは35歳~36歳くらいで次のクラスである「係長」クラスに昇進できる自治体が多いってわけです。

     

    実はこの「係員」クラスも大きく2つにわけることができるんですね!

    わかりやすくある自治体を例として紹介したいと思います。

    【係員クラス】

    • 18~28歳:主事
    • 29~35歳:主任主事

    あえて2つにわけましたが、横浜市や名古屋市など、この2つをまとめて「主事」としてる自治体が多いようですね。

    1級の主事→2級の主事へ昇進できるのが自治体平均してだいたい28~29歳というイメージです。

     

    まぁ俸給自体の付け方も自治体ごとに違うため、2級への昇給といっても、時期がこれまた自治体ごとに違っちゃいます。

    職歴や経歴によってスタート時点も違いますからね。

    例えば私の勤めてた市役所なんかですと、院卒の私は1年勤めただけで2級に昇給できました。

    職務経験者なんかですとスタートから「主事2級」「主事3級」とかだったりします。

    もうこんがらがっちゃいますよね(笑)

     

    1級と2級の分かれ目は平均して28~29歳ということだけ覚えてもらえればかと思います。

     

    基本的にはこのあたりの階級は年功序列で、同期とも出世に差はありません。

     

    地方公務員の役職②:係長級

    「係長」「主査」なんて言ったりしますよね!

    そこそこ責任のある仕事を任されてくる中堅社員のイメージ!

    自治体平均でだいたい36歳前後が「主査」への昇給チャンスですね!

     

    まぁ昇給チャンスといっても、

    じつは、この「主査」クラスまでは基本的に年功序列で同期とも並列で出世できます!

     

    冒頭で述べた「〇〇さん」という呼び方はこの「主査」クラスまでは通用します!

     

    ちなみに「係長」クラスへの昇格は42歳前後が一般的だと言われています。

     

    「主査」までは年功序列で進んでいくってイメージでOKです!
    そこからは自分の頑張り次第になります。
    一生「主査」の可能性もあります!

     

    地方公務員の役職③:課長補佐級

    基本的にはここからが管理職となります。

    いろいろ細かく役職もわかれているのですが、自治体ごとに違いすぎてわけわからなくなってしまうと思います。

    「主幹」が「課長補佐」よりも偉いところもあれば、ランクが下というところもあるからです。

     

    今回はあくまで一例ということで、様々な自治体の役職を混ぜて、年齢ごとに分けて紹介したいと思います。

    【課長補佐クラス】

    • 45歳:主幹
    • 47歳:課長補佐
    • 49歳:総括課長補佐・統括主幹

    さっくりこんな感じだと思います。

    実際には私の勤めてたところは課長補佐という役職はなかったですが。

     

    仕事としては、課の中の予算であったり重要な施策であったり、そういったものを扱うことになります。

    〇〇計画~とかの会議や打ち合わせ、出張なんかも多くなってきますね。

     

    自治体ごとにも違いますが、私の勤めてた自治体の場合はこのクラスは残業OKでした!
    確かに管理職は残業しちゃだめって聞いたこともありますね。

     

    地方公務員の役職④:課長級

    名前の通り「課長」「室長」クラスということですね!

    〇〇課のNo.1という事になります。

    一般的には52~53歳くらいが課長へ昇給する人の平均だと言われていますね!

     

    トップとして課をまとめていくわけですから、責任あるポジションという事になります。

    当然会議やヒアリング、議員関係や他の部署との絡み等も多くいため、大変そうでしたね。

    土日なんかにもイベントがあると顔を出さなきゃいけないみたいで、そういう面でも私はなりたくないと思ってました(笑)

     

    良い点といえばやはり社長気分ということですかね。

    基本平日は定時に帰ってました(笑)

     

    じつは課長の中にも「総括課長」というのがあって、基本的には〇〇総務課の課長がそれに該当していました。
    課長と部長の間のポジションで「次長」というイメージですかね。
    (私の勤めてたところには次長がなかったので)

     

    地方公務員の役職⑤:部長級

    名前の通り「部長」クラスということですね!

    〇〇部のNo.1という事になります。

    例えば市役所とかだと、市長、副市長、(局長)の次に偉い人間ということになります。

    市長の指示等を直接部内へ反映させるための調整役としても、〇〇部内の仕事内容・計画・予算等をすべて把握していなければいけません。

    また、会議や懇談会などのイベントにも出席しなければいけないため、非常に大変そうでしたね。

     

    年齢の目安は平均56歳~かなといったところですが、部長クラスというのは選ばれた人間しかなれないため参考にはなりません。

     

    地方公務員の役職⑥:局長級

    〇〇部をさらに統括する〇〇局の長ということになります。

    このクラスになるとこの上には知事(市長)、副知事(副市長)しかいないことになりますね!

    政令指定都市なんかにはこの局というのが存在しますが、中にはない自治体もあります。

    まぁ仕事の目安としては、部長と大差ないとは思いますが、細かいことは正直わかりません。

     

    年齢の目安は平均58歳~かなといったところですが、局長も部長と同様に選ばれた人間しかなれないため参考にはなりません。

     

     

    【役職ごとのモデル給与】部長の年収は一体いくらなんだ!(おまけ)

    こちらは大阪市役所の役職ごとの年収表になります。

    大阪市は地域手当が16%でるので、平均よりはかなり高くなってしまっていますが、参考程度ということでお願いします。

    部長になるとだいたい年収1000万円だということがわかりますね!

     

    ではこれで「公務員の役職」についての話は終わりです。

    ありがとうございました。

     

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