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【特別区の論文対策】上位1%合格!書き方・コツ、文章構成、注意点、勉強方法等を先輩達がアドバイス!

    特別区は論文対策が重要!
    合格者からのアドバイス!

    こんにちは!ましゅーです!
     

    今回は特別区の論文対策についてです!
    皆さんもご存じの通り、特別区は論文の配点が非常に高いため、
    論文の出来が1次の合否の大きなカギであることは間違いありません。

    そこで論文が得意という特別区の合格者2名にお願いして、論文についてアドバイスいただいてきました。

    【特別区の論文について】

    • 特別区の論文のコツ
    • 特別区の論文の頻出テーマ・傾向
    • 特別区の論文の対策方法・手順
    • 特別区の論文の文章構成について
    • 特別区の論文の注意点
    • 特別区の論文についてのアドバイス!

    …など

    上記のようなポイントについて細かく教えてもらいました。
    これから特別区の職員を目指す方の参考になれば幸いです(^^)

     

    2人とも超優秀な方です!(片方は上位1%合格)
    やはり得意な方の体験談やアドバイスは非常に参考になります(^^)
    是非最後までご覧ください~!!

     

    【特別区の論文対策】コツ・アドバイス1人目

    【特別区の論文について】

    • 特別区の論文の文字数
    • 特別区の論文の時間配分
    • 特別区の論文の頻出テーマ・傾向
    • 論文の対策方法
    • 私が採用した型(文章構成)
    • 特別区の論文の注意点
    • 特別区の論文についてのアドバイス!

    私の論文対策の勉強法について紹介します。
    私は特別区が第一志望だった為(他の地方上級・市役所は受験していません)、特別区の論文形式、特別区の題材だけをやっていました。

    少し特別区の論文試験について説明をします。

     

    なんと上位1%で合格した方からのアドバイスです!
    8121名受験生⇒1740名最終合格、
    その中の10番台ということですね!
    (面接も論文も超高評価を取った方からのアドバイスということです)

     

    【特別区の論文】文字数について

    特別区の論文は文字数指定があります。
    その為、1100~1300字くらいで収まるように練習をすれば大丈夫です。

     

    【特別区の論文】時間配分について

    時間は80分です。
    意外と時間がないので、慣れてきたら時間を意識して書く練習をした方が良いです。

    次に80分をどう使うかの例を紹介します。

     

    80分の使い方

    【80分の使い方】

    1. 構成メモ作成(10分)
    2. 答案作成(60分)
    3. 見直し(10分)

    私は、構成メモ作成(10分)→60分(答案作成)→見直し(10分)で取り組んでいました。
    構成メモは用意していたテーマ、予想外のテーマ、どちらが出てきたかに関わらず必ず作成するべきです。(現状、課題、解決策、まとめ、これらを簡潔に書きだすことでスムーズに論文が書けます。)

    また、見直しの時間も最低5分は欲しいです。
    誤字脱字は意外とあるので最後に見直す時間は絶対に確保しておくようにしましょう。

     

    【特別区の論文】頻出テーマ・傾向

    特別区の論文は近年のホットな話題が題材になります。

    また、過去の類似問題も出るので私は近年の話題(今年だと児童相談所・感染症対策・プラスチックごみとか?)+特別区の過去11年分(計22問)は一通り書けるようにしました。
    時事対策にもなりますし、近年話題だと思うテーマの特別区の現状や課題を把握する必要があるので早めに取り掛かることをお勧めします。
    ちなみにいくつかテーマを書けるようになると初見のテーマが出てきたときも何かしらは書けると思います。

     

    【特別区の論文】対策方法・学習方法

    いきなり書くのは難しいですがとにかく練習を積むに限ると思います。
    おすすめは、自分の型を決める→題材に対する特別区の現状と課題、解決策を調べて文章にできるようにする、この順番で私はやりました。

    テーマはとても多いので、早い時期から1.2日に1テーマずつやっていくと年明け楽だと思います。
    ちなみに型は固定した方がいいと思います。

     

    今から実際に私が使った型を一例として紹介します。

     

    【特別区の論文】文章構成について

    【私の文章構成(型)】

    1. まず初めに、特別区の現状について述べるとする。~~~(現状を書く)
    2. 続いて、上記の現状を元に考えられる課題について二点述べることとする。
    3. 課題第一点目は~~である。これは~~の為に重要である。
    4. 課題第二点目は~~である。これは~~の為に重要である。
    5. 次に、上記の課題を解決する為に特別区職員として取り組むべき施策について二点ずつ述べていく。
    6. 課題第一点目に対する施策の一つ目は~~~である。~~~(内容などを書く)
    7. 課題第一点目に対する施策の二つ目は~~である。~~~(内容などを書く)
    8. 課題第二点目に対する施策の一つ目は~~~である。~~~(内容などを書く)
    9. 課題第二点目に対する施策の二つ目は~~~である。~~~(内容などを書く)
    10. まとめ(抱負などをさらっと)

    現状。課題(2つ)、施策(1つの課題に対して2つ)、まとめ、このように書きました。
    これはあくまで私の例なので課題を3つにして、それに対応する施策を1つずつ書く人もいたり様々です。予備校に通っている人は模範解答を見たり、独学の方も参考書を1冊買ってみてどのような書き方がやりやすいか見つけてみてください。
    (自分に合った型を見つけるべき)

     

    施策について

    施策は特別区の施策を実際に書く人も、書いていない人もいますがどちらでも合格者は出ています。
    ちなみに、施策が全く思いつかないときは「連携」「依頼」「イベントの開催」で逃げるように私はしていました。

    例えばプラスチックごみ問題がテーマの場合の施策として

    1. 区行政が区内企業と連携をしてごみの分別アプリを開発する。
    2. 区行政が区民に対してプラスチックごみ削減の説明会を開催する。
      などです。

    現状、課題、施策の分析は時間がかかるので早めの時期から取り掛かり、区報や特別区職員ハンドブック、インターネットで勉強の合間の息抜きに進めてみてください。

     

    【特別区の論文】注意点を紹介

    どの試験種にも共通しますが文字数指定等、注意点はたくさんあります。

    私は文字の書き方に一番注意をしていました。字がきれいな人、そうではない人がいると思います。字が汚くても“雑”に書くのではなく“丁寧に”書きましょう。
    ⇒例えば1マスに書く文字を大きくする、とめ・はねを丁寧に書く、文字の底辺はマスの下にくっつける、などです。字を書くのが苦手な人は綺麗に書こうとするのではなく、丁寧に、相手に読みやすい字を書くようにすれば大丈夫です。

     

    【特別区の論文】皆さんにアドバイス

    • 繰り返しになりますが、論文は日々の積み重ねが大事だと思います。
    • 最初の方は書くのに時間がかかりますが仕方ないことです。
    • 誰かに添削してもらったり、自分で書く内容をいくつか用意したりすることで大幅に力を付ことが出来ると思います。
    • 直前は、「このテーマが来たらこれを書こう」というレベルまで持っていければ大丈夫です。また、予想以外のテーマが来た時も他のテーマで用意していたものが使えることもあるのである程度のテーマは触れた方がいいのかなと思います。

     

     

    【特別区の論文対策】コツ・アドバイス2人目

    【特別区の論文について】

    • 特別区の論文の特徴・傾向
    • 特別区の論文のポイント
    • 本番試験で意識していたこと
    • 私が採用した型(文章構成)
    • 論文の対策方法(参考書等)
    • 論文の対策手順(勉強方法)
    • 特別区の論文の注意点
    • 特別区の論文についてのアドバイス!

    後輩のためにと思ってかなり細かく書いてしまいましたが、これから特別区の試験を受ける方は絶対にためになると思いますので、参考にしていただけると嬉しいです。

     

    【特別区の論文】特徴や傾向について

    【特別区論文の特徴】

    現状の課題と行っている対策の理解・把握を問われている(傾向)
    ⇒要は職員として活躍してくれそうかどうかを見極めている

    論文試験の内容を見て、今後職員として活躍してくれそうな人と、そうでない人を篩い分けるわけですから、特別区の課題や取組、施策…等についての把握は必要不可欠。

     

    【特別区の論文】意識してほしい4つのポイント

    【4つのポイント】

    1. 独創性は必要ない
    2. 時には丸暗記も大事(※注意は必要)
    3. 出題文を正確に読む
    4. 見返せる時間を確保

    私(論文得意な合格者1人目)が重要だと思うポイントは全部で4つあります。

     

    ①無理にオリジナリティを出そうとしなくてよい

    オリジナルすぎると実行可能か検証しずらいし、区がすでにやろうとしたけど区レベルではできなかったり、計画していたが他の事情でやらなかったことと被る可能性があって怖い
    賛否両論ある主張はできるだけ控えるべき

     

    ②丸暗記して臨む(※)

    テーマが想定通りでも、論点が想定と異なったり、追加要素が必要な場合もあるが、丸暗記していることで、どこを省くか、どの部分に差し込むかを考えることが容易になる。
    また、文字数を気にしなくてよくなる。

    (※)丸暗記は危険といわれますが、使い方(基礎)を間違えなければかなり有効だと思います。

     

    ※論文の基礎は【★自分の考えを述べること】なので、文章をそのまま張り付けたりすると危険です。
    自分の言い方で伝えつつ、主張内容をパクるのは全然アリだと思います!
    この基礎部分の理解を間違えないようにすれば丸暗記も有効です!
    例えば、模試と同じテーマが出た⇒丸暗記した文章をそのまま貼り付け⇒これは足切り答案になる可能性があります。
    理由:一語一句同じ答案が何枚も出来上がる⇒自分の考えを述べるという根本部分ができていないことになるから、貼り付けした人全員足切り…。

     

    ③出題文を正確に読むこと

    自分の都合いいように捉えるのではなく、何を聞かれているのか、論点を正確に捉える。
    ⇒問われている部分を正確にとらえることで、②の丸暗記した文章もうまく差し込める

    問いに対する回答は絶対に盛り込む!相手を納得させられるような答案を作ることが大事!
    論点のズレはかなりのマイナスポイントだから、絶対にココは気をつけたい!

     

    問われたことに答える
    いつもせんせいも口を酸っぱくして言っていますが、本当にコレはめちゃくちゃ大事です!
    論文で高評価を取る方は絶対に問われたことに答えることができていて、
    逆に論文で足切り等になってしまう人はコレができてないと思います。

     

    ④必ず見返す(見返せる時間を確保)

    誤字、読みづらい文字が発生してる確率が高い。(思ってるより本番の択一は疲れる)
    誤字でマイナス点はもったいなさすぎる。

     

    【特別区の論文】私が本番試験で意識したこと

    【本番意識していたこと】

    • 用意していた内容が細かい部分までみて題材・論点とズレていないか、追加すべき要素はないか
    • 出題文に合わせた言葉選び
      (区民で準備していたが、出題文には住民と書かれていたら、住民を採用するなど)

    上記の2点を意識しました。

    ちなみに文字数は1450字ほど(ギリギリ)。

     

    【特別区の論文】私が採用した文章構成

    私が実際に試験で使用していた文章構成(型)を紹介します。
    一人の受験生の成功例として参考になればなと思います。

    1. 「導入」(課題の背景説明や単語の定義の部分)
      短めに!(私は150〜200字程度にしました)
      特別区の論文は、出題文が長く、課題の背景や課題についてまで細かく説明してくれているため、この部分に字数を使っても点にならない。
    2. 「課題のもたらす問題」(なぜ解決しなければならないのか)
      課題の原因と解決の方向性の提示
      (大体の場合複数あるが、読みやすくするために、具体策に入る前に①②などで原因・解決の方向性について羅列すること)
      ※原因、解決の方向性が論点とリンクするように!
    3. 「具体策」
      『①については〜〜という方法が有効であると思われる。〜〜区では〜〜ということをして実績が出ているため、参考にすべきだ。』
      というような、事例を持ってくるスタイルを採用した(効果、実現性の高さ)
      また、現在特別区が行っていることについて触れながら、それ以外に、どこかの事例のようなこと、何かの論文で言われている解決方法などもした方が良いという文章構成も使用した。
      (防災なら、「既に防火対策はしているが、消防車の進入路確保のために○○をした方が良い」など、現状への理解を示しながら追加案を提案するスタイル)
    4. まとめ

     

    【特別区の論文】私の対策方法まとめ

    対策開始時期

    【対策開始時期】

    試験1か月前
    ※実際に対策していたのは1週間ほど
    ※面接対策も論文対策になるので、そういう視点でいうと1ヵ月前からではない

     

    教材・参考書

    【対策開始時期】

    • 特別区ハンドブック
    • 時事調べ
    • noteで販売されている模範解答
      (試験年度に合わせた、採点者からフィードバックを受けた20テーマ分など)
    • 特別区 横断検索
      (このまま調べると公益法人のサイトが出てくる)

     

    【特別区の論文】私の対策手順(勉強方法)

    【対策手順】

    1. どのテーマについて準備するのかを決める(以下などから8~10テーマほど挙げる)
      模試で出たテーマ
      試験前年度の注目時事に関連するテーマ
      (台風が凄かった年なら防災など。2021年は、介護問題その中でも高齢者の見守り体制などコロナ関連で表出した問題についてとか、菅総理が所信表明触れたことから温暖化についてとか出そう)
    2. 回答例を読み、「型・構成」「何について調べないといけないか」を何となくでも把握する
    3. まずは、1テーマについて調べる
      この際、思いつくまま調べると泥沼にハマるため、
      問題背景についてまとめる、
      現状の対策についてまとめる、
      そのテーマで行われている取り組みや使われている単語の意味を調べる(地域包括ケアシステムって?とか)など、
      明確な目的意識を持って時間を使うこと。
    4. 1つのテーマで最低限の必要要素を調べたらとりあえず書く(最重要!)
      (回答例の中で自分が読みやすかった型・構成を丸パクリでいい!)
      その際できるだけ、防災について、食品ロスについて、など、抽象的な題材で書かないこと。
      実際に出題されているのと同じ分量、要素数を盛り込んだ題材を元に、作りこんでいく。
      (過去問、出題予想から選べば良い)
      分からないことがあったり、追加で書きたいことが出てきたら、書きながら調べれば良い。むしろ書いてる時の方が発想が湧く。
      (手書きよりタイピングが早い人はパソコンでやった方がいい)
    5. 繰り返しながら「これで書く」という完成系を作る
      ※この段階で添削受けたり、人に見てもらうのが無難
      先に1つについて完成系を作っておくと、他のテーマが早く作れるようになる
    6. ③~⑤を繰り返し、他のテーマでも完成系を作る
    7. 丸暗記し、方眼紙に抜け漏れなく書く練習をする
      この際、書き方のルールを確認しておく
    8. 追加知識の補充と文章化
      各テーマについて、
      これも問われるかもしれないな、と思われる論点について知識を追加し、どう書くかを形にしておく
      (様々な論点に対応するため)

     

    【特別区の論文】全体を通した注意点

    全体を通した注意点
    ★「特別区職員として」という視点を外さないこと

    注意点①特性と対策の水準

    あるテーマについて、
    特別区の特性」としてどういう問題があるのか
    (高齢化についてだったら、特別区は一人暮らし老人が多い特性がある、とか)
    それに対し「区ができるレベル」でどういう対策をすべきなのかを考える。

     

    注意点②視野の広さ

    また、特別区職員=事務職では無い
    福祉、土木などの専門職の観点も入れると深い内容になる。
    (事務職の回答例だけでなく、専門職の回例を見ると、より具体的な課題や対策が書かれていたりする。例えば「児童虐待」など。)

     

    注意点③添削について

    できるだけ添削指導サービスを受けるなど、周りの人に読んでもらうことが大切!
    分かりづらい文章・構成になっている人、論点がズレてしまっている人、特別区ではどうしようもない内容になっている人、尖りすぎてて判断しづらい内容になっている人、結構います。

    特に文章を書くことに慣れてない人は必ず行うこと。
    添削やってくれる人を探すと、有料の場合も多いですが、お金払う価値はあります。
    娯楽に使うならこっちに使いましょう。

     

    【特別区の論文】来年受ける方へアドバイス

    【アドバイス】

    • 特に大学受験等で小論文を書いたことない人へ。
      私もそうだったのですが、段取りを組んでやれば、意外と時間かかりません。
      ですが、苦手意識や経験値がないことで億劫になりがちです。
      早い段階で、出題文・回答例に目を通すだけでもいいので、とりあえず手をつけることが大事です。
    • 予備校に通っている人は、追加の有料講座も含めて活用しまくりましょう。
      独学の人は知人、ネットなど、有料だろうがなんだろうが、周りに頼りましょう。
      論文の知識、考え方は面接にも活きるので無駄になりません。
    • 活字が苦手な方は、
      公務員系の本やハンドブック、論文を読み込んで、勉強がてらに文章の形式や流れに慣れましょう。
      文章に慣れているというだけで、対策の進み具合が格段に変わります。
      (面接カード、3分プレゼンにも活きます)

     

     

     

     

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