こんにちは😊公務員のライトです!
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今回は、【公務員試験の最新時事:経済事情④:日本の貿易】について、ポイントを解説していきます。
目次
【公務員試験の最新時事】経常収支
経常収支とは、日本と海外との間で、財やサービスの取引などで生じた収支を示す経済指標です。貿易収支、サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支で構成されています。
貿易収支
貿易収支とは、財の輸出入の収支を示します。2021年は世界経済の回復が要因となり、輸出入ともに大きな伸長率となりましたが、約1.7兆円の赤字となり、2年ぶりの貿易赤字となっています。
サービス収支
サービス収支とは、宿泊費や飛行機代などサービス取引の収支を示します。
第一次所得収支
第一次所得収支とは投資における収益を示します。
第二次所得収支
第二次所得収支とは不動産などの資産に係る収支を示します。
2021年度の経常収支
2021年度の経常収支は、約12.6兆円の黒字でした。これで黒字幅は4年連続で縮小しており、7年ぶりの低水準となっています。原油価格の高騰で輸入額が膨らみ、貿易収支が赤字に転じたことが主な要因と考えられています。
【公務員試験の最新時事】日本の貿易
輸出
輸出額の推移(実数値)をみると、2008年までは横ばいか上昇気味の傾向でした。しかし、2009年、2020年に大きく減少となりました。この要因として、リーマンショック、新型コロナウイルスの影響が挙げられます。
輸入
輸入額の推移(実数値)をみると、2008年までは上昇気味の傾向でした。しかし、2009年、2016年に大きく減少となりました。この要因として、リーマンショック、エネルギー価格下落が関係しています。また、2020年に再び低下しました。この要因として、新型コロナウイルスの影響が挙げられます。
貿易相手国
近年の日本の貿易相手国は、上位5カ国が中国、アメリカ、台湾、韓国、オーストラリアとなっており、全体の50%以上を占めています。
【経済事情④:日本の貿易】出題ポイントまとめ
- 経常収支とは、日本と海外との間で、財やサービスの取引などで生じた収支を示す経済指標です。貿易収支、サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支で構成されています。
- 2021年の貿易収支は世界経済の回復が要因となり、輸出入ともに大きな伸長率となりましたが、約1.7兆円の赤字となり、2年ぶりの貿易赤字となっています。
- 近年の日本の貿易相手国は、上位5カ国が中国、アメリカ、台湾、韓国、オーストラリアとなっており、全体の50%以上を占めています。
【経済事情④:日本の貿易】過去の出題例
2018年・国家総合職大卒
日本の基幹産業の一つである自動車産業については、1990年代前半、小型自動車の対米輸出が急増したため、米国との間で初めて貿易摩擦が発生し、自動車及び同部品について輸出の自主規制を求める米国のスーパー301条の適用対象となった。その後、円高ドル安が続いたため、生産体制のグローバル化が進み、1990年代後半以降、海外生産が国内生産を上回ったほか、2014年現在、全就業人口に占める自動車関連産業の就業人口が1%未満となっている。(×)
2017年・国家総合職大卒
ロボットは、少子高齢化の中での人手不足やサービス部門の生産性の向上という課題の解決に役立つと考えられており、日本では2015年に「ロボット新戦略」が策定されている。日本は、災害復旧活動や原子炉建屋内の調査などに人型ロボットを活用し、世界をリードしているが、産業用ロボットについては、半導体をめぐる1980年代末の日米貿易摩擦の影響で、国際競争力を失ってから2016年まで、出荷額や稼働台数が世界シェアの1割を下回っている。(×)
2016年・東京都Ⅰ類
2014年の我が国の経常収支は、外国人旅行者の増加による旅行収支の赤字縮小と円安による貿易収支の黒字化により、1985年以降で最高の黒字になったとした。(×)
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