地方の試験に関する体験記はA日程の市役所とB日程の市役所に分けて書きたいと思います。
B日程の市役所は
「説明会」「筆記試験(1次)」「面接試験(2次)」
この3パートに分けて書いていきたいと思います。
クリックすれば読みたい部分の体験記が見れます!
- 「説明会」に関する記事では、説明会の雰囲気や流れを紹介していきたいと思います。
- 「筆記(1次)試験」に関する記事では、筆記試験の雰囲気と私の感想を書いていきたいと思います。
- 「面接(2次)試験」に関する記事では、市役所の面接試験の流れや雰囲気を私の体験を通して紹介していきますね!
※この記事はB日程の市役所(土木職)の体験を記したものです。
目次
【市役所B日程の体験記(土木職)】説明会(4月中旬)の雰囲気と流れ
実際にはたらいている職員の方に色々話を聞けるチャンスなんてないので!
説明会に参加することで、きちんとした志望動機を作ることや仕事内容の理解も深めることにつながります。
【市役所B日程の体験記(土木職)】説明会の日程について
説明会が開催される時期は自治体によって異なります!
私が受験したときはA日程の市役所が3月中旬、B日程の市役所が4月の中旬に開催されていました。
説明会に参加するために、この時期は市のHPをきちんとチェックしておかなければいけません。
【市役所B日程の体験記(土木職)】説明会の概要と流れ
私が実際に行った説明会を参考に、流れを書いていきたいと思います。
- 市長のメッセージ(30分前後)
- 市・採用試験・勤務条件等の説明(1時間前後)
- 先輩職員との雑談会(1時間)
全体としては3時間くらいで終わったような覚えがあります。
②と③の間に休憩時間とイスを円形に並べ替える作業をする時間がありました。
- [服装]に関しては名目上は自由となっていますが、もちろんスーツで行くようにしましょう!
- [持ち物]に関しては、ボールペンとメモ、そしてカバンだけは持っていった方がいいです!
【市役所B日程の体験記(土木職)】説明会の感想
①の市長のメッセージでは市の良さや市政運営の理念、市の職員として求める姿勢などについての話をしてもらいました。
求める職員像の把握は超大事!
これを聞くことで、面接試験でも重要な”市の求める理想の職員像”を把握することができました。
市がどのような職員を求めていて、どのように活躍してほしいのか、といったことは把握しておけば面接試験で武器になりますからね!
試験内容や勤務条件の確認
②の市についての説明や採用試験・勤務条件などの説明は正直あまり聞く意味はありませんでした。
というのもほとんど知っていることばかりで、それの確認といった感じでしたね。
例えば、初任給がいくらだとか、ボーナスがこんな感じだとか、休みについてはこんな感じだとか、そういったことの説明でした。
先輩職員との座談会
③の先輩職員との座談会はめちゃくちゃ役にたちました。
実際の座談会の様子を図で紹介しておきますね!
このように先輩職員を囲むようにして座談会が行われました。
※実際は事務職の輪がもっと多かったです。
だいたい1人の職員に対して10~15人くらいの受験生がいました。
私が受けた技術職のところには私を含め13人の受験生がいたことを覚えています。
簡単に業務の内容を10分くらいで説明してくれて、残りの時間はすべて質問タイムといった感じでした。
やはり微妙な空気は流れる…(笑)
「試験の問題はどんな感じだったとか、給料についてだとか、どんなことでもいいので質問してみてください」などと先輩職員の方が言ってくれた覚えがあります。
でも誰も質問しようとしなかったので、微妙な空気が流れていました(笑)
私が先陣を切っていくつか質問を
なので私が先陣を切っていくつか質問してみました!
説明会で実際に私がした質問をいくつか紹介しますね!
これから説明会に参加する方は参考にしてみてください!
- ○○さんが実際に市の職員として働いていて、良かったと感じることや達成感を感じた出来事があれば教えていただけませんか?
- △△市の技術職の仕事でやりがいが感じられるものはありますか?
- ○○さんはなぜ市の職員を志望されたのですか?
- 1日のスケジュールについて詳しく教えていただけますか?
こんな感じの質問をさせていただきました。
志望動機を作りたくて質問してみてました
正直、私が知りたいことというより、自分の志望動機を作りたくて聞いた質問が多かったです。
説明会に参加することで、仕事内容について知るだけでなく、面接で自分が言いたいことをはっきりさせることができると思います。
間接的に面接合格率が上がる!
説明会への参加は、面接の合格率を間接的に上げることになると思いますので、時間に余裕が無い方も説明会等のイベントには参加した方がいいと思います。
とくに私のように市役所で働いている友人や知り合いがいない人は絶対に参加したほうがいいと思います。
簡単な雰囲気の紹介と感想になってしまいましたが、説明会パートはコレで終わりです。
【市役所B日程の体験記(土木職)】筆記(1次)試験の雰囲気と私の感想
【市役所B日程の体験記(土木職)】筆記(1次)試験日までの前置き
B日程の市役所はだいたい毎年7月の第4週に行われるんですが、この時期って国家系の試験や市役所A日程の試験から1カ月以上離れているんですよね。(※近年は7月の第2日曜日)
7月は面接がちらほら始まってる!
6月は毎週国家系の筆記試験があり、7月からは国家系の面接試験がちらほら始まっています。
そんな面接対策真っ最中に最後の筆記試験が残っていということで、、、あんまりやる気が起きませんよね。
リセット方式の自治体を受験
私もリセット方式の採用方式を用いている市役所を受験したので、勉強に関してはほとんどやる気がありませんでした(笑)
1次試験終了時に持ち点がリセットされることです。
私が受けたB市に関しては、1次試験が「筆記+適性検査」で、2次試験が「小論文+面接」となっていましたが、1次試験はボーダー点を超えているか超えていないかだけを判断するものとなります。
1次試験の点数がリセットされて、2次試験のみで合否が決まるということです。
要は勉強は合格ラインさえ超えていればOKで、面接と小論文が上手な人が合格しやすいということです。
▼リセット方式とは?
ほとんどの自治体は小論文・面接重視!
私も「どうせ筆記は合格できるから苦手な面接対策に力を入れよう」と思っていました。
それに加えて「小論文の対策だけはやっておこう」と思い、小論文だけは対策しておきました。
【市役所B日程の体験記(土木職)】筆記(1次)試験の概要と流れ
B市の筆記(1次)試験は教養試験が無く、適性検査と専門試験、そして筆記試験の日に2次試験の分の小論文の試験がありました。最近この手の簡易型の試験がはやっていますよね。
小論文は2次試験科目ですが、1次試験の日に行うとのことでした。
朝8時30分に集合!
集合時間は午前の8時30分でした。
8時30分から9時まで試験に関する説明があり、適性検査、小論文、専門試験の順に試験を行いました。
- 適性検査:15分間
- 小論文:800字で1時間
- 専門多肢式:40問を2時間
専門多肢式の試験に関しては、1時間が経過したら終わった人から帰っていいとのことでした。
指定がなければ私服でOK!
1次試験日に面接等がなく、特別な指定がなければ服装は自由だと思います!
わつぁいが受験したときには半分くらいの人がスーツ(夏服)を着ていました。
個人的には私服で行くことをオススメします。
なんせスーツで筆記試験なんて気が疲れますからね!
シャープペンも注意されなきゃOK!
それにこの筆記試験もシャープペンでオッケーです!
普段と同じ状態で試験を受けてきましょう!
試験の流れや概要については以上です。
【市役所B日程の体験記(土木職)】適性検査を受けた感想や反省点など
適性検査に関しては、まったく対策していませんでした。
でも実際の問題も小学生でもできる問題で、なんなくこなすことができました。
反省点を挙げるなら、問題を少し読み間違えていて、多少時間ロスをしてしまったということだけです。
適性検査の実際の問題や対策ポイントなどはこちらのページを見てみてください!
【市役所B日程の体験記(土木職)】小論文を受けた感想や反省点など
私が受験した市のテーマは「コンパクトシティに関するあなたの意見を自由に書きなさい」的な内容のものでした。
市のHPチェックが役に立った!
市のHPをスミからスミまでチェックしておいた私は、B市がコンパクトシティに対する案を出しているのを知っていました。
なのでその案と同じ意見を自分の意見としてスラスラと800字書くことができました!
文章構成を意識してから、論理的に述べた
実際の試験の日に意識していたことは、
まず5分くらいで文章構成を考えてから、残りの時間をフルに使って小論文を書くということです。
見切り発車はよくないですからね!
きちんと文章構成を考えてから書くようにしたほうがいいと思います。
市のHPを読むのって思った以上に大事なので、ちゃんと読んでおくにしましょう!
【市役所B日程の体験記(土木職)】専門多肢式を受けた感想や反省点など
土木について勉強しすぎてしまった私は、もう専門試験で落ちることはありませんでした。
2時間で30問を解くといったシステムで、数学と物理が1問ずつ、残りの28問はすべて土木の問題でした。(30問の場合は、大体この出題数)
反省点は勉強しすぎてしまったこと(笑)
スラスラ解けてしまい、1時間かかる前に全問解き終えてしましました。
たぶん満点が取れたと思ったので、名前の記入ミスが無いかだけは確認して、1時間を残して帰宅しました(笑)
土木については勉強しすぎてしまったかもしれませんね。
勉強もほどほどに、面接対策等に力を入れるべき!
ある意味、効率の悪い勉強の仕方ということになりますよね。
この勉強時間をもう少し面接対策の時間にあてておけばよかったと反省しました。
以上で1次試験の体験は終わりです。少しは参考になりましたでしょうか?
勉強がある程度できるようになったら、どんどん次の対策をしていきましょう!
面接対策、小論文対策、集団討論対策など、市によって対策しなければいけない科目も違いますからね!
【市役所B日程の体験記(土木職)】面接試験の雰囲気と私の感想
B日程の市役所の面接は8月の終わりでした。
国家系の試験の内定も内定が出終わっている時期ですね。
私はB日程の市役所の面接の前に国家公務員の内定を2ついただくことができたので、少し安心して面接試験に臨むことができました。
筆記試験も通過できたし、小論文も自分なりにはうまく書けたしということで、B市の市役所の試験に関してはいいスタートを切ることができました。
ではさっそく実際の面接試験の雰囲気や実際に受けた感想を書いていきたいと思います。
【市役所B日程の体験記(土木職)】面接試験の概要と流れ
私の面接試験の日程は8月の終わりの午後からでした。
(これは受験生ごとに時間が指定されています)
30分前に市役所まで足を運び、待機室に向かいました。
人事課職員と雑談!
私は珍しい地域の出身だったので、それがきっかけとなり、人事課の職員の方と雑談をしながら試験開始までの時間を過ごしました。
(試験とは関係のない後日談ですが、この方とは私が公務員として働く中でもかなりお世話になりました)
ラフな会話で緊張がほぐれました!
「筆記試験はできたか~?」「趣味は~なんだ?」などと話しかけてくれたので、緊張もほぐれた気がします!!
そして私の順番が来て面接試験が始まりました。
面接試験の概要
面接試験について簡単にまとめて紹介しておきますね!
- 1人の面接時間はだいたい30分前後
- 面接官は5人
- 面接カード(自己紹介シート等)に沿って行われる
※あくまで私の体験談(一例)です。
面接カードに沿って行われた
A日程の市役所の時には、面接カードの項目が2個しかなかったこともあり、面接カードに書いたこと以外の質問をたくさんされたのですが、B日程の市役所の場合は面接カードに沿って面接が行われました。
でも深く突っ込まれるという点においては同じです。
人物重視!
そして面接官や試験時間に関しては、A日程の時と同様に面接時間が30分前後、面接官が5人と人物重視の傾向が見て取れました。
面接室の構図
では肝心な面接試験の部屋の図を紹介しますね!
カバンに関しては、待機室に置いていってよいとのことでした。
イスが特徴的だった?
そしてどうでもいいことかもしれませんが特徴的だったのがイスです。
今までの試験はすべて折り畳みのタイプや重ねて収納できるタイプの簡単なイスでしたが、この時はオフィスチェアと言いますか、座り心地の良いふっくらとしたタイプのイスでした(笑)
面接試験の説明はこれくらいにして、これから私の面接試験の感想を書いていきたいと思います。
【市役所B日程の体験記(土木職)】面接試験を受けた感想や反省点など
面接試験の内容に関しては、A日程の市役所と同様に”市の職員となった後にどう行動するのか”を聞かれることが多かったです。
そしてあらかじめ提出しておいた面接シードに沿って面接が行われました。
面接カードの項目はコレだった
私が受験したB市の面接カードは以下の6つで構成されていました。
- 志望動機
- 自己PR
- 部活やボランティア、アルバイト等
- 趣味・特技など
- 自覚している性格
- 希望する仕事
ここに書いてある内容について、深く突っ込まれることが多かったです。
なので面接カードに書いた内容についてはいろいろな質問を想定しておいて、きちんとしゃべれるように準備しておかなければいけませんね。
実際に受けてみて、それを痛感しました。
これ以外でも「市役所でよくある質問集」「公務員試験でよくある質問集」の記事で書いた内容の質問が多かったので、これらの基本的な質問も絶対に用意しておかなければいけませんね。
印象的だった質問
では次に面接カードに書いたもの以外で印象的だった質問をいくつか紹介していきますね!
- ○○市のどこが好きか
- ○○市の~(スローガン的なもの)を知っているか
この2つが私の中では印象的でした。
[○○市のどこが好きか]
市のいいところを3つ言ってくださいって言われたのを覚えています。
1つではなく、3つというところで印象に残っていました。
- 自然豊かなところ
- 温暖な気候で住みやすいところ
- 交通のアクセスが良いところ
こんな感じで答えた覚えがあります。
今更反省しても遅いですが、こういった質問にはこの市にしかない特徴を言うのが良いのかもしれませんね。
[○○市の~(スローガン的なもの)を知っているか]
私も○○市が掲げているこのスローガン的なものは知っていたんですが、本番でど忘れしてしまったんですね…
ちょっと考えてみて、思い出せなかったので正直に「申し訳ありません、忘れてしまいました」と答えました。
⇒そしたら面接官の方が教えてくれました。
⇒私は「ありがとうございます。思い出しました。」と答えました。
[ではあなたにとって△△とはなんですか]
続けて面接官が「ではあなたにとって△△とはなんですか?」と聞いてきました。
この△△とはスローガン的なものに書かれている文字で、例えば「挑戦」とか「仕事」とかそんなものです。
△△は意味的には「目標」のような言葉だったので
「子供から大人まで○○市で暮らすすべての人がが安心して快適に暮らせるように市を支えていくこと、活気あふれるまちをつくっていくこと、それが僕にとっての△△です。」と答えました。
実際はもう少し長く話しましたが、内容的にはこんな感じ(↑)でした。この質問が一番印象に残っています。
スローガンや掲げる目標等は要チェック!!
こういったスローガン的なものも市のHPに大きく書かれているので、覚えておいた方がいいかもしれませんね!
参考になるかわかりませんが、私の場合は主な質問は面接カードに沿ったもので、それ以外の質問もよくある質問ばかりでした。
先ほども簡単に紹介しましたが、「市役所でよくある質問集」「公務員試験でよくある質問集」これらの記事で質問の内容に関しては深く説明しているので、面接を受ける予定の方はチェックしてみてくださいね!
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- 【★技術職の合格体験記まとめ】
面接で聞かれたことや勉強方法等、先輩から後輩へアドバイス!
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面接で聞かれたことや面接の雰囲気、筆記対策等、先輩のアドバイスは非常に有益なので、色々チェックしてみてください(^^)
この記事を書いた人
【※先輩たちからアドバイス】
自治体ごとに採用面接の内容も選考基準も何もかもが違うので、全国各地の受験生にお願いして体験談を募集しました!
面接で聞かれたことや勉強方法等、先輩から後輩へアドバイス!
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面接で聞かれたことや面接の雰囲気、筆記対策等、先輩のアドバイスは非常に有益なので、色々チェックしてみてください(^^)