こんにちは😊公務員のライトのましゅーです!
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今回は、【文部科学省】について、官庁の組織事情や官庁訪問の情報を紹介していきます。
目次
【文部科学省(本省)】仕事内容を紹介(国家一般職)
【文部科学省(本省)】全体像
(引用 文部科学省の採用パンフレット)
まず、文部科学省(本省)の仕事は、上記の図のように区分されます。
【文部科学省(本省)】仕事内容
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化の振興を支えるための業務を行います。具体的にはそれぞれの分野の予算関連の業務、事業の方針を協議・調整に関する業務、資料の作成などを行います。学校や大学等教育機関、国立研究開発法人などに対しての業務になります。
【文部科学省(本省)】先輩の志望動機
- 大学で所属していた研究室の影響もあり、子供に向き合う仕事をしたいと漠然とした思いがありました。中でも、これまで自分が受けきた教育という分野について、国という広い視点から携わりたいと考えるようになり、文部科学省を志望しました。
- 入省時、特に関心のある分野はいくつかありましたが、絶対にこれがやりたい!という強いこだわりはなく、所掌の幅広さゆえに様々な行政分野に携わる可能性があることも魅力に感じ、文部科学省を志望しました。
- 誰もが夢や目標を持ちそのために努力することができる環境づくりに携わりたいとの思いを軸に就職活動をしていました。文部科学省の担う、教育、科学技術・学術、スポーツ、文化といった分野は、どれもは人の成長に欠かせないものであり、どの分野においても自身の思いに通ずると考え、志望しました。
- 元々、「科学技術に関する仕事に就きたい」と思っていたことと、大学生活での留学・アルバイトの経験から「人材育成・”学び”のカタチ」に関心を持ち、その両論で未来を担う、文部科学省を志望しました。
- 就職活動のときは、博士学生の環境改善等、研究現場の人材育成に関わる仕事がしたいと考えていました。そのため、大学と企業の双方に利益があり、外部資金の確保にも繋がる産学連携に興味がありました。また、採用説明会を通じて、先輩職員の皆さんの熱い思いに心惹かれたからです。
- 自分が好きな「スポーツ」について、皆がスポーツに参加できる社会を創り、スポーツが楽しいと思える未来創りに貢献したく、スポーツ庁を所管している文部科学省を志望しました。
- もともと日本史や日本文化が好きで大学でも古代中世を中心とした日本文学を専攻しており、学芸員資格を取得する過程で本格的に文化振興に携わりたいと考えました。また、学生時代に高大接続支援に携わっていたことから高等教育の在り方について考える機会が増え、そのいずれも所管する文部科学省を志望しました。
(引用 文部科学省の採用パンフレット)
【文部科学省(本省)】転勤エリア
基本的には霞が関の本省で勤務することになります。キャリアパスの過程で、他の省庁、地方自治体、国立大学法人・独立行政法人へ出向することもあります。
【文部科学省(本省)】官庁訪問の流れを紹介(国家一般職)
公務員のライトを利用した、ある受験生の体験談です。
※その人ごと、年度ごと等によって若干、試験の流れなどが異なる場合があります。
【文部科学省(本省)】官庁訪問の流れ
- 7/5:予約
- ~7/6:官庁訪問前日までにESを提出
- 7/7:官庁訪問1日目
- 7/8:官庁訪問2日目
- 7/9:官庁訪問3日目(2日目スタートの人と、1日目スタートの一部)
- 7/10:内定者懇談会
文部科学省の官庁訪問は、まず予約をして、ESをオンラインで提出した後、官庁訪問が3~4日あります。
【文部科学省(本省)】①官庁訪問の予約の仕方
【文部科学省(本省)】②官庁訪問前日までにESを提出
文部科学省の訪問者メモです。官庁訪問前日までにメールで提出する必要があります。
「各種資格等」に教員免許状を記載する場合、必ずと言っていいほど「なぜ教員ではなく文科省へ?」と聞かれます。記載する予定のある人はしっかりと考えておきましょう。
【文部科学省(本省)】③官庁訪問1日目
- 8:30受付開始
- 控室へ移動、受付
- 控室で待機(8人1組で机椅子あり)
- 集団面接1回目
- 控室で待機
- 昼食(省内の食堂、コンビニ、外出OK)
- 控室で待機
- 集団面接2回目
- 控室で待機
- 人事課の係長と面談後帰宅
※早い人は17時半頃からぽつぽつと呼ばれ始めた。2日目以降呼ぶ人とそうではない人ごちゃ混ぜで呼んでおり、自分の合否が分からないようにカモフラージュしてました。
文部科学省の官庁訪問1日目は、面接試験が全員2回ありました。帰宅時間は早い人で16時台、遅い人で22時半だそうです。
面接の概要
- 集団面接1回目:中堅の面接官2名と受験生3名(25分)
- 集団面接2回目:中堅の面接官2名と受験生3名(20分)
1回目の面接
面接官:中堅職員2名
時間 :25分程度
形式 :集団面接(2:3)
雰囲気:和やかではないが笑いは起こる
面接官2人のうち、質問していない方の面接官は訪問カード読み込んでたり、下向いていたりしていますが、それは興味を持たれてないというわけではないと思います。あと、面接1回目に関して受験生は受付NO.通りの連番で呼ばれるので、控室である程度打ち解けておいた方がいいです!!!(2回目以降はランダム)
- 志望動機
- ガクチカ
- なぜ教員ではなく文科省?
- 学ぶ環境の機会均等とは?その解決策は?(志望動機の深堀り)
- ガクチカの深堀り
・最近あった嫌なこと
・最近気になったニュース
・国家公務員の働き方についてどう思う?
・ストレス解消法
・説明会で印象に残った職員の言葉
・教育実習で印象に残ったこと
・あまり怒らないか
・官庁訪問はブラックと言われるけどどう思うか
・休日出勤についてどう思うか
2回目の面接
面接官:中堅職員2名
時間 :20分程度
形式 :集団面接(2:3)
雰囲気:和やかではないが笑いは起こる
- 志望動機
- ガクチカについて苦労や印象に残ったエピソード
- 周囲からどういう人だと言われるか
- 文科省ではどういったことを大切にしていきたいか
- なぜ教員ではなく文科省か
・周囲の人と接するときにどのようなことを意識しているか
・文科省は残業が多いと言われているが、ストレス耐性はあるか理由と共に
・併願先の志望理由
・学生時代コロナ禍でなかったらどのようなことがしたかったか
受験生の中には、この面接をスキップして、私の2日目1回目の面接内容をこのタイミングで受けている人が半分くらいいました。振り分けの基準はよく分かりません。
人事課職員との面談
この場で、「明日も来てください」と言われました。
【文部科学省(本省)】③官庁訪問2日目
- 正面玄関に8:30到着
- 控室へ移動、受付
- 控室で待機(6人1組で机椅子あり)
※1日目の半分くらいの人数になってる - 集団面接❸(人事主査)
※この④の過程を1日目の⑧の段階でやっている人もいた。真意は不明だが、おそらく1日目の集団面接❶終了段階で仕分けされていたのでは。 - 控室で待機
- 昼食(食堂定休日のためコンビニで買ってきて控室でみんなと食べた)
- 控室で待機
- 個人面接❶(人事企画官)
※この⑧は2日目④と同時進行。1日目に④をした人は朝から⑧に呼ばれてた。 - 控室で待機
- 人事主査の方と面談後帰宅
※控室で1人ずつ呼ばれていく。呼ばれた人は評価が告げられ3日目来るように言われる。
3回目の面接
面接官:人事主査ら役職者2名
時間 :25分程度
形式 :集団面接(2:3)・一部挙手制
雰囲気:基本和やかで、一部圧迫
後で分かったことですが、この面接の面接官は人事課の責任者2人。人となりや対応力、所作をみてるのだと思います。文科省が人物重視の面接をするスタンスなので、特にここでの対応や人間同士の相性が勝負を左右するのでは…?この面接を受けたみんなが「手応えない」「ふわふわした感じ」と言っていました。
- 特技や自慢できること
- 最近1番笑ったこと
- ガクチカについて(ガクチカに触れられたのは私だけでした)
- 併願先について詳細に(面接の日程や選考状況など)(ここだけ少し圧迫気味)
- 日頃、人と関わるうえで大切にしていること
4回目の面接
面接官:人事企画官1名
時間 :10分程度
形式 :個人面接(1:1)
雰囲気:和やか
訪問カードをなぞる感じで和やかな印象です。周りも手応え感じてる人はいませんでした。
- どんな質問が印象的だったか
- これまでの面接官は話しやすかった?
- ガクチカについて深堀り(4~5問)
- 文科省に入ってやりたいことは?
- 趣味は何?
- 教員にはならないの?
【文部科学省(本省)】④内々定の連絡
2日目の個人面接が終了し、控室で待っていると1人ずつ呼ばれて告知されました。
【文部科学省(本省)】合格者からアドバイス
伝えたいことはたくさんあります!!!
まずは、控え室の仲間を大事にしてください!!!色んな体験談で「同じ机の人と仲良くなる」と書いてあるのを見て「んなことほんとにあるのか????」と思っていましたが、1日目の集合時間5分後にはもう打ち解けていました!面接でどんなこと聞かれたかなど情報共有したり、地元の話をしたり、とにかく待ち時間が長いので、ここで絶対に仲良くなります!面接目的というよりかは、「おしゃべりついでに面接に来た」くらいの気持ちだと緊張もほぐれるかもしれません。ここでの情報共有のおかげで、次の面接スムーズにいけた、という事例もあったので大切にしてください。官庁訪問の大半の記憶は爆笑してた記憶です。
あとは、待ち時間中に色んな憶測・噂が飛び交いますが、あくまで憶測であり噂です。一つの娯楽として憶測を共有して暇つぶしにしてください。憶測を言った最後に「知らんけど。」をつけるとバカウケします。結局大事なのは爆笑です。本当に面接時間が1日合計40分程度に対し待ち時間は9時間とかなので、休憩中は笑って過ごしてください。
また、よく巷で言われる「荷物を全て持ってお越しください」は、面接に呼ばれる場合もそうでない場合も言われるセリフぽかったので、あまり気にしないでほしいです。
文科省は噂通り人柄重視の面接でした。ほとんど政策については聞かれず、全体を通して2回程度だったと思います(しかもあまり深掘りされない)。志望理由に書いたことや関心事項に書いたことを調べて、自分なりの意見を持っておく程度で、あとは人柄関連の質問対策しておくことをおすすめします!!
パラパラ程度に読んでいた資料も載せておきます!
・「第4期教育振興基本計画」
・「令和の日本型学校教育の構築を目指して」
・教育新聞(デジタル版)
・日経電子版
・説明会でもらった資料
・文科省公式YouTubeに載っている大臣記者会見
教育学部の友達がいるなら、その子と関心事項について意見交換するのもありだと思います。私はそれで自分の考えを深めました。
また、話す内容は文章を丸々暗記するのではなく、要点を覚えておいて、会話することを意識してください。(陽キャというわけではなく)会話できる人を採っている印象がありました。
私自身、周囲に国家公務員志望の友だちがおらず、受講している予備校もまだまだ成長中のところだったので、事前にもっていた情報はほとんどライトさんのデータベースからでした。こうした状況にいる後輩も沢山いると思い、めちゃめちゃ詳細に書かせていただいたつもりです!来年以降どうなるか分かりませんが、ぜひ参考にしてください!
私の場合、面接は人柄を重視されていた気がします。笑顔で、愛想良く、面接官が聞いていることにしっかり答えていれば大丈夫だと思います。集団面接なので端的に答えることも重要だと思います。また1日10時間程度拘束されるので(私は2日目は10時半に10分程度の面接をしてそのあと21時くらいまで何もせずに拘束されてました。)暇を潰すものを持って行ったり、前日にしっかり寝て体力をつけて挑むといいと思います。
【文部科学省(本省)】公務員のライトの講座紹介
公務員のライトが提供している「官庁訪問クラス」では、最新の試験体験談や、合格者の面接カード記載例が見放題となっております。
特に官庁訪問については、日本トップレベルの情報量がつまっており、多くの先輩方が利用していたものになります。
情報があるかないかで合格率が大きく違ってきますので、情報戦を制して試験を有利に進めていきましょう!
【文部科学省(本省)】官庁訪問情報まとめ
【文部科学省(本省)】官庁訪問情報まとめ
- 官庁訪問の内容・回数
集団面接2~3回(人による)
個人面接1回 - 官庁訪問の拘束時間
1日10時間前後×最大4日間 - 転勤エリア
基本霞が関勤務だが、文化庁へ異動の場合は京都への転勤もある - 内々定告知のタイミング
面接2日目もしくは3日目の最後
※人によって、また年度によって異なる場合があります。