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【2023年最新時事】生物多様性の出題ポイント解説【公務員のライト】

こんにちは😊公務員のライトです!
   

今回は、公務員試験の最新時事:生物多様性について、ポイントを解説していきます。

 

【公務員試験の最新時事】生物多様性とは

はじめに

中学生の理科で学んだと思われる生物多様性。近年、地球温暖化等の原因で特に注目が集まっています。ここでは、中学生の復習を兼ねてもう一度生物多様性について理解していきましょう。

 

生物多様性の定義

生物多様性(Biodiversity)」とは、地球上の多種多様な生命つながり表す言葉です。「生物的な(biological)」と「多様性(diversity)」という二つの単語から成っています。地球上のすべての生物直接的間接的つながっており、生物多様性とは、多種多様な生物がただ存在している状態を指すのではなく、そのバランスが保たれ、つながり合って形作られる、複雑で多様な生態系そのものを指しています。

生物多様性が維持されているからこそ、私たちは地球からの恩恵を受けることができます!

 

 

【公務員試験の最新時事】生物多様性の分類

生物多様性の保全等に世界で取り組んでいくために、1992年5月に「生物多様性条約」が採択されました。この条約では、生物多様性を「生態系の多様性」、「種の多様性」、「遺伝子の多様性」の3つレベルに分類しています。以下でそれぞれ紹介します。

 

生態系の多様性

生態系の多様性とは、自然環境によって多様な生物のかかわり方があるということです。さまざまな生物の相互作用から構成される多様な生態系が存在しています。

 

種の多様性

種の多様性とは、動物、植物、微生物にいたるまで、生物の種類が多様であるということです。

 

遺伝子の多様性

遺伝子の多様性とは、同じ「種」の中にもさまざまな遺伝子を持つ生物がいるということです。遺伝子の違いによって、生息地や耐性も異なります。遺伝子が多様であることは、種の生存率を高めることにつながります。

 

 

【公務員試験の最新時事】生物多様性の重要性

私たちの暮らしは、生物多様性からもたらされる恩恵(生態系サービス)によって成り立っています。この恩恵は、「基盤サービス」、「供給サービス」、「調整サービス」、「文化的サービス」の4つに分類することができます。以下でそれぞれ紹介します。

 

基盤サービス

基盤サービスとは、酸素、気候、水、土壌など、生物の生存に欠かせない基盤となるもののことです。これらはすべて、生物多様性に支えられています。

つまり、すべての生命はつながっていて、ひとつの輪になっているのです。

 

供給サービス

供給サービスとは、私たち人間が日々の中で利用しているもののことです。魚や肉、野菜や果物だけではなく、観賞用の植物やペットとしての動物なども、供給サービスに含まれます。

 

調整サービス

調整サービスとは、大気質や気候、水量・水質など、環境のバランスを整える自然の力のことです。私たち人間が生活する環境は、自然の調整力によって守られています。

 

文化的サービス

文化的サービスとは、自然景観や芸術、地域性豊かな文化、伝統などのことです。日本では、海と山、気候にも恵まれ、地域ごとに多様な文化があり、四季折々の食材を生かした「和食」は、無形文化遺産にも登録されています。

 

 

【公務員試験の最新時事】生物多様性が消失する原因

地球上のすべての生命を支えている生物多様性が、これまでにない速さで失われつつあり、多くの生物絶滅の危機に面しています。原因はさまざまですが、そのほとんどが人間活動により、大きく4つの原因にわけられます。以下でそれぞれ紹介します。

 

開拓や乱獲

1つめは、豊かな暮らしを求める人間による、過剰な開拓や乱獲です。人間による森林伐採、沿岸地域が埋め立てにより、生物たちは住処を奪われています。また、道路やダムなど、人間が構造物を設けたことで生息できる範囲が狭くなることや、生物の移動を妨げることでエサ不足になったり、近親交配で種内における遺伝子の多様性を損なってしまったり、劣化してしまったりする可能性もあります。

 

里地里山の変化

2つめは、手入れ不足の里地里山が増え、自然の質が低下していることです。かつて人間は、適切な伐採や落ち葉かきなど、里地里山を手入れし、資源を循環させていました。このような環境は、カタクリやギフチョウといった生物が好む環境でもあったのです。しかし、里山という生態系から人間が離れてしまったことで環境が変わりました。この影響で生態系のバランスが崩れ、イノシシやニホンザルなど深い森林などの暗い環境を好む生きもの生物が増加し、生態系のバランスの悪化しました。

 

外来種の持ち込み

3つめは、外来種の持ち込みです。外来種とは、本来その地に生息していない生物のことです。外来種が侵入・定着してしまうと、もともとその地域に生息していた生物が居場所を失ってしまったり、捕食されたりして、生態系のバランスが崩れてしまいます。

 

地球温暖化

4つめは、地球温暖化です。地球温暖化が進むと、環境が変わります。環境が変わると生物たちは生息しづらくなり、最悪種の絶滅に発展します。1つの主が絶滅すると、その種に関わっていた他の種のも大きな影響が及びます。

 

 

【公務員試験の最新時事】レッドリスト

レッドリストとは、「絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」のことです。スイスのグランに本部を置く国際自然保護連合(IUCN)が、レッドリストを作成していますが、このレッドリストを元に、日本の環境省が作成しています。この「絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」を「環境省版レッドリスト」と呼びます。

 

国際自然保護連合のレッドリスト

2022年7月、レッドリストが更新され、絶滅の恐れが高いとされる絶滅危機種に選定された野生生物の種数は、4万1459種となりました。また、合計27種のチョウザメ類およびヘラチョウザメ類の3分の2が、深刻な絶滅の危機にあり、中国の長江に生息する固有種のヨウスコウチョウザメとハシナガチョウザメの2種において、残念ながら野生の個体が絶滅したことが明らかとなりました。

 

環境省版のレッドリスト

(出典:環境省HP)

環境省版レッドリストでは、絶滅種や絶滅危惧種などを全9個のカテゴリーで分類おり、環境省が選定した絶滅危惧種の総数は、「レッドリスト2020(3716種)」「海洋生物レッドリスト(56種)」を合計して3772種です。また、ヤフーオークションが動植物の取引に関する新たなガイドラインを発表し、2022年9月から環境省版レッドリストに記載のある絶滅危惧種や象牙など4000種以上を出品禁止としました。現在、環境省が作成した「レッドリスト作成の手引」をもとに環境省と水産庁は、次期レッドリストの作成を進めています。

 

 

【公務員試験の最新時事】生物多様性維持のために

生物多様性の普及・啓発に取り組んできた「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」は、私たち一人ひとりにできることとして、「MY行動宣言」を提示しました。私たちが日常の中で取り組める5つのアクションを以下で紹介します。

 

たべよう

自分の住んでいる地域の旬の食材を食べてみてください。食材を通して、環境の変化に気づきやすくなり、輸送に伴う環境負荷も少なく、安価で手に入りやすいことも魅力です。

 

ふれよう

山に登ったり、海や川で遊んだり、自然の中で生きもの生物に触れてみてください。直接肌で感じることで、生物多様性への理解を深める第一歩となります。

 

つたえよう

自然体験の中で感動したこと、興味を持ったことを、写真や絵、文章などで他の人にも伝えてみてください。周囲を巻き込むことで、さらに効果が大きくなります。

 

まもろう

ボランティア活動や寄付など、保全につながる行動を起こしてみてください。自分からアクションを起こすことで、新たな気づきや周囲を巻き込むきっかけとなります。

 

えらぼう

環境や生態系へ配慮された商品を選んでみてください。多くの方がこのアクションをすることで、企業側もより環境に配慮した動きをするきっかけとなります。

 

 

【生物多様性】出題ポイントまとめ

  • 生物多様性(Biodiversity)とは、地球上の多種多様な生命つながりす言葉です。
  • 生物多様性条約では、生物多様性を「生態系の多様性」、「種の多様性」、「遺伝子の多様性」の3つレベルに分類しています。
  • 生物多様性からもたらされる恩恵は、「基盤サービス」、「供給サービス」、「調整サービス」、「文化的サービス」の4つに分類することができます。
  • 生物多様性消失する原因は大きく4つにわけられます。
  • レッドリストとは、「絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」のことです。

 

 

【生物多様性】過去の出題例

2018年・国税・財務

2016年、国連環境計画(UNEP)がレッドリストを更新し、オオムギなどの作物の近縁野生種やキリンなどが絶滅危惧種と評価された。これを受けて同年、日本で開催された生物多様性条約の締約国会議では、10年間で生物多様性の損失を止めるため、緊急の行動を起こす目標を盛り込んだ名古屋議定書が採択された。(×)

 

2022年・東京都Ⅰ類

昨年6月に環境省が公表した「令和3年版 環境白書•循環型社会白書・生物多様性白書」に関する記述として、妥当なのはどれか。

  1. 新型コロナウイルス感染症を始めとする新興感染症は、土地利用の変化等に伴う生物多様性の損失や地球環境の変化に影響されないものの、人間活動と自然との共生の在り方については再考が必要であるとしている。(×)
  2. 2020年の世界の温室効果ガス排出量は、新型コロナウイルス感染症による経済活動の減速により減少し、2030年までの排出量削減に大きく寄与するとしている。(×)
  3. 脱炭素経営に取り組む日本企業の数は先進国の中で最下位であり、今後、排出量等の情報について透明性の高い情報開示を行っていくべきであるとしている。(×)
  4. G20大阪サミットにおいて、日本は2050年までに海洋プラスチックごみによる追 加的な汚染をゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を提案し、G20以外の国にもビジョンの共有を呼び掛けているとしている。(〇)
  5. 世界の食料システムによる温室効果ガスの排出量は、人為起源の排出量の2.1〜3.7 %を占めると推定され、食料システムに関連する政策は気候変動対策への効果が小さいとしている。(×)

 

2022年・東京都Ⅰ類

地方創生SDGs等の推進にあたり、地方が牽引すべき最重点事項として、各地域の自然環境を活かした生物多様性の保全•回復を掲げた。(×)

 

2019年・国家一般職大卒

環境省は、絶滅のおそれのある野生生物をまとめた環境省版レッドリストを2018年に改訂した。今回の改訂では、新たに指定された絶滅危惧種はなかったが、ニホンオオカミは、将来的に絶滅危惧種になる懸念がある準絶滅危惧種とされた。(×)

 

 

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