面接と記述の評価の推測方法を紹介!
2020年の国税専門官の試験もついに最終合格発表日を迎えました。
コロナの影響で色々と精神的にも大変だったと思いますが、ココまで本当にお疲れ様でした(^^)
この記事では2020年のボーダーや合格素点等の結果発表と面接・記述の評価の推測方法について紹介出来たらなと思っています。
人事院に開示請求できるのは国家一般職や国税等の主要試験は11/2から、、、
そんなの待ちきれないよ!という方のためのページです。
(財務は10/16~)

目次
【国税専門官の結果発表】まずは倍率等を一覧で紹介!

まず全体の感想です。
とりあえず予想通りの最終合格者数で良かった!
でも、自分はほんの少しだけ絞りながら最終合格者3800人と予想していたのですが、
そういうこともなく
真の垂れ流し状態だったみたいです…。
色々とデータを紹介しながら、考察結果を述べていきたいと思います。
【国税専門官の結果発表】2020年の合格点まとめ

とまぁこちらが今年のボーダー点で難易度爆下がり…でした。
明らかに今年は低いですよね。
この169という数字に注目して次のデータを見てほしいなと思います。
面接・論文の評価まとめ(169点に着目)

※こちらは真のボーダーマン(ボーダーすれすれの方)が最終合格するために取る必要があった点数です。
169点が2次試験のボーダーということで…
何と今年は2次受験者全員が面接と記述は足切り回避で最終合格という意味です。
難易度が下がりすぎて怖いです…。
やはり2020年はかなり合格難易度が低い年、チャンスの年であったといえますね。
筆記試験の平均点の推移

個人的には『延期の影響』と『受験生の質の向上(志望度の高い人が多かった)』によって、どれくらい平均点が変わるのかという点にかなり興味がありましたが、まぁ予想通りという感じでしたね(笑)
教養は思っていたよりは平均点が高く、標準偏差(ばらつき)も大きかったです。
また、記述に関しては標準偏差が例年と比べると大きかったです。
平均点が変わってないのに偏差が大きいということは、
高得点を取る志望度が高い層と足切り点くらいの点を取ってしまう志望度の低い層が目立ったということです!
⇒今年は例年よりは記述足切りに引っかかってしまった人が多かったかもしれません。
一応、筆記の合格素点まとめ

一応来年以降に受ける方のために、2020年は何点くらいとれていれば合格だったのかというデータを紹介しておきます。
※平均点は意識してください
※平均点(22.2点、20.8点)の試験で、上記の黄色の斜めラインの点数を取っていた人が合格だったよという指標です!
今年は教養17、専門17くらいが合格ラインで
この人たちも面接と記述は足切り回避で合格…という難易度でしたということです!
その他で気になった点
個人的には、延期の影響で論文や面接の得点にどのような変化があるのかが気になっていたのですが、面接は例年と変わらない変化量、記述の変化は先ほど述べた通りでした。
相対評価になるというところがポイントだと思います。
今年の難易度について一言二言
筆記試験合格者の平均標準点が自分が予想したものより低かったです。
(※もちろん予想時は高く見積もってあります)
面接と記述でもらえる評価の平均が223点なので、自分は予想ボーダーを460程度にしましたが、
真の垂れ流し状態だったため、実際のボーダーがかなり低くでました(382点)
今年の1次合格者の平均標準点を仮に310点とすると
2次試験後の受験生の平均標準点は540点ほどになります。(確認済み)
その中で460点~380点等の層というのは人がほとんどいません。
⇒今回は382点でしたが、これが460点でも最終合格者数はほとんど変わらないということです。
2020年度の試験の結果を見てもわかる通り、
国税はどうしても人手不足のようですね…。
そこまでボーダーを下げてでも合格者を出さなければいけない状況ということです。
まぁそんなことはおいておいて、次は面接と記述の評価の算出方法について紹介していきます!
【国税専門官】自分の面接と記述の評価が知りたい!
今から面接と記述の評価の推測手順を紹介しますが、その前に簡単に注意点を紹介します!
- 100%正しく推測できるわけではない
- 最終合格点を把握する必要がある(※)
- 自分の筆記の得点(素点)を間違えてしまっていると、推測が困難になる
⇒筆記試験はきちんと自己採点してください!
(※)最終合格通知に記載してある
国税は面接の得点にばらつきが大きい(Cだと思っていたけどBだった等)ことに加え、記述の手ごたえと実際の結果が違うことが多い(普通くらいかな~と思っていたのに実は7割できてた等)ので推測が困難です!
見つけることができたらラッキーくらいの勢いで見ていただければと思います。
【面接・記述の評価】推測手順まとめ
- まず最終合格点を把握!
⇒合格通知を見てね! - 教養と専門試験の得点を確認
⇒(20,28)(23,25)等 - ボーダー表を参考にして自分の標準点を算出
- 自分の合格点(①)から標準点(③)を引き算!
⇒その点数が自分の面接&記述の評価 - 面接・記述の評価の表の中から自分の得点を探す!
⇒ピッタリになったところが自分の評価!
①と②だけできていれば、③以降はこのページの指示に従っておくだけでできます!

わかりやすく教えてくれ!

【面接・記述の評価推測】①合格点を把握して!
まずは最終合格点を把握してください!
これがわからないと推測はできません。
まだ最終合格通知が来てないよ~って方は残念ですが、合格通知が来てからもう一度このページを見てね(^^)

【面接・記述の評価推測】②自分の得点を確認して!
教養は40問中〇点で、専門は40問中〇点ともう一度自己採点してみてください!
※ココがズレていると推測できる可能性がガクッと低くなります。

【面接・記述の評価推測】③自分の標準点を表から見つけて!

こちらが2020年の試験結果をまとめた表です。
左側の数字が教養の得点で、
上についている数字が専門の得点です。
⇒②の点数が標準点で何点か表を使って見つけてみて下さい!
よくわからない方は右下の赤ラインが交差している点が(20点、20点)を基準にしてみて下さい!
教養が1問多く取れているごとに1個上に進み、専門が1問多く取れているごとに左に1個進んでください。

【面接・記述の評価推測】④自分の合格点(①)から標準点(③)を引き算!
①合格通知に記載してある自分の合格点
③今見つけた標準点
⇒合格点(①)から筆記の標準点(③)を引いて下さい!
⇒①-③=④自分が面接と記述で取った点数!

⇒526-297=【④229点】だ!

【面接・記述の評価推測】⑤面接・記述の評価の表から自分の得点を探す!

こちらの表が今年の面接と記述の評価(標準点)をまとめた表です!
手順通りに計算して、計算間違いがないなら、絶対にこの表のどこかにピッタリになるところがあるはずです!
(※国税の記述は5点間隔(例:70点の次は75点))
まずは可能性のある評価を探してください!
⇒例えばネコ君の場合は229点なので、次の2つの可能性がありますよね!
⇒①記述50点&面接B評価
⇒②記述65点&面接C評価
とりあえずこのどっちかな~ってくらいはつかめると思います!

もしうまくいかない人は、教養試験を±1点して①~⑤の手順をもう一度やってみたり、専門の点数を±1点して①~⑤の手順をもう一度やってみたりするとうまくいくことがあるよ!

おとなしく11/2を待っておくよ!

【国家一般職の面接・記述の評価推測手順まとめ】も作ったから、興味があったら国家一般職版も計算してみて~!
よろしくお願いします!!!