名簿利用で国税逆転合格!
体験記&アドバイス
私は現職の国家公務員をしております。
私は平成時代に国税専門官に最終合格しましたが、一度採用漏れになった経験があります。2020年は採用漏れが多いとのことなので、私の体験談が役に立てばと思い、情報提供させていただきました。
よろしくお願いします。
目次
【国税専門官の過年度受験】名簿利用で合格しました!
- 【現役時代】
⇒最終合格で採用漏れ(2つの国税局を受験し、どちらも×)
⇒確定申告のアルバイト開始 - 【翌年】
⇒名簿は残したまま再受験
⇒最終合格できなかったが、名簿利用で採用面接を受験
⇒9月の採用面接では東京国税局は不合格(保留)
⇒翌年2月下旬に東京国税局から内定の電話
全体の流れをまとめると上記のようになります。
(2020年度は最終合格発表日が10月中旬にありました)
【国税専門官の名簿利用】一年目は採用漏れに…
- 【席次・結果】
席次は真ん中より後ろで、面接はC評価でした。 - 【志望国税局】
第一志望:東京国税局
第二志望:関東信越国税局
以下、私の体験記を紹介していきます。
【一年目の体験記】8月下旬に東京国税局の採用面接
第一志望局は東京国税局で、8月下旬に採用面接を受けました。
採用面接の対策を怠っていて本番も緊張していたため質問内容は難しくなかったのですが、上手く答えることができず、保留にされました。
【一年目の体験記】9月に関東信越国税局の採用面接
9月上旬に第二志望から電話が
9月上旬、第二志望局の関東信越国税局から『採用面接を受けませんか』という電話をいただきました。
私は地方に住んでいたため人事から某地方の国税局で、関東信越の再採用面接を実施することになりました。
9月中旬に採用面接実施
9月中旬に再採用面接が実施されました。当時、受験生は私含めて5人ほどでした。
全員集合した後、人事から説明があり面接は1人30分を予定しているとおっしゃっていました。
実際に面接官は関東信越の人事の方ではなく、現地の国税局の方でした。
また、面接は圧迫でした。
質問内容
- あなたは東京国税局に必要ない人材と判断されたからここにいるんだよね、そのことについてどう思う?
- 志望動機について
- (志望動機に対して)その志望動機ってきっかけが直接的ではなくて、どちらかと言えば間接的な動機だよね?直接的なきっかけを教えてくれる?
- (返答に対して)だからそれは間接的な動機でしょ?
- あなたは緊張しているみたいだね。それで国税専門官として務まるのかな?緊張しないように努力していることとかある?
- あなた今回の面接、予備校とかで対策したのかな?答え方がいかにも対策した感じにみえるんだけど?
- 国税でやりたい仕事は?
- 緊張しやすいけど、それで滞納者にうまく説得できるの?
- 最後に質問ある?
9月下旬に不採用の連絡が
結局上手く答えることができず、1週間後不採用の連絡が来ました。
【一年目の体験記】採用漏れになったので名簿を残した
音沙汰がなく、3月上旬に名簿を残すか残さないかの連絡がきまして、残すと答えました。
その頃、再受験することを決めていたので税務署で確定申告のアルバイトをしながら勉強を続けていました。
【国税専門官の名簿利用】二年目の逆転劇までの体験記
- 【席次・結果】
国税専門官の試験は2次試験で不合格
国家一般職を併願⇒最終合格&内定アリ - 【志望国税局】
第一志望:東京国税局
第二志望:関東信越国税局
次の年は国家一般職と国税専門官を受験しました。
結果は国家一般職に最終合格しましたが、国税は択一で点数が稼げず2次で不合格でした。
(国家一般職は内定有・現職です)
【二年目の体験記】名簿利用で第一志望の東京国税局の採用面接を受けた
試験は不合格でしたが、過年度名簿を利用して第一志望局である東京国税局の採用面接を受けました。
質問内容
- この一年間なにをしていたのか?→確定申告のアルバイトをしていました。
- 後は確定申告のアルバイトの話でかなり盛り上がりました。
結果はまた保留になりました。
ちなみに面接官は私が過年度名簿で受験していることを知っていました。
【二年目の体験記】翌年2月に第一志望から内定の連絡が!
そこから音沙汰がなかったのですが、翌年2月下旬に東京国税局から内定の電話がきました。
『今年は辞退者が少なく中々連絡出来なかった。この時期に内定の電話をかけたのは私含めて3人』だとおっしゃっていました。
【過年度名簿】合格者からアドバイス
結果的に国税を辞退して国家一般職に行きました。過年度名簿でもそこまで不利になると思いませんでした。
アドバイス①年度ごとに名簿は分けられている
過年度名簿で東京国税局の採用面接で受付をしたとき、私の名前が受験者リストの中の一番最終ページにあったので過年度名簿の方と今年の名簿で振り分けられているように思いました。
アドバイス②注意事項等を説明する方が面接官でした
これもたまたまかもしれませんが、東京国税局の受験生が全員集まったときの採用面接の注意事項を説明する方(人事の中でもお偉いさん)がいるのですが、その人が私の面接官でした。
もしかすると過年度名簿で採用面接を受けた人は担当する面接官が決まっていたかもしれません。
アドバイス③採用漏れ⇒今までのこと(1年)を主に聞かれた
私は既卒職歴ありでしたが、過年度名簿で採用面接を受けた時に、前職のことは聞かれず、『この1年をどう過ごしてきたか』を面接官は一番知りたかったようでした。実際、確定申告のアルバイトを通じて納税者とどう接してきたのか?そこでどう工夫して業務をこなしてきたのか、そこを上手く答えれたのが内定に繋がったのかなと思います。
アドバイス④無難に再受験をしよう!
これは個人的な意見ですが、人事院面接の際は過年度名簿で受験しているとバレなかったですが、採用面接では今年受験していたかは聞かれたので、過年度名簿で国税に採用されたいのであれば国税を再受験したほうが面接官の印象は良いかと思います。
アドバイス⑤最後に一言
国税専門官になりたいという気持ちを大切にして、一生懸命対策を頑張ればきっと過年度名簿でも報われる日が来ると思います。
皆さんも頑張ってください!
長々話してしまいましたが参考にしただければと思いますm(__)m
名簿利用を検討されている方は参考になったのではないでしょうか。
本気で国税を目指すなら『簿記の勉強』や『税務署でのアルバイト』等と、国税専門官として活躍できる準備をしておくことをオススメします。
私も応援していますので、粘り強くがんばっていきましょう!
また、内定獲得率UPにつながる情報を動画で紹介していますので、こちらも是非チェックしてみて下さい!
↓
【★採用面接のウラ事情】採用面接の評価基準の真実を皆さんに伝えます!
この記事を書いた人
国税専門官の【★名簿利用】について、気になっている人も多いと思いますので、先輩からのアドバイスをお送り出来たらと思います。