はじめまして!ましゅーです!
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特別区の自然科学の出題予想ということで、この記事では、頻出テーマや出題傾向の分析結果、勉強のポイント、向き合い方…等を初学者向けに、まとめて紹介していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
目次
【特別区の自然科学】まず出題数等の概要について
まず特別区の教養試験というのは、一般知能が28問必須解答で
一般知識は20問中12問を選んで解答するタイプなのですが、
自然科学はなんと8問出題されてしまいます!
近年は、『物理』『化学』『生物』『地学』を2問ずつ出題するという、
形で落ち着いています。
※恐らく今年も同じパターンだと思いますので、
数学に関しては、解説しません。
【特別区】自然科学の出題傾向
【特別区】①物理の出題傾向
【特別区】②化学の出題傾向
【特別区】③生物の出題傾向
【特別区】④地学の出題傾向
【特別区の自然科学】対策難易度について
特別区の自然科学は対策難易度はめちゃくちゃ低いです。
今日この記事で、皆さんに頻出テーマや勉強のポイントをお教えしますので、是非効率よく対策してほしいなと思います。
【特別区の自然科学】自然科学との向き合い方
初学者の方でも8問中5~6問は全然狙えるので、この辺りを目標にしてみてほしいなと思います。
特別区の自然科学は過去問のリメイク問題が出る!
というのも、特別区の自然科学は過去問のリメイク問題が出題されるんですよね!
例えば、2020年度、令和2年度の問題を見てみると。
こちらの8テーマが出題されたわけなんですが、ほとんど問題がココ15年程度の過去問のリメイク問題でした。赤文字の問題ですね!
しかも、問われている知識も本当に単純で、問われ方も過去問と同じような感じですから、1週間本気で勉強するだけでも全然点数が違ってくると思います。
恐らく2020年度の試験は、特別区の過去問を本気でやりこんでいた人は6~7点は簡単にとれたと思います。
特別区の自然科学の勉強戦略
なので、文系で初学者の皆さんもなるべく捨て科目にしないでほしいなと思います。
ハッキリ言って自然科学の8問はおすすめです。
では、物理、化学、生物、地学と、それぞれ科目ごとに過去の出題テーマの分析結果や問い方の特徴なんかを伝えながら、ココだけはおさえておけっていうね、出題予想を紹介できたらと思います。
【物理】特別区の自然科学の頻出テーマ分析
では、物理から行きたいと思います。
物理全体のテーマをかなり大雑把に分類すると、力学、波動、電磁気、その他って大きく4つに分けられると思いますが、まぁ力のつり合いだけちょっと別にしてます。
- 力のつり合い
- 力学
(1)等加速度運動
(2)エネルギー
(3)運動量
(4)円運動 - 波動
(1)波の基本的性質
(2)ドップラー効果
(3)レンズ
(4)光の性質 - 電磁気
(1)回路
(2)回路以外 - その他
(1)熱力学
(2)放射線物理学
※これは私が個人的に分類したものです
実際に特別区の物理で、過去に出題されたテーマをまとめるとこのようになります。
【物理】の特別区の過去の出題テーマまとめ
- 【2022年(令和4年)】
⇒波の基本式・屈折率『③波動(1)』
⇒電気磁気関係の法則『④電磁気(2)』 - 【2021年(令和3年)】
⇒円運動(遠心力)『②力学(4)』
⇒変圧器『④電磁気(2)』 - 【2020年(令和2年)】
⇒ドップラー効果『③波動(2)』
⇒電池の端子電圧『④電磁気(1)』 - 【2019年(令和元年)】
⇒力のつり合い『①力のつり合い』
⇒ファラデーの法則・誘導起電力『④電磁気(2)』 - 【2018年(平成30年)】
⇒熱容量『⑤熱力学(1)』
⇒直流回路『④電磁気(1)』 - 【2017年(平成29年)】
⇒運動量・物体の衝突『②力学(3)』
⇒倍率器(回路)『④電磁気(1)』 - 【2016年(平成28年)】
⇒等加速度運動(自由落下・鉛直投げ下ろし)『②力学(1)』
⇒コイルのエネルギー『④電磁気(2)』 - 【2015年(平成27年)】
⇒電磁気分野の法則系知識『④電磁気(2)』
⇒等加速度運動(斜方投射)『②力学(1)』 - 【2014年(平成26年)】
⇒力学的エネルギー保存の法則『②力学(2)』
⇒弦の固有振動数『③波動(1)』 - 【2013年(平成25年)】
⇒円運動『②力学(4)』
⇒直流回路『④電磁気(1)』
⇒ドップラー効果『③波動(2)』 - 【2012年(平成24年)】
⇒直流回路(キルヒホッフの法則)『④電磁気(1)』
⇒運動量・物体の衝突『②力学(3)』
⇒レンズの公式『③波動(3)』 - 【2011年(平成23年)】
⇒力のつり合い『①力のつり合い』
⇒重ね合わせの原理『③波動(1)』
⇒直流回路『④電磁気(1)』 - 【2010年(平成22年)】
⇒万有引力(力学的エネルギー保存の法則)『②力学(2)』
⇒気柱の固有振動数『③波動(1)』
⇒ジュールの法則『④電磁気(2)』 - 【2009年(平成21年)】
⇒等加速度運動(自由落下+跳ね返り係数)『②力学(1)』
⇒レンズの公式『③波動(3)』
⇒直流回路『④電磁気(1)』 - 【2008年(平成20年)】
⇒ドップラー効果『③波動(2)』
⇒クーロン力『④電磁気(2)』 - 【2007年(平成19年)】
⇒波の基本的性質『③波動(1)』
⇒直流回路『④電磁気(1)』
ずらーッと並べてみましたが、
特別区の自然科学は、この過去のテーマがめちゃくちゃ大事なので、よくチェックしておいてほしいなと思います。リメイク問題がでますのでね!
コレは一時停止してみてください!
では、次は出題テーマと傾向を表にまとめて紹介していきたいと思います。
【物理】の特別区の頻出テーマ×傾向まとめ
平成19年から令和4年度までの物理の出題テーマをまとめてみると、この表のようになります。
やっぱり電磁気分野からの出題が多いのが特徴ですね!
そして、昔は波動分野からの出題が多かったんですけど、近年はあんまり出てないよって感じです。
ちょっとこのテーマごとに、勉強のポイントやオススメ単元なんかを簡単に紹介したいと思います。
【特別区の物理】オススメ単元とせんせいからのアドバイス
- 力のつり合い
⇒力の分解の仕方(基礎)だけは最低限おさえておいて欲しいなと思います。力の分解ができるだけで、問題が解けると思います! - じゃあ次は力学分野行きます。
(1)等加速度運動
⇒そろそろ出そう!拒絶反応が無い人は過去問を中心に公式の使い方や原理等を理解しておきたい!特別区の場合は、数的と同じでパターン暗記だけでも対応できます。
(2)エネルギー
⇒そろそろ出そう!拒絶反応が無い人は過去問を中心に公式の使い方や原理等を理解しておきたい!特別区の場合は、数的と同じでパターン暗記だけでも対応できます。
(3)運動量
⇒簡単!問題もワンパターンなので、物体の衝突はマスターしておこう!
(4)円運動
⇒飛ばしてOK - 波動
(1)波の基本的性質
⇒問題難易度&理解難易度が高いので、物理を履修してなかった人は飛ばしてもOKなんですが、暗記だけで対応できる単元はおさえておいて欲しいなと思います。
(2)ドップラー効果
⇒特別区の場合はめちゃくちゃ簡単です!ドップラー効果も解法パターンを暗記するだけでOKなので、絶対におさえておいて欲しいなと思います。
ただね、R2年に出ちゃってるんで、まぁ後回しでもOKです。
(3)レンズ
⇒簡単!そろそろ出そう!範囲も狭いので、おさえておきたい!
(4)光の性質
⇒飛ばしてOK - 電磁気
⇒特別区は電磁気分野からの出題がめちゃくちゃ多いんですが、問題難易度に差があるので要注意です。
(1)特に回路の問題が
⇒超頻出なので、直流回路の基礎的な問題は解けるようにしておこう!文系初学者の方にもココはオススメしてます!でもね、難しい問題も混じっているので、理解難易度が高いものは飛ばしてもOK
(2)回路以外
⇒頻出なのでおさえておきたいが、理解難易度は少し高いです。暗記だけで対応できる単元はおさえておきたいかなってところですね。 - その他
(1)熱力学
⇒熱容量の問題は簡単なので、一応おさえておきたい!
(2)放射線物理学
⇒飛ばしてOK
特別区の物理は、過去のリメイク問題半分、新たな問題半分といったイメージ。
過去問演習が非常に大切なのですが、物理は難問も目立つので、『2問あったら1問捨ててもいいかな』くらいの気持ちで対策しておきたいところ。
最後出題予想ということで、テーマだけまとめておこうと思います。
ココだけやっとけ(物理)
力のつり合い分野は力の分解の仕方ができれば解ける問題。
力学分野では、透過速度運動やエネルギー、運動量の過去のリメイク問題が怪しいかなと思います。
特に物体の衝突の基礎問は要チェックかなと思います。
波動分野はそろそろレンズのリメイク問題が出てもおかしくないかなと思ってます。
電磁気分野は近年難化傾向にあるので、今年あたりで基礎問が出るんじゃないかなと思ってます。
自分の物理の予想はこんなところです。
【ココだけやっとけ(物理)】
- 『力のつり合い』は基礎部分なので、力の分解はできるようにしておこう!公務員試験に出る問題は暗記だけで対応できます。
- 力学分野からの出題もそこそこあって、そろそろ出そうなのでおさえておきたいところ。
『等加速度運動』や『エネルギー』の問題も基礎的な問題だけ解ければOK!
『運動量(物体の衝突)』の問題はワンパターンで、簡単なのでコレはおさえておこう! - 波動分野は最低でも『ドップラー効果』と『レンズ』はおさえておこう!
難易度が高い分野ですが、暗記で対応しきれる部分もあるので、そのあたりもおさえておきたいところ。 - 電磁気分野は近年出題数がめちゃくちゃ多いです。
ただ、問題難易度に大きな差があるので、深追いは禁物。
最低でも『直流回路の基礎』はおさえておこう!
また、暗記で対応できる部分もあるので、そのあたりも手を付けておきたいところ - その他分野は飛ばしてもOKですが、『熱力学(熱容量)』はワンパターンなので、一応おさえておきたいところ。
過去問を解いて、必要な知識を補充していくという勉強法でもある程度得点できるようになると思います!
【化学】特別区の自然科学の頻出テーマ分析
では次は特別区の化学についてです。
まず全体のテーマをかなり大雑把に分類すると、理論と無機化学・有機化学、その他分野の4つに分けれるのですが、理論は2つに分けてます。
- 理論Ⅰ
(1)原子・分子関係
(2)化学反応式・mol計算 - 理論Ⅱ
(1)気体の性質・状態
(2)溶液
(3)酸と塩基・酸化還元
(4)電池・電気分解
(5)熱化学・化学平衡 - 無機化学
(1)周期表
(2)金属・非金属
(3)気体の製法と特徴
(4)工業化学
- 有機化学
(1)有機化合物の知識・反応式
(2)高分子化合物 - その他
※これは私が個人的に分類したものです
実際に特別区の化学で、過去に出題されたテーマをまとめるとこのようになります。
【化学】の特別区の過去の出題テーマまとめ
- 【2022年(令和4年)】
⇒金属『③無機化学(2)』
⇒物質の三態と熱運動『②理論Ⅱ(1)』 - 【2021年(令和3年)】
⇒糖類『④有機化学(2)』
⇒金属結晶の構造『①理論Ⅰ(1)』 - 【2020年(令和2年)】
⇒アルコール『④有機化学(1)』
⇒ボイルシャルルの法則『②理論Ⅱ(1)』 - 【2019年(令和元年)】
⇒アルミニウムの製法・性質『③無機化学(4)』
⇒結晶の種類と性質『①理論Ⅰ(1)』 - 【2018年(平成30年)】
⇒二酸化炭素『③無機化学(3)』
⇒原子の構造『①理論Ⅰ(1)』 - 【2017年(平成29年)】
⇒気体の捕集法・下方置換『③無機化学(3)』
⇒コロイド溶液『②理論Ⅱ(2)』 - 【2016年(平成28年)】
⇒アルカリ土類金属『③無機化学(2)』
⇒電池『②理論Ⅱ(4)』 - 【2015年(平成27年)】
⇒有機化合物『④有機化学(1)』
⇒プロパンの完全燃焼『①理論Ⅰ(2)』 - 【2014年(平成26年)】
⇒化学結合『①理論Ⅰ(1)』
⇒金属の沸点『③無機化学(2)』 - 【2013年(平成25年)】
⇒ボイルシャルルの法則『②理論Ⅱ(1)』
⇒金属元素『③無機化学(2)』 - 【2012年(平成24年)】
⇒工業化学の触媒について『③無機化学(4)』
⇒安息香酸の製法『④有機化学(1)』
⇒原子の構造『①理論Ⅰ(1)』 - 【2011年(平成23年)】
⇒電池『②理論Ⅱ(4)』
⇒コロイド溶液『②理論Ⅱ(2)』
⇒有機化合物『④有機化学(1)』 - 【2010年(平成22年)】
⇒触媒について『⑤その他』
⇒電気分解『②理論Ⅱ(4)』
⇒高分子化合物『④有機化学(2)』 - 【2009年(平成21年)】
⇒蒸気圧曲線『②理論Ⅱ(1)』
⇒ボイルシャルルの法則『②理論Ⅱ(1)』
⇒有機化合物『④有機化学(1)』 - 【2008年(平成20年)】
⇒コロイド溶液『②理論Ⅱ(2)』
⇒有機化合物や無機化合物について『※複合問題』
⇒電池『②理論Ⅱ(4)』 - 【2007年(平成19年)】
⇒最外核電子の数『①理論Ⅰ(1)』
⇒鉄の精錬『③無機化学(4)』
⇒水素・イオン化傾向『③無機化学(3)』
この一覧表のテーマ名を見てもらったらわかる通り、
特別区の化学は、出題傾向に癖があります!
基本的には過去問のリメイク問題が出ることが多いので、過去問はやっぱり超重要ですね!
このテーマ一覧表はめちゃくちゃ大事なので、一時停止してよく見ておいてください!
では、次は出題テーマと傾向を表にまとめて紹介していきたいと思います。
【化学】の特別区の頻出テーマ×傾向まとめ
平成19年から令和4年度までの特別区の出題テーマをまとめてみると、この表のようになります。
◎は、その分野から2問出題
△は、このマークがついている分野から1問出題という意味です。
まぁこの表を見ただけでは、頻出テーマ等のイメージがつかめないと思いますので、化学も初学者に向けて、勉強のポイントや『ここだけはやっておこう』というオススメ単元なんかを紹介していきたいと思います!
【特別区の化学】オススメ単元とせんせいからのアドバイス
- 理論Ⅰ
(1)原子・分子関係の知識は
⇒基礎なので勉強するべき!基本的には覚えるだけの単元で、この知識は他の試験でも使えるので、やっておいて損はないと思います。
(2)化学反応式・mol計算
⇒燃焼反応はめちゃくちゃ簡単なので、そこは解法パターンを覚えておいて欲しいなと思います。 - 理論Ⅱ
(1)気体の性質・状態
⇒ボイルシャルルが超頻出&難易度めちゃくちゃ低いです!ココだけは最低やっておいてほしいところなのですが、R2年の試験で出ちゃったので、後回しでも良いかなと思います。
(2)溶液
⇒なんですけど、コロイド溶液がなぜか頻出!覚える量も少ないので、絶対におさえておいて欲しいなと思います。
(3)酸と塩基・酸化還元
⇒飛ばしてOK
(4)電池・電気分解
⇒ボルタとダニエル電池のところは仕組みを理解しておいてほしいなと思います!過去に何度も出ている頻出テーマです!
(5)熱化学・化学平衡
⇒飛ばしてOK - 無機化学
(1)周期表
⇒基礎なので重要!どうせ向き勉強するなら周期表関係の知識は覚えなければいけないですから、勉強しておきましょう!
(2)金属・非金属
⇒ここも出題が多いです。暗記する量は多いけど、他の試験等でも知識が役に立つんで、一生懸命取り組んでほしいなと思います。
(3)気体の製法と特徴
⇒気体の捕集法と気体の製法・特徴が頻出!覚える量も少ないので、勉強しておいてほしいなと思います。
(4)工業化学
⇒ハーバーボッシュ法やオストワルト法、アルミの精錬や鉄の精錬…等はおさえておくべき!勉強量も超少ないです。特別区は特に鉄とアルミが多め。 - 有機化学
⇒ここの対策が難しい。
(1)有機化合物の知識・反応式
⇒余裕がある人は、過去に出た問題を復習しまくれば、その知識を使わせる問題が出るかも。範囲が広いのでうまく向き合っていきたいところですね。
あとね、令和2年の試験で出ちゃったので、後回しでもOKです。
(2)高分子化合物
⇒過去に出題はあるけど、基本的には飛ばしてもOKかなと思います。
余裕がある人は過去問中心に演習しておいてほしいなと思います。 - その他
まぁ勉強のポイントはこんなところですね!
ココだけやっとけ(化学)
最後出題予想ということで、テーマだけまとめておこうと思います。
完全燃焼系の計算問題とコロイド溶液や電池のリメイク問題、あとは無機化学から金属・非金属の知識が問われる問題あたりが怪しいんじゃないかなと思ってます。
まぁね、先ほども述べた通り、化学も過去に出たテーマをおさえておこうという考え方が重要になってくるので、過去のテーマや実際の問題をご自身でチェックしてみて下さい
【ココだけやっとけ(化学)】
- 理論Ⅰは『原子や分子の基礎』と『完全燃焼』をおさえておくように!
- 理論Ⅱは『ボイルシャルルの法則』と『コロイド溶液』『ボルタとダニエル電池』のところは絶対におさえておくように!
- 無機化学は『周期表』を中心に、それぞれの元素の特徴を覚えておこう!
覚える量は少し多いけど、ココは頑張りどころ!
あと、特別区は『気体の製法・特徴』や『工業化学(〇〇の製法)』がよく出るので、ココもおさえておこう! - 有機化学は、余裕がある人だけでもOK!
基本的には、過去問演習を中心に行って、過去に問われている知識をきちんと参考書等で復習しておくといった勉強法が好ましい!
【生物】特別区の自然科学の頻出テーマ分析
では次は生物行きます!
まず全体のテーマをかなり大雑把に分類すると、このようになるかなと思います。
- 動植物の細胞関係
- 遺伝・DNA
(1)構造や機能等
(2)メンデルの遺伝法則
(3)色々な遺伝 - 代謝
(1)代謝・酵素
(2)同化・異化 - 動物の体
(1)免疫関係
(2)内分泌系
(3)血液関係
(4)肝臓や腎臓関係
(5)神経・脳関係
(6)受容器・効果器関係
(7)動物の行動関係 - 植物の体
- 生殖・発生
- 生態系
- その他
※これは私が個人的に分類したものです
実際に特別区の生物で、過去に出題されたテーマをまとめるとこのようになります。
【生物】の特別区の過去の出題テーマまとめ
- 【2022年(令和4年)】
⇒細胞の構造『②DNA・遺伝(1)』
⇒ヒトのホルモン『④動物の体(2)』 - 【2021年(令和3年)】
⇒動物の発生『⑥生殖・発生』
⇒植物ホルモン『⑤植物の体』 - 【2020年(令和2年)】
⇒DNAの構造『②DNA・遺伝(1)』
⇒生態系における物質収支『⑦生態系』 - 【2019年(令和元年)】
⇒細胞の分化『⑥生殖・発生』
⇒視覚器『④動物の体(6)』 - 【2018年(平成30年)】
⇒生殖『⑥生殖・発生』
⇒発酵『③代謝(2)』 - 【2017年(平成29年)】
⇒DNA『②DNA・遺伝(1)』
⇒ホルモン『④動物の体(2)』 - 【2016年(平成28年)】
⇒ヒトの血液凝固『④動物の体(3)』
⇒植生『⑦生態系』 - 【2015年(平成27年)】
⇒細胞の構造体『①動植物の細胞関係』
⇒ヒトの脳『④動物の体(5)』 - 【2014年(平成26年)】
⇒ヒトのホルモン『④動物の体(2)』
⇒土壌『⑦生態系』 - 【2013年(平成25年)】
⇒カエルの発生『⑥生殖・発生』
⇒植物ホルモン『⑤植物の体』 - 【2012年(平成24年)】
⇒RNA『②DNA・遺伝(1)』
⇒森林生態系における有機物の移動量『⑦生態系』 - 【2011年(平成23年)】
⇒細胞の構造『①動植物の細胞関係』
⇒日本の植物群系『⑦生態系』 - 【2010年(平成22年)】
⇒DNA『②DNA・遺伝(1)』
⇒生物『⑧その他』 - 【2009年(平成21年)】
⇒ヒトの免疫『④動物の体(1)』
⇒遺伝の法則『②DNA・遺伝(2)』 - 【2008年(平成20年)】
⇒双子葉植物の茎の断面『①動植物の細胞関係』
⇒減数分裂『⑥生殖・発生』 - 【2007年(平成19年)】
⇒ヒトの脳『④動物の体(5)』
⇒動物の発生過程『⑥生殖・発生』
生物って範囲は広いんですが、
特別区の生物は、やっぱり出題傾向に癖があります!
物や化学と同じで、基本的には過去問のリメイク問題が出ることが多いので、過去問が重要ということになります。
このテーマ一覧表はめちゃくちゃ大事なので、一時停止してよく見ておいてください!
では、次は出題テーマと傾向を表にまとめて紹介していきたいと思います。
【生物】の特別区の頻出テーマ×傾向まとめ
平成19年から令和4年度までの特別区の出題テーマをまとめてみると、この表のようになります。
代謝からの出題が少なくて、ちょっとマイナーな生態系という分野からの出題数が多いのが特徴かもしれませんね。
では、生物も初学者に向けて、勉強のポイントや『ここだけはやっておこう』というオススメ単元なんかを紹介していきたいと思います!
【特別区の生物】オススメ単元とせんせいからのアドバイス
- 動植物の細胞関係
⇒細胞の構造や機能は生物の基礎なので、絶対におさえておいてください!出題数も多めですし、そろそろ出そうです! - 遺伝・DNA
(1)構造や機能等
⇒DNAとRNAの構造や機能は頻出です!絶対におさえておいてください!公務員試験全体でもよく問われます。
ただ、R2年度の試験で過去問のリメイク問題が出ちゃったので、おさえておくならRNAの方かなと思います。
(2)メンデルの遺伝法則
⇒そろそろ出そうなので、一応おさえておきたいかなといったところ。
(3)色々な遺伝
⇒飛ばしてOK - 代謝
(1)代謝・酵素
⇒特別区専願というなら飛ばしてOKだけど、基礎は理解しておいた方がいい
(2)同化・異化
⇒特別区専願というなら飛ばしてOKだけど、基礎は理解しておいた方がいい!H30に発酵の基礎が問われているので、発行の基礎だけはおさえておきたい。 - 動物の体
(1)免疫関係
⇒公務員試験で頻出のテーマなので、おさえておきたい!体液性免疫や細胞性免疫の基礎は絶対に勉強しておこう!
(2)内分泌系
⇒ホルモンと血糖量の関係は絶対におさえておこう!
(3)血液関係
⇒そろそろ出そう!イメージしやすい単元なので、勉強しておこう!
(4)肝臓や腎臓関係
⇒飛ばしてOK
(5)神経・脳関係
⇒重要です!そろそろ出てもおかしくないので、脳の構造・働きと末梢神経系の働きはおさえておこう!
(6)受容器・効果器関係
⇒ちょっと覚えること多いですが、できればおさえておきたいところ。
(7)動物の行動関係
⇒飛ばしてOK - 植物の体
⇒オーキシンやサイトカイニン等の植物のホルモンは最低でもおさえておきたい! - 生殖・発生
⇒有性生殖や無性生殖、減数分裂、カエルの発生の過程は最低でもおさえておきたい! - 生態系
⇒頻出です!一応、R2年で出題されているので、今年はどうなのかなといったところですが、「日本の植物群系」や「土壌」「バイオーム」等、過去に出題された問題の復習を中心に知識を固めておきたいところです。 - その他
⇒飛ばしてOK
今こんな感じで勉強ポイントを紹介しましたが、
過去に出たテーマの内容をきちんと参考書等を使って復習しておくことが大切だと思います!
冗談抜きで、単純な知識しか問われてないので、そういった基礎問は絶対に落とさないよう意識してみて下さい!
ココだけやっとけ(生物)
じゃあ最後一応、出題予想ということで、テーマだけまとめて紹介しようと思います!
細胞の構造や機能はそろそろ基礎問が出そうかなといったところで、
後は動物の体関係の問題が1問出そうかなと思ってます。
ただね、本当にうるさいようなんですが、過去に出たテーマが全部大事なので、
生物は幅広く、浅くといった感じで
過去問中心に対策するようにしてみて下さい!
【ココだけやっとけ(生物)】
- 細胞分野は、生物の基礎なので、『細胞の構造や役割』をすべてマスターしておこう!
- 遺伝・DNA分野は、『DNAの構造・役割』と、『RNAの構造・役割』をそれぞれマスターしておこう!
基礎知識だけで解ける問題が過去に何度も出題されています。
また、『メンデルの遺伝の法則』も簡単なのでおさえておきましょう! - 代謝分野は特別区は出題数が少ないですが、他の分野にも影響するので、基礎知識だけはおさえておいた方がいいと思います。
- 動物の体分野は公務員試験のマストテーマです!
基本的にはすべての単元に力を入れて取り組みたいところ。
ただ、強いて挙げるとするなら、『免疫の基礎』『ホルモンと血糖量の関係』『血液凝固』『脳の構造・働き』『末梢神経系の働き』が重要だと思います。 - 植物の体分野は重要分野では無いですが、過去に出題もあるので、余裕がある方はおさえておこう!
- 生殖・発生分野は『有性生殖や無性生殖の基礎』『減数分裂』『カエルの発生の過程』は最低でもおさえておこう!
- 生態系分野は特別区の頻出テーマ!
一番重要なのは『生態系における物質収支』で、『植生』『土壌』『植物群系』あたりも過去に出題があるので、おさえておきたいところ。
基本的には過去問はできるだけたくさん解いて、解くのに必要な知識を勉強していくという、勉強スタンスが好ましいと思います。
過去に出題された問題がリメイクされるパターンが多いですから、できれば過去に出題されたテーマはすべておさえておきたいところです。
【地学】特別区の自然科学の頻出テーマ分析
では最後は特別区の地学についてです。
まず全体のテーマをかなり大雑把に分類すると、宇宙、地質、気象、その他の4つに分けられると思います。
- 宇宙
(1)太陽の構造
(2)太陽系の惑星
(3)銀河系・宇宙の知識
(4)天文現象
- 地質
(1)地球の構造・プレート
(2)地震
(3)火山・岩石
(4)化石・地球の歴史関係
- 気象
(1)大気・気象関係
(2)海洋関係 - その他
※これは私が個人的に分類したものです
で、実際に特別区の地学で、過去に出題されたテーマをまとめるとこのようになります。
【地学】の特別区の過去の出題テーマまとめ
- 【2022年(令和4年)】
⇒太陽の表面『①宇宙(1)』
⇒日本の四季の天気『③気象(1)』 - 【2021年(令和3年)】
⇒宇宙の膨張『①宇宙(3)』
⇒海洋『③気象(2)』 - 【2020年(令和2年)】
⇒太陽系の天体『①宇宙(2)』
⇒地球の内部構造『②地質(1)』 - 【2019年(令和元年)】
⇒太陽系の惑星『①宇宙(2)』
⇒大気の大循環『③気象(1)』 - 【2018年(平成30年)】
⇒太陽を構成する元素『①宇宙(1)』
⇒火山『②地質(3)』 - 【2017年(平成29年)】
⇒太陽の表面『①宇宙(1)』
⇒世界の主な海流『③気象(2)』 - 【2016年(平成28年)】
⇒ケプラーの法則『①宇宙(4)』
⇒火山岩『②地質(3)』 - 【2015年(平成27年)】
⇒太陽系の惑星『①宇宙(2)』
⇒地球内部の層構造『②地質(1)』 - 【2014年(平成26年)】
⇒地震『②地質(2)』
⇒太陽『①宇宙(1)』 - 【2013年(平成25年)】
⇒大気の運動『③気象(1)』
⇒銀河系の構造『①宇宙(3)』 - 【2012年(平成24年)】
⇒火成岩『②地質(3)』
⇒ケプラーの法則『①宇宙(4)』
- 【2011年(平成23年)】
⇒地球環境(気象)『③気象(1)』
⇒太陽系の天体『①宇宙(2)』 - 【2010年(平成22年)】
⇒プレート『②地質(1)』
⇒宇宙『①宇宙(3)』 - 【2009年(平成21年)】
⇒銀河系の構造『①宇宙(3)』
⇒地球の内部構造『②地質(1)』 - 【2008年(平成20年)】
⇒地層と化石『②地質(4)』 - 【2007年(平成19年)】
⇒光合成生物について『②地質(4)』
地学は、他の科目と比べて範囲がめちゃくちゃ狭いので、
この過去の出題テーマ一覧を見てもらったらわかると思うんですけど、
被っているテーマがいっぱいありますよね!
一番対策しやすい科目なので、皆さんも地学はポイントをおさえて勉強頑張ってほしいなと思います。
では、次は出題テーマと傾向を表にまとめて紹介していきたいと思います。
【地学】の特別区の頻出テーマ×傾向まとめ
平成19年から令和4年度までの地学の出題テーマをまとめてみると、この表のようになります。
では地学も初学者に向けて、勉強のポイントや『ここだけはやっておこう』というオススメ単元なんかを紹介していきたいと思います!
【特別区の地学】オススメ単元とせんせいからのアドバイス
- 宇宙
(1)太陽の構造
⇒頻出!ココはそろそろ出そうなので絶対におさえておいてください。
(2)太陽系の惑星
⇒覚える量は少し多いですが、惑星の分類やそれぞれの惑星の構造・特徴はおさえておいてほしいなと思います。
⇒ただね、ココはめちゃくちゃ頻出なんですが、R1R2と連続で出題されてるのでR3は怪しい。R3年の受験生は後回しでもいいかなって感じですね。
(3)銀河系・宇宙の知識
⇒そろそろ出そうなので、銀河系の構造と銀河の基礎知識はおさえておいてほしいなと思います。
(4)天文現象
⇒ケプラーの法則もそろそろリメイク問題が出そうなので、ここは最低でもおさえておいてほしいなと思います。 - 地質
(1)地球の構造・プレート
⇒めちゃくちゃ頻出なのですが、地球の内部構造の方はR2年にリメイク問題が出ちゃったんで、プレートテクトニクスの項を中心に勉強しておいて欲しいなと思います。
(2)地震
⇒特別区では頻出では無いですが、過去に出題もありますし、覚える部分が少ないので、一応おさえておいてほしいなと思います。地震ってイメージしやすいですしね!
(3)火山・岩石
⇒特別区は火山の中でも岩石の問題が多いです。そろそろ出そうなので、この辺を中心に勉強しておいてください!
(4)化石・地球の歴史関係
⇒ここ最近出題は無いが、一応過去に出題はあるので、余裕があれば過去問を中心に演習しておくべき。
⇒生物とも内容が重複。 - 気象
(1)大気・気象関係
⇒大気の運動(大気の大循環のところ)は最低でもおさえておきたいところ!
⇒地理とも内容が重複。
(2)海洋関係
⇒飛ばしても問題はないけど、過去にでたテーマ(世界の主な海流等)だけはおさえておきたい。 - その他
特別区の地学は、範囲も狭いですし、過去のリメイク問題が多いので、過去問演習が非常に大切になってくると思います。
ココだけやっとけ(地学)
で、最後一応ね、出題予想ということで、テーマだけまとめて紹介しようと思います!
今年の試験に関しては、宇宙分野は太陽の構造とか、銀河系の構造、この辺りが熱いかなと思います。
ココには載せてないですが、ケプラーの法則も周期的に怪しいので、ココもおさえておいて欲しいなと思います。
地質は、火山辺りが怪しいんじゃないかなと思ってます。
で、気象分野は大気の大循環あたりのリメイク問題が怪しいかなと思ってます。
もしくは世界の主な海流ですね!
じゃ、こんなところで特別区の自然科学の出題予想は終わりにしたいと思います。
特別区は8問も出題されるので、テーマうまく絞って
効率よく対策してみて下さい!
お疲れ様でした!
ではまた!
【ココだけやっとけ(地学)】
- 宇宙分野は全体的に重要なので、幅広く対策しておきたい
中でも『太陽の構造』『惑星の分類・特徴』『銀河系の構造』『銀河の基礎知識』『ケプラーの法則』を中心に勉強しておこう! - 地質分野は『地球の内部構造』と『プレートテクトニクス』が最重要!
次いで『火山の岩石関係』が重要。
『地震』も覚えるところが少ないので、対策しておくべき! - 気象は最低でも『大気の大循環』をおさえておこう!
これ以外は後回しでもOKですが、余裕がある時に『世界の主な海流』だけはおさえておきたい。
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