目次
【特別区・事務】の合格体験記&アドバイスまとめ
私は既卒で2年近く銀行で働いていました。
(少し空白期間あり)
【特別区合格体験記】面接概要
- 拘束時間は1時間半ほど
- 面接時間は約25分
- 面接官は3人、受験生1人
- 面接官は30代後半1名、40代後半2名
面接は最終日で、会場は東京都 大田区産業プラザでした。
【特別区合格体験記】面接試験会場の様子
ブースが64つあり、前半と後半の組で控室が分かれていた。自由席で待機し、案内の方の話で自分が何時からの面接かを知ることが出来る。私は8:35集合で二番目の9:30から面接だった。控室では携帯や本を読むことが出来たが、私も含めほとんどの 人が3分プレゼンの再確認をしていた。なお、控室での私語は厳禁。
【特別区合格体験記】面接官・面接室の様子
大きなホールをパーテーションで区切っている為、かなり面接室の数が多いと感じた。最初は周囲の声が気になるが、面接が進むにつれて自分の世界に入ることが出来たので全く気にならなくなった。ただ、距離はそこそこあるので、ハキハキとゆっくり答えることが大切。
【特別区合格体験記】3分プレゼンの内容(原稿)
ただ今から3分プレゼンテーションをはじめさせて頂きます。よろしくお願い致します。
まず初めに志望動機についてお話をさせて頂きます。私は前職である信用金庫での業務を通じてより多方面から人々の生活を支えたいと考え、公務員を志望致しました。信用金庫の地域密着の理念の元で仕事に取り組む一方、お客様との会話の中では様々な生活に関する不安の声を聞きました。この時の経験より、社会的問題と根本的に向き合い、人々の生活を支えることができる公務員という仕事に関心を持ち、私は特別区の説明会に二度参加しました。そこでは区の職員の方と直接話をする機会があり、区民と正面から向き合いながら大きなやりがいを感じ、働くことが出来るという話を聞きました。そして私も区民と近い距離で生活に貢献をしたいという気持ちが強くなり、特別区を志望致しました。
続いて私の強みであるポジティブな思考についてお話をさせて頂きます。私は前職で営業に出始めた際に毎日50件以上訪問するという目標を立て、お客様の課題解決、契約の成立に向けて取り組んでいました。しかし、外回りにも慣れ始めた3週間が経過しても契約を1件も取ることができませんでした。そこで先輩上司に相談をし、お客様との距離を縮めるために私は独自の顧客ノートを作成しました。契約が取れない時期はとても悔しかったですが、持ち味のポジティブな思考でお客様との会話を増やす工夫をした結果、次第に契約の成立につなげられるようになりました。
最後に、私はこのポジティブな思考を活かして特別区職員として防災の業務に挑戦をしたいです。近年自然災害が多く発生している中で特別区の現状を踏まえると「防災」の課題は非常に重要なテーマであると考えます。私が小学生の時に新潟中越地震で祖父の家が被災し、親族が苦労する姿を間近で見た経験や、昨年の台風15号による被災地への支援活動に参加した経験があります。このような経験から、災害に強い特別区を実現していく為に、困難な課題にも前向きな姿勢で取り組みたいと考えます。
特別区職員として強い覚悟を持ち、一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。
887字で丸暗記で臨みました!
めちゃくちゃたくさん練習しました。
【特別区合格体験記】2次面接の再現(質問内容・回答)
一人目(中央の男性、30代後半くらい、にこやかで若い)
- 難しい質問はしないのでリラックスをして受けてください
- 今日はどれくらいかかったか、迷わず来れたか
⇒1時間半くらい、前の仕事で何度か来たことがあった - (プレゼンを終えて)ちょうど3分くらいだったが?プレゼンは何点か
⇒第一志望なのでしっかり練習をして成果を出せた。100点(笑いが起きて場が和んだ) - なぜ信用金庫を受けたのか(前職の為)、公務員は受けなかったのか
⇒インターンを経験して就職を決めた。受けなかった - 客との様々な会話とは(プレゼンの内容)
⇒災害に対する不安や、高齢者支援の話 - 高齢者との話を具体的に
⇒訪問時に社会的孤立を感じる人と、生きがいを持ちながら生活する人の差を感じた - いつ頃から公務員を目指したのか
⇒一昨年の11月 - 辞めなくてもよかったのでは
⇒リスクはあるが勉強時間の確保がしたかった。前向きな気持ちで退職をした - 防災と高齢者支援(やりたい仕事)以外で特別区の課題2つとその理由
⇒①環境問題・プラスチックごみ、②観光事業・コロナ収束後どのように取り組んでいくか
二人目(左の女性、40代後半くらい、頷きながら聞いてくれた)
- 営業の話をもう一度
⇒プレゼンの内容を簡潔に話しました - 顧客ノートには何を書いたのか
⇒会話で得た客の趣味の話や、客の簡単な似顔絵 - 絵が得意なのか
⇒得意ではない。顔と名前を一致させるために書いた - その結果どうなったか
⇒客との距離が縮まって契約が取れるように - そう思ったエピソード
⇒道端で客から話しかけてもらえるようになった - どれくらいまで成績を伸ばすことができたのか
⇒年金、信託、融資、それぞれを答えた - 大学時代のアルバイトの内容、大変だったこと
⇒大学受験予備校のチューター。生徒の受験勉強のモチベーション維持 - 保護者対応はあったのか、どのような内容
⇒あった、塾のプランの説明など - どのように接したか
⇒様々なプランがあるなかで違い等を相手に分かりやすく伝える工夫をした
三人目(右の女性、40代後半くらい、とてもにこやか)
- とてもハキハキと受け答えをしていて、こちらも聞きやすいと褒められた
- なぜ出身でもない地方のサッカーチームを応援しているのか(サッカーの応援団の話)
⇒母親といとこの影響 - 楽しいのか、どんなところが楽しいのか
⇒楽しい、勝った時の仲間の喜ぶ顔を見たり、選手から感謝された時 - 選手からもそういう声が聞けるのか
⇒SNSを通じて発信してくれるため、聞くことが出来る - 様々な壁とは(面接カードの内容)
⇒勝てない時期が続いた時に、サポーターの心がバラバラになってしまうこと - どのような意見が来るのか
⇒子供から高齢者までたくさんの人がいる為、こんな応援がしたいという意見が多く来る - あなたはリーダー的な立場なのか(太鼓をやっていると面接カードに書いた)
⇒周りから見たらそう見えるが、応援団の中では立場の優劣はない - リーダーはいるのか
⇒いる - リーダーからは信頼をされているのか
⇒されていると思う - 全てを聞くのは難しいが
⇒全てを聞くのは難しいが、寄せられる声にはしっかりと耳を傾けている - この取り組みで得たものを職員としてどう活かすか
⇒協調性、良い区を創るために職員や区民と協力して政策を進める為に活かしたい - 全ての区民の意見を聞くのは難しいが
⇒確かに難しいが区民一人一人に寄り添って対応したい - どうやって区民に寄り添うのか
⇒相手の立場に立って考える - 前職で相手の立場に立って考えたとき、自分の考えと相手の考えは一致していたか
⇒一致することもあったが、しないこともあった - 辞めるとき上司に何と言われたか
⇒もう少し考えてみないかと言われたが、特別区の職員になりたいという気持ちをしっかりと伝えた - とても前向きな〇〇さんが職場に居たら嬉しいが(強みがポジティブ)、落ち込むことはあるのか
⇒落ち込むことはある。しっかりと気分転換をしている - どこでポジティブに考える力を身に付けたのか
⇒高校の部活動
【特別区合格体験記】これから面接試験を受ける方へアドバイス
- 特別区は圧迫面接が多いと聞いていたが、全くそのような雰囲気はなく今までの面接で一番楽しかった。正直ブース運はあると思うが、私のブースはあたりだったと思う(笑)
- 基本的には面接カードとプレゼンの深堀りなので、綿密な自己分析をすることが大切だと思った。
- プレゼンは時間を測っているのか不明だが、私は測られていたと思う。プレゼンはとても緊張したが、しっかりと練習をしたのでノーミスで終わることができ、面接官にとても褒められた。ここで場が和み、私は緊張が解けたのでプレゼンは本当に大切だと思う。
- 私は職歴があるものの、面接カードに書いていない学生時代のアルバイトについて深く聞かれたため、社会人経験の方も高校や大学の話は振り返っておくべき。
- ブースによって様々だと思うが、私はやりたい仕事や政策について全く触れられなかったが、それぞれ2.3つ話のネタは用意するべき。
私は択一64、論文手応えそこそこで職歴1.5年、空白期間1年以上あったが、総合順位は10番台(8196名中)であった。
空白期間があってもしっかりと対策をすれば評価をされるので、頑張ってください。
【特別区・事務①】論文の対策方法について
【特別区の論文について】
- 特別区の論文の文字数
- 特別区の論文の時間配分
- 特別区の論文の頻出テーマ・傾向
- 論文の対策方法
- 私が採用した型(文章構成)
- 特別区の論文の注意点
- 特別区の論文についてのアドバイス!
上記の体験談・アドバイスを別ページで紹介してくれています!
特別区は論文の重要度も極めて高いので、論文が苦手な方や特別区の合格を目指す方は要チェック!
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【★特別区の論文対策】上位1%合格!書き方・コツ、文章構成、注意点、勉強方法等を先輩達がアドバイス!
特別区を受ける人はきっと参考になると思います!