こんにちは😊公務員のライトのましゅーです!
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2025年度から国家一般職の試験に「教養区分」が新設されます。
ポイントをまとめたので、ぜひ、チェックしてみて下さい。
従来の試験区分である国家一般職の試験(専門アリ)とは別の区分になります。
専門アリの試験と併願することはできませんので、専門アリの従来の試験について知りたい方は以下の記事をチェックして下さい。
※本記事の内容は、すべて2024年10月下旬時点での情報です。
目次
【国家一般職】教養区分とは
従来は国家一般職の試験では、憲法や民法、経済学などの専門試験の対策が必要でしたが、この専門試験が実施されないのが「教養区分」です。
【国家一般職(教養区分)】基礎能力(教養)試験とは
基礎能力(教養)試験については、従来の区分(専門アリ)と同じ内容になることが予想されます。
マークシート式の5肢択一式で、試験時間は1時間50分(110分)、30問必須解答です。
また、2024年度から生物や化学といった自然科学の科目や、日本史や世界史といった人文科学の科目など、一般知識科目が廃止され、「自然・人文・社会に関する時事」に変更になりました。さらに、新科目「情報」が追加されるなど、色々な変更がありました。
こちらについて知りたい方は以下のページをチェックしてみて下さい☺
【国家一般職(教養区分)】課題対応能力試験とは
こちらが「課題対応能力試験」の例題です。「速く正確に課題を解く能力についての、多肢選択式(5択)マークシート試験」ということで、事務処理能力試験のような問題が出題されます。
【国家一般職(教養区分)】一般教養論文試験とは
「教養区分:一般教養論文」
一般的な教養を土台とした判断力、思考力についての、論文試験
「従来の区分(専門アリ):一般論文試験」
文章による表現力、課題に関する理解力などについての短い論文による筆記試験
新設された教養区分では、「一般教養論文」試験が実施されます。
一般教養論文の例題
こちらが「一般教養論文」の例題です。社会的に問題とされているものがお題として提示され、課題に対して、国がどのようにどのように取り組めばよいかといった視点が問われています。
ライトの時事本、論文本
論文で出題されるような重要テーマは、「公務員のライトの時事本」「公務員のライトの論文本」ですべて対策可能です。
【国家一般職(教養区分)】人物試験とは
- 面接官:3人(人事院職員 + 各省庁の採用担当者)
- 面接時間:15分程度
- 基本的に面接カードに沿った質問で、部分的に深堀りされる
- 評価はA、B、C、D、Eの5段階評価
- 一般的評価はC評価・目標はB評価以上
人物試験(人事院面接)については、教養区分と従来の区分で同じものになることが予想されます。
【国家一般職】教養区分のポイント
新設された国家一般職の教養区分のポイントをまとめて紹介していきます。
ポイント①:大学3年生から受けることができる
これまで、従来型の専門アリの試験は、大学4年生の年からしか、受けることができませんでしたが、教養区分は大学3年生の年から受けることができます。
※ただし、官庁訪問と呼ばれる各省庁との面接試験については、大学3年生の場合は翌年の官庁訪問から参加できることになります。(大学4年生で教養区分を受けた場合は、その年の夏に行われる官庁訪問に参加することができます)
ポイント②:一次試験日は従来の試験区分と同じ
一次試験日(筆記試験)は、従来の試験区分と同じ日に行われます。
2024年度の場合は、「6月2日」が筆記試験日でしたが、この日に専門アリの受験生と教養区分の受験生は、同時に試験が行われることになります。
※専門アリの区分と併願することができませんので、ご注意ください。
大学3年生と4年生が同じ日に試験を受けることができるのは不思議な感じがしますね🙇
ポイント③:合格者の名簿には6年間名前が載る
国家一般職の試験は、筆記と人物試験(上記の①と③)に合格すると、合格者の名簿に名前が載ります。
教養区分の場合は、
教養区分の場合は、この「資格」が6年間有効になるので、例えば、翌年は筆記や面接試験を受けずに、官庁訪問に参加することができます。
【例】全体の流れ(大学3年生・4年生が教養区分を受けた場合)
教養区分の官庁訪問(就職先の面接)