こんにちは😊公務員のライトです!
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今回は、【国家一般職:経済学】について、紹介していきます。
目次
【国家一般職】経済学の出題数
※オススメは「◎、〇、△、✕」の4段階、勉強難易度は「★」の5段階です。
経済学の出題数は計10問です!ミクロ経済学が5問、マクロ経済学が5問です。
そもそも経済学とは
- 市場の働き
- 家計の行動
- 企業の行動
- 不完全競争市場
- リスクの経済学とゲーム理論
- 公共経済学
- 国際貿易
- 国民経済計算
- 財市場の分析
- 貨幣市場の分析
- IS-LMモデル
- AD-ASモデル
- インフレと失業
- 国際マクロ経済学
- 経済成長
【国家一般職】経済学の過去問を見てみよう!
→答えは『1』です。
【国家一般職】経済学の出題傾向
【国家一般職】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
【価格弾力性】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は需要の価格弾力性の計算がよく出題されますが、需要の所得弾力性が問われる場合もあります。
出題のされ方としては需要関数、または効用関数と価格の数値が与えられ、そこから計算する場合が多いです。計算自体は公式を使えば簡単に解けるものが殆どなので、正確に公式を暗記し適用することが重要です。
需要の価格弾力性や需要の所得弾力性の計算の区別が苦手な受験生は以下の方法で覚えてみましょう!
「AのB弾力性」→「Aの増加量/A÷Bの増加量/B」
【消費者の効用最大化】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は超頻出テーマであり、特にコブ=ダグラス型の効用関数を使った問題が良く出題されます。
出題のされ方としては、コブ=ダグラス型の公式を使ってX財・Y財の最適消費量、その時の価格や所得の値を求めることが多いです。そのため、公式の暗記と適用の仕方はしっかりマスターしましょう。また、いずれかの財の価格を変化させ、変化前の効用水準を達成するために必要な所得を求める問題や、財に課税し効用水準の変化について問う問題も応用としてあるので準備をすると良いです!
【長期の企業行動】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元では長期均衡が比較的よく出題されます。
出題のされ方としては、企業の費用関数と市場の需要関数が与えられて長期均衡における企業数を求める場合と、企業費用関数が与えられて長期均衡価格を求める場合が多いです。長期均衡とは利潤がゼロ、すなわち損益分岐点の状態を指すので、まずは平均費用を微分して損益分岐点における生産量を求めましょう!
出題頻度は高くありませんが、企業の短期費用関数から長期費用関数を求める問題もあります。このような問題の場合、与えられた短期費用関数に資本設備の大きさkが入っています。この資本設備のサイズは短期においては固定的ですが長期においては可変的です。そのため、短期費用関数をkで微分して0になる時のkを短期費用曲線に代入すると、長期費用曲線は求まります。
【独占市場】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は近年の国家一般職おいては出題頻度が高くありませんが、裁判所事務官や特別区では頻出となっています。また、近年の国家一般職で出題されている「複占市場」にもつながるテーマです。
独占企業の利潤最大化や余剰の大きさについて良く問われます。
出題のされ方としては、費用関数と需要関数が与えられ、それらから利潤を最大化する時の
財の価格や生産量、利潤や余剰の大きさについて計算することが多いです。何を問われているのかに気を付けて、的確に解答することが大切です!
【複占市場】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は近年良く出題されており、クールノー競争に関する問題が多いです。ミクロ経済学全体で考えると頻出とは言えませんが、他の受験生と差をつけやすいテーマなので、しっかり取り組みましょう。
出題のされ方としては、企業1と企業2の費用関数と市場全体の需要関数が与えられ、そこからクールノー均衡における価格や企業それぞれの生産量を問われることが多いです。計算手順が少し複雑なので、よく確認しましょう!
また、応用として2つの企業をリーダーとフォロワーに分けて考えるシュタッケルベルグ均衡や、二つの企業でのカルテルも出題されることがあるので、それぞれの違いを理解したうえで用意しましょう。
【ゲーム】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は頻出テーマであり、利得表を用いた出題がほとんどです。
出題のされ方としては、利得表が与えられて、それをみてナッシュ均衡やマックスミニ戦略、パレード最適や支配戦略均衡の判断をすることが多いです。囚人のジレンマについて問われることもあるので意味を確認しましょう。
判別自体は難しくないので、しっかりと対策して得点源にしたいですね!
【貿易政策】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は国家一般職においてはあまり出題されませんが、特別区や裁判所事務官においては比較的よく出題されます。
関税政策が最も出題されますが、輸入割当政策や補助金政策について問われることもあるので、準備をしておくと安心です。
出題のされ方としては、関税政策時の政府の関税収入、余剰分析について問われることが多いです。問題でグラフが与えられていない場合でも、自分でグラフを作成しておくことをおススメします。そうすると、問われている部分が可視化出来て、分かりやすいです!
【課税の影響】ミクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は従量税と従価税についての出題が殆どです。国家一般職ではあまり問われませんが、労働基準監督官では頻出であり、特別区や裁判所事務官でもよく出題されます。
出題のされ方としては、従量税または従価税が課された場合の死荷重の大きさや価格上昇、消費者と生産者の負担割合について問われることが多いです。また、税収が最大となる場合の財1単位当たりの税額もたまに問われるので準備しておくと安心です。
対策としては、従量税と従価税それぞれの式変形や計算方法を押さえることも大切ですが、それぞれの場合に需要供給曲線のグラフがどう動くか把握することが効果的です。グラフの動きが分かると、死荷重の大きさや税収が計算しやすくなりますし、文章の正誤問題が出題された場合に解答しやすいです!
【国家一般職】マクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
【45度線】マクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は国家一般職において頻出テーマで、公務員試験全体でもよく出る分野と言えます。
出題のされ方としては、国民所得(Y)、消費(C)、投資(I)、政府支出(G)、租税(T)の式と条件が与えられて、そこから国民所得の増減などを求める問題が多いです。慣れないうちは計算に時間がかかると思うので、演習量が大切となります。
また、乗数定理を使うと簡単に解ける問題も多いので、しっかりとマスターしましょう!
【IS-LM】マクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は国家一般職において最頻出テーマで、公務員試験全体でも極めてよく出る分野と言えます。
出題のされ方としては、国民所得(Y)、消費(C)、投資(I)、政府支出(G)、租税(T)に加えて、貨幣需要(L)、名目貨幣供給量(M)、利子率(r)、物価水準(P)の式と条件が与えられて、国民所得の増減や条件を満たす政府支出を求める問題が多いです。
クラウディングアウトに関する問題も出題されることが多いので、対応できるように準備しましょう。慣れないうちはグラフを書いて、クラウディングアウトによる利子率の上昇と国民所得の減少を可視化すると、計算しやすいと思います!
また、計算問題より出題頻度は低いですが、文章の正誤問題も出題されるので、政策とIS-LM曲線のシフトの関係や、流動性のわなについてなどは整理しておきましょう。
【消費理論】マクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は国家一般職において頻出テーマです。
出題のされ方としては、消費の4大仮説に関する文章の正誤問題や、それぞれの計算問題が出されます。計算問題では、ライフサイクル仮説と恒常所得仮説について問われることがほとんどなので優先して勉強すると良いです!
また、消費の4大仮説が議論される原因となった、ケインズ型の消費関数とクズネッツ型の消費関数の特徴について出題させることもあるので、準備できると安心です!
【投資理論】マクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は国家一般職において比較的出題されるテーマであり、裁判所事務官でも出題が見られます。
出題のされ方としては、投資理論総論の記述として正しいものを選択する問題や、計算問題が良く出されます。計算問題では加速度原理やジョルゲンソンの投資理論(新古典派の投資理論)、トービンのq理論の計算が良く出題されます。それぞれの公式をしっかりと覚え分けることが重要なので、頑張りましょう!
トービンのq理論については、基本的には平均のqについて問われますが、応用で限界のqについて問われることもたまにあるので、余裕がある方は対策しておきましょう!
【新古典派経済成長】マクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は国家一般職において頻出テーマです。
出題のされ方としては、ソロー・スワンモデルについての計算問題が多く出されますが、文章の正誤問題も出題される場合もあります。ハロッド・ドーマーモデルと対比させて特徴を覚えると、分かりやすいと思うのでおすすめです!
計算問題については難度が高いものもあるので、演習量をこなす必要があります。もちろん、公式を覚えることは大切で、覚えていればほとんどの問題に対処できると思いますが、定常状態から導けるようにすると良いです。公式を忘れてしまった時に対処できるのと、経済成長モデル自体の理解を深められると思うので、1度だけ導出してみる価値はあると思います。
【経済成長その他】マクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は国家一般職において頻出テーマです。
出題のされ方としては、成長会計の計算問題や経済成長理論総論の文章の正誤問題が多いです。
成長会計に関しては、計算自体はそれほど難しくないので、計算方法をマスターして得点源にしたいですね!経済成長理論総論は、ハロッド・ドーマーモデルとソロー・スワンモデルの対比に加えて内的成長理論も抑えられると良いです。
また、景気循環論についてもたまに聞かれるので、波の名前と要因、周期は把握しておきましょう!
【AD-AS】マクロ経済学の頻出テーマ・出題ポイント
この単元は国家一般職において比較的よく出されるテーマです。
出題のされ方としては、与えられた式から総需要曲線を導く問題が多く出題されます。
計算量が多い場合が大半なので、演習量をこなして慣れることが大切です。総供給曲線が与えられて国民所得や物価水準を計算する問題もあるので、対策しておきましょう!
また、マネタリストと合理的期待形成学派のAD-AS曲線について、文章の正誤問題が出題されることもあります。両者は対比して覚えると良いでしょう!
【国家一般職】経済学のオススメ講座
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