コンピテンシー評価型面接を極めてラクに合格しよう!
こんにちは!ましゅーです!
今回のテーマは『コンピテンシー評価型面接』です!
いきなりですが、皆さんに質問です!
コンピテンシー評価型面接ってどんなものかご存知ですか?
・・・はい!
これが理解できているかできていないかだけで合格率が全然違います!
目次
【コンピテンシー評価×公務員】そもそも「面接試験」って何ぞや!
「そもそも面接試験ってなんだ…?」ってところから始まる方も多いのではないでしょうか。
これまでの競争試験、いわゆる高校や大学の入学試験では「筆記試験のみ」の場合が多いですからね!
言葉で説明するよりも図で説明したほうが早いと思いますので
さっそく『公務員の面接試験』についてざっくり紹介していきたいと思います!
ということは…結局「こいつと一緒に働きたい」と思わせられるかどうかの勝負ということです!
公務員の面接試験(コンピテンシー評価型)について
面接試験というのは、質問に対するあなたの受け答えを見て、面接官があなたの人柄、意欲、対人関係能力等を評定する試験のことですね。
公務員の面接試験には傾向があり、大きく分けると国家と地方で違いがあります。
国家一般職や国税専門官など、国家公務員の人事院面接は、面接官が3人、試験時間が15分前後となっており、人物重視の都道府県庁・市町村などの個別面接は、面接官が3~5人、試験時間が20分前後となっている場合が多いです。
当然、これらの形式は自治体や省庁ごとに変わってきますので一概には言えませんが、対策方法は同じなので安心して下さいね!
公務員の面接は点数化される
公務員の面接は『試験』ですから、合否だけではなく、点数化される場合が多いです。
例えば、国家一般職の場合、A~Eの5段階評価となっており、この評価ごとに偏差値と標準偏差、配点比率から自分の得点(標準点)が算出されるわけですね!これらの評価方法や試験概要も自治体や省庁ごとに異なります。
基本的には『面接カード』と呼ばれるエントリーシート、要は「自己紹介カード」に沿って面接が進む場合が多いです。
面接カードに書いていあるネタについて、面接官が突っ込んでくれるということですね!このように会話をしながら自分をアピールしていくのが『面接試験』となります!
面接カードの書き方
面接カードの書き方は超重要なので、別ページで解説してます!
なぜ公務員になるためには「面接試験」を受けなければならないのか?
今までの大学受験などは、筆記試験(勉強能力)だけで合格できるパターンが多かったと思いますが、公務員の試験は筆記+『人物』が見られるわけです。
「なぜ、人物が見られるんだ、今まで通り筆記試験だけで良いじゃないか」と思う方もいるでしょう。
実は私も昔はそのように思っていました。でも、そういうワケにはいかないんですね!
この理由はとても簡単で、公務員と言うのは仕事であり、社会(組織)だからなんです。
特に公務員という仕事では、公務員試験のために勉強した知識や高校・大学で学んだ知識と言うのは活かせる機会が少ないでしょう。
それよりも、その人の人柄・ポテンシャルを重視しているわけですね!
将来この組織を引っ張っていける人材かどうか、職務に適性がある性格か、人間関係でもうまくやっていけるか…等、受験生の人柄や職務適性などの方がよっぽど大事なわけです。
だから、採用担当者もわざわざ1人の受験生に多くの時間を使い、将来有望な人間を選ぶってわけですね。
コンピテンシー評価型面接が公務員でも超流行!
公務員の面接試験では『コンピテンシー評価型』の面接手法が採用されています。
「コンピテンシー?何それ?」って話ですよね!
でも、このコンピテンシー評価型面接を理解しているか理解していないかというのが合否に大きく影響してきます!
詳しく紹介するので絶対に把握しておきましょう!
公務員のコンピテンシー評価型面接とは?
コンピテンシー評価型面接というのは、ぺらぺら話すだけではなく、受験者がある壁にぶつかったときどのように考え、どのように行動してきたのか、また、どのように改善することができたのかなどを聞かれる『受験者の行動特性』を見る面接形式のことです。
…まぁこの説明だけじゃわけわかんないですよね(汗)
具体的にいうと、「部活でキャプテンをしていた」というひとつの発言に対して面接官が「なぜキャプテンになったの?」「自主的に?それとも回りの人から推薦されたの?」「なにか辛いことはあった?」「その壁をどう工夫して乗り越えたの?」…等、このように受験生が実際に行ってきた実体験について深く突っ込み、その受験生の行動特性を探る面接形式のことですね!
公務員のコンピテンシー評価型面接の質問例
公務員の受験生は多いですし、皆平等に採点しなければいけないので、このような面接形式が採用されています。この面接形式の面白いところは、『全員同じような質問がくる』というところですね!
例えば、「学生時代頑張ったことは何ですか?」という質問に対し、受験生はエピソードを話しますよね。このネタに対して、「目標は何だったの?」「あなたが目標達成に対して工夫したことは?」「壁にぶつかったときどうした?…等、『突っ込まれ方』や『展開方法』も決められているんですね。
非常に面白いですよね。面接のネタは基本的に受験生が作るわけですから、公務員の面接試験は『事前準備』が非常に大事になります。
でも逆に考えると、対策しやすい試験方式であるとも言えます!
きちんと対策していけば、絶対に上達するのがコンピテンシー型面接なので、皆さんもきちんと対策していきましょうね!
公務員試験は頑張った人が報われる試験ですからね!
私も面接がとても苦手で最初は全然話せませんでしたが、練習していくうちに話せるようになっていきました!
コンピテンシー評価型面接では「嘘」が通用しない!オリジナルエピソードが大事!
コンピテンシー型面接においては、オリジナリティがあるあなたの特有のエピソードを用意することが非常に重要になってきます。なんせコンピテンシー型面接では『嘘』が通用しませんからね!
嘘をついたらどうなるか、嘘つきのネコ君(受験生役)と受験の神様(面接官役)の実際の会話を紹介します!
…とまぁこんな感じになってしまいますよね(汗)
あなたの人柄や行動特性が見られるということで、『嘘』はなるべく言わない方がいいですね。
ネコ君のようにしどろもどろになってしまうと一番大事な『信頼性』を失ってしまいます。一度信頼性を失うと、「こいつの言っていることは本当か?」と面接官に思われるようになってしまい、その後挽回するのは非常にハードルが高くなってしまいます。
どんなに些細な事でも、ちっぽけな内容でも構いませんので、オリジナリティあるエピソードを話のネタとして話すことが大切です!
コンピテンシー評価型面接では『エピソード』が大事!
先ほどオリジナルのエピソードが大事だといいましたが、なぜこれが大事なのかわかりますか?
面接はただおしゃべりをする場所ではありません。
面接官と受験生のマッチングする場であり、受験生側からすると自分をアピールする場となります。
ということで、『自分をアピールするために』オリジナルエピソードを話すわけです!
なので、ただエピソードを語ったり、自慢話をしたりするのではなく、『エピソードで自分の強みを裏付け』するんですね!
口先(嘘)だけなら何とでも言えますから、その証拠としてエピソード(具体例)を話し、面接官を納得させていく必要があるってことです!
自分の強みを一つの商品だと思って、それをPRするというイメージですかね。「強みは〇〇です。それは~(エピソード)~だからです!」と売り込み、面接官を納得させていきましょう!
【公務員×コンピテンシー評価型】メインディッシュは結果でなく「過程」だ!
ここまでの話をきちんと理解してくれた方はお分かりいただけると思いますが、エピソードで大事なのは結果でなく『過程』です。
留学した~、全国大会で優勝した~、生徒会長をしてた~…等、これらの結果は確かにすごいかもしれませんが、この結果という部分を直接評価してもらえるなんてことはありません。
何度も言いましたが、公務員の面接試験はコンピテンシー型面接!「行動特性」が見られますからね!
もう少し具体的に言うと、「行動に現れる能力・特性」「結果や成果と結びつく能力・特性」が見られるわけです。
そして、これらの「行動特性」に加えて、「人柄」が評価の対象ということです。
例えば、全国大会で優勝したというのは確かにすごい結果ですが、面接官が見たいのはそれに至るまでの『過程』です。
「優勝するためにどんな工夫をしたのか」「どんな辛い壁があったのか」「その壁を乗り越えるためにどう行動してきたのか」…等、その人の「人柄」や「行動特性」がみたいわけです。
この受験生は大きな困難にぶつかったときどう行動するのかな~、これから高い目標を持って仕事に取り組めそうかな~、失敗をバネに成長していけそうかな~なんて思いながら見てます!
この行動特性をアピールするためには、『自己分析』が非常に重要になってきます。
自己分析ができてないと面接は落ちてしまいますが、逆にきちんと出来ていれば絶対に受かるのが公務員の面接試験です!
自分の本当の強みをアピールすることこそが面接攻略の秘訣でもありますから、自己分析はきちんとしていきましょう!
自分の強みがわからないという方は、こちらのページをチェックしてみて下さい!
他の受験生との差をつけるきっかけになると思います。
【公務員のコンピテンシー評価型面接突破のカギ】日頃から「人に好かれる言動」を心がけてみよう!
公務員の『コンピテンシー評価型面接』では、先ほどから説明している『行動特性』が見られるわけですが、個人的には『人柄』『印象』の影響度がかなり高いと思ってます。
→面接官が「こいつと一緒に働きたい」と思えるかどうかが合否に大きく影響するということですね!
コンピテンシー型面接では、面接官に「まずは受験生をリラックス」させるよう指導させており、あなたの本当の姿・人柄を見ようとしてきます。
面接試験という特殊な環境でも緊張せず、面接官と自然に会話し、本心を語ってくれるような雰囲気を作ろうとしてくれるわけですね。
どうでもいい話ですが、「面接官と受験生の心が通じ合い、理解しあえる親密な関係を築く」ことをラポートを形成すると言います。
面接官はラポートを形成するという目的で、面接試験のはじめに「緊張してると思いますが、普段のアナタが見たいので、落ち着いて受けてくださいね」「緊張をゆっくりほぐして答えてくださいね」「今日は雨ですね、どうやってこられましたか?」…等、まったりした会話からスタートすることが多いわけですね!
要は公務員の面接試験では『本来の自分』が見られるわけです!
「面接対策も大事だし、素の自分も大事なの…?」と思う方もいるでしょう。
そうなんです。どちらも大事なんです!
突然ですが、ここで1つ質問です。
『あなたは人に好かれるのと嫌われるの、どちらが嬉しいですか?』
…はい!大半の方が「好かれると嬉しい」と答えてくれたのではないでしょうか。
私も人に好かれた方が嬉しいと思います。何が言いたいのかと言うと、とりあえず面接官を好きになりましょうということです。
これは超大マジメな話で、本気で好意を持っているからこそ、自然といい回答をすることができ、面接官からの印象も良くなるんですね!
心の中で「面接官なんてただのおっさんだろ?」と見下していたとすると、そういった気持ちが自分の言動に出てきてしまったりします。
これらの現象は「好意の返報性」と言ったりもしますよね!
まずは面接官にいい印象を持つことからスタート!
また、日頃から『人が喜ぶ行動』『相手が嬉しいと思う行動』が出来るよう心掛けて生活してみましょう!
ただ面接官と会話していただけなのに合格し、さらに評価も高かったという受験生もいます。
このような人の特徴としては、「人が喜ぶ言動や行動が出来る」というのが会話の中で自然と表れている人に多いです。
【公務員の面接評定シート】評価基準の把握は超重要!
コンピテンシー評価型面接なので、アピールポイントの把握は必要不可欠ですよ!
公務員の面接ではこちらの6項目が評価基準とされている場合が多いです。
- 積極性:意欲、行動力
- 社会性:他社理解、関係構築力
- 信頼感:責任感、達成力
- 経験学習能力:課題の認識、経験の適用
- 自己統制:情緒安定性、統制力
- コミュ力:表現力、説得力
『評定基準』については別ページで解説しています!
効率よく合格したい方は要チェック!
この記事を書いた人
今把握できてなかったとしても、これから理解すればOKです!
さっそくコンピテンシー評価型面接について解説していきますね!