地方公務員の筆記試験!
合格ボーダー点の推測手順を紹介!
こんにちは!偏差値、ボーダー大好きましゅーです!
Follow @koumuin_adviser
今回のテーマは【★地方公務員の合格ボーダー点】です!
教養や専門択一試験があると思いますが、
“一体何点取れば合格なんだ“って受験生の皆さんの気になるところだと思います。
そこで、この記事ではボーダー点の推測方法について、詳しく解説できたらと思っています。
目次
【地方公務員の筆記ボーダー点】まず把握しておいてほしいこと
- ボーダー点は受験先の自治体によって全然違う
- ボーダー点は毎年違う
※SPIやSCOA、独自の試験形式等で試験を行う自治体は推測が難しいです。
※オーソドックスな試験形式から大幅に外れてない場合のみ、推測可能です。
当然ですが、受験先の自治体ごとにボーダー点は違いますし、年度ごとにもボーダー点は違ってきます。
⇒ただ、基準となる点数がわかればある程度推測することができます!
【地方公務員の筆記ボーダー点】推測手順を紹介!
ボーダー点を推測するために必要な情報は上記の4つです。
左側の『筆記倍率』と『試験方式』については、ご自身でHPをチェックしていただき、一緒に平均点と標準点を考察していくといった流れになります。
今から丁寧に解説していくので、皆さんはマネするだけでOKです!
【ボーダー推測手順①】試験倍率を予想する!
公務員試験では、多くの自治体が「偏差値(平均点と標準偏差)」を使って、合格ボーダー点を決定していますので、実はボーダー点というのは試験倍率のことなんですね!
(※一部の自治体では、素点がそのまま得点になるような、古典的な評価の仕方をする場合があります。)
そこで、大体の筆記試験の倍率がわかると、【★合格ライン(偏差値)】がわかるということです!
推測手順①-1:倍率=偏差値であることを把握しよう!
大まかに偏差値と倍率の関係をまとめてみると、↑このようになります。
推測手順①-2:今年の倍率を予想しよう!
- 【採用予定者数】と【申込者数】をチェック!
- 過去のデータを参考にしながら、今年の倍率を予想!
採用予定者の数(枠)は毎年変わるので、まずはココをチェックしなけばいけませんよね!(基本的には新年度版の受験案内が出るまで把握できないことが多いです)
そして、申込者数が更新されたら申込者数と採用予定者数の関係を考察していきます。
例えば、昨年は10名募集に対して、申込者が50人、筆記試験の合格者は25人だとします。
そこで今年は、15名募集に対して、申込者が60人だったら「筆記は30人くらいは受かるかな」等と適当に予想してみて下さい。
また、基本的には、気持ち高めに予想しておいてください。
じゃあその例だと「筆記倍率は2倍くらい」って感じだね!
推測手順①-3:倍率⇒偏差値に変換!
おそらくほとんどの方が偏差値50~55前後の倍率になるんじゃないかなと思います。
中でも倍率が2倍なら偏差値50(平均点)というのが皆さん一番イメージしやすいと思います。
⇒これは平均点を取っていればギリギリ合格ということですよね!
皆さんは、偏差値の合格ラインがどれくらいになりそうかを把握しておいてください!
倍率が2倍以下の場合は偏差値45=1.4倍程度、偏差値40=1.2倍程度というのを目安にしてみて下さい。
一旦、この話は終わりで、次は試験ごとの平均点と標準偏差を考察していきます!
【ボーダー推測手順②】自治体ごとの受験条件をきちんと確認する!
ボーダーを推測するためには、【★平均点】と【★標準偏差】が必要なのですが、これは試験形式によって全然変わってくるので、まずは受験条件をきちんと確認することが大切です。
教養や専門ですら自治体ごとに出題数や出題形式等が違います!
例えば、40問必須解答や50→40問選択解答、55問出題や20問出題、教養light、SPI、独自方式…等と、自治体ごとに採用試験の内容は全然違いますよね!
※冒頭でも言いましたが、独自すぎる試験に関しては、基本的に推測不可能だと思ってください。
【ボーダー推測手順③】平均点と標準偏差の基準を把握しよう!
ほとんど自治体が50問か40問を解答するタイプだと思いますので、この記事では【(1)必須解答型】【(2)選択解答型】の2パターンを基準として皆さんに提示しておこうと思います。
推測手順③-1:(1)必須解答型の平均点と標準偏差の目安
教養50問必須解答
専門40問必須解答の場合
- 【教養の試験データ】
平均点μ=27~28点前後
標準偏差σ=7.0前後 - 【専門の試験データ】
専門の平均点μ=19~20点前後
標準偏差σ=6.5~7.0前後
県庁等でよくある、古典的な試験スタイルですね。
当然、年度によっても自治体によっても平均点と標準偏差は変わってきますが、大体上記のような値で推移すると思ってください。
その手の自治体も大体上記のような平均点と標準偏差であることが多いです。
※ちなみに、技術職や専門職等になると基本的に平均点が少し低くなります。
推測手順③-2:(2)選択解答型の平均点と標準偏差の目安
教養50問→40問解答
専門50問→40問解答の場合
- 【教養の試験データ】
平均点μ=22~24点前後
標準偏差σ=5.0前後 - 【専門の試験データ】
専門の平均点μ=22点前後
標準偏差σ=6.5~7.0前後
こちらは選択解答できるパターンですね!
やはり必須解答型と比べると、平均点は少し高くなってきます。
そりゃ10問は捨てられるわけですから、基本的には上がって当然ですよね!
推測手順③-3:基準点を参考にして受験先を考察!
今2つの基準を紹介しましたよね!
この基準をもとに、自分の受験先の【★平均点】と【★標準偏差】がどうなりそうか考察してみて下さい(^^)
例えば、教養が50問必須解答で、専門が60問⇒40問選択解答と少し特徴的だったとしても
教養は平均点が28点、標準偏差が7くらいで、
専門は平均点が23点、標準偏差が7くらいかな~って推測できますよね!
受験先ごとに問題数や出題形式が違うので、先ほど紹介した2つの基準をもとにご自身の受験先で考察してみて下さい!
【ボーダー推測手順④】条件がすべて整ったら計算!
①~③までの手順で、ボーダー推測に必要な
【★倍率(偏差値)】【★平均点】【★標準偏差】の値をすべて把握することが出来ました。
ボーダー推測の計算式まとめ
※σは標準偏差です。
※教養は40問解答なら標準偏差は5前後、50問解答なら標準偏差は7前後だと思ってください。
※専門の標準偏差がわからなかったらとりあえず7にしておいてください。
もし筆記倍率が6倍くらい(予想)なら、偏差値60程度の点数が合格ボーダー点となります。
平均点が20点、標準偏差が7だとすると、合格点は27点ということになります。
(1)教養50問必須解答+専門40問必須解答の例(全体)
必須解答式で、試験条件を教養28点/50点(σ=7)、専門20点/40点(σ=7)と予想しました!
この条件なら上記のような得点が、ボーダーの目安となります。
(1)教養50問必須解答+専門40問必須解答の例(50~55)
よくある筆記倍率が2~3倍前後なので、ココだけ細かく紹介しておきます。
(2)教養50問→40問解答+専門50問→40問解答の例(全体)
選択解答式で、試験条件を教養24点/40点(σ=5)、専門22点/40点(σ=7)と予想しました!
この条件なら上記のような得点が、ボーダーの目安となります。
(2)教養50問→40問解答+専門50問→40問解答の例(50~55)
こちらも、よくある筆記倍率が2~3倍前後なので、ココだけ細かく紹介しておきます。
大体の目安にしていただければと思います。
一応、最後にもう一度注意点
※地方の試験は平均点も標準偏差も公開されていない場合が多いですし、当然試験の難易度は毎年違います。
また、出題内容も受験先ごとに違うので、同じ40問必須解答性だったとしても、平均点に大きな違いがある場合もあります。
今回この記事で紹介したボーダーは一般論的なものだと思ってください。
【地方公務員の筆記ボーダー点】推測手順まとめ
- 「採用予定者数」と「申込者数」をもとに【★倍率(偏差値)】を予想
- 試験条件を把握する&本記事で基準を覚える
- 【★平均点】と【★標準偏差】を予想してみる
※標準偏差は教養40問は5、教養50問なら7、専門試験は40~50問で6~7くらいで計算
★部分を予想して、上記の表に数字を代入すれば大体のボーダー点を推測することができます!
何となくイメージつかめたでしょうか?
これで地方公務員のボーダー点の解説は終わりです。
だいたいのボーダー感覚が伝っていれば幸いです。
【地方上級】教養試験のオススメ講座
この記事を書いた人
今回は『行政職』の方のボーダー推測手順を紹介していきます!
技術職や専門職の方は、教養試験が行政職より少し低く、専門試験は行政職と変わらないくらいだと思っておいてください。(※技術等は受験人数が少ないので、ムラが大きいです)