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【地方公務員の役割】3分でわかる!?元地方公務員が教える!仕事内容・職種・役割がまるわかり!

    地方公務員の役割・仕事内容をサクッと紹介!

     

    実際に地方公務員で働いていた私が、地方公務員の仕事内容役割をまとめて解説します!

    【この記事で紹介】

    • 地方公務員の一般職と特別職について
    • 地方公務員の種類(職種)について
    • 地方公務員の役割について
    • 地方公務員になるには?

    本記事は、上記のような疑問を払拭するための記事となってます!

     

    【地方公務員とは】一般職と特別職

    地方公務員の仕事内容!一般職と特別職について!

    「地方公務員」とは、地方の機関(都道府県庁・市町村)で働く公務員のことです。

    地方公務員は大まかに2つに分類されます。

     

    地方公務員の分類

    地方公務員
    • 【特別職】
      都道府県知事や副知事などは特別職
    • 【一般職】
      都道府県庁や市町村の職員などは一般職

    主に県庁や市役所で働く人をイメージすると思いますが、実は警察官や消防官だけでなく県知事なども地方公務員なんですね。

    基本的にみなさんが受ける試験は一般職となりますので、今回は一般職についての説明をしていきたいと思います!

     

    地方公務員の職種について解説!

    地方公務員の仕事内容!職種・種類について紹介!

    地方公務員にはいろいろな種類があります。
    自分が志望している自治体の受験案内を見れば色々書いてあると思いますが、まとめるとこのような職種があります。

     

    【地方公務員】種類は大きく4つ!

    地方公務員の種類
    • 行政職
    • 技術職
    • 公安職
    • 専門職(免許職)

     

    一般行政職

    オールラウンダー(ゼネラリスト)なのが一般行政職で、
    様々な部署で活躍することがあります。

    試験種としては、一般行政職、事務職、警察事務、教育事務…等があります。

     

    技術職

    一般行政職がゼネラリストなのに対し、
    技術職はある一定の分野の仕事を行うことになります。
    どちらかと言えば、スペシャリストとなりますが、結局様々な部署で色々な仕事をこなすことになります。

    試験種としては、土木、電気、建築、機械、化学、物理、農業、林業、水産…等があります。

     

    専門職

    専門職の場合は、本当のスペシャリストということで、一定分野・部署の仕事に従事することになります。
    また、特定の大学卒業や資格取得が受験条件に課されていたりします。

    試験種としては、福祉、心理、放射線技師、薬剤師、栄養士、幼稚園教諭・保育士…等があります。

     

    公安職

    公安職というのは、皆さんご存じ消防官警察官のことです。

    このように地方公務員にはいろんな種類があります!

     

    地方公務員の役割について解説!

    仕事内容は治安・教育・交通など「地域に関わることのすべて」となります。
    ⇒実際に自治体が行っている施策の分野は、行政サービスだけでなく防災、高齢者支援、上下水道…等とものすごく幅広いですよね!

     

    【地方公務員の役割】仕事の幅は広い!

    皆さんも自分が受験する自治体の組織図は一度きちんとチェックしておいてください。

    イメージしやすいように、静岡市役所を例として内容をざっくり紹介しますね!

     

    組織図(例)

    • 【区役所】
      ⇒戸籍住民課、保険年金課、地域総務課…等
    • 【総務局】
      ⇒秘書課、広報課、総務課、人事課、ICT推進課、職員厚生課、危機管理(防災)課…等
    • 【企画局】
      ⇒企画課、アセットマネジメント推進課…等
    • 【財政局】
      ⇒財政課、契約課、税制課、納税課、市民税課、固定資産税課…等
    • 【市民局】
      ⇒市民自治推進課、男女共同参画課、生活安心安全課、戸籍管理課…等
    • 【観光交流文化局】
      ⇒観光・MICE推進課、国際交流課、スポーツ推進課、文化振興課…等
    • 【環境局】
      ⇒環境保全課、ごみ減量推進課、廃棄物対策課、廃棄物処理課…等
    • 【保健福祉長寿局】
      ⇒福祉総務課、健康づくり推進課、障害福祉企画課、障害者支援推進課、高齢者福祉課、介護保険課…等(健康福祉)
      ⇒保健衛生医療課、こころの健康センター、保健予防課、食品衛生課、精神保健福祉課…等(保健衛生医療部)
      ⇒病院総務課、病院施設課…等(病院関係)
    • 【子ども未来局】
      ⇒子ども未来課、幼保支援課、こども園課、子ども家庭課、児童相談所…等
    • 【経済局】
      ⇒産業政策課、産業振興課、商業労政課…等(商工関係)
      ⇒農業政策課、農地利用課、農地整備課、治山林道課、水産漁港課、中山間地振興課…等(農林水産関係)
    • 【都市局】
      ⇒都市計画課、交通政策課、市街地整備課、緑地政策課、公園整備課…等(都市計画関係)
      ⇒建築総務課、建築指導課、住宅政策課…等(建築関係)
    • 【建設局】
      ⇒建設政策課、技術政策課、土木管理課、河川課…等(土木関係)
      ⇒道路計画課、道路保全課、道路整備課…等(道路関係)
    • 【会計室】
      ⇒会計課…等
    • 【消防局】
      ⇒消防総務課、財産管理課、予防課、査察課…等(消防関係)
      ⇒警防課、救急課、指令課、航空課…等(警防関係)
      ⇒消防署
    • 【上下水道局】
      ⇒水道総務課、お客様サービス課、水道基盤整備課、水道施設課…等(水道関係)
      ⇒下水道総務課、下水道計画課、下水道建設課、下水道維持課、下水道施設課…等(下水道関係)
    • 【教育委員会】
      ⇒教育総務課、教職員課、教育施設課、学校教育課、児童生徒支援課、学校給食課、教育センター、中央図書館…等
    • 【選挙管理委員会】
      ⇒選挙管理委員会事務局…等
    • 【人事委員会】
      ⇒人事委員会事務局…等
    • 【監査委員会】
      ⇒監査委員会事務局…等
    • 【農業委員会】
      ⇒農業委員会事務局…等
    • 【議会】
      ⇒議会事務局…等

    このように部署名等を整理してみるとおもしろい…!
    皆さんの生活と直接関係のあるものばかりですよね!
    ⇒私たちが安心安全に毎日暮らせているのは、公務員の皆さんのおかげだと思います!

     

    行政サービスの手続きだけじゃなくて、ごみ処理や上下水道、地域活性化、高齢者支援や子育て支援、都市計画やまちづくり、産業振興、防災…って本当にやることがたくさんあるんだね!
    うん!地域の人々や業者さん、会社…等と様々な人と調整をして、皆の生活を支えているってことだね!

     

    【地方公務員】分野・部署ごとに役割がある

    そして、先ほど「地方公務員の種類」をたくさん紹介しましたが、
    この職種に応じて、行政サービス、都市計画、消防、水道、交通、教育、文化事業など、配属されやすい部署(仕事)が異なります。

     

    主な配属先

    主な配属先
    • 【行政職】
      ⇒行政職で受ける人は、基本的にはすべての部署に配属される可能性があります!
    • 【技術職】
      ⇒技術職はもちろん職種ごとに違いますが、【都市局】【建設局】【経済局】【上下水道局】【危機管理(防災)】【環境局】とこの辺りの部局・部署に配属になることが多いと思います。
    • 【専門職】
      ⇒専門職は、基本的には専門性が活かせる特定の部署に配属になります。例えば、福祉職なら健康福祉センターや保健所、心理職なら児童相談所…等ですね。
      もちろん、公務員なので確実に狙った仕事ができるわけではありません。福祉職等なら【保健福祉長寿局】関係の部署に配属されることが多い等と思っておいてください。
      ただ、資格職の場合はある程度専門的な仕事を行うことになります。例えば、管理栄養士ならそれを活かせる部署に配属になります。
    • 【公安職】
      ⇒公安職は公安系の部署に配属されます。

    なるほど~!いろんな種類の人がそれぞれの仕事をこなして、俺たちの生活を支えているんだね!
    地域で暮らす人全員が安心して快適に生活することができるように仕事をすることが地方公務員の役割ってことだな!

     

    人事異動は3~5年周期

    そして、地方公務員の場合はだいたい3~5年周期人事異動があります。
    部署が変わるので、一気に仕事内容が変わることもあります。

    これは将来活躍する人間を育てるために、色々な部署の考え方や仕事内容を把握させようという狙いがあります。
    ⇒将来組織を引っ張る人間になるためには、部署ごとの仕事内容や現状等をきちんと把握していなければいえませんからね!

     

    なるほど!
    俺は【都市局】の仕事に興味があるな~!都市計画やまちづくりに関係する仕事がしてみたい!
    仮にそこの局長になるなら、現状だけじゃなくて細かい事業や取組まで把握していないといけないもんな。組織のトップも大変だと思うわ…。

     

    【地方公務員の適性】どういった人が活躍できる?

    地方公務員に向いている人もいれば、そうでない人もいると思います。
    実際に私は地方公務員には向いていない性格だと思います(笑)

    そこで、実際に働いていた私がどんな人が地方公務員に向いているのかを、独断と偏見で紹介していこうと思います。

     

    地方公務員にはこんな人が向いていると思います!

    地方公務員の適性
    • 地元で働きたいと思っている
    • 地元をより良いものにしたいと思える
    • 自分のためより人のために働くことにやりがいを感じる
    • 何か一つを極めるのではなく、バランスよく取り組むことができる性格
    • 個人より集団でいる方が好き・チームプレーが得意
    • 他の人とコミュニケーションを取るのが好き
    • 人と話すのが得意・好き
    • 他の人とすぐに打ち解けられる・信頼関係を築くのが得意
    • 真面目にコツコツ努力できる・粘り強い
    • 使命感が強く、向上心がある
    • 主体性がある
    • 積極的に物事にチャレンジできる
    • 打たれ強い、ストレスに強い人
    • 調整役が得意な人
    • 相手の立場に立って物事を考えることが出来る
    • 課題を解決するために粘り強く向き合える人…等

    主なキーワードは【コミュニケーション能力】【強い使命感・高い倫理観】【主体的に行動】【問題意識・改革意欲】【チームプレー】と、この辺りかなと個人的には思います。

     

    地元住民のために一生懸命頑張りたい、よりよいまちをつくっていきたい等とこういう想いも大事だと思います。

     

    職種ごとにも適性は違う

    行政職、技術職、専門職、公安職…等とそれぞれ適性は違ってくると思います。
    皆さんも受験先の職員がどんな人材を求めているのか、どんな人が活躍できるのか考えてみましょう!

     

    どうやったら地方公務員になれるの?

    地方公務員になるためには、その自治体が実施している職員採用試験に合格しなければなりません。
    自治体ごとに異なりますが、一般的にはこのようなフローになります。

    採用試験の内容
    1. 【1次試験】
      教養試験と専門試験
    2. 【1次合格発表】
    3. 【2次試験】
      小論文試験と集団討論試験、個別面接試験
    4. 【最終合格】

    ※当然、自治体ごとに採用試験の内容は異なります。

    基本的には最終合格することで、就職内定が確定します。
    ⇒そこの職員として活躍できるということですね!

     

    採用試験の内容や試験の流れについては、以下の記事を参考にしてください(^^)
    独学で地方公務員を目指す方を本気でサポート!

     

     

    地方公務員の仕事や役割、職種まとめ

    【まとめ】

    • 「地方公務員」とは、地方の機関(都道府県庁・市町村)で働く公務員のことで、
      地域で暮らす人全員が安心して快適に生活することができるように仕事をする役割があります。
    • 仕事内容は職種によって様々ですが、職種ごとに自分にまかされた役割をこなし、そのまちの快適な暮らしを守っています!
    • 採用に関しては、一度自分の興味がある自治体のHPをチェックして、どういった試験が行われるのかきちんと把握するように!

    受験できる職種は基本的に1自治体につき1つまでなので、自分が興味のある仕事を探してみて下さい!

    将来、皆さんが地方公務員として地域を支えてくれることを楽しみにしています!

     

    ではこれで地方公務員の仕事に関する記事は終わりです。

    長々とお疲れ様でした!!

     

    この記事を書いた人