模範解答はNG?
公務員の面接で頻出の質問の回答ポイントを紹介していくシリーズ!
勝手に始めていきたいと思います!
今回は『なぜ民間じゃなくて公務員なの?』という質問に対する私の意見を紹介したいなと思います。
ただ、自分が今回この記事で伝えるポイントは模範解答的なものではありません。
あくまで『伝え方』のポイントです。
なぜかというと、綺麗な返答をすることが目的ではないからです!
目次
【なぜ民間じゃなくて公務員?】まず目的を理解しよう!
自分がいつにもまして、なぜこんなに強く言うのかというと、目的と手段を履き違えてしまっている人が多いなと感じるからです。
「なぜ民間じゃなくて公務員なんですか?」というのは頻出質問なので、回答文を一生懸命考えている方も多いと思います。
特に真面目な方ほど『いい答えを言わなきゃ』って思ってね。
模範解答を作って、それをそのまま伝えようとしてしまっている印象があります。
模範解答をを一生懸命作るのは、全然問題ないと思うんですけど、その目的はきちんと理解できているでしょうか?
【なぜ民間じゃなくて公務員?】この質問に答える目的とは?
目的は面接官の質問に答えて、納得してもらうこと、これに尽きると思います。
自分が面接官になった時に、何が知りたいって質問の通りで、『なぜ民間じゃなくて公務員を選んだのか』ということが知りたいんですよね。
究極な話、面接官が納得してくれるならどんな回答でも問題ないと私は思います。
【なぜ民間じゃなくて公務員?】納得させるためにどうするか
でも面接官もそう簡単には納得してくれないですから、頭の働かせ方としては『どうやったら面接官を納得せられるのか』『自分の公務員への気持ちはどうやったらうまく伝わるのか』このようなところだと思います。
目的を達成するために、オリジナルの回答を用意したり、面接がうまい人の回答を参考にして文章を作ったりするんですよね。
そう、こちらが手段です!
この手段の部分が目的になってしまっているっていう人は冗談抜きで多い印象があります。
【なぜ民間じゃなくて公務員?】絶対に根本部分を忘れないで!
一生懸命模範解答を作るのに夢中になって、肝心の面接官を納得させなきゃっていう根本部分を忘れてしまっているって人のことですね!
どっかの誰かが考えたような模範解答をそのまま面接官に伝えて面接官が納得してくれると思うなら、模範解答を利用するのもアリだと思いますが、自分はそうは思いません。
じゃあどうやったら面接官を納得させられると思うか、ココからは私の意見を話そうと思います。
【なぜ民間じゃなくて公務員?】面接官を納得させるための2つの側面
自分の考えはコレです。
この手の質問の回答については、素直な実体験を話すのが一番なんじゃないかなと思ってます。
いい回答を答えるというよりも、面接官の質問に答えつつ、素直さや誠実さ、真面目さ、この辺りを伝えていきたいな~って感じです。
回答の内容ももちろんですが、その場の印象、話し方もすごく大事だと思います。
演技というと少しいやらしいですけどね(笑)
【なぜ民間じゃなくて公務員?】素直な実体験って何だ?
それでね、この素直な実体験って何だって話ですが、皆さんはきっとこの質問に答えるために、絶対に何か行動したはずです。
インターネットで調べたり、実際に働いている人に聞いたり、中には民間の説明会に足を運んだ方もいると思います。
自分はポイントがこの行動部分にあると思います!
皆さんは民間と公務員の違いについて一生懸命勉強して、考えて、そんな中でも公務員を選んだわけですよね!
これをそのまま文章にすればいいんじゃないかなと自分は思います!
良い文章を作ろうと必死になりすぎて、この素直な行動部分を伝えるのが一番だということを忘れてしまっている人が多い印象がありました。
じゃあどういう内容を話せばいいんだという話になると思いますので次は具体的な文章構成について紹介します!
【なぜ民間じゃなくて公務員?】3つのポイントをおさえて面接官を納得させよう!【回答例・記入例アリ】
自分がもし民間じゃなくて公務員の理由を聞かれたらこのような3段構成で理由を答えたいなと思います。
ではそれぞれ文章の例を紹介していきます!
文章構成&回答ポイント1:自分の理想
まぁこの①の理想部分は別になくてもOKですが、一応今回は理想部分を入れたパターンで紹介したいと思います。
理想部分も参考ということで2パターン用意しました。
骨組みを紹介していくだけなので、接続詞は省略していきます。
文章構成&回答ポイント2:素直な実体験+感想・意見
②の自分の意見感想はどのパターンでも同じような内容なので1パターンのみ紹介します。
こんな感じで自分の行動に対して素直な意見を話せばOKだと思います。
ちなみに行動部分に関しては、実際に自分が行動したことなら説明会でもインターネットでもなんでもOKです!
文章構成&回答ポイント3:理想と公務員がマッチ(まとめ)
そして、最後に伝えたいことのまとめですね!これも2パターン用意しました。
こんな感じで自分は公務員の仕事や役割に魅力を感じていると伝えればOKです。
少し回答が長いなと感じた方もいるかもしれませんが、回答の長さよりも『面接官が知りたいポイント』に回答をきちんと投げられているかの方が大事だと思います!
面接で大事なのは言葉のキャッチボールですからね!
ということで『~こうこうこういう理由で民間でなく公務員を志望しました』って一文で締めたいですよね!
【なぜ民間じゃなくて公務員?】回答が抽象的でいいの?
どうでしょう?私が今回用意した文章、すごく抽象的だと思いませんか?
そもそも質問の『民間』というのも抽象的ですし、『公務員』というのもめちゃくちゃ抽象的ですよね!
なので、返答もこれくらい抽象的で全然OKだと思います!
何ていったって目的は面接官を納得させることで、これは達成できていると自分は思います!
【なぜ民間じゃなくて公務員?】伝え方のポイントまとめ
大事なのは実際に自分が民間と公務員の違いについて考えるにあたって行動したことをそのまま話すこと、そしてその時の感想等を素直に伝えることだと思います。
ただこの時注意してほしい点が2つあります。
【なぜ民間じゃなくて公務員?】回答する時の注意点①
それは『民間企業を否定しない』ことと『どちらも魅力はある』ということをベースにすることです。
面接官も民間より公務員が優れている~などといった回答は求めていません。
ただ根本的な役割部分等が違うだけなので、この点は気を付けるようにしてください!
【なぜ民間じゃなくて公務員?】回答する時の注意点②
あと、当然の話なのですが、本番での話し方や表情等もめちゃくちゃ重要なので、暗記したものを話すのではなく、自分の意見を素直に述べるよう意識してみて下さい!
文章の中身なんかより印象の方がよっぽど大事ですからね!
【なぜ民間じゃなくて公務員?】この回答例、皆さんはどう思いましたか?
皆さんが面接官だったとして、この回答はどんなふうに思いましたか?
私は今回紹介した③つのポイントをおさえて回答することで面接官は『この人は自分の将来のことをきちんと考えて、公務員を選んでくれたんだな』って思ってくれると思いました!はい(笑)
【なぜ民間じゃなくて公務員?】回答例の評価ポイント①
サラッと評価ポイントを紹介すると、まず①では自分のやりたい理想部分についてエピソードで裏付けしておいてある点が良いですよね!
【なぜ民間じゃなくて公務員?】回答例の評価ポイント②
次②の行動+感想部分ですがここが重要で、ピンクの部分で勉強熱心な感じとか真面目な感じが伝わりますよね!
そして、仕事を勉強したと伝えた後に、青下線部分の文章を持っていくことで将来活躍している自分のビジョンが見えているんだなって安心感が面接官に伝わると思います。
【なぜ民間じゃなくて公務員?】回答例の評価ポイント③
そして最後③のまとめは赤線部分で、やる気や熱意など、今後活躍してくれそうな感じを伝えられている点が大きいと思います!
当然、ここまで面接官の気持ちを意識して回答を作る必要はありませんが、素直な自分の行動とその意見をきちんと伝えて回答を作れば、自然とこのような良い印象が面接官に伝わると思います!
【なぜ民間じゃなくて公務員?】せんせいから一言
はい、ではこんなところでこの動画は終わりたいと思いますけど、面接というのは基本的に100%正しい回答というのが存在しません。
なぜかというと、面接官の判断基準というのは面接官によって違うからです!面接官も人ですからね!
ということで、今回自分が紹介した、『伝え方』が良いなと思ってくれた人は、この記事の内容を参考にして自分なりのオリジナル回答を作ってみて下さい!
皆さんの合格率を上げる面接系の動画もYoutubeでUPしていますので、この辺りもチェックしてみて下さい(^^)
ではお疲れ様でした!
この記事を書いた人