公務員のライト
パンフレットはこちら

【合格者座談会⑤】なつめさんからのアドバイス!主に県庁・地上!

 

2021/3/6に合格者座談会を開催しました!
合格者の皆さんに質問しまくったわけですが、それだけでは伝えきれない部分もあるので、合格者の皆さんからのアドバイスをブログ記事として紹介したいと思います!

 

【合格者座談会⑤】なつめさんからのアドバイス!

【簡単なプロフィール】

  • 主に『地方上級(大卒警察事務)』の質問に回答します!
  • 地方上級(大卒行政)の質問もOK!
  • また、民間企業も4社併願していたので、公務員と民間の併願でお悩みの方の質問にも答えられると思います。

イヌのアイコン(水色)の方からのアドバイスです!

 

私は、一つの問題で分からないのがあると拘って時間掛けてしまう癖があります。
合格者様は分からない問題出ると後回しそれとも分かるまで考えるでしょうか。
試験までに問題数熟すにはどうすればいいかお聞きしたいです。

わからない問題は後回しします。他の問題をこなしたりするうちに、それらの知識を応用して解けることあるかもしれませんし、問題集を周回する中で、何度もわからない問題に触れることで、感覚的に解法を掴めることもあります。わからない問題のために、ひとまずは、わかる問題をこなしていきましょう。

 

あと、論文対策に面接対策はどうしていたかお聞きしたいです。
周囲に添削する人や面接の指摘する人が居ない場合どうするかも聞かせて欲しいです。
すみませんが、力貸してください。

面接対策

面接対策は、面接対策専門の塾に頼ることもありましたが、基本は自分で行いました。面接カードから想定される質問を考え、回答を考え、その回答がどのように深掘りされるかを考え、またか回答を考え、というように、自分で面接官と受験生を演じて対策しました。

 

論文対策

私は論文を添削してくれる人がいなかったため、寺本さんの小論文対策本を買って、読み込みました。基本的に、誤字脱字気をつけて、手本と同じような論文構成や政策に、自分の体験から得た考えを付け足せば、合格ラインの論文は出来上がると思います。

 

教養や専門科目、その他面接や論文対策などの皆さんの勉強スケジュールと1日の勉強時間を聞きたいです。

大学3年の11月までには、専門科目をひととおり学習し、11月からスー過去などで量をこなしていきました。論文は手本を読み込めば大体の感覚は掴めるので、大学3年の12月くらいには暇がある時に参考書の手本を読んでいましたが、これはもう少し早く取り組むべきだったと思っています。面接対策は、民間企業を併願するのであれば、1月に自己分析を始め、公務員試験の面接対策は、それらを基盤に、1次試験終了直後から始めましたが、案外間に合いました。大学3年の時は、公務員試験の勉強は平均して1日に4~5時間ほどでしたが、それよりも、大学4年の就活時期や受験勉強の追い込みに時間を費やしたいという考えから、卒業単位をいち早く多めに稼ぐことに注力していました。

 

それぞれの科目に対してスー過去一冊で対策しようと思うのですが、それを繰り返して行い、身につければ十分でしょうか?それとも別の問題集などで補填すべきでしょうか?

専門科目の問題集は基本的にスー過去で充分です。私自身、追い込み期間で過去問500に手を伸ばしたくらいで、他の問題集は買っていません。法律科目や経済科目でわからないことがあれば、問題集ではなく、解説系の参考書や導入本で理解を深めました。もし不安であれば、行政学や政治学関しては、「まるごとパスワード」のような暗記本を使ってみるのもお勧めです。教養試験は、スー過去よりも効率の良い問題集が多いので、自分好みの参考書を探すことをおすすめします。スー過去が馴染んでいるのであれば、もちろんスー過去で構いません。

 

去年(受験生時代)のこの時期(3月)の段階でどんな勉強をやっていたか。また1日にどのようなスケジュールで何時間くらい勉強していたか。

1週間で専門科目のスー過去を1周していた。また、覚えた知識を忘れてしまうこともあるだろうと判断し、弱点を重点的に行う勉強法ではなく、すべての問題に触れる形の勉強をしていた。勉強のスケジュールとしては、昼食をとりながら教養試験の科目、午後に法律系の専門科目を学習、夕方に再び教養試験の科目、夜間に経済と行政・政治学などの学習をしており、1日の勉強時間を予め決めていたわけではないが、平均で10時間程の勉強時間だった。

 

去年(受験先時代)のこの時期の段階で、勉強の進捗はどれくらいだったか(スー過去〜周など)。模試を受けていたら点数はどれくらいだったか。

専門科目はすべて一通りの学習を済ませており、経済系の科目は5周以上していた。教養試験は短期の詰め込みが可能と判断し、判断推理以外は2月から始め、3月の現時点ではそれほど進んでいなかった。模試は必要性を感じず、受験しなかった。

 

受験先の過去問(スー過去などではなく、過去問500など)はどれくらいの量を勉強したか。

過去問500の参考書は4月以降に始め、20周ほどしたスー過去に比べて少ないが、3周ほど勉強した。

 

苦手だった科目はあったか。あれば、どのように対策することを意識していたか。

数的推理が苦手だったが、これは早々に捨て科目として全く手をつけなかった。経済系の専門科目は捨て科目にできないので、「とにかく前進あるのみ、わからなくなったら解説、解き方を覚える、わからない問題もとりあえずはそのまま置いたまま」という強引な手法で公式を実践で覚え、スー過去学習していた。苦手科目では、「わからない、できる気がしない、焦りばかり募る」という状態になりやすいが、量をこなして慣らしていくことを意識していた。

 

論文や(もしあれば)専門記述は、いくつ論点を用意したか。また、どのように論点を選定したか。

寺本さんの小論文対策本に載っていた情報をすべて暗記した。

 

時事はどの参考書を使っていたか。また、参考書以外でも勉強をしていたか(ニュースや白書など)。

時事は、「速攻の時事」「みんなの時事テキスト」「せんせいの時事プラス」を使い、YouTubeでも「5分対策」などを見ていた。ニュースでの情報収集は、面接官に気になっているニュースを聞かれた時に備えて、軽く行うくらいで済ませていた。なお、気になっているニュースは深掘りされる可能性もあったので、目をつけたニュースに関しては、注意深く情報を精査し、自分の思ったことや、解決のために~すべき、そもそも○○ではなく××に着眼すべきではないか、などを箇条書きでメモしておいた。

 

面接対策はいつから始めたか。また最初は何から始めたか。

自己PRなど、公務員試験や民間企業両方の面接で共通している質問事項は、3月から考え始めた。公務員試験の面接対策に本気で取り組み始めた時期は、1次試験が終わった直後。民間企業の面接を経験して自信が得られたため、1次試験直後からの面接対策でも冷静だったのだと思う。

 

面接で聞かれた質問の中で、意表をつかれたor印象に残っている質問はあるか。

全部。面接カードの内容にひとつも触れず、小学生の頃の話を聞かれたかと思えば、集団面接での発言を深掘りされたり、脈絡のない質問や対策していない質問で翻弄された。

 

公務員試験で失敗した点、今から公務員試験をやり直すとした場合の改善点はあるか。

公務員試験をやり直ならば、とにかく睡眠時間をたくさんとるようにしたい。当時は、家族の介護を手伝っていたため、落ち着いて勉強できる時間帯が夜中だったこともあり、朝の5時に寝て、午前中の11時に起きる生活をしていた。介護に時間をさいた分、勉強時間が足りていないのではという不安から、睡眠時間を削った結果、あまりの眠さに集中できずに見落としが多発、むしろ学習効率が悪くなる一方だった。

 

今振り返って、公務員試験に合格するうえで1番大切なことはなにか。

睡眠時間の確保。日中は焦りや不安でいっぱいでも、寝ている間は何も考えなくて済む。勉強の集中力や効率をアップさせるためにも、負の感情から遠ざかって心を落ち着けられる時間を得るためにも、「寝る」という当たり前の行為を疎かにしないことが重要。

 

令和3年度の受験生は、この時期はどのような勉強をすべきだと思うか。

導入期は既に終わっている時期だと思うので、自分が頼もしいと感じる過去問題集をとにかく解いて、知識の定着を図る勉強法が良いと思う。

 

最後に受験生にメッセージ

受験勉強をするにあたり、この先、確実に不安が大きくなっていく。様々なサイトで深く考え過ぎるなと応援メッセージが記載されているが、私は不安を直視していても良いと思う。取り越し苦労と後の祭りなら、取り越し苦労の方が絶対に良い。不安を正面から見つめると、自分が何に焦っていて、それがどういう失敗に繋がりそうかを発見できるため、悪いことではない。負の感情を見つめながらの勉強だからこそ、続けていくうちに、不安は「私は逃げなかった」という記憶に変換されて積み重なり、本番では大きな自信となって味方になってくれるはずだ。無理に強がろうとしなくていいから、自分の不安に寄り添った勉強を続けよう。

 

 

前の体験記 | 一覧に戻る | 次の体験記