目次
【労働基準監督官】の体験記&アドバイスまとめ①
内定先:労働基準監督A(縁のない土地の労働局)
出身学部:文学部
現県庁職員⇒労基志望(※労基専願)
☆2020年採用試験スケジュール☆
- 労基A:【1次】8月2日(日)[筆記試験(教養、専門)、専門記述]
- 労基A:【2次】9月2日(水)[個人面接、適性検査、身体検査]
- 労基A:【局面接】10月13日(水)[個人面接]
【労基の試験対策】参考書・使用テキスト
教養
- 数的処理・・・畑中敦子の[判断推理・数的推理]頻出24テーマ速習BooK(2019)
- 時事問題・・・速攻の時事
- その他 ・・・国家専門職[大卒]教養・専門試験 過去問500[2020年度版]
専門
- 憲 法 ・・・クイックマスター(ほとんど問題集を回すだけ)
- 行政法 ・・・クイックマスター(ほとんど問題集を回すだけ)
- 労働法 ・・・公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 労働法
- 社会政策・・・公務員Vテキスト12社会政策(問題集含む)
- その他 ・・・国家専門職[大卒]教養・専門試験 過去問500[2020年度版]
労働法、労働事情(記述)
- 択一用テキスト、問題集で対応
- 実際に書く練習はなし
◎勉強過程◎
- 現役県庁職員で、残業の多い部署に所属しており、大学時代のような時間を確保できないため、特定の科目のみ勉強することとした。
- 受験申し込みをしたものの、まともに勉強をするモチベーションも保てなかったため、勉強を開始したのはゴールデンウィークが過ぎた頃であった。
~5月末
- 専門科目のみ勉強をしていた。さらに、専門科目でも主に労働法であり、たまに憲法、行政法を勉強する程度で、それ以外の科目はまったくと言っていいほど手を付けていなかった。
- 県庁受験時から3年のブランクがあったが、憲法、行政法はなんとなくの雰囲気で解けるパターンもあり、驚いたほどだった。これは、内容を理解しているわけではなく、試験に対する勘が染み付いて残っていたからだと思われる。
~7月
- 新型コロナウイルス感染症対策として一次試験が延期になったため、勉強する時間が増加した。この頃から、教養科目も判断推理、時事に絞って勉強することとした。
- 大学生時代も数的処理、判断推理は苦手であったが、意外と判断推理の勘が残っていることに気づき、この勘を活かして点を取ろうと過去問を解いた。教養科目については判断推理、時事しか対策していないといって過言ではない。
- ただ、文章理解は問題を解くという行為は行っていた。
- ※多忙なこともあり、一日の勉強時間が30分程度ということも多かった。
~8月
試験直前に労働法等の記述対策を少しずつした。しかし、基本的には択一対策であり、労働事情については大学時代に書いた労働に関連するレポートを読み返すなどした。
~10月
- 二次面接、採用面接ともに面接対策は完全に自力であったが、とにかく志望動機を固め、現在の仕事の経験をどう活かせるかを考えた。
- 8月に地元の労働局で開催された説明会には参加。
- 仕事が忙しすぎるということもあり、面接カード等を考え、書いたのは面接前日のことであった。
アドバイス
私が今回合格したのはかなり運に助けられたといって良いが、まともに試験勉強をせず、試験を攻略する方法を考え、それが功を奏した形となった。
その攻略方法は以下のとおり
【労働基準監督官】の体験記&アドバイスまとめ②
- 1次試験(教養、専門、記述)
- 2次試験(性格診断、身体検査、人事院面接)
- 採用面接(労働局の面接、内定連絡)
上記の試験ついての自分の体験・感想を述べていきます!
①1次試験(教養、専門、記述)
教養試験
教養科目、特に文章理解が易化していたのか、大学生時代も得点したことのない得点(教養科目約7割)を記録した。
時間をかければ解ける文章理解、資料解釈に時間をかけて大正解だった。
得点→27点
専門択一
やはり付け焼き刃の勉強ではまともに解けず、もっとも時間をかけた労働法ですら約半分の正答率であった。経済学は対策をしていなかったため、徹底的に捨てた。
得点→18点(自己採点)
専門記述(労働法、労働事情)
内容の精度を気にせず、字も読める程度の綺麗さでひたすら書いたため、途中で自分の思想も入ったと思うが、とにかく書ききった。
ちなみに帰りは18時過ぎくらい。
②2次試験(性格診断、身体検査、人事院面接)
性格診断、身体検査
健康診断と身体検査は指示に従ってやるだけ。
労基の人事院面接
個人面接
時 間:20分程度
面接官:男性3人
- 志望動機
- 特に携わりたい仕事はなにか
- 大学時代頑張ったこと
- なぜ今の仕事を続けないか
- 今の仕事で得たものはなにか
- コロナの時代に臨検をどう行うか
- 労基の仕事内容をどう思うか…等
③採用面接(労働局の面接、内定連絡)
面接の形式
- 会場:労働局
- 個別面接
- 1日2回×3日間で面接を実施する労働局
- 初日の初回に面接を行ったが、同じ時間に面接を受けた人数は6名
- 2部屋で開催
- 時 間:20分程度
- 面接官:男性3人
※形式は労働局ごとに全然違います。
聞かれた質問(採用面接)
- 志望動機
- 特に携わりたい仕事はなにか
- なぜ(縁のない)土地で働くか
- 大学時代頑張ったこと
- ストレス耐性はあるか
- ストレス解消方はなにか
- 運動はするか
- 大学時代頑張ったことはなにか
- 卒論のテーマはなにか、卒論での研究内容を仕事に活かせるか
- 出身地と異なる勤務で両親は大丈夫か
- 外仕事は大丈夫か
- 車は運転できるか
- 今の仕事で得たものはなにか
- 1月から働くか
感想
- 私以外全員ジャケットを着用おり、職員からも「ジャケットは?」と聞かれた(HPではネクタイ・ジャケット非着用で可と書いてある)
- 朝着替えるのを忘れ、カッターシャツの下にワインレッドのシャツを着ていた(面接後に気づいてかなり焦った)
- 人事院面接と同様、転職組であるのに大学時代のエピソードをいろいろと聞かれた
- 現在の仕事もあるため、4月からの勤務を希望すると回答
内定連絡
労働局からの合格発表について
まず、労働局から連絡があったのは採用面接後の合格の電話一本のみ。
希望通り初日の面接となり、合格の電話は当日の夜にかかってきた。
面接時に「当日中なんらかの電話は必ずする」と言われており
- 合格
- 不合格
- 面接がすべて終わってから合否を再連絡
とのことであったが、ありがたいことに①の連絡をもらった。
備考
労基Aの合格順位は200番台前半
【労基の採用面接の実態】労働局ごとに違うので受験生にアンケートを取りました!
→結果的に文章理解、資料解釈で満点を記録し、総合点の底上げにつながった
→労働法、憲法、行政法、社会政策のみ対策を行い、経済科目は完全に捨てた