目次
【横浜市・行政】の体験記&アドバイスまとめ
受験先は横浜市です!
今から二次試験と三次試験の面接の雰囲気を紹介します。
☆二次試験の雰囲気:@横浜市研修センター
- 大きな会議室に9個くらいブースがあり、1ブースにつき2人の面接官(マスク着用)
- 面接時間は15分、そのブースの3番目だったので30分くらい待ちました
- 荷物は控え室に置いておき、身一つで面接に向かいました
- 他の受験生と列を成して会議室に入る時、私は先頭だったので、飛沫がマスクから出ない程度に大きな声で「失礼いたします」と言ってお辞儀をしてから自分のブースに向かいました
- 受験生から見て左が女性30〜40代の方、右が男性40〜50代の方
- 顔確認だけマスクを外し、面接は2mくらい距離をとって受験生も面接官もマスクをしたままスタート
横浜市の二次試験の感想
特に圧迫されることはなく、普通の会話をしました。私は中学高校の部活(吹奏楽)の経験から、「緊張していても笑顔で、ここまで来たらもう腹を括る、堂々とする」ことを身につけていたのと、久しぶりに家族以外の生の人間と話せる!という嬉しさで、面接中少しテンションが高くなっていました。
(質問者が右の男性に移った時、「まだ緊張していますか?」と聞かれ、「少し緊張感を持っていますが、久しぶりにこうしてお話できるのが嬉しくて気持ちが高ぶっています!」と伝えたら「そうでしたか、そのままの感じで大丈夫ですよ。では、よろしくお願いします」と受け入れて(?) くださいました。)
他の筆記試験もまだ残っている時期で、しかも初の面接だったので、個人的には特に横浜市でやりたいことを詰め切れておらず、かなり不安でした、「君は横浜市で何がしたいの!どう活躍してくれるの!」というよりは、私自身がどんな人間なのかについて知ろうとしてくれていると感じました。
ですので、なるたけその思いに応えられるように、自分の素直な経験や考え方を、わかりやすく伝えるように気をつけました。自己分析をしっかりやっておくことは、非常に大切だと思いました。
あと、コロナの時期特有ですが、マスクをしたままで、2m離れていて、他のブースも話していたので自分の思っている3割増でハキハキ話さないと聞こえないと思いました。聞き直されることはありませんでしたが、私は面接官の質問が聞き取れず、聞き直すことが2回くらいありました。
☆三次試験の雰囲気:@横浜市役所
- 小さな会議室9部屋、一部屋に3人の面接官(マスク着用)
- 面接時間は30分、そのブースの2番目だったので30分待ちました
- 荷物は控え室に置いて、マスクも控え室で外して面接室に向かいました
- 受験生から見て左が男性40〜50代の方、中央が女性50〜60代の方、右が男性40〜50代の方
- 透明なパーテーションを挟んで受験生はマスクなし(面接官はマスクのままだったので、表情が読み取りづらかったです)、感染防止のため、パーテーションの前でだけ話すように言われました
→扉ノックからの「失礼いたします」は禁止、試験区分、受験番号、名前を言うのは着席してパーテーションの前に来てから(面接の前に案内がありました)
横浜市の三次試験の感想
特別区、国税、裁判所と3週連続!夏の公務員試験祭りが終わって1週間たたないうちに三次試験だったので、練習も十分できず、正直、準備不足で臨むことになってしまいました。ですが、二次試験の反省を活かし、横浜市でやりたいことについては調べて話せるようにしておきました。
ここで、「これは落ちた…」と思ったことがありました。併願先を聞かれ、第一志望は横浜市だと言った時の「あっ、そうですか」が、(いやホントは特別区なんじゃないの?) のように聞こえたのと、横浜市でやりたいことを深掘りされなかったことでした。
ウソをついてしまったことがばれてしまったのか、面接官はマスクで反応がよくわからなかったので非常に不安になりました。横浜市は特に倍率が高い印象だったので、これは落とされたなと思い、終わった後に落ち込みました。もう面接でウソは絶対つきたくないと思いました。
横浜市の最終合格順位
なので、蓋を開けてみると合格してたことには本当に驚きましたし、すごく嬉しかったです。一方、面接でどこを評価されたのかわからず戸惑いも少しありました。
最終得点と順位も通知に書いてあり、予想以上に高かったのにも本当に驚き、ますます戸惑いました。(最終得点は約85%、最終順位は上位15%以内)
【横浜市・行政】面接で聞かれたことまとめ
☆二次面接でされた質問
まず左、女性の職員の方
- 緊張されていますか
- 職歴(アルバイト)について、なぜそのバイト先を選んだのか、そこで得た力は?
- 志望動機
- (志望動機から)いくつかキーワードが出てきたと思いますが、その中で社会福祉(自分の専攻で、公務員を目指したきっかけとして話したため)について、専攻した理由
- どんな仕事をやっていきたいか
- (市民と直接関わるような仕事をしたいと伝えると)窓口業務など市民に触れないような仕事ができなくても大丈夫か、どうモチベーションを保っていくか
続いて右、男性の職員の方
- まだ緊張されてますか
- (まだ緊張感を持っていますが、久しぶりにお話できて嬉しくて気持ちが高ぶっていますと伝えると)そのままで大丈夫ですよ
- なぜ社会福祉なのに事務職なんですか
- (社会福祉で学んだ考え方は、社会福祉の現場以外でも必要であると思い、自分が事務職となって学んだことを活かしていきたいと伝えると)その考え方でいいと思います
- いじわるな質問しますけど、改善したいところの具体的なエピソードは?
- (高校生のときのことを話すと)それでも(面接カードに)達成感を感じたこととして挙げていますが、どうやっていったの?
- (エピソードが高校のもので古かったため)もっと最近のことで、合意形成を図ったことは?
- 友達関係の中であなたはどんな立ち位置ですか
☆三次面接でされた質問
まず左、男性の方
- 二次面接はどうだったか
- 志望動機
- 大学の部活でどんな力をつけることができたか
- 仕事にどう活かせると思うか
- 併願先
- なぜ特別区ではなく横浜?
- まだ志望するとこ迷ってる?、(横浜市は第二志望でしたが「いえ、横浜市が第一志望です」と言うと)あっ、そうですか
続いて右、男性の方
- (今日の面接について)今のところ、自然にできている(話せている)と思いますか
- 改善したいことの具体例
- (二次試験の反省を生かし、大学時代のエピソードを話すと)ほかには?
- 国税と裁判所(併願先)の理由を簡潔に
- どんな仕事をしたいか
- (地域振興に関する仕事をしたいと言うと)ほかには?
- 福祉職もあるがなぜ事務なのか
- 福祉職は考えなかったか
- 意見がぶつかったらどうするか
- (自分の意見も伝えつつ相手の意見も聞いて、妥協点を探っていくと伝えると)自分の意見と周りの意見のどちらが通ることが多いか
- 生活の中で悩んだことはありますか
最後に真ん中、女性の方
- 大学時代のサークル
- (○○部でマネージャーをやっていましたと伝えると)マネージャーってどんな仕事をするんですか?
- (部活動で)やりがいを感じたこと
- (部活動で)自分から提案したことはありますか
- (退部を考えていたマネージャーに対して、まずみんなでどうしてそう考えたのか話を聞こうと提案したと伝えると)話を聞く、ということだったが専攻(社会福祉)から学んだこともいかせた?
- アルバイトで大変だったこと
- (ホールのアルバイトで、閉店時間になってもまだ食事中だったお客様に対して、じわじわ焦らせて追い出すような行動をとった社員に、それはさすがにやり方が違うと思いますと意見した、と伝えると)その社員はどんな反応をしてた?、意見するのに勇気がいったでしょう(笑、もしかしたら苦笑だったかも)
【横浜市・行政】後輩へのアドバイスまとめ
筆記試験対策に関するアドバイス
独学用の勉強の仕方を解説している本を参考に、問題集を買って計画を立てて勉強していました。数的推理、判断推理、憲法から参考書を買い、ほんとにちょっとずつ(一日一問とか)6月ごろから始めました。10月に部活動を引退して、それから本格的に勉強し始めました。
横浜市は過去問をほぼ公表していませんが、他の試験の対策や横浜市用の模試を受験していれば充分だと思いました。
ただ、中学受験とかに出てきそうな、時事問題と絡めた問題(環境問題でブラジルの森林がどうこう、といった問題だった気がします、うろ覚えですみません)が出てきたのには驚きました。落ち着いて、常識的に考えればわかりますが、日頃からニュース(意外とクイズ番組も役立つかも笑)を見ていれば柔軟に対応できると思いました。
論文試験対策に関するアドバイス
基本的には特別区の論文を想定して、ネタ集めして、書いて、大学のキャリア支援課の方に添削していただいていました。始めた時期は2月ごろだったと思います。
横浜市は字数が限られているので、要点をまとめる力が必要でした。すべての試験の論文に言えることですが、読み手のことを考えて、言い回しもできるだけシンプルなのがいいと思います。
(余談ですが、自分の親が公務員なのと、添削してくださった職員さんが元都庁の方で軽く裏側のことも聞きました。受験生が書いた論文は課長級の方々に札束並の量が配られ、お忙しい仕事の合間に、ものすごいスピードで読んで合否を仕分けしているそうです。だからこそ、字を丁寧にとか、濃い目にはっきり書くとか、シンプルな言い方にするといった基本的なことが大事だと注意したくなりました。)
横浜市は図表の読み取って論じる問題ですが、中期計画で使われていた図がまんま載っていました(模試の予想問題がほぼ的中していました)。
論文のネタ集めの時は、横浜市ならではの課題は何か、ということを念頭に置きつつまとめていくといいと思います。論文のネタ集めは、面接で「横浜市でやりたいこと」を考えるときにもとても役に立ちます。筆記の勉強で凝り固まったアタマを少し休ませて、自分の将来像を思い描いて楽しく、面白がりながらHPを漁ってみてください。
面接試験対策に関するアドバイス
本なども2冊くらい読みましたが、個人的には「せんせいの独学公務員塾」を一番参考にしていたと思います(サクラではありません)。
特に面接カードでは、どんな言い方をしたら伝わるのかという所を知りたいのに、一歩間違えば受験生が丸パクリしてしまうためか、私が読んだ本にはあまり詳しく載っていませんでした。
その点、せんせいのサイトでは、構成から言い回しから要点がまとまって載っていて、私としては自分のニーズにぴったり合ったものでした。面接に対する考え方(「自分を売り込みに、営業しに行くんだ」という部分)も、自分の中で納得させられるものがあり、それまでと変わって、面接官側のように自分を客観視できるようになりました。
面接カードだけでなく、面接の想定問答もせんせいのサイトをかなり参考にして作りました。合格発表から面接までに時間があまりなく、コロナの影響もあり、オンラインでの一回だけしか練習できませんでした。しかし、せんせいのサイトを参考にして想定問答集を作る中で、今の自分を形づくっている過去の経験を振り返り、整理することができました。
お世辞でも、サクラでもなく、独学で頑張る人を全力で応援してくださる本当にすごいサイトだと思いました。
ただ、面接はやっぱり早め早めに準備し、練習するのが大事だと痛感しました。面接カードの添削、面接の練習は、自分の失敗している姿を人見られるので恥ずかしいですし、個人的には嫌でした。しかし、客観的に見てもらったことで試験へのモチベーションが高まり、次に活かそうと前向きにもなれました。自分の勉強の進捗状況と相談しながら、準備を進められるといいのかなと思いました。
面接カードの中身を簡単に紹介
- セールスポイント
→粘り強さ - 改善したいところ
→頑固 - ゼミ、得意科目・分野
→素直に書きました - 趣味・特技
→ちょっと珍しい趣味
→珍しい特技と補足説明 - 志望動機
→大学で学んだことや大学時代のボランティア活動の経験をもとにきっかけを書き、あとは市の魅力と今後の挑戦したい仕事的なことを書きました - 力を入れたこと
→中学高校の時の部活の話から大学部活、サークル活動について書きました - 達成感
→部活のことを書きました
添削は(コネでしかありませんが)公務員の親と、人事課にいた経験がある親のご友人に少し見ていただきました。横浜市は、受験申込時にESを提出しなければならず、そのことをすっかり忘れていた私はかなりギリギリの日程で作成したので、最低限のボーダーラインだと思って参考にしていただけたらと思います。
やっぱり面接で自分を盛ったり、嘘をついたりすると失敗してしまいやすいです。その人の人柄・本当の姿を見ようとしてくれるわけですから、素直に会話するということができるだけでも好印象だと思います!
良いアドバイスがありすぎたので、この方の体験談を読んでくれた方はそれだけで合格率が上がったと思います!
また、論文試験のアドバイスも非常に参考になりますね!
変にとがった意見なんて必要ないと思います。基本的なことができているとそれだけで好印象!
内容以前にまずは見た目が与える印象等を意識して、基礎的な部分を復習してみると、高評価がもらえるかもしれませんね!貴重なアドバイス本当にありがとうございました!
めちゃくちゃ細かく紹介してくれました….!!!感謝しかないです!
これから横浜市を受ける方は絶対に参考になると思います!!!!!
そのは政令市・県庁等、地方上級の試験を受ける方にも参考になると思います!