公務員試験のガクチカ!
アピールするネタがない…
こんにちは!ましゅーです!
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今回のテーマは【★学生時代に力を入れて取り組んだことの書き方】です!
⇒皆さん略して【ガクチカ】と呼んでいらっしゃいますよね!
実際に私も公務員試験用の面接指導をしたり、面接カード添削をしたりしていますが、ガクチカのネタが思い浮かばずに私に相談してくれる受験生も多くいらっしゃいます。
そこでこの記事で、ガクチカのポイントやコツを伝えていきますので、ガクチカで悩む皆さんの参考になればなと思っています。
目次
公務員試験の【学生時代に力を入れて取り組んだこと】
重要ポイントから紹介!
- 問われ方は多彩
- 内容よりも話し方や表情等の方が大事
- コンピテンシー評価型面接を意識する
ガクチカのネタや文章を用意する際に意識して欲しいポイントは上記の3点です!
それぞれ解説していきますね!
【公務員のガクチカ】①問われ方は多彩
- 【(1)会話チック・簡易的】
学生時代は主にどんなことに力を入れて取り組んでいましたか? - 【(2)指示が細かい・形式的】
学生生活、社会的活動、職業体験等において、どのような状況で、どのようなことに力を入れてきたのか、具体的に教えて下さい。 - 【(3)変化球・類似質問】
何か1つのことに熱中した経験があれば教えてください。
挫折した経験はありますか?
公務員試験の面接で面接官から質問を受ける際にも、面接カードを作成する際にも意識しなければいけないのは【★何が問われているのか】ということです。
上記の(1)~(3)はテーマは「ガクチカ」ですが、少しずつ問われているものが違いますよね!
書き方や文章構成等については後程紹介します。
【公務員のガクチカ】②内容よりも話し方や表情等の方が大事
2つ目のポイントは、内容よりも話し方や表情等の視覚・聴覚が与える印象の方が大事だよということです。
もちろん、内容を一生懸命考えるのも大事なのですが、それ以上に大事なのが見た目等の印象だと思います。
また、面接カードでも字が汚かったり、文字が細かすぎたりしたら印象が悪いですよね!
1つ目のポイントと意味は重複する部分もありますが、【★聞かれたことに答えつつ良い印象が与えられる回答を用意】していきましょう!
【公務員のガクチカ】③コンピテンシー評価型面接を意識する
公務員の面接試験では「コンピテンシー評価型」の面接手法が採用されています。
公務員として活躍できる人物像
『積極的に課題へ取り組んで、課題解決のために他の人と協力関係を築けて、どんな困難があっても任された仕事に粘り強く向き合って、学んだことを次に活かすことができる』
⇒こんな人が公務員として活躍できる人物像の中心になります。
行動特性をアピールしよう!
皆さんは成果等のすごさをアピールするのではなく、【★行動特性をアピールする必要がある】わけですね~!
目標や目的、課題を意識して自己分析してみる!
そこで、ガクチカのネタを作る時に意識して欲しいのは【★目標・目的(課題)】を大切にするということです。
何か目標や目的、課題があるからこそ、自分の行動が際立ちます。
ただ頑張っていたと伝えるのと、目標に向かって頑張っていたと伝えるのではわけが違います!
それに、目標があって一生懸命頑張っているからこそ、困難なこと(失敗や挫折等)があって、それに粘り強く向き合って…って、文章的にもまとまりができますよね。
公務員試験の【学生時代に力を入れて取り組んだこと】
一緒に回答を作っていこう!
- 【ネタ決め】
まずは舞台(ネタ)を決める - 【自己分析】
コンピテンシー評価型面接の突込みポイントの回答を用意してみる - 【回答文を用意】
問われたことに的確な回答をまとめていく
学生時代に力を入れて取り組んだことについて、上記の3STEPで自己分析していきましょう!
【ガクチカ自己分析】①まずは舞台(ネタ)を決めよう!
- 学業
- 研究・ゼミ
- アルバイト
- 部活
- サークル
- ボランティア
- 家事
- 勉強…等
まずは話の舞台である「ネタ」を決めていきます。
頑張ったかどうかは別として、皆さんは学生時代にどんなこと取り組んでいましたか?
可能であれば印象が良いものを選ぶ!
やっぱりできるのであれば、面接官へ与える印象がいい「舞台(ネタ)」を選んでいきたいですよね!
例えば、「チームスポーツ」「自治体主催のボランティア活動」、「公務員の仕事に関係のある専攻分野」などがあげられると思います。
自分が本当に頑張ってきたことをネタにする!
大事なのは面接本番で、自分がうまく話せるかどうかですから、自分が本当に頑張ってきたことをネタにしてみて下さい。
当たり前のことを当たり前に頑張るというのも魅力的なことで、こういう方って公務員にマッチしていると自分は思いますよ~!
ネタが無いと感じる方へ
どうしてもネタが無いと思う方は、とりあえず自分が取り組んだことをPICKUPして、次のステップ(自己分析)に進んでください。
そして、自己分析した後に誰かアドバイザーの方等(第三者)に話を聞いてもらうことが大切だと思います。
アドバイザーの方と話をする中でアピールできることや、印象の良い行動等が見つかってきたりもします。
自分ではなかなか見つけるのが難しかったりもするので、第三者に頼るようにしてみて下さい(^^)
【ガクチカ自己分析】②細かく過去を振り返ってみる
では、自分が選んだ舞台(ネタ)について、細かく自己分析していきます。
⇒回答を用意することが自己分析になります。
【一緒に自己分析】回答を用意してみよう!
- 具体的にどんなことをしてたのか(いつ(期間)、どこで、誰と、何を、どうしていたのか等)
- なぜそれに取り組もうと思ったのか
- 目標・目的・問題等はあったか
- ③を達成(課題解決)するために工夫して行動・努力した点はなにか(主体性)
- つらかったこと・失敗したことはあるか
- ⑤のときどう対処・行動したか
- これらの経験を通してどんな力が身に付いたか(学んだこと)
- 学んだことを今後どのように活かせるか
【+自分の立ち位置系質問】
- 自分のポジション、役割、役職
- 部長やリーダーは立候補か、他薦か
- その役割等で大変だったこと
- その役割をこなす中で心掛けていたこと
- その役職を通して学んだこと
自分が話す予定のネタ(舞台)については、上記のポイントについてすべて振り返っておきましょう!
【ガクチカ自己分析】③回答をまとめていく!
- 【(1)会話チック・簡易的】
学生時代は主にどんなことに力を入れて取り組んでいましたか? - 【(2)指示が細かい・形式的】
学生生活、社会的活動、職業体験等において、どのような状況で、どのようなことに力を入れてきたのか、具体的に教えて下さい。 - 【(3)変化球・類似質問】
何か1つのことに熱中した経験があれば教えてください。
挫折した経験はありますか? - 【(4)指定が抽象的で文字量が多い場合】
先ほど、紹介した(1)~(3)の回答を簡単にまとめて紹介したいと思います。
※実際に面接官から聞かれた際の回答例を紹介します。
(1)学生時代は主にどんなことに力を入れて取り組んでいましたか?
- 【抽象的な結論】
私は学生時代、「環境防災」の勉強に力を入れて取り組んでいました。 - 【具体的な説明】
(将来、県の防災関係の部署で活躍したいという思いがあり(目的)、〇〇という卒業研究を選びました。)研究室では、災害に関する知識を学ぶだけでなく、研究グループのリーダーとして防災関係の地域イベントやボランティア活動等にも積極的に参加しています。
※面接カードではなく面接の受け答えとして文章を作っています。
⇒コンピテンシー評価型面接なので、気になる部分は面接官が突っ込んでくれます。
(2)学生生活、社会的活動、職業体験等において、どのような状況で、どのようなことに力を入れてきたのか、具体的に教えて下さい。
- 【抽象的な結論】
学生時代は家事とアルバイト、勉強を並行して行うことに力を入れてきました。
- 【指定された部分の具体的な説明】
私は母子家庭で育ち、母親になるべく負担をかけさせたくなかったので、私がアルバイトをしながら家事を一生懸命こなすことを第一に考え、生活してきました。
そんな中でも、大学の専攻分野である「社会福祉」は真剣に学びたかったので、スケジュール管理を徹底し、勉強にも力を入れて取り組んできました。
※面接カードではなく面接の受け答えとして文章を作っています。
あと、面接官に良い印象を与えたいので、自分の良い人柄等が伝わりやすいように文章を作っていく必要があると思います。
(3)挫折した経験はありますか?
- 【抽象的な結論】
はい!高校時代に甲子園出場をかけた試合で負けてしまったことです。 - 【具体的な説明】
チーム一丸となって、朝から晩まで一生懸命練習に励んでいたのですが、結果が伴わず、挫折しそうになりました。
※面接カードではなく面接の受け答えとして文章を作っています。
⇒コンピテンシー評価型面接なので、気になる部分は面接官が突っ込んでくれます。
おまけで、面接カードのまとめ方についても触れておきます。
(4)指定がない×文字量が多い場合
中には細かい指示がなく、文字量の多い形式的な回答を求められる場合もあります。
⇒この手の面接カードは以下のポイントを意識して文章をまとめるとまとまりがある文章になりやすいです。
- 【ネタの提示(状況説明)】
具体的にどんなことをしてたのか(いつ(期間)、どこで、誰と、何を、どうしていたのか等) - 【目標の提示】
目標に向かって自分なりに工夫して、一生懸命努力していたことを述べる - 【困難だった点を提示】
目標達成に向けて、どんな困難(壁)があったのかを述べる - 【困難に対して自分が工夫した点を提示】
壁に対して、自分がどう行動したのかを述べる - 【結果を提示】
どんな結果になったのかを述べる - 【学んだことを提示】
どんなことが学べたのか、どんな知識・力が身についたのかを述べる - 【今後の意気込み】
(⑥まででOKですが、余裕があれば、学んだことを今後~こういう風に活かしていきたいと、意気込みを述べる)
特に②や④の部分で【主体性】をアピールするのが大事だと思います。
やっぱり「指示されたからやる」「周りがやってるからやる」等じゃあ印象最悪ですからね~!
この記事を書いた人
では、はじめていきますね!