目次
【裁判所事務官(大卒)】2020年度の合格体験記・アドバイスシリーズ!
【受験先・併願先】
- 国総 一次不合格
- 県上級 二次辞退
- 裁判所 最終合格
全体の勉強スケジュール
- 昨年の3月〜8月(1日3〜4時間)
- 9月〜12月(1日5時間)
- 1月〜3月(1日6時間)
- 4月〜筆記終了まで(1日8〜9時間)
筆記試験の対策方法・アドバイス
とにかく、苦手分野を潰していく勉強。出来る部分は直前に確認するくらいでした。
記述や論文の対策方法・アドバイス
論文
ニュースを日頃見ながら、考えを巡らせておく。
あとは、基本の書き方に沿って普通レベルに書けるように練習しました。
記述(憲法)
もともと法学部であるため、そんなに対策しませんでした。
筆記試験日の感想
国総
大学法人と並んだためか、試験会場は三割も埋まっていなかった。難易度は、過去問とそんなに変わりなかったように思います。
県庁
鹿児島県(6月28日)例年通り。特に思うところは無かったです。
裁判所
(8月9日)国般との被りにより、試験会場の受験者数は見た感じ2割位でした。裁判所が第一志望の私としては、正直幸いでした。
【裁判所】面接官の雰囲気や面接時間等(形式)
9月28日に面接。割と後ろの方だったので、対策も十分にでき、良かった。
形式
- 面接官と受験生、3対1で30分。
- とても和やかで終始笑いが起きてました。
- 深掘りされるかと思いましたが、面接カードに沿って、内容を確認するような感じでした。
【裁判所】面接で聞かれたこと・面接再現
①面接官(真ん中、40後半位、終始真顔)
- 裁判所までは、どうやって来たか
- 昨日はよく眠れたか
- 志望動機について
- 何故、法科大学院への進学を断念したのか(志望動機欄に院進学を諦めた旨を書いたため。)
- 法曹への志望は本当にもうないのか
- 最初、何故法曹を志望したのか
- 何故、法曹を諦めるのか
- 法曹を諦めた後、何故裁判所職員なのか
- 裁判傍聴を25回以上行っているとのことだが、記憶に残っている裁判はどんなものか
- その裁判について、どう思ったか
②面接官(左側、40前半位、終始笑顔)
- 趣味について(鉛筆画と答えた)
- どんな絵を描くのか
- どんな工夫をするのか
- どんな時に絵を描くのか
- どんな時にストレスを感じるか
- ストレス発散法は何か
- サークル活動について
- 後輩とはどんな接し方をしていたか(よく後輩とご飯に行っていたと書いていたため)
- 飲み会やサークル内でのイベントへの参加を遠慮する後輩へはどんな対応をしたのか
①面接官へ戻る
- 採用された場合、職場では1番の新人となるが、どんな意識で周りと接するか
- 刑事部立会での勤務を希望するとのことだが、希望通りの部署でなければどうするか
- 希望以外の部署の場合、どんなことを意識して勤務するか
- サークルの後輩達とよくご飯に行っていたとのことだが、周りからの評判はどうだったか(独りよがりの行動ではなかったのか?的な質問だと思います)
②の面接官に戻る
- 書記官任官を採用後5年以内と書いているが、この5年という数字はいかなる理由によるものか
- 鉛筆画を10年しているとのことだが、描き始める契機はなんだったのか
①の面接官へ戻る
- サークルの人数は何人いるのか(質問意図がよく分かりませんでした)
③の面接官へ(右側、30代位、終始真顔)
- 趣味にドライブとあるが、交通違反歴はあるか
- 採用された場合、先々転勤や離島勤務になることもあり得るが、大丈夫か
- これまで、他人と喧嘩したことがあるか
- 貴方はどんな風に怒るのか(ここで②の面接官が笑う)
- アルバイトの塾講師を5年しているとのことだが、身についたものはあるか
- 司法試験は本当にもう挑戦しないのか
②の面接官へ
- 大学は既に卒業されているようだが、去年の就活はどう行ったのか?
- 去年も裁判所は受けたのか?(受けたと答えたところ、少し好感触な反応)
- 4月より早く働くことは出来ないのか?(4月採用を希望していたため)→大丈夫と答えた
- アルバイトの引き継ぎを理由に挙げているが、本当に4月より早くても大丈夫なのか?
①の面接官へ
- 何か聞きたいことはあるか
→一問だけ質問し、①の面接官からのみ回答
【裁判所】面接の感想・アドバイス
感想
- 終始、和やかな雰囲気。時折、②の面接官の方が笑うことで徐々に緊張も解れていきました。和やか過ぎて、終わってから却って不安になるくらいでした。
- 質問内容は、面接カードに沿って、そこまでの深掘りはなかった印象。あっさりとしたものだった。書かれている内容の確認をするかのような質問が多かった印象です。
- 変に固くならず、聞かれたことに淡々と答えることを意識した。マスク越しなので、若干声を大きくしていた。
アドバイス
ポイント
- 変に取り繕わず、正直に答えること。
- 失敗経験に対して、前向きな考えを持っていることをPRする。
- 予想回答を覚えるのではなく、普通に面接官と話すこと。
最終結果(順位や筆記の得点等)
択一 51点
上位30%くらいで最終合格
採用面接・意向面談(電話)の流れ・感想
4月採用を希望したため、採用面接は年明けになるかもしれないとのこと。高裁以降の電話は未だ来ておりません。
裁判所、内々定らしきものはいただいておりますが、正式な内定は未だです。4月採用を希望したため(既卒です)、正式な電話は年明けになりそうです。
来年受ける方へアドバイス
- 来年は、倍率がとても高くなるのかなと思います。
(※2020年度は異常だったため) - 裁判所に限った話ではないと思いますが、最終合格を目標にするのではなく、採用枠内の順位で合格する必要があります。(目標は内定)
- 裁判所の筆記は、択一専門を満点ないしは9割取るつもりで勉強すると良いかなと思います。
- 面接に関しては、面接カードを色んな人に見てもらいながら作ること、あまり綺麗事を書きすぎないこと、聞かれたことに素直に答えることを意識すれば良いかなと思います。
最後に一言、これだけは絶対やっておこう!
説明会関係には、出来るだけ参加すること。
自己分析系は、他の人と一緒にやること。
これから受ける方はきっと参考になると思います!