目次
【公務員試験体験記⑤】2020年度の受験生からアドバイス
【受験先・併願先】
- 国家総合職(2次辞退)
- 国家一般職
- 国税専門官
- 神奈川県庁
- 特別区
勉強スケジュール
- 午前中3時間、午後5時間、夜2時間の10時間を目安に行っていました。
- 勉強スケジュールは、メモ帳やスケジュール帳に朝にやる教科を書き出しました。
- 大体10科目くらいで、一つの科目にかける時間も大体決めました。
(数的は2時間、自然社会科学は30分など!政治学行政学社会学は3日に1回、経営学財政学は2日に1回など完全にルーティン化)
対策で大変だったこと
教科が多い。専門科目はみんなしっかりとやっていると思うが、問題数の少ない教養科目をどの程度やるか考えるのが大変だった。
あまり時間をとる余裕もないので、早めに少しずつやっておいた方がいいと思う。社会科学も専門科目を学んでいれば重なっていることがあるが、全く重なっていない所もあるのでしっかりやっておくべきだ。冬くらいにそれに気がついて慌ててやったが専門などをする時間がなくなってストレスだった。
公務員試験対策の失敗、反省、アドバイス
民間を受けなかったこと
今考えても自分は民間を受ける精神的な余裕はなかったと思うが、少しでも余裕がある人は受けておくべきです。公務員試験の場合は数が少なくたくさん面接を受けられる訳ではないため、一発勝負感がある。なので、面接慣れのためにも一箇所は受けておいた方が、多少は精神的に楽になると思う。
後輩たちへのアドバイス、試験のコツ等
- 時間管理をしっかりすること
⇒教科数が多いので、どの教科をどの程度終わらせなくては行けないのかや、学部の授業、バイトなどの合間を使えるようにして欲しい - 人の意見を聞きすぎないこと
⇒私もそうだったが、自分の勉強法や勉強する時間、勉強量などは本当に人それぞれ。たくさんの人の意見を参考に自分に合うものを見つけて欲しい。目的は、勉強を長くやることではなくて合格することなので、コスパよくすることが大事だと思う
試験日(面接日や官庁訪問)の雰囲気、流れ 、形式等
- 県庁も官庁訪問も面接の類いは圧迫などなく穏やかに終わった(圧迫気味のところもあったみたいではある)。
- 今だから理解できるが、面接官はちゃんと会話のできる人間を求めていると感じたので、覚えたことを暗唱するようなことがないようにして欲しい。
- 私はキーワードや話したい内容を書き出して大枠で覚えるようにした。
- 県庁も国税専門官、国家一般の人事院面接は3対1だった。官庁訪問は防衛省のみの訪問でオンラインだったが、話す相手は2回変わったが、パソコンの後ろで3人以上は控えていたので結構たくさんの人が面接を聞いていたと思う。
面接で聞かれたこと
神奈川県庁
- 神奈川県庁(幹部面接)は、ネットなどの情報にもあるように、どのくらい神奈川県に興味があるのかなどを詳しく聞いてきた。
- 出来れば、インターンや、県庁に訪問して話を聞いた方が説得力のある話が作れると思う。
- 時間も30分と長いので、バイトや、今までの経験などは結構深堀質問された。暗記だけでは対応できないと思うし、想定問題を作ってもそれ以上を聞いてきた。色んなことを思い出しておくといい。
- 人によっては、志望動機の深掘りかガクチカなどの深掘りと分かれるが、どっちが聞かれたから落ちるとかはない。気にしないで欲しい。
国税専門官や国家一般職
- 国税専門官や国家一般職の人事院面接は面接カード通り。
- 都庁特別区や地方上級の対策をしていれば志望動機をかけるだけで大丈夫だと思う。
- ただ、時間が短いので地方上級よりも端的に答えて質問を待つ方がいいと感じた。
国家一般職の官庁訪問
- 官庁訪問は地方上級と同じく30分ほどだった。(本省ではなく機関を受けた)
- こちらも、対策は地方上級などをしていれば大丈夫だと思うが、志望動機はしっかり作っていた方がいい。どうしてここなのかはどこでも深掘りされた。
記述や論文対策のコツ
特別区や地上等の論文対策
- 特別区や地方上級の記述は、形式を決めておくと良い。
(問題文の定義→問題点→解決策→まとめ…的な) - その年に出るテーマの予想が10題くらいあると思うので時事でもしっかりみておいて欲しい。
- 記述は書けない人は本当何も書けないと思うので、苦手な人は3年の夏明けくらいから書き始めたほうがいい。
国税専門官等の記述対策
- 国税専門官は私は憲法を選択したが、一文問題が出される可能性が高いので、問題文がなんのことを言っているのか理解できるようにしておく必要がある。
- 理解できないと判例が出てこない。
- 内容自体は選択問題の解答を普段から読んでいれば繋げれば問題はないと思うが、不安な人は一度書いておいて欲しい。私は冬くらいから1時間くらい使って読むか書くようにした。
- 試験直前は、周りの人もあまり書けなく差がでないから、あまり力を入れなくてもいいといわれる論文が、意外と選択問題よりも不安になると思う。冬から1時間くらいであれば、選択の邪魔をしないし、理解も深まるのでやっておくに越したことはないと思う。