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【①特別区(大卒程度・事務)】2021年(令和3年度)の合格・不合格体験記シリーズ

 

 

【①特別区(大卒程度・事務)】2021年(令和3年度)の合格・不合格体験記

【受験先・区分】

特別区(大卒程度・事務)

私の簡単なプロフィールです↓
24歳 男性 既卒(1年での短期離職持ち)

 

【特別区合格体験記(2021年)】全体の勉強スケジュール・筆記アドバイス

私が公務員試験の勉強を始めたのは、受験前年の4月からです。特に4〜6月はコロナ禍真っ只中で、あまり集中してできませんでした。そのため、本格的に勉強するようになったのは、7月からになります。また、アルバイトをしながら勉強していたので、勉強できた日とできなかった日の差が大きいです。

勉強時間の目安として、7,8月は100時間/月、9〜翌1月は150時間/月、2〜4月は180時間/月 こういった感じで勉強していました。

以下、特別区に特化してお話します。

 

【教養試験】についてのアドバイス

まず、私は捨て科目を作りませんでした(唯一捨てたのは物理のみ)。理由として、特別区は①1科目あたりの出題数が多いこと(自然科学に関しては各2問出題される)、②特別区の難易度は他試験種に比べ比較的容易な問題が多いこと(たまに地雷あり)の2点が挙げられます。時間が許すのであれば、満遍なく触れることをお勧めします。ただし、全てやるのにはキリがないため、分野ごとに捨てた箇所はあります。例えば、私は文化史が苦手だったので、文化は一切勉強していません。こういったように、苦手な分野だけ捨てるのも手だと、私は思います。

また、数的と文章については、極力毎日勉強していました。やはり知能科目は日々の練習が大切であると思います。最初はできなくても、いつの間にかできるようになります。本当です。できなくても諦めす、最後まで頑張って欲しいと思います。

 

【専門試験】についてのアドバイス

まず、専門科目についても捨て科目はないです。11科目全てやりました。特別区の専門試験の大きな特徴は、問題選択制であるところであると思います。各5問ずつ出題されますが、全部やる必要ないです。簡単な問題だけやればいいのです。

私の作戦は、なるべく多く解くコア科目と、つまみ食いみたいに解くサブ科目を用意しました。法律が得意だったので、法律4科目をコアにし、経済と学系科目をサブにしました。また、本番は民法が難しすぎて、サブ科目に助けられました。こういうこともあるので、時間がある方はなるべく多くの科目を用意することをお勧めします。

 

【論文試験】についてのアドバイス

特別区の筆記試験で1番大切な科目です。いくら択一で高得点を取っても、論文でしくじると普通に落とされます。特別区の志望度が高い人はしっかり対策して欲しいと思います。

私は大体10〜15テーマほど準備しました。頻出テーマはもちろん、特別区の重点課題や時事的なテーマも用意しました(例えば児童相談所の開設など)。また、論文は書く練習が非常に大事です。最初は私も全く書けなかったですが、ひたすら練習しました。また書いて終わりではなく、他人に添削してもらうことをお勧めします。

あとは、模範解答を丸写ししないことです。ある程度の型を真似するのはいいと思いますが、内容はしっかり自分の意見を書いてください。

 

【全体の勉強スケジュール】

7月〜10月 択一対策
11月〜2月 択一対策、論文対策
3月 択一対策、論文対策、模試
4月 択一対策、論文対策、面接練習
5月 筆記本番、面接練習
6,7月 面接練習、面接本番

 

【1日の勉強スケジュール例】

  • 〇バイトある日
    7〜10時 知能科目
    10〜12時 知識科目
    12〜15時 専門科目
  • 〇バイトない日
    7〜10時 知能科目
    10〜12時 知識科目
    12〜18時 専門科目
    18〜21時 論文対策

大体午前中に教養をやりました。本番も朝一で教養があるので、本番に合わせて勉強していました。

 

【特別区合格体験記(2021年)】筆記試験の当日の流れ

基本的に都内の大学で行うのがほとんどです。感染症対策のため、割とゆったり受験できたと思います。はじめに軽く試験の説明があり、教養試験開始。その後昼休憩を挟み、専門試験、論文試験と続きました。専門と論文の間は短いので、ご注意ください。

 

【特別区合格体験記(2021年)】面接試験日の流れ

8時45分集合で大きなホールが控え室となっており、そこに受験生全員が集められる。①〜③の時間で分けられており、順番に面接していく。私は①の時間であったため、トップバッターであった。
名前を呼ばれ面接会場のホールへ誘導される。ホールはブースで区切られており、45個のブースがあった。扉はないため、ノックの必要はない。マスクをつけたまま面接をした。

面接官3:受験生1

 

【特別区合格体験記(2021年)】面接で聞かれたこと

1人目(真ん中 40代女性 笑顔で私の話しをしっかり聞いてくれる)

  • Q. 緊張しているか
    →少ししている
    →(面)普段のあなたを知りたいのでリラックスして話してください
  • Q. 3分間プレゼンテーションをお願いします
    →練習通り、飛ぶこともなくしっかり話せた
    →(面)落ち着いて話せてましたね
  • Q. 前職のお客様の不安てどんな
    →高齢者の1人暮らし、ひとり親の方
  • Q. どうやって聞き出したのか
    →お客様に合った商品を紹介する際に聞き出した
  • Q. その人たちにどうしたのか
    →その方々に合った商品を買ってもらい、喜んでもらえた
  • Q. 直接言われたのか
    →お店に連絡してくれた
  • Q. 接客してきたなら区民とも上手くやっていける自信があるか
    →自信ある
  • Q. 台風の時の職員はどう対応してくれたのか
    →こちらの不安を取り除く様心優しく案内してくれた
  • Q. 店舗運営のマニュアルは自分で作ったのか
    →はじめはチームで作り、その後従業員から意見をいただき、チームだけでなく上司も巻き込み行った

 

2人目(左 50代男性 終始真顔 声が小さくて一度聞き返してしまった)

  • Q. やり遂げた経験で困難だったことは
    →幅広い年齢の方への指示出し
  • Q. どう工夫したか
    →日々のコミュニケーションで得意不得意を聞いていた
  • Q. どうやって学んだのか
    →上司や先輩に聞きながら
  • Q. 新人の人に指示出されるのに反発した人はいなかったか
    →反発する人はいなかったが、信頼を得るのが難しかった。

 

3人目(右 40代女性 真顔と笑顔半々)

  • Q. サークルはどんなサークルか
    →特定のスポーツではなく月ごとに様々なスポーツをした
  • Q. 大学でやるのか、メンバーは学生だけか
    →大学内の施設を借りた、同じ大学内の学生で
  • Q. 何人集まったのか
    →多い時で40名(驚かれる)
  • Q. その中であなたの役割は
    →広報係として、活動風景を発信し、広めていた
  • Q. 学生時代は何を学んでいたか
    →法学部に在籍し憲法のゼミに入っていた
  • Q. その学びを仕事にどう活かしていたか
    →法令遵守意識が身についた。前職でもお客様を平等に扱い、会社のルールも守って仕事できた
  • Q. 特別区の課題は何か
    →デジタルの普及
  • Q なぜそう思うか
    →区で働く知人が高齢者に対し、デジタルのことで苦戦したと聞いたこと、私の祖父もワクチンの予約で苦戦していたこと
  • Q. どうすればいいと思うか
    →簡易的なものにする、デジタルの教室を開く
  • Q. 前の話に戻るが、台風の時はお爺様がいたのか(なぜ聞いたのか不明)
    →祖父がいた

 

1人目に戻る

  • Q. 今何か新しいことしているか(不意で少し黙ってしまった)
    →社労士の資格を取ろうと思っている
  • Q. なぜか
    →公務員として働く上で活躍できる資格であると思った
  • Q. ストレスはどう発散しているか
    →趣味の音楽、コロナ前はライブに行っていた
  • Q. 最後に意気込みをひと言
    →熱意をぶつけた
  • (面)落ち着いて話してくれましたね。以上で面接を終了します

ここで退出

面接時間25分 拘束時間1時間(人によっては2時間くらい)

 

特別区の面接を受けた感想

全体的に和やかで話しやすかった。圧迫はなく、こちらの話を真剣に聞こうとしてくれたので嬉しかった。面接官のような人と働きたいと思うほどである。

「3分プレゼンが流れを作る」というがこれは本当である。全力を出し切れたため、面接もスムーズに答えることができた。

 

【特別区合格体験記(2021年)】面接の対策方法・アドバイス

特別区の面接を左右するのは、3分プレゼンであると思います。プレゼンは徹底的に仕上げて欲しいです。実際私は自主練も含め、何十回も練習しました。面接自体は、プレゼンと面接カードに沿って質問されることがほとんどだったので、しっかり対策するといいです。

私は、せんせいの面接塾に入会していました。練習していて学んだのは、内容も大事ですが、それよりも表情や声のトーンなどの印象面であると思います。はじめは暗いと言われていましたが、練習を重ね、マスク越しでも笑顔が伝わるくらいには明るくなりました。

 

【特別区合格体験記(2021年)】最終結果(順位や筆記の得点等)

  • 択一の点数
    教養 27  専門 35
  • 最終合格順位 上位10%

 

【特別区合格体験記(2021年)】内々定までの流れ(採用面談の内容等)

最終合格発表の日のお昼に、第1志望区から電話にて連絡が来ました。
私は本命の他職種で内定を頂いたので、区面接は辞退しました。

 

【特別区合格体験記(2021年)】来年以降受ける受験生へ一言アドバイス

面接の時に意識していたことは、やはり笑顔です!!笑顔で話していれば、自然と自信もつきます。緊張するとは思いますが、頑張って下さい!!

 

 

 

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