国家一般職官庁訪問の体験を共有させて頂きたいと思います。
目次
【某本省】官庁訪問の体験記&アドバイスまとめ
某省本省の某分野で、3日目に採用のお話を頂きました。初日から2日間はWeb面接で各日3回の面接を行い、2日目の最後に現地での対面面接のお誘いを頂きました。
私は地方からの上京でしたが、ぜひ翌日に来て欲しいと言われたので新幹線で赴き、3日目は現地で面接をしました。そして、その日の4回目の面接で採用のお話を頂きました。
以下では実際に私が意識していたこと、聞かれた内容を綴らせて頂きます。お役に立てられると幸いです。
【某省庁の官庁訪問】意識していたこと
Web面接ではマスクがない分、表情を意識してハキハキ話していました。面接官の話に対して黙って聞くのではなく、オンラインでも「はい」と間に挟みつつ、相槌を打つこと、うなずくことを意識していました。
現地ではお互いにマスクを着けた状態でした。あまり表情が見えないということもあり、ただ口元で笑うだけでなく、目元や声色からも伝わるように意識していました。オンライン同様、面接官の話に対して「はい」や「なるほど」や「おぉ〜」というような相槌と反応は多めにして、面接というよりも“会話”しているという感覚を持って臨みました。
【某省庁の官庁訪問】質問の内容
また、聞かれた内容として、志望動機(省を志望する理由、分野を志望する理由)と併願先は全ての面接で聞かれました。特に併願先は志望順と理由までかなり詳しく聞かれます。
Web面接は計6回行ったのですが、1回目は訪問カードに沿った質問と自分の性格についての質問が中心でした。2回目以降も1回目と同じような感じで、大学で学んできたことの詳細や専攻の経緯、長所短所、アルバイト、実際にやってみたい業務、リフレッシュ方法についても、人によっては聞かれました。
【某省庁の官庁訪問】特徴的だった質問
中でも特徴的だったのは、併願先についての質問です。私は地元の県庁を併願先の1つとしていて、現在は最終結果待ちなのですが、それの手応えや実際に面接でどんなことを聞かれて何と答えたのか…というような質問をされました。
また、企業を受けるとしたらどんな業界で具体的な企業名まで聞かれました。正直、そこまで聞くの!?と思いましたが、戸惑いながらもありのままをお伝えしました(笑)おそらく、他の志望官庁として地元の出先を挙げていたため、本当は地元で働きたいのでは?と思われていたからだと思います。
【某省庁の官庁訪問】面接官の心を掴んだ質問
そして、この回答は面接官の心を掴んだな!と思えた質問は以下の2つです!
- 組織で働く中で必要だと思うもの
- 上京して働くことについて
①組織で働く中で必要だと思うもの
「①組織で働く中で必要だと思うもの」の回答として「自分の言動=組織の言動になるという意識を持つこと。それを意識し、常に自分の言動に責任を持って業務にあたることが大切だと思います」と返したところ、とても良い反応がありました。
相手からこの手の質問がなくても、自分のアルバイト等のエピソードにおいて「組織で働くこと」について気をつけたことや意識していることを話すと、良い評価に繋がるのではないかと思います。
②上京して働くことについて
また、「②上京して働くことについて」は、おそらく地元以外の勤務地を受験先にしている人は結構聞かれると思います。
これに対して、私自身が働く場所よりも業務内容を重視したいという思いが強かったため、「場所や土地にこだわりはありません。自分のやりたい仕事がある場所で住みます。なので上京することは全く問題ないです!」という感じで毎回言い切っていました。すると、1人の方に「すごいね〜、自分の働く場所が住む場所ってかっこいいね」って言われました(笑)なんだか恥ずかしい気持ちになりましたが、自分の強い想いとありのままの気持ちを伝えると、納得して下さいました。
【某本省】官庁訪問のアドバイス
以上のことを意識して計10回の面接を行ったところ、どの面接でも良い評価を頂けたと思います。最後に面接させて頂いた方(おそらくかなり偉い方)に、「これまで面接を担当した人たちの評価も高く、実際に私も今お話していてとても評価が良いです」と言って頂けました。
全ての質問にすんなり答えられた訳ではないですし、詰まりながら話した回数の方が多いと思いますが、やはり“ありのままの自分”を忘れないことが重要だと思います。
そして、せっかく志望先の職員さんとお話できる機会を頂いているのですから、その貴重な機会を“楽しむ”と思えることが大事だと、身をもって知りました。
私も緊張でガチガチになるかな…と、前日は朝を迎えるのが怖くて眠れませんでしたが、せっかくの機会を“楽しむ”というように意識を変えることで、初日からあまり緊張せずに臨めました。とにかく、こちらが笑顔でハキハキと、会話を意識していれば大丈夫です!
少しでもお役に立てられれば幸いです。
この体験記を読んでくれた皆さんはきっと何か『コツ』がつかめたのではないでしょうか。
マッチング面接が官庁訪問ですから、素直に、元気に、ハキハキ話すというのはものすごく重要で、これができるだけでもいい評価をもらえると思います。
これから官庁訪問に挑む方はぜひ参考にしてみて下さい!
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アドバイスと官庁訪問中に意識する点が非常に優秀なので、どんどん共有していきます!