公務員のライト
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【特別区の配点・ボーダーの真相】実は1.5次試験が…!?闇を皆で暴こう!分析結果をここに記す!

    特別区の試験配点と
    ボーダーのを暴く!!

    ボーダー・倍率、偏差値・難易度が大好きな『ましゅー』です!
     

    闇すぎて今まで触れてきませんでしたが
    受験生のために…ということで
    特別区のボーダーと配点についての解析結果を紹介したいと思います!

     

    実際の受験生からの試験結果の報告と、過去の実際のボーダー点をもとに色々紹介出来たらなと思います。私の予想というよりは、過去の受験生のすべてのデータとの整合性が取れるような採点方式を紹介したいなというイメージです。
    一筋縄ではいかない、かなり複雑な採点方式のようですので、参考程度に見ていただければと思います。
    ただ、だいたいの試験の難易度は確実につかめると思います。

    データがなければ解析はできないよ…ということで、ライブ配信やSNS等を通してたくさんの方にご協力いただきました。
    皆さん本当にありがとうございました!
    とりあえず今の段階で分かっている情報をすべてここに記します。

     

    更新状況

    11/22:2020年の最終合格者の情報を追加!
    11/23:2020年のボーダー・試験難易度考察を追加!
    1/13:記事一新!解析結果を見やすいように整理!
    5/3:2021年度(令和3年度)のボーダー点予想追加
    5/16:ライブ配信&2021年度(令和3年度)のボーダー点予想更新
    6/26:ボーダー情報⇒152点前後がR3のボーダー点?
    8/7:R3の特別区の最終合格ボーダー点は348点でした(New)
    (アンケートご協力ありがとうございました。)

     

    追記:2023.8.8
    2023年度の最終合格ボーダー点は412点でした。
    従来、320~330点くらいが最終ボーダー点だったのですが、かなり上昇していた形です。
    上位の順位で最終合格されている方は、筆記の点数が高い傾向にありました。
    そのため、上位で合格するためには筆記の点数もある程度重要かと思われます。
    ただ、中には筆記が80問中、40~45点くらいで、100位~300位で合格されてる方もぼちぼちいることから、やはり、論文と面接の配点はかなり大きいものだと思われます。

     

    特別区の試験難易度を伝えるために、以下の流れでボーダーや配点について紹介していきます!

    1. 結論
      ⇒配点やボーダーの解析結果を発表!
    2. 具体的な合格難易度
      ⇒何点取れば合格か、どんな評価をもらえば合格か等のビジョンを細かく紹介!
    3. まとめ
      ⇒ボーダーと配点の考え方のまとめを紹介!
    4. 前提条件
      ⇒解析に使った過去のデータ、解析条件を紹介!

     

    【特別区の配点・ボーダー】結論から述べます!

    特別区の試験配点1

    データを解析した結果、
    特別区の試験配点は、教養:専門:論文=60:60:180という説が有力となりました。

    今のところ、得点積み上げ式の説が力です!
    教養:専門:論文:面接
    ⇒1:1:3:6ということですね!

     

    【特別区の配点・ボーダー】解析結果のまとめです!

    まとめ
    • 試験配点は教養:専門:論文=60:60:180 (有力)
    • 1次の論文試験は2段階、もしくは3段階等に分かれている
      ⇒まずネガティブチェックがあるというイメージ
      ⇒論文試験の採点は2人、もしくは3人で行われている
      ⇒論文の配点が180なら①回目60点、②回目60点、③回目60点というイメージ
      ⇒教養:専門:論文①:論文②:論文③=60:60:60:60:60 (重要)
    • 教養+専門+論文①の試験結果(180点満点)でネガティブチェック(1次選考)を行う (重要)
      ⇒基準点(95~100点前後)未満は不合格確定(年によって変動はある)
      ⇒第一段階のネガティブチェックが意外に厳しい(下位40%くらいが不合格に)
    • 上記の試験で基準点(95~100点前後)overな方のみ②・③回目の論文の採点が行われる
      ⇒300点満点で160点前後が近年の合格ライン
      ⇒2020年は144点前後
      ⇒ただ、ボーダーを超えていても3人の採点者のうちだれか一人が足切り点なら不合格
    • 面接試験の配点は300点程
      ⇒面接で平均点くらいの人は180~190点をもらえる
    • 1次の結果と2次の結果の合計が330点を超えているくらいが合格ライン

    配点を公表していない!
    ⇒何か特殊な採点方式を使用している(重要)
    ⇒データ分析しましたが、これは間違いありません。

    本気で分析した結果、1次試験の中で2回以上の選考が行われている可能性がめちゃくちゃ高いです。

     

    【ポイント①】筆記試験の選考は2段階等に分かれている!

    特に筆記試験が2段階か3段階に分かれているというところがポイント。
    1次選考した後に、1.5次選考があって、それをクリアした人が筆記合格になるというイメージです!

    まず教養+専門択一+論文①の計180点満点で、ネガティブチェック(足切り)があると予想しています!
    具体的な説明はこれからしていきますね!

     

    【ポイント②】筆記も面接も加点方式である可能性が高い!

    特別区は偏差値等を用いて得点を決めているのではなく、単に得点を積み上げていく試験方式を取っている可能性が非常に高いです。
    ⇒小中学校の時のテストと同じです!

    ※公務員試験は平均点と標準偏差を用いて得点を標準化することが多いので、一応紹介しておきました。今から詳しく紹介するので、皆さんは変に意識しなくてOKです!

    今から大体の難易度が伝わるように、特別区の配点とボーダーの関係について、図や表を用いてわかりやすく紹介したいと思います。

     

    【特別区の配点・ボーダー】得点積み上げ式!

    特別区の試験配点1

    得点積み上げ式』について、皆さんが実際に試験を受けて、
    具体的に筆記で何点取ればいいのか
    論文や面接でどんな評価をもらえば合格か】等の難易度をお伝えすることが出来ればいいなと思っています。

    得点積み上げ式っていうのは、例えば、教養試験で20問/40問正解、配点が60点満点なら
    20問×1.5(配点比率)⇒30点(得点)
    こういうことです!

     

    【特別区の配点・ボーダー】180点満点でネガティブチェック!

    特別区の試験配点2

    得点積み上げ式の場合も、考え方は先ほどの偏差値を用いるパターンと同じで、
    まずネガティブチェックがあると思います!

    教養+専門+論文①の180点満点で95~97点を超えてない人は一発アウトなんだと思います。

     

    得点積み上げ式の計算方法について

    ちなみに、得点積み上げ式の得点の算出方法はものすごく単純です↓

    【得点積み上げ式】

    1. 教養の素点と専門の素点を足す!
    2. ①の値に1.5をかける!

    ⇒この値が筆記の点数です!

    論文は60点満点で自分がどれくらいとれているのか予想する形になります。

    筆記は合計素点に1.5を乗じるだけ(1.5というのは配点比率)、
    論文は60点満点で、そのまま自分の評価が得点にといった感じです。

    ⇒筆記の平均点が(22,22)~(24,24)だとすると、得点は(44×1.5=66点)~(48×1.5=72点)です!
    ⇒66~72点くらいが平均点だと自分は思ってます。
    (※注意:教養と専門それぞれ算出+それぞれ小数点以下切り捨てだと思います)

    小論文の平均点が30~36点/60点だったとすると、
    すべて平均点を取った方の得点は100点くらいということになります。

    要は自分の取った得点・素点がそのまま自分の持ち点になるということだな!

    そういうこと!
    この配点・考え方の場合、例えばH30年の試験結果はすべて整合性が取れるということになります。

    • 平均点が102点
    • 足切りボーダーが95~97点
    • ネガティブチェックで下位40%ほどがアウト
    • 筆記高得点の人はネガティブチェックに引っかかりにくい
    • 55問(82.5点)等、筆記そこそこ取れていても90点等で落ちている層がいる
    • 40問(60点)等で、平均点以下くらいの人の多くが90点前後で落ちている…等

    わかりやすく紹介するために、表を使って難易度を紹介したいと思います!

     

    素点が50以上の方のボーダー早見表

    特別区のボーダー表1

    ↑縦ラインが教養と専門の素点の合計
    ←横ラインが論文の手ごたえです。

    95~100点前後がネガティブチェックの点数かなと思っています。

     

    例えば、教養が24点、専門が28点なら、合計は52点!
    ⇒52×1.5=78点が自分の持ち点となります。
    52点(78)のラインで、論文がどれくらいできていれば合格かな~って考えてみて下さい。
    ⇒難易度的には、『論文が普通くらいかけていれば、110点前後ありそうですから、ネガティブチェックには引っかからなそうだな』と言ったところ。

     

    素点が50以下の方のボーダー早見表

    特別区のボーダー表2

    ↑縦ラインが教養と専門の素点の合計
    ←横ラインが論文の手ごたえです。

    95~100点前後がネガティブチェックの点数かなと思っています。

    ちなみに、2020年度の試験に関しては、少しネガティブチェックボーダーが低かったのかなと思います。私はだいたい90点くらいだと予想しています。

     

    基準点(100点前後)の点数を超えた人が1.5次の選考へ

    このネガティブチェックに引っかからなかった人が次の選考(2回目以降の論文採点)に進めると思います。
    優秀な方の答案だけを採点しようというイメージなんじゃないかと。

     

    また、94点や95点などの間に200人以上が滞在していることから、論文等の標準偏差(得点のばらつき)はかなり小さいと予測されます。
    じゃあ論文の平均点を30~36/60点とするなら、ほとんどの人はそれ付近の点数を取るということだね!
    (仮に34点を平均点とするなら、ほとんどの受験生は25~45点くらいの点数を取るということ)

     

    【特別区の配点・ボーダー】1.5次試験に進んだ人で300点満点の合否判別

    ネガティブチェックを乗り越えた人のみ
    教養+専門+論文①②③の計300点満点で1次合否判定を受けられるのかなと思います。

    近年のボーダーは160点前後ですが、2020年度に関しては144点前後がボーダーだったんじゃないかと思っています。
    (※ボーダー以上で落ちた方は②③の論文が足切りだったんじゃないかなと思います)

    1.5次試験で論文が厳しく採点されるといったイメージです!
    まぁ分かりづらいと思いますので、表を使って難易度を紹介したいと思います!

     

    素点が50以上の方のボーダー早見表

    ↑縦ラインが教養と専門の素点の合計
    ←横ラインが論文の手ごたえです。
    ※完璧などを取る人は100人に1人いるかいないかくらいだと思ってください
    ※基本的に論文の得点は54~126点/180点の間で推移すると思ってください

    160点前後が近年の1次のボーダー点です!

     

    さっきも言いましたが、得点がボーダーを超えているのに不合格だった方は、1.5次試験以降で足切り審査に引っかかってしまった人達だと思います。

     

    素点が50以下の方のボーダー早見表

    縦ラインが教養と専門の素点の合計
    横ラインが論文の手ごたえです。
    ※完璧などを取る人は100人に1人いるかいないかくらいだと思ってください
    ※基本的に論文の得点は54~126点/180点の間で推移すると思ってください。

    160点前後が近年の1次のボーダー点です!
    2020年度は明らかにボーダーが下がっていて、この表でいうと144点前後がボーダーなのかなと思っています。

    良かったら皆さんも自分の得点を見つけてみて下さい!
    その点数と面接の点数の合計で合否を決めますので、次は面接の話をしたいと思います。

     

    【特別区の配点・ボーダー】1次の得点と面接の得点で最終合否!

    特別区の試験配点3

    面接の配点は300点程だと思われます。

    また、1次試験合格者の平均点は、180~190点前後になりそう。
    ※2020年の結果では真ん中くらいの合格者の点数が380点ほどだったため
    面接試験の平均点は180~190点くらいだと予想することができます!

    面接に関しては自信があるわけではないですが、
    トップや下位の層との兼ね合いも完璧なので、このくらいの難易度であることは間違いありません。

    面接の配点がめちゃくちゃ大きいのは間違いありません。
    ココでいい印象を与えることが出来れは、筆記が全然出来てなくてもトップの合格が狙えます
    逆に、面接で失敗してしまうとどれだけ筆記が良くても合格は難しいと思います。
    2021年度の最終合格ボーダー点は348点でした!
    倍率は低くなりましたが、受験生の質が高まっているせいもあってか、合格難易度は例年よりも高いものになりました。

     

    面接の評価まとめ

    面接もおそらく『得点積み上げ式』だと思われます。
    そこで、以下のような採点方式を取っていると自分は思っています。

    【面接の評価(自信なし)】

    • 1人100点満点
    • 評定項目が5つ
    • 1つの項目ごとに5段階評価
      ⇒積極性(2点/20点)
      ⇒責任感(5点/20点)
      ⇒コミュ(3点/20点)…等
      計100点中13点等
    • 1人当たりの平均点は60点前後/100点
    • 面接で足切りレベルの人は0点という可能性もある?
      ⇒もしくはEの人は30点等と決まっているのかも
      (30点くらいしか得点をもらえてない方が500人/3000人ほどいるため)

    面接は直接人が評価してくれるので、いい印象を与えられるように頑張ろう!!、これに尽きると思います。

     

    面接の評価の細かい算出方法等については、はっきりって自信はないですが、Aが250~280点くらい、Eが30~40点くらいといった得点分布は大体このくらいだと思います!

    以下はH27年のデータ

    • 472点⇒17位
    • 459点⇒68位
    • 428点⇒249位
    • 199点⇒2616位(不合格)
    • 190点⇒2932位(不合格)
    • 受験者は計2972人です

    トップの合格を狙うなら論文で超高得点+面接で超いい評価を取らなければ難しそう。

    また新しい分析結果が出たら、そちらもどんどん更新していきたいと思います!

     

    【特別区の配点・ボーダー】やはり論文と面接の比重は大きい!

    特別区の試験配点1
    【特別区の配点・ボーダーまとめ】

    1. ネガティブチェックがある
      ⇒教養+専門+論文①(予想)の180点満点で95~100点前後が足切りライン
    2. 近年の筆記のボーダー点は160前後
      (2020年は144点前後)
      ⇒教養+専門+論文①②③(予想)の300点満点で、ボーダー点(毎年変動)を上回れば合格
    3. ボーダー越えで不合格は1.5次試験の論文足切り
    4. 面接の平均点は180点~190点前後
    5. 近年の最終合格ボーダー点は320~330点前後

    筆記(教養+専門択一)は、ネガティブチェックにも1.5次にも合格するための目安は周りを気にせず6割以上取ることを目標にしよう!

    また、論文と面接の配点が大きいので、特別区の試験に合格したかったら、ココに力を入れて取り組もう!

    特に特別区は3分プレゼンの雰囲気がめちゃくちゃ重要だと思います。
    きちんと対策すればいい評価をもらえると思いますので、面接対策は大事にしていきましょう!

    また、特別区は他の公務員試験と比べて、試験日が早い(5月頭)ので、論文や面接対策は早め早めを心がけて下さい!

     

     

     

    【特別区の配点・ボーダー】解析条件、過去のデータ等

    ※ここまで私が紹介した特別区の配点はあくまでも私の予想です。

    ただ、実際の試験データや過去の条件をもとに推測しているので、ある程度信ぴょう性は高いということだけは伝えたいです。
    その根拠となる情報を今から紹介していきますね!

    根拠に興味がない人は無理に見なくてOKです!
    ただ、2020年度の試験データ等は参考になる部分があるんじゃないかなと思います。

     

    【特別区の配点・ボーダー】2020年の最終合格者の情報

    ※2023年の分析では、412点が約3000位~500点くらいが1位という結果で、かなり同順位が多いということになりました。

    Twitterで2020年の最終合格点のアンケ―トを実施させていただきました!
    その結果をまとめて紹介したいと思います。
    ※一応、身バレ防止のため順位も点数も大体のものを紹介しています。

    【2020年の順位・得点まとめ】

    • 10位:490点前後(±1~2人)
    • 50位:470点前後(±3~4人)
    • 100位:460点前後(±6~7人)
    • 200位:445点前後(±9~10人)
    • 450位:420点前後(±18~20人)
    • 750位:400点前後(±16~18人)
    • 1140位:380点前後(±15~17人)
    • 1200位:378点前後(±15~17人)
    • 1300位:370点前後(±12~13人)
    • 1600位:347点前後(±10~11人)
    • 1680位:340点前後
    • 1740名が最終合格(恐らく2020年も330点前後)
    • 1830位:270点前後
    • 1960位:210点前後

    ()かっこの中は、1点プラスした時に順位がどれくらい変動するのか、大体の平均値を示しています。
    ⇒460点なら100位くらい、459点なら107位くらいといったイメージです。

    ただ、例えば114位は同順位が7名、121位は同順位が3名等、
    実力試験なので順位ごとの人数(割合)はまばらです。
    ⇒上記の表は特定防止のため、得点と順位を少しぼかしています。若干実践値とズレる部分もありますので、大体の目安としていただければと思います。

     

    【特別区の配点・ボーダー】2020年のボーダー・試験難易度考察

    2196名⇒1740名合格というだけあって、やはりボーダーはかなり低かったのかなとは思います。
    合格者、不合格者たちから話を聞くと、論文と面接の配点が高いのは確定です。
    ⇒例えば素点計40点前後で100位の人もいれば、1000位くらいの人、不合格の人もいます。
    ⇒逆に素点計55点以上で700番台の方もいれば、不合格の人もいます。
    ⇒やはり択一試験の重要度は極めて低いと思われます。

    中には30点前後(4割程度)で上位の方で合格されている方もいます。
    やっぱり論文や面接の評価が合否に大きく影響しそうですね!

     

    論文と面接の平均点

    ※得点積み上げ式で
    論文の平均点が180点満点で120点前後(※合格者の平均点)
    面接の平均点が300点満点で190点前後だと思われます。
    論文も面接も平均点くらいの人は310点程だと予想できます。

     

    何がポイントかというと、オレンジ色の枠の中にほとんどの受験生がいるということです。
    おそらく受験者の6~7割はオレンジの枠内の点数だと思います。
    (論文に関しては良い評価でないとそもそも1次試験合格できない)

     

    自分の素点×1.5=択一の得点
    例えば60点(32,28等)の人は、択一の得点は90点ということになります。
    上記の表の点数+択一の得点⇒最終獲得点
    こんなイメージでいいのではないかなと思います。

     

    大体の得点感覚

    先ほどの面接・論文の表で、ほとんどの方が240~360点を取ると思います。
    自分の択一素点と組み合わせてみると以下のようにあらわせます。

    おそらく2次受験者の択一の平均点は50点前後だと思われますので、
    2次受験者の中で平均点くらいの立ち位置にいる人は387点前後になると思います。
    ⇒この点数が約2200名の受験者の中で1100位くらいの点数だと思います。

     

    そして2020年度の最終合格ボーダーも330点前後なのかなと思います。

     

    【特別区の配点・ボーダー】筆記に関する重要情報

    【特別区の筆記の配点考察】

    1. (1)過去のデータ(受験者数÷2の順位の人の得点は150付近)より、1次試験の平均点は150点付近である可能性が高い!
      ⇒R2は143点が4867位/8121人、H30は151点が5693位/12718人、H29は151点が5500台/12683人、H27は149点が4593位/9712人
      (2)論文の足切り基準を超えた人の平均点が160程(こっちが有力)

      ⇒H30は約7500人/12718人が論文足切り回避
      ※ボーダー付近には1点あたり200人~300人が存在すると考えると3750位が160点くらい
      ※実際にこれくらい人が集まっているということは標準偏差が小さい(論文等は差がつきにくい)

      ⇒1次試験の配点は300~320点程だと推測できる
    2. 1次試験のボーダー点は例年160点付近(確定情報)
      ⇒2020年は明らかな難易度低下により144点。
      ⇒過去に180点で不合格となっている方がいるので、論文の足切りチェックは複数名で行われていると推測できる。
    3. 筆記の偏差値45の点数が136程&偏差値55の点数が164程
      ⇒(1)偏差値20~80に分布する方の標準点の式を使っている可能性がある
      ⇒(2)もしくは論文のみ得点積み上げ式(※①重要)
    4. ボーダーを超えているのに落ちている層がいる(確定情報)
      ⇒論文の足切り基準に引っかかっている人がそうなる(2020年も確認済み)
    5. 教養+専門が平均点くらい(45問/80問ほど)で合計得点90点前後で落ちている層が多い!(※②重要)
      ⇒85~95点で落ちる層は2000人/12718人(H30)ほどいた
      ⇒論文の採点方法が特殊、もしくは論文に関しては標準点を用いて採点していない
    6. 標準点ごとの得点分布のばらつきが明らかにいびつ(超重要)
      ⇒論文の足切り基準が厳しい
      ⇒100点未満で落ちている層が5000人/12718人くらいいる
      ⇒筆記試験の中で2回以上選考が行われている

      ⇒私は論文は60点満点×3人(回)の採点方式だと予想しています。
      ⇒教養+専門+論文①で1回目の選考があると予想
    7. 筆記で高得点の層(60問/80問以上等)は論文の出来が悪くても受かりやすい&変な順位になりにくい
      ⇒筆記の点数も一応、ネガティブチェックにそこそこ影響がある。

    ⑥が超重要でした。
    以下はH30の試験データです。

    • 92点:8371位
    • 94点:7893位
    • 95点:7653位
    • …(おかしい)
    • 138点:7259位
    • 141点:6800程
    • 145点:6600程
    • 146点:6528位

    95点~138点の間に400人しかいないというのは、得点分布的に明らかにおかしいです。
    ⇒まず間違いなく筆記の採点は2段階以上に分かれていると推測できます。
    ⇒その1段階目のボーダーが多分近年は95~100点くらいなんだと思います。

     

    【特別区の配点・ボーダー】面接に関する重要情報

    【特別区の面接の配点考察】

    1. 近年の最終合格ボーダー点は320~330ほど(確定情報)
      ⇒面接の配点もかなり高い
    2. 筆記に合格(160程のボーダーを突破)したのに総合得点が190点程の層(最低点の層)が存在
      ⇒仮に面接がA~Eの5段階評価だとすると、Eの人の標準点は30点程
    3. 総合合格順位1桁等の超優秀な方たちの総合得点は480~500付近だが、現実的な優秀層(上位300名ほど)の得点は420点程
      ⇒1次が優秀な方たち(素点60点以上かつ論文いい評価)の得点が210~220前後と予想すると、面接A評価の得点は240~270点程。
    4. 過去のデータより、
      得点積み上げ式で、300点が配点の平均点が180~190点くらいと予想できる

     

    【特別区の配点・ボーダー】条件・データから導き出せる答え(まとめ)

    まとめ
    • 試験配点は教養:専門:論文=60:60:180 (有力)
    • 1次の論文試験は2段階、もしくは3段階等に分かれている
      ⇒まずネガティブチェックがあるというイメージ
      ⇒論文試験の採点は2人、もしくは3人で行われている
      ⇒論文の配点が180なら①回目60点、②回目60点、③回目60点というイメージ
      ⇒教養:専門:論文①:論文②:論文③=60:60:60:60:60 (重要)
    • 教養+専門+論文①の試験結果(180点満点)でネガティブチェック(1次選考)を行う (重要)
      ⇒基準点(95~100点前後)未満は不合格確定(年によって変動はある)
      ⇒第一段階のネガティブチェックが意外に厳しい(下位40%くらいが不合格に)
    • 上記の試験で基準点(95~100点前後)overな方のみ②・③回目の論文の採点が行われる
      ⇒300点満点で160点前後が近年の合格ライン
      ⇒2020年は144点前後
      ⇒ただ、ボーダーを超えていても3人の採点者のうちだれか一人が足切り点なら不合格
    • 面接試験の配点は300点程
      ⇒面接で平均点くらいの人は180~190点をもらえる
    • 1次の結果と2次の結果の合計が330点を超えているくらいが合格ライン

     

    【特別区の配点・ボーダー】その他の予想情報

    全体の平均点と標準偏差を少しだけ予想してみました。
    予備校等に通っている方たちは高得点を取りますが、地方等から受ける意識の低い方もいれば、練習として受けようっていう方も多いので↓このくらいに落ち着くのかなと思います。

     

    特別区の平均点と標準偏差

    【平均点(※予想)】

    • 教養と専門は5~6割(20~24問)が平均だと予想
    • 論文試験は6割前後(100/180点)くらいじゃないかなと勝手に思ってます。

    基本的には教養22、専門21とかそれくらいに落ち着くのではないかと思います。
    (特別区は試験の時期も早く、併願先として受けるだけの方、練習で受ける方も多いため)

    【標準偏差(※予想)】

    • 教養:5~6
    • 専門:6~7
    • 論文:20

    ※ただの予想ですが、特別区の問題難易度や解答形式(選択解答式)を考慮するとこのくらいかなと思います。

     

    2021年度(令和3年度)のボーダー点予想💡】

    Twitterアンケートの結果や予備校のデータリサーチの結果を踏まえると
    教養の平均点はおそらく18~19点前後、
    専門の平均点は22~23点前後で落ち着くのではないかなと、※私は予想しています。
    予備校等の統計データはあてにならないので、気を付けて下さい。
    (毎年当たり前のように4~5点ズレる)

    そして、筆記試験の倍率も2~2.2倍前後となりそう…
    ということで、
    教養と専門の合計素点が42点程度あれば論文が普通でも合格できるといったくらいの難易度になると思います。
    論文が出来ているのであれば、昨年と同じように合計36点程度(得点率4.5割)から希望は全然あると思います。

    合計50点前後の方は上位の層になると思います。
    なので40点前後の人は全員合格圏内にいると思っておいて下さい。

    令和3年度の試験の場合、本記事のボーダー表を『★ネガティブチェックボーダー95点』『1次試験ボーダー150点』だと思って、チェックしてもらえれば、合格できそうかどうか判断できると思います。

    ※ちなみにですが、教養や専門の足切り点は公表されていませんが、恐らく満点の3割程度だと予想しています。(11点以下はアウト程度)

    ※あくまでも私個人の意見ですが、参考にしていただければ幸いです。

     

     

     

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