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【教養試験の捨て科目戦略】勉強しすぎは時間の無駄だ!公務員試験は満点を狙う試験ではない!

一緒に『捨て科目戦略』を練って
効率よく試験を突破しよう!

今回は公務員の教養試験における『捨て科目』の考え方について紹介したいと思います!

教養試験ってのようにたくさん科目がありますよね。
できるだけ効率よく勉強したいって思っても、何をどう捨てたらいいかわからないって方もたくさんいると思います。

 

それに『捨て科目』を作ることに対して抵抗がある方も多い印象があります!
現に受験生からの相談も多いので、一緒に捨て科目戦略を練ったりしています。

 

なんで自分がアドバイスできるのかというと、それは合格ビジョンが見えているからですね!
そこでこの記事で皆さんに基準や考え方を教えるので、一緒に捨て科目について考えていこうよっていう話です!

 

この記事を見ればきっと皆さんご自身で『捨て科目』の判断ができるようになると思います。

ではまいりましょう!

 

今回この記事では【大卒区分の行政職&専門職(技術・福祉等)】の一般的な試験について考察していきます。
国家一般職や国税・労基、都庁・特別区、県庁市役所ってこの辺りの捨て科目を考察していきますね!

 

※この記事では国家一般職や国家専門職、特別区、都道府県庁・政令市、市役所などの代表的な試験についての捨て科目戦略を紹介していきます。
※教養lightやSPI、SCOA等の簡易型の試験については、基本的に捨て科目等は意識せずに専用の対策本を使って対策しておけば問題ありません。

 

 

目次

【教養試験の捨て科目戦略】大前提!受験生ごとに違う!

まず大前提の話なんですけど、捨て科目の考え方や戦略は受験生ごとに違いますよね!

その人ごとに得意科目不得意科目が違いますし、そもそも受験先ごとにボーダーも試験形式も配点も条件が全部違うと思います。

 

【教養試験の捨て科目戦略】公務員試験は満点を目指す試験じゃない!

それに教養試験というのは満点を目指す試験ではありません。
そもそも満点を取れるように作られていないですからね!

 

今までの小中学校などの試験は基本的に満点を目指すのが当たり前だったと思います。
国語も算数も基本的には100点満点を狙って勉強しますよね!
でも、公務員の教養試験では満点を取る必要なんてまったくないわけです。

 

じゃあ何点取れば合格できるんだって話ですよね!

 

この合格ビジョンを把握するというのは、捨て科目戦略を練るうえでめちゃくちゃ大事になってきますので、ある程度の目安は絶対に把握しておかなければいけないと思います!

100点満点でも70点でも合格できるなら価値は同じですからね!

 

【教養試験の捨て科目戦略】何点取れば合格できる?

では、皆さん質問です。
自分が教養試験で何割くらいとれば合格できるか、このビジョンは見えているでしょうか?

 

究極な話をすると、40点満点中12点で合格できる試験で、40点満点なんて狙う必要はありませんよね!
明らかにオーバーワークですし、他に重要な試験科目があるのに教養にばかり勉強するのは非効率的だと思います!

 

当然、この合格ビジョン(試験戦略)というのも受験生ごとに違ってくるので、さっそくこの考え方・基準を紹介していこうと思います。

 

 

【教養試験の捨て科目の作り方】基本的な考え方と目安

【受験先の条件】

  • 試験形式
  • 試験の配点(傾斜)
  • 受験区分・職種

自分の合格ビジョンを見るにあたって重要になってくるのが↑こちらの3点です!

教養試験の科目を効率よく勉強するためには、本質的な部分の理解が必要不可欠だと思います!
合格ビジョンが見えているからこそ、『物理を捨てて、日本史は勉強して…』って自信をもって自分で判断できると思います!

 

だから合格ビジョンが見えている人からすると、『捨て科目を作る』という行為に不安なんて1ミリもないわけですよね(笑)

 

【教養試験の捨て科目の作り方】まずは出題科目の内訳をチェック!

※↑こちらはとある受験生が受ける教養試験の出題数の内訳(例)です。

なんといっても受験先ごとに教養科目の出題数も違えば、全問必須解答式だったり、選択解答式だったりと出題形式が全然違いますよね!自分が受ける予定の教養試験の出題科目については、だいたいの内訳を把握するようにしましょう!

※ただ、毎年若干出題科目の内訳は変動するので、だいたいの値と分野ごとの出題数を参考にしてみて下さい。
(例えば、法律が出ない年もあれば法律が2問出る年もあるので、細かい値を参考にしすぎずに『社会科学から〇問』みたいな感じで表を見ていただければと思います。)

 

↑こちらのページで、都道府県庁・政令市東京都特別区市役所国家一般職国税専門官労働基準監督官の出題科目の内訳をまとめています!

※独自方式についての解説はできません。この記事では上記の試験の一般的な考え方・基準を紹介していきます!

 

【教養試験の捨て科目の作り方】配点は受験先・職種ごとに違う!

受験先によって配点が違うと思いますが、公務員試験の配点は教養≦専門となっている場合が多いです!
この試験配点というものは自分の合格ビジョンを策定するうえでめちゃくちゃ重要な要素となるので、把握できてない方はこの機に絶対に把握しておきましょう!

 

政職の場合は、教養と配点に傾斜が無い場合もありますが、『教養<専門』となっている受験先も多くみられます。

術職や門職というのは、その名の通り専門的な知識・能力が重視されているので、基本的にはどの受験先も専門試験の配点が高くなっています。

 

それに実は公務員の試験というのは専門試験の方が高得点が狙いやすくなっているんですね!
逆に教養試験というのは高得点が狙いにくいように作られています。

 

なので効率よく合格したいなら『教養試験の勉強もほどほどに、専門試験で点を稼いでやろう』って思って対策に励むのが一番手っ取り早いわけですよね!

しかもこのような考え方の方が『安定した合格』が狙えるので、是非皆さんもこの考え方で試験に挑んでほしいなと自分は勝手にそう思ってます(笑)

※ただ、教養のみの場合は、ある程度教養で点数を稼いでいかないといけないですよね!

 

よく『6~7割取れ』って言うけど…

巷ではよく『6~7割取れ』って言う言葉を耳にしますが、これがどれくらい難しいのかという目安を簡単に紹介したいと思います。

例えば国家一般職の教養試験は『40問必須解答』というタイプで、A君は6割の24点B君は7割の28点を取ったとします。

例年の平均点と標準偏差をもとにすごさを表現してみると、A君の点(偏差値60程度)を取る人間は6人に1人くらいしかいませんし、B君の点(偏差値69程度)に関しては30人に1人くらいしかいません。

 

公務員の筆記試験なんて2~3倍前後のところが多いのにそんな高得点を狙う必要がありますか?って自分はそういいたいです(笑)
もちろん、高得点を狙うのは決して悪いことではありませんが、高すぎる目標設定は禁物ですよね!

 

地方の試験でも平均点や標準偏差がたいして変わらないので、例えば全問必須解答の試験で7割取ろうと思ったら至難の業です。
(試験形式や問題難易度にもよりますが)

 

基本的には教養試験で高得点を取るのは難しいので、専門試験で点を稼げるように勉強して欲しいなと思います!

 

教養の方が配点が高い場合もある(地方のみ)

ただ、地方の試験では例外もあります。
例えば有名なところで言うと『さいたま市』ですかね。
さいたま市は『教養:専門=1.5:1』と教養の配点が高く設定されています。
このような試験に関しては、対策方法を工夫していかなければいけないですよね!

 

【教養試験の捨て科目の作り方】区分・職種で合格ボーダーが全然違う!

先ほども少し触れましたが、公務員と言っても一般行政職、技術職、専門職、公安職…って色々な職種がありますよね!
実はこの職種ごとに合格ボーダー点の基準は全然違います!

例えば目安はこれくらいですね!

※この表はあくまでただの目安なので、参考程度に見ていただければと思います。
※当然、受験先の競争倍率や試験形式などによって必要素点は全然違ってきます。

そのそも問題の難易度が全然違ったりもしますからね。
国家一般職の問題と消防官の教養試験では難易度に大きな差がありますし
地方と国家でも基本的には難易度に差があります。

 

先ほども述べたように、基本的には配点が『教養≦専門』となってますから、教養はこの表くらいの点数を取っておいて専門試験できちんと点を取ろうよって言うのが自分の考えです。

 

行政職の目安は5.5~6.5割前後!

行政職は選択解答制の場合も含めてますので、基本的には少し高めに設定してます。
コレも当然受験先や専門試験の得点力によって全然違います!

なぜ行政職の教養のボーダー点が高いのかというと理由は2つあると思います。

  • 教養試験は行政職の方が点が取りやすくなってるから
  • 行政職方が教養倍率が高いから

特に社会科学などは行政職の専門試験と内容が被っているものも多いですよね!

 

また、文系科目と理系科目で比較した時に文系科目の方が基本的には出題数の割合が多いです!
なので、例えば技術と行政の受験生がそれぞれ同じ時間勉強したとしても、行政職の受験生の方が教養で得点が取れるようになると思います。

 

技術職は受験先・区分ごとに難易度に差がある

そして、技術職は基本的には筆記のボーダーは低めですが、技術の中でも合格難易度に差があります。
基本的に理がベースになっている区分はボーダー点がめですが、学がベースになっている区分はボーダー点が少しめといったイメージですね!
具体的に言うと、機械・電気・土木などが物理系、化学や農学などが化学系です!

 

※なので化学や農学区分で受験する方は行政職と同じくらいのボーダー点が必要だと思って、これから先の記事を読んでいただければと思います。

 

建築は受験先によって難易度が全然違うイメージです。
人気の自治体だと難易度が高めで、国家等だと難易度は低めと、こんな感じですね。

 

専門職も受験先・区分ごとに難易度に差がある

福祉職や労基等の専門職の試験についても基本的にはボーダー点が低めに設定されていますが、受験先や区分によってボーダーの変動が激しいです。
例えば、労基Aと労基Bというのは文系と理系で分かれていますが、教養のボーダーは文系区分が5割程度で理系区分が3割程度です。
こんな感じで受験先によって全然違うので、ご自身の受験先の筆記倍率等は要チェックです!

 

なぜ技術や専門職などの教養のボーダー点が低いのかというと、この理由は3つあると思います。

  • 将来、専門的な仕事を行うので『職務適性』が重視されているから
  • 専門試験の配点が高いので皆専門の勉強ばかり行っているから
  • そもそも採用側も人が欲しいから

基本的には単純に人手不足ということで、需要と供給の観点から合格難易度は低めになってます。

 

 

【教養試験の捨て科目戦略】合格ビジョンを見る!

【受験先ごとのボーダー点】

クリックするとYoutubeに飛びます。

自分が合格するために必要な点数の把握というのはめちゃくちゃ大事なので、↑の4つの動画(Youtube)もチェックしてみて下さい!

 

教養と専門の必要素点だけじゃなくて、最終合格に必要な点数や余裕を持った点数まで詳しく解説してるので、
きっと自分が教養と専門でそれぞれ何割くらいとれば合格できるのかというビジョンが見えると思います!

 

※ただ、地方公務員の試験に関しては、受験先ごとに条件が違いすぎるので、考え方のみを紹介しています!
※技術職に関しては、先ほど紹介した『合格ライン(目安)』の表を参考にしておけば基本的には大きなずれはないと思います。

 

【教養試験の捨て科目戦略】目標(実際に取る)点を決めるぞ!

この表に目標というか、絶対に取る点数を入れて下さい(笑)
今さっき動画を見てくれた皆さんなら何点取れば合格できるかビジョンが見えたハズです!

 

この点数がとれるならどんなとり方でも構わないというのは、皆さんもわかりますよね!
私は先ほどの動画で最終合格に余裕がある点数を示したハズです。
本当に面接が苦手な人でも私が示した点+1~2点余裕を持っておけば間違いないと思います。

 

※地方公務員で自分のボーダーが分からない人は『必須解答式なら教養6割』『選択解答式なら教養6.5割』をとりあえず目標にしてみて下さい。
これらの点数を取って落ちる試験はほとんどないですからね!
※『教養のみ』という試験形式をとっている自治体を受験する場合も、基本的には6~6.5割を目安にしておけば間違いありません!

 

合格できるならどんな点の取り方でも構わない』です!

 

 

【教養試験の捨て科目の作り方】目的達成のための『手段』は問わない!

【個人の条件】

  • 併願先の多さ(志望度)
  • コスパ(実際に解く問題数)
  • 得意・不得意科目

そして何といっても受験生ごとに得意科目や受験先の量なども違いますよね!

捨て科目の考え方についてわかりやすく紹介するために
今回は『ブタ君(行政職)』『ネコ君(技術職)』の2人のモデルを用意して、捨て科目戦略について考察していきたいと思います!

 

【教養試験の捨て科目の作り方】2人のモデルを用意しました!

ブタ君』は【大卒・行政職】志望で、【東海・北陸】出身。
特別区、国税、国家一般職(東海・北陸)、地方上級(東海・北陸)(筆記倍率2.5倍程度)、市役所の5つの試験を受けるとします。

 

ネコ君』は【大卒・技術職(土木)】志望で、労基は理工系区分、それ以外は土木区分で受験。
都庁、労基B、国家一般職、地方上級(全国型)、市役所の5つの試験を受けるとします。

 

【教養試験の捨て科目の作り方】まずは目標の点を整理しておく!

例年通りならまず間違いなくこの点数を取れば合格できる↑という点数を整理しておく!
(※当然、ボーダー点より1割程度高めに見積もってください)
専門試験に関しては、基本的に捨て科目等を作らずに、行政なら6~7割程度、技術なら4~5割程度は取れるように一生懸命勉強しておきたいところです。

 

ということで本番の教養試験では、だいたいこの表くらいの点数はとらなければいけないわけです。

 

だから次はどうやってこの点数(目標)を取ろうかなって頭を働かせるべきだと自分は思います。
この点数を取れば合格なわけですから、どんなとり方でも構いませんよね!

まんべんなく勉強して取った20点も、主要科目だけ勉強して取った20点も価値は同じだと自分は思ってます。

 

 

【教養試験の捨て科目戦略】併願先をヨコに並べてみる!

では、次は自分の受験先の教養試験の科目をすべてヨコに並べてみましょう!

※特別区は選択解答式ですが、とりあえず一般知識の出題数はトータルで考察していきます。


出題数の内訳が分からない場合は、メジャーなものを参考にしておけばOKです!

※ただ、独自型には注意が必要です!
人物重視の自治体等は、受験生の筆記対策の負担を減らすために『人文科学』と『自然科学』の出題数を減らしたり、廃止したり、『社会科学』を増やしたり、『地元の社会事情ネタ』をぶち込んできたりと、試験科目を変更している場合があります。
この手の試験というのは基本的に平均点が少し高くなってくるので、注意して目標の点数を設定するようにしてください!

 

【教養試験の捨て科目戦略】出題数をまとめてみる!

こうやって教養科目の合計や割合を見てみると、重要度が分かりやすいですよね!

もちろん毎年内訳は違うので、ざっくりした値ではありますが、例えばネコ君は1年間の試験を通して数的・判断推理だけで約66問も解かなければいけないわけです。
どう考えてもココはきちんと対策していきたいですよね!

 

逆に『数学』なんてほとんどの試験で出ないのに、一生懸命勉強するのは明らかにコスパが悪いですよね!
この手の科目は得意な人以外捨ててしまっても、まったく問題ないと思います。

 

ちなみに、受験先が同じなら、行政職や技術職などの職種は関係なく教養試験は共通のもので行われることが多いので、教養科目の重要度は基本的にほとんど人が同じになると思います。
(※国家は共通、地方はたまに違うことがあります)

 

では次は、捨て科目戦略をうまく練るために、重要分野重要科目コスパについて紹介していこうと思います。

 

【教養試験の捨て科目戦略】重要分野は?

行政と技術はだいたいこんな感じだと思います!
(それぞれ専門試験や小論文試験など、他の試験とのつながりも考慮してます)
※専門職については受験先ごとに重要度が違うと思いますが、基本的には文章理解、数的処理、社会科学あたりが重要です!

 

とにかく一般知能は超重要です!
試験トータルで考察してみると
『文章理解』と『数的処理』だけで全体の60%近くありますからね!

 

一般知識は3つの分野に分けられるのですが、やっぱり重要度が高いのは『社会科学』です!
最近は人物重視の自治体も増えて、『人文科学』と『自然科学』の出題数を減らしたり、廃止したりしている場合もありますし、何より行政職の方は専門対策とも範囲が被っているものが多いですからね!

 

技術職の方に関しては『自然科学』の重要度が高めかなと思います。
技術の方は専門試験で『工学の基礎』という科目がありますが、この科目の基盤となるのは『数学』と『物理』ですし、労基等の試験では『化学』の出題もあります。
専門試験と被る科目も多いので、コスパ的な意味も考慮して★×3つです!

 

【教養試験の捨て科目戦略】コスパの良い重要科目は?

基本的に↑これらの最重要科目は拒絶反応を示している人以外はすべておさえておきたいところです。
もちろん、受験先によっても重要度は変わってくるので参考のしすぎには要注意ですが、行政職で受験するってなってたらまずココから勉強を始めてほしいなと思います!

 

そして、『時事・社会事情』という科目は教養試験での出題数自体は少ないですが、『専門試験』や『小論文試験』、『面接試験』など、他の試験と密接にかかわってくるので、重要度は最上級クラスだと思います!

技術の方も似たような感じですね!
物理ベースの区分の方は『物理』は超重要ですし、化学ベースの区分の方は『化学』が重要になってきます!

 

【教養試験の捨て科目戦略】逆にコスパが悪い科目は?

次は文系理系関係なく、『ゼロから勉強を始める』という方をベースにコスパが悪い科目について考察してみます。

勉強難易度や勉強にかかる時間(コスト)に対して、成果(パフォーマンス)の得られにくさはこんな感じだと思います!
※これはあくまで、私の個人的な意見です!
※当然、大事なのは合格点を取ることなので、コスパが悪いからやらないという選択肢はナシです!
※受験先のボーダーや出題数等、必要に応じてこの手の科目も効率よく対策していく必要があると思います。

 

人文科学はコスパが悪い?

人文科学』については、世界史や地理といった科目は明らかに範囲が膨大で、他の科目との関連性も薄く、出題数も多いわけではありません。
第一、第二志望の自治体等で3問ずつ等と多く出題されるなら対策した方がいいと思いますが、国家系の志望度が高かったりする方は最悪捨てても問題ないと思います。

日本史や世界史に関しては、過去問で良く出ている部分だけをおさえておくというのも作戦の1つだと思います。
歴史やこれまでの世界の流れをおさえておくと、他の試験科目でも理解しやすい分野などもありますからね!

思想に関しては、行政専門科目の政治学などと範囲が被っているものもあるので、政治学を勉強する予定の方はコスパ〇だと思います。

 

自然科学はコスパが悪い?

自然科学』については、計算系の科目については習得までに時間がかかる場合も多いですし、出題数も多くないのでこの辺りは捨てても問題ないと思います。
ただ、物理や化学の中でも『暗記』で対応できる単元もありますので、この辺りだけは手を付けておくという考え方も大事だと思います!

生物や地学に関しては、基本的にやるかやらないかの差だと思いますので、安定した合格を狙いたい方はこの辺りの科目がオススメかなと思います。

 

何となく『科目ごとの重要度』を把握することができましたか~!

今から実際に捨て科目を作っていきたいと思います!

 

 

【教養試験で捨て科目を作る】点が取れれば何だってOK

大事なのは過程でなく結果です!
最終合格できるならどんなやり方でも構いません!

そんな中で筆記試験で、ある程度の点数を取らなければ合格できませんから、『取る必要があるなら嫌でも勉強する』、これに尽きます。

 

この点数は絶対に取りたいという点数をなるべく低く見積もりながら、出題数の表に記入してみて下さい!実際にブタ君とネコ君の得点戦略を例として紹介していきたいと思います!

 

ココまで紹介した科目や分野の重要度を踏まえて自分の目標の点数を取れるように、勉強する科目や力を入れる科目、捨てる科目をうまく振り分けてみましょう!
細かい出題数は毎年違うので、【分野ごと】にある程度取りたい点数を目標として設定するのがポイントになります!

 

【ブタ君(行政)】分野ごとに目標の点数を決めてみよう!

ブタ君の場合、だいたい6割くらいは取っておかなければいけませんから、ある程度はまんべんなく勉強する必要がありますよね!
(ただ、必須解答式で6割取れる人は偏差値55~60クラスです)

ブタ君の場合は、理科系科目が嫌いなので『数学』『物理』などの計算系科目を捨て科目にするみたいです。私も鬼ではないので、皆さんが拒絶反応を示している物理等の科目を強制的にやれとはいいません(笑)

 

今回は第1と第2志望だけ紹介していますが、自分の受験先の目標点をすべてまとめておくと合格率はきっと上がると思います!
ご自身の得意不得意に応じて、自分なりの得点戦略を練ってみて下さい!

 

俺は数学や物理は苦手だから一切やらないぜ。
理系科目は生物・化学・地学の暗記系の頻出だけおさえておくつもり!

そして、やっぱり数的や文章理解は重要だから、ここはきちんと勉強するぜ!
6割取れるならなんだってOKだからな!

今回は教養で6割という難易度の高い目標設定にしていますが、専門で7割取ろうっていう考え方で行くなら、教養は5~5.5割くらいでも合格できる可能性があります。
そのあたりは自分の受験先の配点や試験倍率に応じてうまく調整してみて下さい!

 

【ネコ君(技術)】分野ごとに目標の点数を決めてみよう!

ネコ君の場合は、人文科学は全捨てみたいですね!

実際にネコ君の場合は、第一志望も第二志望も16点くらい取れていれば合格ですから人文科学をすべて捨てたところで問題ありませんよね!
その分、数的や文章などの出題数が多い科目に関してはきちんと対策しておきたいところです。

 

今回は余裕を持って20点を目標に設定したぜ!
理系の俺は文系科目や暗記科目が苦手だから、数的や現代文で点を稼いでいくぞ。

日本史とか世界史は友達とかもやってないし、明らかに効率が悪いから俺は全捨て。
技術職の公務員試験はだいたい専門の配点が高いから、教養は4割~5割前後を目標にして専門でガッツリ点を稼いでいくぜ!

 

 

【教養試験で捨て科目を作る】まとめ

話をまとめると『受験先の条件』と『個人の条件』に応じて、目標の点数を超えるように勉強科目と捨て科目を考察していく必要があると思います。

 

受験先ごとに合格ボーダー点や出題される科目数が違い、受験生ごとに好き嫌いや併願先が違いますからね!

 

捨て科目戦略

捨て科目戦略
  1. 受験先の出題数をチェック
  2. 受験先の配点や合格ボーダー点をチェック
  3. 自分が実際に取る点数(目標)を決める
  4. 分野ごとに取る点数を決める
  5. 併願先の出題科目数や目標点を意識しながら勉強する科目・捨てる科目を選んでいく

捨て科目戦略の流れをまとめるとこんな感じですね!

目標点を取れるか取れないかが大事なので、捨て科目を作りすぎて目標点を超えられなさそうなら、ある程度は嫌いな科目でも勉強しなければいけないと思います。

 

【教養科目】重要度&コスパまとめ

別ページで教養の科目ごとの『重要度』と『勉強難易度』を一覧としてまとめているので、参考にしてみて下さい!

→【教養試験】出題科目まとめ

このページでも一応、行政事務と技術それぞれ画像だけ載せておきます!

 

行政事務(文系ベース)

※あくまで私と合格した先輩たちの意見をまとめたものです。
※人によって重要度や勉強難易度は違ってくると思いますので、参考程度に見ていただければと思います!

 

技術(理系ベース)

※あくまで私と合格した先輩たちの意見をまとめたものです。
※人によって重要度や勉強難易度は違ってくると思いますので、参考程度に見ていただければと思います!

 

ましゅー先生からアドバイス

目的は最終合格することで、この目的を達成できるなら教養はどんな点数の取り方でも構わないということになります。
受験先の試験配点や試験倍率、出題形式等の情報をきちんとチェックして、どの区分でも合格できる、かつ効率のいい教養試験の捨て科目戦略を練っていきましょう!

 

なんどもうるさいようですが、捨て科目戦略というのは受験生ごとに全然違いますから、自分オリジナルの得点戦略を練っていきましょう!

 

この記事を書いた人

 

 

 

6件のコメント

地方の自治体で採用予定数より多く合格者をとるパターンは多いのですか?

国家等と比べると比較的少なめかなと思います。
優秀な受験生がいなかったら、合格者が採用予定数より少ないことも多いですからね。

とても参考になります‼︎地方上級の筆記試験と国家一般の筆記試験は国家一般の方がずっと難しいですか?対策方法も教えてください!

ありがとうございます(^^)

教養試験の難易度については、地方は簡単~普通、国家は普通~ちょい難といった感じですかね。

専門試験は、地方の方が科目が多いという意味でも対策等含め難しいと思います。
(※地方は受験先ごとにシステムが違うので一概には言えない)

基本的には、公務員試験対策専用の参考書を繰り返し解いていくという形になると思います。
独学者にオススメなのは『スーパー過去問ゼミシリーズ』ですが
最近は独学者の方も『メルカリ』等で、TACさんなどの参考書(中古)が手に入ったりするので、そういうものを買って、繰り返し解くのもアリだと思います。

記事拝見させていただきました。
とても参考になりました。
国税は教養、専門で素点何点ぐらいがボーダーになるのでしょうか。
また、教養の捨て科目はどの科目になるのでしょうか

ありがとうございます!

国税のボーダー点はこれくらいです↓
https://senseikoumuin.com/zeiritsu/#i-3

捨て科目は主に、人文科学や自然科学になるとは思います。
ご自身の得意不得意科目にあわせて調整してみてほしいなと思います。

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